四半期報告書-第82期第3四半期(令和3年7月1日-令和3年9月30日)

【提出】
2021/11/12 15:04
【資料】
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【項目】
42項目
(1)経営成績の分析
当第3四半期連結累計期間における世界経済は新型コロナウイルス感染症の拡大状況や経済対策の動向により、各国の景気回復にばらつきが見られました。米国では新型コロナワクチンの普及による防疫措置の緩和に加え、大規模な財政政策を受けて景況感が改善したものの、感染再拡大の懸念、サプライチェーンの混乱などから回復ペースが鈍化しました。欧州、南米諸国でも新型コロナワクチンの普及とともに行動制限の緩和が進んだことで持ち直しの動きが広がりました。一方、中国では原材料価格高騰や電力不足を背景に減速の兆しが見られました。また、東南アジア各国では感染症の拡大を抑えることができず、経済活動が大きく制限されました。
我が国でもワクチン接種率の上昇とともに、経済活動の再開が進んだことで企業の景況感に改善が見られました。
このような経済情勢の中、当社グループは感染予防対策を徹底しつつ、顧客要求への機動的な対応を継続した結果、すべてのセグメントで増収増益となりました。
当社グループの連結売上高は、440億30百万円(前年同期比18.5%増)、営業利益は35億32百万円(前年同期比66.5%増)、経常利益は39億15百万円(前年同期比59.5%増)となりました。また、米国の連結子会社において米国中小企業向けの「給与保護プログラム(Paycheck Protection Program、通称PPP)」を活用した融資を受けておりましたが、政府当局から当融資の債務を免除する通知を受けたことにより、5億8百万円を債務免除益として特別利益に計上いたしました。親会社株主に帰属する四半期純利益は、32億26百万円(前年同期比92.4%増)となりました。
セグメントごとの経営成績は次の通りであります。
◆アジア事業
[産業資材事業]
国内の建機・農機メーカー各社における生産台数が高水準を維持している中で、環境問題に対応するための需要が旺盛なことから、尿素SCR用モジュール・タンクの販売が好調に推移いたしました。また、中国では政府による公共投資に一服感がありながらも現地建機メーカーの生産台数は高止まりしており、当社の販売も高水準となりました。これらの結果、売上高は134億39百万円(前年同期比22.0%増)、営業利益は21億14百万円(前年同期比45.2%増)となりました。
[スポーツ・建設資材事業]
陸上競技場や体育館などの文教施設における改修、新設物件の受注が順調なことから、陸上競技用トラックの「モンドトラック」(全天候型ゴム製トラック)および体育館用床材「タラフレックス」(弾性スポーツシート)をはじめとしたスポーツ関連の販売が好調に推移しました。一方で、民間の設備投資が引き続き低調であることから鉄道駅舎向け「エーストン」(ノンスリップタイル・点字タイル)、大型ショッピングモールをはじめとする各種商業施設向け「スーパー・マテリアルズ」(大判セラミックタイル)の販売が減少しました。これらの結果、売上高は67億75百万円(前年同期比8.7%減)となり、営業利益は4億9百万円(前年同期比30.8%減)となりました。
[その他事業]
イタリア製スポーツアパレル「MONTURA」は、Web広告の拡充からEコマースでの新規会員の獲得により、オンライン販売が増加しました。また、行動制限の緩和に合わせ、催事店の出店をはじめとする販促活動により、実店舗における販売が増加しました。これらの結果、売上高は4億53百万円(前年同期比7.8%増)となりましたが、営業費用を吸収するに至らず、営業損失は74百万円(前年同期は1億10百万円の営業損失)となりました。
以上のことから、アジア事業全体の売上高は206億68百万円(前年同期比9.6%増)となり、営業利益は24億49百万円(前年同期比26.4%増)となりました。
◆北米事業
飲食店を中心とする外食産業での積極的な設備投資が続いたことで、飲料用ホースの販売が増加しました。加えて、インフラ、農業、製造業においても需要が持ち直し、各種産業用ホース・継手の販売が増加しました。また、依然として堅調なDIY需要、巣ごもり需要に対応すべく、住宅外壁塗装用の「ペイントスプレーホース」製造ラインを増設し、生産性の向上に努めたことが増収増益に寄与しました。これらの結果、売上高は203億78百万円(前年同期比25.9%増)となり、営業利益は15億82百万円(前年同期比81.6%増)となりました。
◆欧州事業
域内横断的な行動制限の緩和に伴い、経済活動が活性化したことから、スペインとアルゼンチンに拠点を置く製造販売子会社において消防機関向け消防用ホース・ノズル、灌漑を含む農業分野向けレイフラットホースの販売が増加しました。これらの結果、売上高は29億83百万円(前年同期比40.3%増)となりました。また、昨年実施した減損処理およびスペイン製造販売子会社の固定費削減により収益性が改善されたことから、営業利益は2億20百万円(前年同期は1億14百万円の営業損失)となりました。
(2)財政状態の分析
当第3四半期連結会計期間末の総資産は前連結会計年度末に比べて10.0%増加し、504億94百万円となりました。
これは現金及び預金が11億16百万円増加した他、受取手形及び売掛金が9億97百万円増加したことによるものです。
負債合計は前連結会計年度末と比べて0.4%増加し、233億円となりました。これは主に電子記録債務が4億56百万円増加したことによるものです。
純資産合計は前連結会計年度末に比べて19.7%増加し、271億93百万円となりました。これは利益剰余金が29億37百万円増加した他、為替換算調整勘定が13億79百万円増加したことによるものです。
(3)キャッシュ・フローの状況
当第3四半期連結会計期間末における現金及び現金同等物の残高は前連結会計年度末より11億16百万円増加し、
84億26百万円となりました。
当第3四半期連結累計期間における各キャッシュ・フローの状況とそれらの主な理由は以下のとおりであります。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動の結果、37億47百万円の増加(前年同期は39億92百万円の増加)となりました。これは主に税金等調整前四半期純利益44億13百万円、売上債権の増加額6億78百万円等が要因であります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動の結果、9億76百万円の減少(前年同期は15億37百万円の減少)となりました。これは主に有形固定資産の取得による支出9億50百万円等が要因であります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動の結果、20億36百万円の減少(前年同期は1億円の減少)となりました。これは主に長期借入金の返済による支出21億59百万円等が要因であります。
(4)会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定
当第3四半期連結累計期間において、前連結会計年度の有価証券報告書の「経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析」中の、重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定の記載について、重要な変更はありません。
なお、新型コロナウイルス感染症による影響についての仮定は、「第4 経理の状況 注記事項(追加情報)」に記載しております。
(5)経営方針・経営戦略等
当第3四半期連結累計期間において、当社グループが定めている経営方針・経営戦略等について重要な変更はありません。
(6)優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題
当第3四半期連結累計期間において、当社グループの優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題について重要な変更はありません。
(7) 研究開発活動
当第3四半期連結累計期間の研究開発費の総額は2億90百万円であります。
なお、当第3四半期連結累計期間において、当社グループの研究開発活動の状況に重要な変更はありません。

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