有価証券報告書-第115期(平成25年4月1日-平成26年3月31日)

【提出】
2014/06/27 11:51
【資料】
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【項目】
110項目

財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析

当社グループの連結財務諸表は、我が国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成されており、財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローに関する以下の分析が行われております。
(1)財政状態及び経営成績の分析
(財政状態)
資産総額は、前連結会計年度末に比べ4億7百万円減少し176億5千万円となりました。これは、江ノ電商事株式会社及び株式会社江ノ電バス横浜における現金及び預金の減少等に伴う流動資産の8千8百万円減少及び提出会社保有の親会社株式の売却・建物及び構築物の減価償却費により、固定資産合計で3億1千8百万円減少したことによります。
負債総額は、前連結会計年度末に比べ7億6千8百万円減少し118億6百万円となりました。これは、前連結会計年度の運輸事業での安全対策強化に伴う設備投資、不動産事業での設備更新工事等の影響により、支払手形及び買掛金が3億5千万円減少したことや、長期借入金の1億1千5百万円減少及び、短期借入金の2億2千9百万円減少等によります。また、当連結会計年度末の借入金残高は、3億4千4百万円減少し65億4百万円となりました。
純資産は、前連結会計年度末に比べ3億6千1百万円増加し、58億4千3百万円となりました。これは当期純利益の計上による利益剰余金の増加によります。
(経営成績)
① 営業収益及び営業利益
当連結会計年度の営業収益は、各事業部門での積極的な営業活動やタイアップイベント等の効果はありましたが、建設業受注・小売業の伸び悩み等があり、前連結会計年度に比べ1億5千7百万円減少し116億7千9百万円となりました。営業利益は、レジャー・サービス事業での江の島展望灯台塗装工事に伴う修繕費の増加等により、前連結会計年度に比べ1億4千7百万円減少し7億6千万円となりました。
なお、各セグメントの営業収益及び営業利益の分析については、前掲の「第2[事業の状況]1[業績等の概要](1)業績」に記載のとおりであります。
② 営業外損益及び経常利益
当連結会計年度の営業外損益は、営業外収益にて受取配当金の増加等により前連結会計年度に比べ9百万円増加し2千7百万円となりました。営業外費用では、支払利息の減少等により、前連結会計年度に比べ2千9百万円減少し1億円となりました。
営業利益の減少に加え、これらの結果、経常利益は前連結会計年度に比べ1億8百万円減少し、6億8千8百万円となりました。
③ 特別損益及び当期純利益
当連結会計年度の特別損益は、特別利益では提出会社保有の親会社株式の売却や、極楽寺駅擁壁崩落事故に伴う保険金受入等の影響により前連結会計年度に比べ4千7百万円増加し2億2千4百万円となりました。特別損失では、前連結会計年度の極楽寺駅擁壁崩落事故の復旧費用を引当した影響等により前連結会計年度に比べ1億2千4百万円減少し6千7百万円となりました。
これらの結果、当連結会計年度の税金等調整前当期純利益は8億4千5百万円となり、法人税等を控除した当期純利益は、前連結会計年度に比べ2千5百万円増加し5億1千8百万円となりました。
(2)資本の財源及び資金の流動性についての分析
① 資金調達
当社グループの資金調達は、設備投資に対する株式会社日本政策投資銀行等からの融資の他、資金効率向上のため、小田急電鉄株式会社グループ内におけるキャッシュ・マネジメント・システム(CMS)を導入しております。
② 資金の流動性
当社グループは、運輸事業を中心に日々の収入金があることから、必要な流動性資金は十分に確保しており、有効に活用しております。
なお、当連結会計年度における各キャッシュフローの状況及び要因は、前掲の「第2[事業の状況]1[業績等の概要](2)キャッシュ・フローの状況」に記載のとおりであります。