有価証券報告書-第34期(平成27年3月1日-平成28年2月29日)

【提出】
2016/05/27 16:53
【資料】
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【項目】
94項目

財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析

文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。
(1) 重要な会計方針及び見積り
当社グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成されております。この連結財務諸表の作成に当たりましては、決算日における資産・負債の報告数値、報告期間における収益・費用の報告数値に影響を与える見積り及び仮定設定を行わなければなりません。これらの見積りについては過去の実績等を勘案し、合理的に判断しておりますが、実際の結果と異なる場合があります。
当社グループの連結財務諸表で採用する重要な会計方針は、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項(連結財務諸表作成のための基本となる重要な事項)」に記載しております。
(2) 当連結会計年度の経営成績の分析
当社グループの当連結会計年度の経営成績は、売上高は 4,148億85百万円(前年同期比 8.1%増、312億40百万円増)、売上総利益は 1,157億10百万円(同 9.5%増、100億84百万円増)となりました。
なお、この詳細は「第2 事業の状況 1 業績等の概要 (1)業績」に記載しております。
(3) 財政状態の分析
当連結会計年度末における総資産は、前連結会計年度末に比べ 76億89百万円増加し、2,179億36百万円となりました。
流動資産は、現金及び預金が 36億99百万円、売掛金が 25億16百万円増加した一方で有価証券が35億円減少したこと等により、21億39百万円増加し 1,519億84百万円となりました。
固定資産は、建物及び構築物が 20億47百万円、建設仮勘定が 19億62百万円、差入保証金が5億16百万円増加したこと等により、55億50百万円増加し 659億51百万円となりました。
負債は、前連結会計年度末に比べ 48億11百万円減少し、811億53百万円となりました。
流動負債は、賞与引当金が 6億7百万円増加した一方で、買掛金が 60億92百万円減少したこと等により、51億64百万円減少し 710億25百万円となりました。
固定負債は、資産除去債務が 2億39百万円増加したこと等により、3億52百万円増加し 101億27百万円となりました。
純資産は、前連結会計年度末に比べ 125億円増加し、1,367億82百万円となりました。
(4) 資本の財源及び資金の流動性についての分析
当連結会計年度末における現金及び現金同等物は、464億58百万円となっております。これに営業キャッシュ・フローと金融機関の借入枠等を勘案すれば、将来資金に対して充分な財源が存在していると認識しております。
(5) 経営成績に重要な影響を与える要因について
当社グループにおきましては、上位企業による規模拡大に向けたM&Aや出店競争がさらに激化しております。
また、同業及び異業種・異業態との価格にウェイトを置いた「同一・同質的な競争」の激化、新規出店に影響を及ぼす薬剤師や登録販売者の確保など、懸念材料が多数存在しております。
これらはいずれも当社グループの経営成績に影響を与える要因であります。