有価証券報告書-第47期(平成27年7月1日-平成28年6月30日)
財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析
文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。
なお、当連結会計年度より、「企業結合に関する会計基準」(企業会計基準第21号 平成25年9月13日)等を適用し、「当期純利益」を「親会社株主に帰属する当期純利益」としております。
(1)重要な会計方針及び見積り
当社グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成されております。この連結財務諸表の作成に当たっては、連結決算日における財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に影響を与えるような経営者の見積り及び予測を必要としております。当社グループは、過去の実績値や状況を踏まえ合理的と判断される前提に基づき、見積り及び予測を行っております。
(2)当連結会計年度の経営成績の分析
当社グループの当連結会計年度の売上高は、前期比15.9%増加し38,781,884千円となりました。
焼肉部門では、直営店において11店舗の新規出店と1店舗の改装を実施しました。既存店舗の外装リニューアルやより付加価値のあるメニュー施策に注力し、また新業態「熟成焼肉 肉源」の育成も行うとともに、積極的な新規出店を継続して行って参りました。この結果、直営店の売上高は22,051,545千円(前年比13.1%増)となりました。
ラーメン部門では、直営店において3店舗の新規出店と2店舗を閉店しました。サイドメニューの鶏の唐揚げやデザートなどの販売拡充に注力したメニュー施策を推進して参りました。この結果、直営店の売上高は4,707,361千円(前年比4.9%増)となりました。
お好み焼部門では、直営店において1店舗の新規出店と1店舗を閉店しました。既存店舗の内外装リニューアルや新たな看板商品の開発をはじめとした魅力的なメニュー施策を図り、さらなる業態のブラッシュアップに努めて参りました。この結果、直営店の売上高は2,626,668千円(前年比5.8%増)となりました。
専門店部門では、直営店において10店舗の新規出店を実施しました。より付加価値のあるメニュー施策に注力し、さらなる業態のブラッシュアップに努めるとともに、積極的出店も継続して行って参りました。また、繁華街小型タイプのホルモン専門店「あみやきホルモン 源の屋」の開発を行って参りました。この結果、直営店の売上高は5,265,941千円(前年比46.7%増)となりました。
フランチャイズ部門では、フランチャイズ店において19店舗の新規出店と4店舗を閉店しました。フランチャイズ加盟店舗数の増加による売上ロイヤルティ収入の増加等により、売上高は2,958,467千円(前年比11.7%増)となりました。
その他部門では、主に連結子会社である物語(上海)企業管理有限公司による取組みを行って参りました。この結果、売上高は1,171,900千円(前年比58.1%増)となりました。
売上原価は売上高の増加に伴い、前期比18.1%増加し13,450,122千円となりました。売上高に対する構成比は、前期比0.6ポイント増の34.6%となりました。
販売費及び一般管理費は、前期比13.9%増加し22,904,861千円となりました。売上高に対する構成比は、前期比1.0ポイント減の59.0%となっております。販売管理費及び一般管理費が増加したのは、新規出店に伴う人員増員により給与及び手当が前期比15.9%増の9,831,459千円となったこと、新規出店による店舗数の増加により賃借料が前期比13.2%増の2,843,177千円となったこと等によります。
この結果、営業利益は前期比23.8%増加し2,426,900千円となりました。
営業外収益は、為替換算の変動等により、前期比7.3%減少し456,512千円となりました。
営業外費用は、為替差損が199,040千円となったこと等により、前期比483.0%増加し263,077千円となりました。
この結果、経常利益は前期比8.8%増加し2,620,335千円となりました。
特別損失は、店舗閉鎖損失101,962千円、役員退職慰労金54,405千円などを計上し、285,523千円となりました。
この結果、親会社株主に帰属する当期純利益は前期比9.0%増加し1,371,628千円となりました。
