有価証券報告書-第46期(平成31年3月1日-令和2年2月29日)

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2020/05/22 11:26
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「『税効果会計に係る会計基準』の一部改正」(企業会計基準第28号 2018年2月16日)等を当連結会計年度の期首から適用しており、財政状態の状況については、当該会計基準等を遡って適用した後の数値で前連結会計年度との比較・分析を行っております。
(1) 経営成績等の状況の概要
当連結会計年度における当社グループ(当社及び連結子会社)の財政状態、営業成績及びキャッシュ・フロー(以下、「経営成績等」という。)の状況の概要は次のとおりであります。
① 財政状態及び経営成績の状況
当連結会計年度(2019年3月1日から2020年2月29日まで)における我が国経済は、主要国間の経済摩擦や政情不安が長引く中で、消費税増税や異常気象(冷夏・暖冬)、自然災害等の経済的マイナス要因が多数発生したにも拘らず、底堅い成長を続けておりました。しかし、新型コロナウイルス感染症の世界的な流行拡大は、国内外の経済活動を一変させつつあり、各市場での株価下落や為替相場の乱高下など、短期的な見通しも困難な厳しい経済環境となっております。この様な情勢の中、当グループは地域のお客様の「生活の快適創造」に繋げる体制づくりを推進してまいりました。
ホームセンター事業では、長梅雨や暖冬等による季節商品の販売が振るわなかった一方で、秋季の自然災害関連での防災・修繕復興資材、年明けの新型コロナウイルス感染対策としての殺菌消毒用品・マスク等に集中して購買が起きるなど、需要と供給がアンバランスな商環境が続きました。WILD-1事業では、アウトドア志向の高まりも更に進んだ事から、期初に開店したWILD-1幕張店(千葉県習志野市)を始め、既存19店舗・オンライン販売共に大幅に業績を拡大させました。専門店事業においても、業務スーパー店舗及びオフハウス店舗を中心に安定した業績を残しております。特に業務スーパー店舗では、TV等のマスメディアでの紹介増加によって更に認知度が高まった事や、業務スーパー黒磯店(栃木県那須塩原市)の新規出店効果により、新規来店客の増加や業績の向上に繋がりました。
設備面では、上記2店の新規出店及び既存店の改装を進めた他、効率改善が難しかったホームセンターわし宮店(埼玉県久喜市)の退店を行いました。また、「改元」や「複数消費税率」、社内インフラの「Windows10対応」等のシステム投資を行った結果、経費の増加要因が発生しましたが、販売促進費の効率化や電力会社の契約見直しによる光熱費の削減等で、販売管理費の増加を抑制致しました。
これらの結果、売上高は363億4百万円(前年同期比8.1%増)、営業利益は17億44百万円(前年同期比30.7%増)、経常利益は16億43百万円(前年同期比38.1%増)、特別損失に減損損失1億23百万円を計上いたしましたが、親会社株主に帰属する当期純利益は10億15百万円(前年同期比47.2%増)となり、増収増益になりました。
また、当連結会計年度末の財政状態につきましては、資産合計273億53百万円(前連結会計年度末比5.3%増)、負債合計193億20百万円(前連結会計年度末比1.3%増)、純資産合計80億33百万円(前連結会計年度末比16.3%増)となりました。
なお、当社グループの報告セグメント事業別経営成績は次のとおりです。
[ホームセンター事業]
ホームセンター事業では、業態の垣根を越えた競合が拡大し、商環境の厳しさは一層高まっております。
当連結会計年度は気候の変動にも翻弄されました。長梅雨の冷夏明け後の猛暑や東日本エリアへの大型台風到来の他、集中豪雨による洪水災害も相次いで発生し、季節品の動きが厳しい中で、防災・修繕用品の需要が高まりました。同様に冬季でも暖冬傾向が続き、防寒・暖房用品・灯油等の動きが鈍い状況でしたが、期末に新型コロナウイルスの感染防止対策としての殺菌・除菌剤やマスクの需要が一気に高まる等、特定商品群の大きな伸長が、季節商品の不振をカバーし、売上高は前年を超えました。
設備面では、黒磯店・小川店の改装や市貝店での灯油販売所設置等、地域需要への対応を図りました。
また、2019年10月の消費税率変更及び軽減税率対応、及び2020年4月からの改正割賦販売法(クレジットカード情報非保持化)に適応するため、POSシステムの全面的な更新とクレジット・電子マネー利用環境整備を行いました。
