有価証券報告書-第16期(平成26年3月1日-平成27年2月28日)

【提出】
2015/05/28 11:22
【資料】
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【項目】
104項目

対処すべき課題

外食産業全体の市場規模は横ばいもしくは縮小基調にあり、一般消費者の低価格志向・節約志向が根強い中で、新規参入者や中食マーケットとの競争が激化する等、業界内の競争環境は引き続き厳しい状況にあります。このような環境の下、当社グループといたしましては、他社と一線を画した高付加価値を提供できる店舗作りを継続的に行い、高収益の店舗運営体制を確立することが最大の課題であると考えております。カジュアルレストラン事業においては収益性の高い業態を中心に出店を進め、また、ブライダル・パーティ等のレストランのポテンシャルを活かした営業施策に取り組むことで、高級レストラン事業の収益力の改善を図ってまいります。全社的な収益性を高めることを通じ、財務基盤の強化にも努めてまいります。店舗数の増加に伴いブランド価値の毀損が懸念されますが、外部パートナー等を利用するなどして新しいコンテンツを開発していくこと、また高レベルの料理、サービス等が継続的に提供できるような体制を強化していくことにより、ブランド価値を維持、向上してまいりたいと考えております。
また、当社グループは今後の店舗展開や業容の拡大に向け、人材の積極的な採用や教育研修制度の充実、従業員のモチベーションを高める仕組み作りに取り組んでまいります。組織拡大に伴い、コーポレート・ガバナンスの充実と強化を図り、健全性、透明性の高い経営を実践するべく、経営管理体制の整備や経営監視機能の充実にも努めてまいります。