(3)財政状態
(流動資産)
当連結会計年度末における流動資産は、前連結会計年度末と比べて802,095千円増加し、7,038,461千円となりました。これは、現金及び預金が668,244千円増加したこと等が主な要因であります。
(固定資産)
当連結会計年度末における固定資産は、前連結会計年度末と比べて2,461,584千円増加し、15,579,910千円となりました。これは、設備投資により有形固定資産が1,896,922千円、新規出店用地の契約により差入保証金が506,228千円増加したこと等が主な要因であります。
(流動負債)
当連結会計年度末における流動負債は、前連結会計年度末と比べて241,245千円増加し、5,200,043千円となりました。これは、買掛金が78,366千円、1年内返済予定の長期借入金が132,405千円増加したこと等が主な要因であります。
(固定負債)
当連結会計年度末における固定負債は、前連結会計年度末と比べて1,913,449千円増加し、5,802,759千円となりました。これは、第1回無担保社債の発行により社債が1,000,000千円、長期借入金が691,605千円増加したこと等が主な要因であります。
(純資産)
当連結会計年度末における純資産は、前連結会計年度末と比べて1,108,984千円増加し、11,615,568千円となりました。これは、利益剰余金が1,053,786千円増加したこと等が主な要因であります。
(4)キャッシュ・フローの状況
「第2[事業の状況]1[業績等の概要](2)キャッシュ・フローの状況」をご参照下さい。
(5)経営成績に重要な影響を与える要因について
「第2[事業の状況]4[事業等のリスク]」をご参照下さい。
(6)経営戦略の現状と見通し
わが国経済は、海外経済をはじめ、国内景況の減速に伴うさらなる個人消費の伸び悩みなどの懸念材料により、経営環境は依然として不透明な状況が続くものと思われます。
このような状況の中で、当社グループは、「焼肉きんぐ」「寿司・しゃぶしゃぶ ゆず庵」の主力ブランドを中心に引き続き積極出店を行うとともに、既存店舗のリニューアルと商品やサービスなどの向上を中心とした継続的なフォーマット改善を推進して参ります。また、新業態の開発や育成にも積極的に取組み、今後の持続的な成長の実現を支える経営基盤の強化を図るため、諸施策に取り組んで参ります。
なお、当連結会計年度より、「企業結合に関する会計基準」(企業会計基準第21号 平成25年9月13日)等を適用し、「当期純利益」を「親会社株主に帰属する当期純利益」としております。
(1)重要な会計方針及び見積り
当社グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成されております。この連結財務諸表の作成に当たっては、連結決算日における財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に影響を与えるような経営者の見積り及び予測を必要としております。当社グループは、過去の実績値や状況を踏まえ合理的と判断される前提に基づき、見積り及び予測を行っております。
(2)当連結会計年度の経営成績の分析
当社グループの当連結会計年度の売上高は、前期比15.9%増加し38,781,884千円となりました。
焼肉部門では、直営店において11店舗の新規出店と1店舗の改装を実施しました。既存店舗の外装リニューアルやより付加価値のあるメニュー施策に注力し、また新業態「熟成焼肉 肉源」の育成も行うとともに、積極的な新規出店を継続して行って参りました。この結果、直営店の売上高は22,051,545千円(前年比13.1%増)となりました。
ラーメン部門では、直営店において3店舗の新規出店と2店舗を閉店しました。サイドメニューの鶏の唐揚げやデザートなどの販売拡充に注力したメニュー施策を推進して参りました。この結果、直営店の売上高は4,707,361千円(前年比4.9%増)となりました。
お好み焼部門では、直営店において1店舗の新規出店と1店舗を閉店しました。既存店舗の内外装リニューアルや新たな看板商品の開発をはじめとした魅力的なメニュー施策を図り、さらなる業態のブラッシュアップに努めて参りました。この結果、直営店の売上高は2,626,668千円(前年比5.8%増)となりました。