これらの結果、ホームセンター事業の営業収益は、177億13百万円(前年同期比0.1%増)、わし宮店(埼玉県久喜市)の退店費用も発生した事からセグメント利益は、4億25百万円(前年同期比3.1%減)となりました。
[WILD-1事業]
WILD-1事業では、当連結会計年度を通じて、主力のキャンプ関連用品の他、全てのカテゴリーにおいて安定した業績を上げております。暖冬であったこともあり、「冬キャンプ」や「焚火キャンプ」は前年同期を大きく上回る需要を見せております。キャンプレジャーは各方面でメディアでの露出も増えており、動画配信やSNSを利用した「非日常体験の発信と共有」等により、多様化したスタイルの中で個性ある商品が求められる傾向が続いております。ネットショップのオンライン販売においても、プライベート・ブランドを中心に活況を呈し、連続してグッドデザイン賞を取得している商品やその関連商品は、品質と価格のバランスが認められ、今般の需要に応じてユーザーの拡大に繋がり、業績に貢献しております。また、2019年3月に20店舗目として新規出店致しました幕張店(千葉県習志野市)は開店当初より、想定を上回る水準の業績を上げております。
店舗運営面では、当連結会計年度より繁忙期を除く毎月1回、店舗スタッフのアウトドア技術・体験研修等を行う為の店休日を設けましたが、業績への影響は出ておりません。
設備面では、幕張店を新規出店した他、多摩ニュータウン店や高崎店等5店舗の全面改装を行い、一部経費の増加要因が発生しましたが、販売促進費の効率化を進め、経費増加を抑制致しました。
これらの結果、営業収益は110億32百万円(前年同期比17.2%増)、セグメント利益は、14億13百万円(前年同期比33.2%増)となりました。
[専門店事業]
専門店事業の内、業務スーパーは気象・天候の影響を受けにくい特徴がある為、安定して成長を続けております。当連結会計年度中も頻繁にTV等のマスメディアで価格と品揃えの魅力が紹介された事で、継続して新規利用客が増加しました。また、消費増税防衛策としての活用、及び新型コロナウイルス感染防止策による家庭での食事増加や、長期保存可能食品の備蓄も行われた事で、需要が大きく喚起され、業績の大幅伸長に繋がりました。更に、クレジットカード利用によるキャッシュレス化が一層進んだ事も、利便性向上と利用客単価の上昇結果を生んでおります。
同様に、2019年7月に新規出店致しました業務スーパー黒磯店(栃木県那須塩原市)も好調に推移しました。
オフハウス店舗では、同業他社や個人同士でのネット取引が増加傾向にあり、リユース業界の商環境は厳しさを増しておりますが、大型家具・家電商品等の持込みや持ち帰りの運搬用車両貸し出し等、利便性の向上に努めた他、各店での細かな販促企画や積極買取り策により安定した収益を上げております。
これらの結果、営業収益は79億35百万円(前年同期比16.2%増)、セグメント利益は、6億34百万円(前年同期比28.5%増)となりました。
[店舗開発事業]
店舗開発事業では、一部賃貸物件の売却を進めたこともあり、賃貸収入は減少致しましたが、相対する支払賃料も減少し、業績は計画通りに推移しております。
これらの結果、営業収益は3億79百万円(前年同期比16.9%減)、セグメント利益は1億65百万円(前年同期比10.2%減)となりました。
② キャッシュ・フローの状況
当連結会計年度末における現金及び現金同等物(以下「資金」という)は、前連結会計年度末に比べ4億1百万円増加して、16億18百万円(前年同期比33.0%増)となりました。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動の結果得られた資金は、前連結会計年度に比べ21百万円減少して、12億5百万円(前年同期比1.7%減)となりました。
これは主に、たな卸資産の増加額7億58百万円、売上債務の増加額1億67百万円及び法人税等の支払額5億51百万円により資金を使用しましたが、税金等調整前当期純利益15億32百万円、減価償却費4億99百万円、減損損失1億23百万円及び仕入債務の増加額3億97百万円により資金が得られたことによるものであります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動の結果使用した資金は、前連結会計年度に比べ4億69百万円増加して、31百万円(前年同期は4億38百万円の収入)となりました。
