有価証券報告書-第47期(平成31年4月1日-令和2年3月31日)

【提出】
2020/06/26 11:34
【資料】
PDFをみる
【項目】
109項目

(1)経営成績等の状況の概要
当事業年度における当社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下「経営成績等」という。)の状況の概要は次のとおりであります。
① 経営成績の状況
当事業年度におけるわが国経済は、雇用・所得環境の改善などを背景に緩やかな回復基調で推移しておりましたが、米中間の対立や英国のEU離脱などの問題に加え、世界的な広がりをみせる新型コロナウイルスが世界経済に与える影響が懸念され、先行き不透明な状況で推移しております。
宝飾品業界におきましても、こうした景況を反映し、企業を取り巻く環境は引き続き厳しい状況でありました。
このような経済情勢のもと、当社は、原材料の買い付けから、製造・販売に至るすべてを一貫して行う「バーティカル インテグレーション システム」の利点を活かし、品揃えを一層充実させるとともに、リフォームや修理など様々なニーズにお応えできる体制を強化し、お客様から信頼され、支持される店舗づくりに努めてまいりました。
その結果、売上高は18,703百万円(前期比6.8%増)となりました。利益面につきましては、営業利益が775百万円(前期比15.1%減)、経常利益が831百万円(前期比15.3%減)となりました。当期純利益は681百万円(前期比70.6%増)となり、前年同期と比較して282百万円増加しております。これは主に、前年同期に投資有価証券売却益332百万円、減損損失588百万円を計上した影響及び過年度に減損処理を行った固定資産を当期に売却したことに伴い課税所得が減少し、法人税、住民税及び事業税が減少した影響によるものです。
主要品目の販売実績は、ネックレス・ブレスレットは6,367百万円(前期比0.9%増)、指輪は5,912百万円(前期比4.3%減)、小物は2,947百万円 (前期比0.4%増)であります。
店舗につきましては、ジュエリーツツミペリエ千葉店を新たに開設したほか、既存店5店舗のリニューアル及び11店舗の退店を実施いたしました。
新型コロナウイルス感染症による当事業年度の業績への影響につきましては、長期間の店舗の休業は発生していないため限定的であります。
なお、当社の事業内容は、宝飾品の製造とその販売であり、区分すべき事業セグメントが存在しないため、セグメントごとの業績の状況の記載を省略しております。
② 財政状態の分析
当事業年度末の総資産は、69,333百万円となり、前事業年度末と比較して1,335百万円減少しております。これは主に、預け金が942百万円増加したものの、商品及び製品が702百万円、売掛金が416百万円、現金及び預金が394百万円、土地が210百万円、1年内回収予定の差入保証金が172百万円、差入保証金が111百万円、未収入金が97百万円減少したことによるものです。現金及び預金の減少は、主に自己株式の取得、法人税等及び配当金の支払によるものです。
負債の部は、1,461百万円となり、前事業年度末と比較して399百万円減少しております。これは主に、買掛金が101百万円増加したものの、未払法人税等が283百万円、未払費用が95百万円減少したことによるものです。未払法人税等の減少は、法人税等の支払によるものです。
純資産の部は、67,872百万円となり、前事業年度末と比較して936百万円減少しております。これは主に、利益剰余金が173百万円増加したものの、自己株式が1,074百万円増加したことによるものです。利益剰余金の増加は、配当金の支払に伴い減少したものの、当期純利益の計上に伴い増加したことによるものです。
③ キャッシュ・フローの状況
当事業年度における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、営業活動及び投資活動によりそれぞれ1,849百万円、298百万円の資金が得られ、財務活動により2,541百万円の資金を使用したことにより、前事業年度末に比べ394百万円減少し、39,494百万円となりました。
また、当事業年度における各キャッシュ・フローは次のとおりであります。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
当事業年度において営業活動により得られた資金は1,849百万円となり、前年同期と比べ341百万円の減少となりました。
これは主に、前年同期において、税引前当期純利益を734百万円、内、減損損失を588百万円、投資有価証券売却益を332百万円計上し、売上債権の増加64百万円、たな卸資産の減少1,282百万円があったことに対し、当事業年度において、税引前当期純利益を784百万円、内、減損損失を62百万円、投資有価証券売却益を27百万円計上し、売上債権の減少433百万円、たな卸資産の減少721百万円があったことによるものです。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
当事業年度において投資活動により得られた資金は298百万円となり、前年同期と比べ59百万円の減少となりました。
これは主に、前年同期と比べ有形固定資産の売却による収入が128百万円、差入保証金の回収による収入が189百万円それぞれ増加し、投資有価証券の売却による収入が470百万円減少したことによるものです。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
当事業年度において財務活動により使用した資金は2,541百万円となり、前年同期と比べ985百万円の増加となりました。
これは主に、前年同期と比べ自己株式取得のための預託金の増加額が928百万円増加したことによるものです。
④ 生産、受注及び販売の実績
当社の事業内容は、宝飾品の製造とその販売であり、区分すべき事業セグメントが存在しないため、製品の種類別に生産実績及び販売実績を記載しております。
1) 生産実績
区分当事業年度
(自 2019年4月1日
至 2020年3月31日)
前年同期比(%)
ネックレス・ブレスレット(百万円)2,822112.9
指輪 (百万円)1,719103.7
小物 (百万円)1,08399.6
その他 (百万円)3,484168.0
合計(百万円)9,110124.4