専門店部門では、直営店において10店舗の新規出店を実施しました。より付加価値のあるメニュー施策に注力し、さらなる業態のブラッシュアップに努めるとともに、積極的出店も継続して行って参りました。また、繁華街小型タイプのホルモン専門店「あみやきホルモン 源の屋」の開発を行って参りました。この結果、直営店の売上高は5,265,941千円(前年比46.7%増)となりました。
フランチャイズ部門では、フランチャイズ店において19店舗の新規出店と4店舗を閉店しました。フランチャイズ加盟店舗数の増加による売上ロイヤルティ収入の増加等により、売上高は2,958,467千円(前年比11.7%増)となりました。
その他部門では、主に連結子会社である物語(上海)企業管理有限公司による取組みを行って参りました。この結果、売上高は1,171,900千円(前年比58.1%増)となりました。
売上原価は売上高の増加に伴い、前期比18.1%増加し13,450,122千円となりました。売上高に対する構成比は、前期比0.6ポイント増の34.6%となりました。
販売費及び一般管理費は、前期比13.9%増加し22,904,861千円となりました。売上高に対する構成比は、前期比1.0ポイント減の59.0%となっております。販売管理費及び一般管理費が増加したのは、新規出店に伴う人員増員により給与及び手当が前期比15.9%増の9,831,459千円となったこと、新規出店による店舗数の増加により賃借料が前期比13.2%増の2,843,177千円となったこと等によります。
この結果、営業利益は前期比23.8%増加し2,426,900千円となりました。
営業外収益は、為替換算の変動等により、前期比7.3%減少し456,512千円となりました。
営業外費用は、為替差損が199,040千円となったこと等により、前期比483.0%増加し263,077千円となりました。
この結果、経常利益は前期比8.8%増加し2,620,335千円となりました。
特別損失は、店舗閉鎖損失101,962千円、役員退職慰労金54,405千円などを計上し、285,523千円となりました。
この結果、親会社株主に帰属する当期純利益は前期比9.0%増加し1,371,628千円となりました。
(3)財政状態
(流動資産)
当連結会計年度末における流動資産は、前連結会計年度末と比べて802,095千円増加し、7,038,461千円となりました。これは、現金及び預金が668,244千円増加したこと等が主な要因であります。
(固定資産)
当連結会計年度末における固定資産は、前連結会計年度末と比べて2,461,584千円増加し、15,579,910千円となりました。これは、設備投資により有形固定資産が1,896,922千円、新規出店用地の契約により差入保証金が506,228千円増加したこと等が主な要因であります。
(流動負債)
当連結会計年度末における流動負債は、前連結会計年度末と比べて241,245千円増加し、5,200,043千円となりました。これは、買掛金が78,366千円、1年内返済予定の長期借入金が132,405千円増加したこと等が主な要因であります。
(固定負債)
当連結会計年度末における固定負債は、前連結会計年度末と比べて1,913,449千円増加し、5,802,759千円となりました。これは、第1回無担保社債の発行により社債が1,000,000千円、長期借入金が691,605千円増加したこと等が主な要因であります。
(純資産)
当連結会計年度末における純資産は、前連結会計年度末と比べて1,108,984千円増加し、11,615,568千円となりました。これは、利益剰余金が1,053,786千円増加したこと等が主な要因であります。
(4)キャッシュ・フローの状況
「第2[事業の状況]1[業績等の概要](2)キャッシュ・フローの状況」をご参照下さい。
(5)経営成績に重要な影響を与える要因について
「第2[事業の状況]4[事業等のリスク]」をご参照下さい。
(6)経営戦略の現状と見通し
わが国経済は、海外経済をはじめ、国内景況の減速に伴うさらなる個人消費の伸び悩みなどの懸念材料により、経営環境は依然として不透明な状況が続くものと思われます。
このような状況の中で、当社グループは、「焼肉きんぐ」「寿司・しゃぶしゃぶ ゆず庵」の主力ブランドを中心に引き続き積極出店を行うとともに、既存店舗のリニューアルと商品やサービスなどの向上を中心とした継続的なフォーマット改善を推進して参ります。また、新業態の開発や育成にも積極的に取組み、今後の持続的な成長の実現を支える経営基盤の強化を図るため、諸施策に取り組んで参ります。