これは主に、有形固定資産の売却による収入5億71百万円、敷金及び保証金の回収による収入1億37百万円等により資金が得られましたが、有形固定資産の取得による支出5億1百万円、敷金及び保証金の差入による支出1億33百万円及び預り保証金の返還による支出83百万円により使用したことによるものであります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動の結果使用した資金は、前連結会計年度に比べ7億16百万円減少して、7億72百万円(前年同期比48.1%減)となりました。
これは主に、長期借入れによる収入39億50百万円により資金が得られましたが、短期借入金の純減少額10億93百万円、長期借入金の返済による支出37億89百万円、リース債務の返済による支出1億73百万円、自己株式の取得による支出89百万円及び配当金の支払額70百万円により使用したことによるものであります。
③ 仕入及び販売の状況
(a) 商品仕入実績
当連結会計年度における商品仕入実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。
(単位:千円)
セグメントの名称当連結会計年度
(自 2019年3月1日
至 2020年2月29日)
前年同期比(%)
ホームセンター13,203,170102.0
WILD-17,700,570122.2
専門店5,752,913117.3
店舗開発
その他
合計26,656,653110.4

(注) 1 セグメントごとの各構成内容は、次のとおりであります。
(1) ホームセンター……………(DIY用品、家庭用品、カー・レジャー用品、文具、食品等)
(2) WILD-1……………………(アウトドアライフ用品)
(3) 専門店………………………(リユース商品、業務用食材、飲食店等)
(4) 店舗開発……………………(不動産賃貸等)
(5) その他………………………(子会社の経営する不動産事業及び保険代理店業務等)
2 セグメント間取引については、相殺消去しております。
3 上記の金額には、消費税等は含まれておりません。
(b) 販売実績
当連結会計年度における販売実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。
(単位:千円)
セグメントの名称当連結会計年度
(自 2019年3月1日
至 2020年2月29日)
前年同期比(%)
ホームセンター17,713,703100.1
WILD-111,032,240117.2
専門店7,935,085116.2
店舗開発379,99383.1
その他24,435100.9
合計37,085,458107.7

(注) 1 セグメントごとの各構成内容は、「(a) 商品仕入実績」をご参照ください。
2 セグメント間取引については、相殺消去しております。
3 上記の金額には、消費税等は含まれておりません。
(2) 経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容
経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。
① 重要な会計方針及び見積り
当社グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成されております。この連結財務諸表の作成に当たりまして、将来事象の結果に依存するため確定できない金額について、仮定の適切性、情報の適切性および金額の妥当性に留意した上で会計上の見積りを行っております。実際の結果は、将来事象の結果に特有の不確実性があるため、これらの見積りと異なる場合があります。
② 当連結会計年度の経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容
(a) 財政状態の分析
(流動資産)
当連結会計年度末における流動資産は前連結会計年度末に比べ12億79百万円増加し84億66百万円(前年同期比17.8%増)となりました。主な要因としては、現金及び預金の増加3億41百万円、売掛金の増加1億67百万円及び商品在庫の増加7億60百万円の増加要因によるものであります。
(固定資産)
当連結会計年度末における固定資産は、前連結会計年度末に比べ97百万円増加し188億83百万円(前年同期比0.5%増)となりました。
有形固定資産は、新規設備投資により増加しましたが、土地の売却、資産の除却、減損損失の計上及び減価償却により2億79百万円減少し152億58百万円となりました。
無形固定資産は、資産取得により31百万円増加し6億7百万円となりました。
投資その他の資産は、市場価格の上昇により投資有価証券が3億50百万円増加したことから3億46百万円増加し30億17百万円となりました。
(流動負債)