(注) 金額は製造原価によっており、消費税等は含まれておりません。
2) 受注実績
当社は、見込み生産を行っており、受注生産は行っておりません。
3) 販売実績
区分当事業年度
(自 2019年4月1日
至 2020年3月31日)
前年同期比(%)
ネックレス・ブレスレット(百万円)6,367100.9
指輪 (百万円)5,91295.7
小物 (百万円)2,947100.4
その他 (百万円)3,476166.3
合計(百万円)18,703106.8

(注)1 最近2事業年度の主な相手先別の販売実績及び当該販売実績の総販売実績に対する割合は次のとおりであります。
相手先前事業年度
(自 2018年4月1日
至 2019年3月31日)
当事業年度
(自 2019年4月1日
至 2020年3月31日)
金額(百万円)割合(%)金額(百万円)割合(%)
田中貴金属工業㈱1,1766.72,23812.0

2 上記の金額には、消費税等は含まれておりません。
(2)経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容
経営者の視点による当社の経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。
なお、文中の将来に関する事項は、当事業年度末現在において判断したものであります。
① 当事業年度の経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容
当社は、消費者ニーズの変化に対応した新商品の開発に継続的に取り組んでおり、ハウスブランド「Pure Planets」「Blessed Rain」の新作シリーズ等を適時投入しております。
また、新作ジュエリー等の認知度向上のため、ファッション誌への掲載やSNSツールを活用した情報発信を実施しております。
店舗につきましては、集客力の高い商業施設に1店舗を開設したほか、既存店の活性化等に伴い5店舗のリニューアル及び契約期間満了等に伴い11店舗の退店を実施いたしました。その結果、当事業年度末現在の店舗数は159店舗となり前事業年度末現在と比較して10店舗減少しております。また、地方別の店舗数については、東北地方が7店舗、関東地方が100店舗、中部地方が14店舗、近畿地方が19店舗、中国地方が4店舗、四国地方が4店舗、九州地方が11店舗となっております。
なお、当社の事業内容は、宝飾品の製造とその販売であり、区分すべき事業セグメントが存在しないため、セグメントごとの業績の状況の記載を省略しております。
1) 当事業年度の経営成績等
(イ)売上高
売上高は、18,703百万円となり前事業年度と比較して1,188百万円増加しております。
これは主に、その他(金・プラチナ等)が1,347百万円増加したものの、指輪が266百万円減少したことによるものです。指輪の減少は、主に店舗への来店客数並びに販売数量が減少したことによるものです。
(ロ)売上原価
売上原価は、9,779百万円となり前事業年度と比較して1,586百万円増加しております。
これは主に、その他(金・プラチナ等)が1,339百万円増加したことによるものです。
(ハ)販売費及び一般管理費
販売費及び一般管理費は、8,148百万円となり前事業年度と比較して260百万円減少しております。
これは主に、給与・賞与が135百万円、賃借料が52百万円減少したことによるものです。給与・賞与の減少は、主に従業員数が減少したことによるものです。また、賃借料の減少は、主に店舗数が減少したことによるものです。
(ニ)営業外損益
営業外損益におきましては、営業外収益78百万円は、前事業年度と比較して9百万円減少しております。
営業外費用22百万円は、前事業年度と比較して2百万円増加しております。
(ホ)特別損益
特別損益におきましては、特別利益93百万円は、前事業年度と比較して256百万円減少しております。これは主に、投資有価証券売却益が304百万円減少したことによるものです。
特別損失140百万円は、前事業年度と比較して456百万円減少しております。これは主に、固定資産の減損損失が526百万円減少したことによるものです。
2) 経営成績に重要な影響を与える要因
当社の経営成績に重要な影響を与える要因として、経済情勢、消費者ニーズの変化、他社との競合、法的規制等、様々なリスク要因があると認識しております。
そのため、当該リスクを分散・低減すべく、市場動向に留意しつつ、内部管理体制の強化等、適切に対応していく所存であります。
なお、経営成績に重要な影響を与える要因のうち、投資者の判断に重大な影響を与える可能性のある事項については、「第2 事業の状況 2事業等のリスク」に記載しております。
3) 経営方針・経営戦略、経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等
当社は、お客様に美と夢と満足を提供することにより、会社の持続的な成長を果たし、中長期的な企業価値の向上を達成することを経営の目標としております。経営指標としては、収益力を示す営業利益及び営業キャッシュ・フローを重視し、これらの拡大を目指しております。
なお、当事業年度の営業利益につきましては775百万円となり、前事業年度と比較して137百万円減少しております。
営業活動によるキャッシュ・フローにつきましては、営業活動により得られた資金は1,849百万円となり、前年同期と比べ341百万円の減少となりました。
② キャッシュ・フローの状況の分析・検討内容並びに資本の財源及び資金の流動性に係る情報
当事業年度のキャッシュ・フローの分析につきましては、「第2 事業の状況 3経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 (1)経営成績等の状況の概要 ③キャッシュ・フローの状況」に記載しております。
当社は、健全で安定した財務体質の形成に努めております。
必要な運転資金及び設備投資資金を全額自己資金で賄っており、自己資金の範囲内で安全かつ安定的な資金運用が可能と認識しております。なお、次期の設備投資等の総額は320百万円となっております。
③ 重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定
当社の財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成しております。この財務諸表を作成するにあたって、資産、負債及び費用の報告額に影響を及ぼす見積り及び仮定を用いておりますが、これらの見積り及び仮定に基づく数値は実際の結果と異なる可能性があります。
財務諸表の作成に当たって用いた会計上の見積り及び仮定のうち、重要なものは以下のとおりであります。
1)繰延税金資産の回収可能性
繰延税金資産の回収可能性は、将来の税金負担額を軽減する効果を有するかどうかで判断しております。当該判断は、収益力に基づく一時差異等加減算前課税所得の十分性、タックス・プランニングに基づく一時差異等加減算前課税所得の十分性及び将来加算一時差異の十分性のいずれかを満たしているかどうかにより判断しております。
収益力に基づく一時差異等加減算前課税所得の十分性を判断するにあたっては、一時差異等の解消見込年度及び繰越期間における課税所得を見積っております。
当該見積りに用いた仮定のうち、重要なものにつきましては、「第5 経理の状況 1財務諸表等 (1)財務諸表 追加情報」に記載しております。
当該見積り及び当該仮定について、将来の不確実な経済条件の変動等により見直しが必要となった場合、翌事業年度以降の財務諸表において認識する繰延税金資産及び法人税等調整額の金額に重要な影響を与える可能性があります。
2)減損会計における将来キャッシュ・フロー
減損損失を認識するかどうかの判定において用いられる将来キャッシュ・フローは、資産グループごとの売上高等の実績を、経営環境などの外部要因に関する情報や内部の情報を基に修正し、資産グループの現在の使用状況や合理的な使用計画等を考慮し見積っております。
当該見積りに用いた仮定のうち、重要なものにつきましては、「第5 経理の状況 1財務諸表等 (1)財務諸表 追加情報」に記載しております。
当該見積り及び当該仮定について、将来の不確実な経済条件の変動等により見直しが必要となった場合、翌事業年度以降の財務諸表において追加の減損損失(特別損失)が発生する可能性があります。

