訂正有価証券報告書-第22期(平成26年3月1日-平成27年2月28日)

【提出】
2015/11/19 9:29
【資料】
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【項目】
123項目

研究開発活動

当社グループにおける研究開発活動は、在外連結子会社の平成科技股份有限公司が行っており、当連結会計年度における活動状況は以下のとおりであります。
(1)方針および目的
当社グループの経営方針に沿って、経営の目標を達成するため、主に在外連結子会社である平成科技股份有限公司は研究開発部において製品の研究開発を行っております。
同社は、グループ会社や顧客向けに、IP機器や産業用PC、KIOSK端末、POS端末、メディアストレージ等の開発製造・受託製造を行っており、当社のアプリケーションとハードウエアを併せ、ソリューションとして提供できる新製品の開発に注力しています。これまで、「MOT/PBX®」「MOT/Mini®」、「MOT/Server®」等のIP機器や、タッチパネル式券売機「VALTEC® TK-1900」を製造しているほか、顧客向けにODM※1にて受託製造も行っており、PCIエキスプレスカード※2やUSB3.0ハブ、USB3.0カードリーダー、USB3.0ハードケース、タッチパネル式産業用PC、KIOSK端末、POS端末等を製造・開発しております。
※1 ODM (Original Design Manufacturing:顧客先ブランドでの受託製造で、受託者が製品の設計から開発までを行う)
※2 PCIエキスプレス (PCI Express) PC向け入出力インタフェースの一種
(2)事業展開との関連
ネットワーク関連事業において、当社の主力製品であるIP機器やKIOSK端末、POS端末を製造している一方、IT関連事業において顧客向けにはKIOSK端末やPOS端末、等を製造販売や、受託開発を行っております。
受託開発は、当初OEM※のみ行っておりましたが、顧客のニーズに的確に対応するために顧客に製品の仕様や製造する製品のイメージや概念の提供を受けて、弊社側で製品の設計やチェック、試作、製造を行うODM事業も始めております。
※OEM (Original Equipment Manufacturing:顧客先ブランドでの受託製造で、委託者が製品設計から開発までを行う)
(3)主な研究・技術開発の内容
①ネットワーク関連事業
当社のアプリケーションと併せて販売するIPコミュニケーションサーバやKIOSK端末、POS端末等のICT機器の製造開発を、平成科技股份有限公司では行っております。
当連結会計年度の重要課題は、IPコミュニケーションサーバとKIOSK端末の製品開発になります。IPコミュニケーションサーバは、最新機種「MOT/PBX® M-V2」を開発・販売を行いました。また、KIOSK端末としてタッチパネル式券売機「VALTEC® TK-1900」の開発・販売を行いました。
②IT関連事業
当社のアプリケーションと別に販売する産業用PCやPCIエキスプレスカードやUSB3.0ハブ、USB3.0カードリーダー、USB3.0ハードケース、タッチパネル式産業用PC、KIOSK端末、POS端末等のICT機器の製造開発、受託開発を、平成科技股份有限公司では行っております。産業用PCにおいては、機電システムの統合能力が高く評価され、海外において新製品に組み込まれて販売されるほか、顕微プロジェクター等の新製品開発、券売機の受託開発案件があります。
今後一年以内に、タッチパネル式産業用PCを中心に研究開発する予定であります。また、製品のユーザビリティを向上させた後継機種の開発も行っていく予定であります。
(4)研究開発費
ODM事業における機電システム統合に関するものが中心で、平成科技股份有限公司の売上高に占める研究開発費は、数パーセントとなっております。
当連結会計年度の研究開発費の総額は54,012千円(消費税等は含まれておりません)であります。