当連結会計年度末における流動負債は、前連結会計年度末に比べ5億35百万円減少し109億35百万円(前年同期比4.7%減)となりました。主な要因といたしましては、支払手形及び買掛金の増加2億38百万円、電子記録債務の増加1億58百万円及び未払法人税等の増加67百万円の増加要因に対し、短期借入金の減少10億93百万円及び1年内返済予定の長期借入金の減少45百万円の減少要因によるものであります。
(固定負債)
当連結会計年度末における固定負債は、前連結会計年度末に比べ7億92百万円増加し83億84百万円(前年同期比10.4%増)となりました。主な要因といたしましては、社債の発行5億円、長期借入金の増加2億5百万円及びリース債務の増加1億44百万円の増加要因によるものであります。
(純資産)
当連結会計年度末における純資産は、前連結会計年度末に比べ11億24百万円増加し80億33百万円(前年同期比16.3%増)、自己資本比率は29.1%となり、前連結会計年度末に比べ2.7%増加いたしました。主な要因は、配当金の支払69百万円の減少要因に対し、親会社株主に帰属する当期純利益10億15百万円の増加要因によるものであります。
(b) 経営成績の分析
(売上高)
当連結会計年度における売上高は、WILD-1事業及び専門店事業が好調に推移したことにより前連結会計年度を上回り、前連結会計年度に比べ27億25百万円増加し363億4百万円(前年同期比8.1%増)となりました。
(売上総利益)
当連結会計年度における売上総利益は、売上高の増加により前連結会計年度に比べ7億65百万円増加し104億8百万円(前年同期比7.9%増)となりました。
(販売費及び一般管理費)
当連結会計年度における販売費及び一般管理費は、前連結会計年度に比べ2億93百万円増加し94億44百万円(前年同期比3.2%増)となりました。
(営業利益)
当連結会計年度における営業利益は、売上高の増加により前連結会計年度に比べ4億9百万円増加し17億44百万円(前年同期比30.7%増)となりました。なお、営業利益率は4.8%となり前連結会計年度末に比べ0.8%向上いたしました。
(営業外損益)
当連結会計年度における営業外収益は、前連結会計年度に比べ7百万円増加し73百万円(前年同期比11.9%増)となりました。
営業外費用は、支払利息の減少により、前連結会計年度に比べ36百万円減少し1億74百万円(前年同期比17.1%減)となりました。
(経常利益)
当連結会計年度における経常利益は、前連結会計年度に比べ4億53百万円増加し16億43百万円(前年同期比38.1%増)となりました。
(特別損益)
当連結会計年度における特別利益は、固定資産売却益33百万円及び収用補償金17百万円を計上したことにより51百万円となりました。
特別損失は、固定資産売却損5百万円、固定資産除却損17百万円、投資有価証券評価損13百万円、災害による損失2百万円及び減損損失1億23百万円を計上したことにより1億61百万円(前年同期比36.7%増)となりました。
(親会社株主に帰属する当期純利益)
当連結会計年度における親会社株主に帰属する当期純利益は、上記要因により、前連結会計年度に比べ3億25百万円増加し10億15百万円(前年同期比47.2%増)となりました。
(c) 経営成績に重要な影響を与える要因について
当社グループの経営成績に重要な影響を及ぼすと思われる事項については、概ね「第2 事業の状況 2 事業等のリスク」に記載のとおりであります。これらのリスクに対しては、その影響を最小限とするよう努めております。
(d) 資本の財源及び資金の流動性について
(キャッシュ・フローの状況)
当連結会計年度のキャッシュ・フローの状況につきましては、「第2 事業の状況 3 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 (1) 経営成績等の状況の概要 ② キャッシュ・フローの状況」に記載のとおりであります。
(資金需要)
当社グループの運転資金需要の主なものは、商品の仕入の他、販売費及び一般管理費の営業費用であります。
設備投資需要のうち主なものは、新規出店及び改装等に伴う建物及び什器、備品の取得の他、差入保証金等であります。
(財政政策)
当社グループの財政政策につきましては、営業活動によるキャッシュ・フロー及び金融機関からの借入により資金調達をしております。借入による資金調達に関しましては、短期運転資金は銀行からの短期借入により、設備投資や長期運転資金の調達につきましては、銀行からの長期借入金及びリース契約を基本としております。

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