有価証券報告書-第57期(平成27年2月1日-平成28年1月31日)

【提出】
2016/04/28 10:12
【資料】
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【項目】
107項目

財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析

文中の将来に関する事項は、有価証券報告書提出日現在において当社グループが判断したものであります。
(1)重要な会計方針及び見積り
当社グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成されております。この連結財務諸表の作成に当たりまして、見積りが必要な事項につきましては、合理的な基準に基づき会計上の見積りを行っております。
(2)当連結会計年度の財政状態の分析
(総資産)
当連結会計年度末の総資産額は159億50百万円となり、前連結会計年度末比12億18百万円の増加となりました。
(流動資産)
流動資産は、前連結会計年度末比8億48百万円増加し、109億61百万円となりました。これは、現金及び預金の増加9億80百万円があったことなどによるものであります。
(固定資産)
固定資産は前連結会計年度末比3億70百万円増加し、49億89百万円となりました。これは減価償却及び減損損失、除却等7億20百万円があったものの、有形固定資産等の新規追加取得による増加10億14百万円があったことなどによるものであります。
(流動負債)
流動負債は前連結会計年度末比52百万円増加し、50億47百万円となりました。これは未払法人税及び未払消費税の減少1億81百万円があったものの、買掛金の増加1億48百万円、短期借入金及び1年内返済予定の長期借入金の合計の増加94百万円があったことなどによるものであります。
(固定負債)
固定負債は前連結会計年度末比80百万円増加し、9億71百万円となりました。これは厚生年金基金解散損失引当金の減少62百万円があったものの、退職給付に係る負債の増加96百万円、長期借入金の増加43百万円の影響などによるものであります。
(純資産)
純資産は前連結会計年度末比10億85百万円増加し、99億31百万円となりました。これは当期純利益11億21百万円による利益剰余金の増加があったことなどによるものであります。
上記の結果、当連結会計年度末の自己資本比率は62.3%となり、前連結会計年度末比2.2%増加しました。
(3)当連結会計年度の経営成績の分析
当連結会計年度における当社グループ売上高379億6百万円(前年同期比4.6%増)、営業利益19億40百万円(同19.1%増)、経常利益20億42百万円(同16.6%増)、当期純利益11億21百万円(同14.8%増)となりました。
前連結会計年度に比べ売上高は16億60百万円増加しましたが、これは特に主力の小売業である㈱オーエムツーミートの新規出店や既存店活性化のための施策実施などの取り組みによるものです。営業利益、経常利益及び当期純利益においても、上述の施策実施効果等から、前連結会計年度比増益となりました。
(4)経営成績に重要な影響を与える要因について
生活に欠かせない基礎食料品の取扱を主業とする当社グループは不況期においても一般産業界ほどの業績悪化の懸念はありませんが、下記事由により次期連結会計年度は当連結会計年度に比べ弱含み要因が存在するものと見ております。
1.世界的な穀物・飼料原料相場の高騰
2.個人消費の低迷と節約・低価格志向の定着
3.コンビニエンスストア、ネットスーパー等を含めた競争激化
(5)資本の財源及び資金の流動性についての分析
当連結会計年度における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、有形・無形固定資産の取得による支出10億49百万円と法人税等の支払額8億32百万円等があったものの、税金等調整前当期純利益19億22百万円(前年同期比13.8%増)や有形・無形固定資産の償却費5億30百万円(のれん償却額含む)、たな卸資産の減少3億66百万円、仕入債務の増加1億48百万円等により、前連結会計年度末に比べ9億80百万円増加し、当連結会計年度末は61億15百万円となりました。
(6)経営戦略の現状と見通し、経営者の問題意識と今後の方針について
本有価証券報告書の第2「事業の状況」1「業績等の概要」(1)「業績」及び、3「対処すべき課題」に記載のとおりであります。