IRBANK 採用情報

フルスタックエンジニア

  • 10年以上蓄積したファイナンスデータとAIを掛け合わせて、投資の意思決定を加速させるポジションです。
  • UI からデータベースまで一貫して関われるポジションです。

プロダクトMLエンジニア

  • MLとLLMを掛け合わせ、分析から予測までをスピーディかつ正確な投資体験に落とし込むポジションです。

AI Agent エンジニア

  • 開示資料・決算・企業データを横断し、投資家の意思決定を支援するAI Agent機能を設計・実装するポジションです。
  • RAG・検索・ランキングを含む情報取得/推論パイプラインの設計から運用まで一気通貫で担います。

UI/UXデザイナー

  • IRBANK初の一人目デザイナーとして、複雑な金融情報を美しく直感的に届ける体験をつくるポジションです。

Webメディアディレクター

  • 月間500万PVを超える、大規模DBサイトを運営できます。
  • これから勢いよく伸びるであろうサービスの根幹部分を支えるポジションです。

クラウドインフラ & セキュリティエンジニア

  • Google Cloud 上でマイクロサービス基盤の信頼性・可用性・セキュリティを担うポジションです。
  • 大規模金融データを安全かつ高速に処理するインフラを設計・構築できます。

学生インターン

  • 月間500万PVを超える日本最大級のIRデータプラットフォームの運営に携わり、金融・データ・プロダクトの現場を学生のうちから体験できます。

マーケティングマネージャー

  • IRBANKのブランドと文化の構築。
  • 百万人の現IRBANKユーザーとまだIRBANKを知らない数千万人に対してマーケティングをしてみたい方。