四半期報告書-第40期第3四半期(平成29年10月1日-平成29年12月31日)

【提出】
2018/02/14 10:07
【資料】
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【項目】
26項目

財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析

文中における将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において当社グループ(当社及び連結子会社)が判断したものであります。
(1) 業績の状況
当第3四半期連結累計期間における我が国経済は、企業の設備投資や雇用環境の改善等を背景に景気は緩やかな回復基調にあるものの、米国大統領の政策動向や、北朝鮮など海外における地政学的リスクの高まり等の影響が懸念されるなど先行き不透明な状況が続きました。
外食業界におきましては、食材価格の高騰、人材確保の競争の激化、食の安全・安心に対する社会的関心の高まりに加え、消費者の節約志向の影響から、経営環境はより一層の厳しさを増しております
このような状況の中、店舗改装(24店舗)や新規ロゴへの看板変更(一部店舗を除く)を行うなど、新規顧客の獲得及びリピーターの増加を目指してまいりました。
新規出店については、本年4月に一関店、6月に安中店の計2店舗をオープンいたしました。
以上の結果、当社グループの当第3四半期連結累計期間の売上高は595億32百万円(前年同四半期比0.6%減)、営業利益は3億81百万円(前年同四半期は営業損失6億62百万円)、経常利益は5億32百万円(前年同四半期は経常損失5億12百万円)、親会社株主に帰属する四半期純利益は3億65百万円(前年同四半期は親会社株主に帰属する四半期純損失は55億70百万円)となりました。
セグメントの業績は次のとおりであります。
〈回転寿司事業〉
回転寿司事業におきましては、全社的な事業構造改革を通じて、国内回転寿司業態におけるメニュー・品質の向上及び積極的な販売促進に注力するべく、蟹の中でも高級食材と知られる「本ずわい蟹」を贅沢に使用し冬の味覚をたっぷりと堪能いただける「かっぱの蟹づくし」フェアや、昨年販売しご好評いただいた、鮮極いくらと脂がたっぷりとのった大とろを贅沢に盛り付けた「至極の大桶シリーズ 冬 SUSHI CAKE」の販売など、「かっぱ寿司」でしか味わえない素材にこだわった新鮮で魅力ある旬のネタを提供し、販売促進を行ってまいりました。また、11月より「食べホー」と題して期間限定で「食べ放題」を全店舗で展開する取り組みなど、新規のお客様にとっての来店動機の充実に取り組んでまいりました。加えて、店舗運営の観点におきましては、お客様により良い商品・サービスをご提供すべく、調理マニュアルの見直しやスピード向上のための取り組みを引き続き行うなど、店舗におけるオペレーション力の強化に努めてまいりました。しかしながら、天候不順等に伴う売上高の減少や、食材価格の高騰が想定を上回って推移していること、また店舗における営業状態の改善に優先的に取り組んでいることに伴う各種費用の増加などにより、利益を圧迫する要因となりました。
海外では韓国で回転寿司を6店舗運営しております。メニューの定期的な見直しを中心とした、商品力・サービスの向上に注力し、改善を進めております。
以上の結果、回転寿司事業の売上高は503億51百万円(前年同四半期比1.2%減)、営業利益は3億91百万円(前年同四半期は営業損失7億20百万円)となりました。
〈デリカ事業〉
デリカ事業におきましては、コンビニエンスストアを中心とした寿司弁当、調理パン等の新規取引先の拡大及び既存顧客の販売強化に取り組んでおります。
以上の結果、デリカ事業の売上高は91億81百万円(前年同四半期比2.5%増)、営業損失は17百万円(前年同四半期は営業利益48百万円)となりました。
(2) 事業上及び財務上の対処すべき課題
当第3四半期連結累計期間におきまして、当社グループの対処すべき課題に重要な変更および新たに生じた課題はありません。
(3) 研究開発活動
特記すべき事項はありません。