四半期報告書-第55期第3四半期(令和3年10月1日-令和3年12月31日)

【提出】
2022/02/10 11:38
【資料】
PDFをみる
【項目】
38項目
文中の将来に関する事項は、当四半期報告書提出日現在(2022年2月10日)において判断したものであります。
(1) 財政状態及び経営成績の状況
当第3四半期連結累計期間におけるわが国経済は、昨年度から続く新型コロナウイルス感染症の影響を受ける中、ワクチン接種が進むこと等により経済活動が回復しつつありましたが、新たな変異株の出現による感染再拡大の影響による経済の停滞が懸念され、依然として先行き不透明な状況で推移しております。
このような状況のもと、当社では、中期3ヵ年計画「アートネイチャーChallengeプラン」2年目を迎え、初年度同様、既存領域を拡充するとともに、新事業の領域を更に拡大して「次代を切り拓くアートネイチャー」の礎を築いていくため、「業績伸長」「新領域の開拓」「採用の強化」「人財の育成」「市場との対話」「業務の刷新」の6つの「重点チャレンジ施策」を実践してまいりました。また、昨年度から継続して、新型コロナウイルス感染症の予防対策を徹底し、事業活動を実施してまいりました。
その結果、当第3四半期連結累計期間の売上高は30,075百万円(前年同四半期比18.5%増)となりました。また、利益面では売上高の増加により、営業利益は2,782百万円(同151.3%増)、経常利益は2,757百万円(同117.8%増)、親会社株主に帰属する四半期純利益は1,674百万円(同151.0%増)となりました。
セグメント別の売上高の状況は次のとおりであります。
<男性向け売上高>男性向け売上高については、新商品の好調な販売や顧客定着策の推進等に加え、前年同四半期の新型コロナウイルス感染症拡大に伴うフィリピンでの生産工場の一時的な休止の影響等による大幅な売上高減少が解消された結果、16,963百万円(前年同四半期比11.2%増)となりました。
<女性向け売上高>女性向け売上高については、新商品の好調な販売や展示試着会の開催等に加え、男性向け売上高同様、前年同四半期の新型コロナウイルス感染症拡大に伴うフィリピンでの生産工場の一時的な休止の影響等による大幅な売上高減少が解消された結果、8,813百万円(同33.7%増)となりました。
<女性向け既製品売上高>女性向け既製品売上高については、新型コロナウイルス感染拡大の影響により、入居する商業施設の休業等の影響はあったものの、前年同四半期に比べ限定的だったため、3,230百万円(同29.1%増)となりました。
資産、負債及び純資産の状況は次のとおりであります。
(資産)
当第3四半期連結会計期間末の総資産は、前連結会計年度末比756百万円増加し、45,676百万円となりました。これは、売掛金、商品及び製品が増加したこと等により流動資産が392百万円増加し、投資その他の資産の増加等により固定資産が364百万円増加したことによるものです。
(負債)
当第3四半期連結会計期間末の負債は、前連結会計年度末比938百万円増加し、20,602百万円となりました。これは、未払金、未払法人税等、賞与引当金が減少した一方、収益認識に関する会計基準適用に伴いその他流動負債が増加したこと等により流動負債が754百万円増加したこと等によるものです。
(純資産)
当第3四半期連結会計期間末の純資産は、前連結会計年度末比181百万円減少し、25,073百万円となりました。これは、収益認識に関する会計基準適用に伴い利益剰余金が減少したこと等によるものです。
(2) 会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定
前事業年度の有価証券報告書に記載した「経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析」中の会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定の記載について重要な変更はありません。
(3) 経営方針・経営戦略等
当第3四半期連結累計期間において、当社グループの経営方針、経営戦略等に重要な変更はありません。
(4) 優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題
当第3四半期連結累計期間において、当社グループが優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題について重要な変更はありません。
(5) 研究開発活動
当第3四半期連結累計期間における当社グループ全体の研究開発活動の金額は、130百万円であります。
なお、当第3四半期連結累計期間において、当社グループの研究開発活動の状況に重要な変更はありません。