有価証券報告書-第111期(2024/04/01-2025/03/31)
経営成績等の状況の概要
当連結会計年度における当社グループの財政状態、経営成績およびキャッシュ・フローの状況の概要は次のとおりであります。
(1)経営成績の状況
当連結会計年度の決算の概要は次のとおりであります。
(経済環境)
当連結会計年度におけるわが国経済は、物価上昇の影響による個人消費の停滞感が見られたものの、年度半ば以降は堅調な設備投資を背景に非製造業を中心に緩やかな回復傾向となりました。一方で、エネルギーコストの高止まりや地政学的リスクの継続、更には米国政府の動向が不確実なこともあり、先行き不透明な状況が続きました。
(事業環境)
自動車関連の荷動きが年度後半より輸出入ともに鈍化に転じたものの、消費財の荷動きは回復傾向にあるなど国際貨物の輸送取扱いは堅調に推移し、物流業界全般としては堅調を維持しました。
(業績状況)
当社グループは中期経営計画に基づき、収益基盤の拡充によるトップラインの向上、TRANCYグループの経営基盤の強化、ESG経営/サステナビリティの取組み推進を図ることで、業績の確保に努めてまいりました。
主な取組みは以下のとおりとなります。
・特殊化学品の取扱拡大に向けた積極的な営業展開ならびに拠点整備に向けた設計の推進。
・省人省力化を実現し、高い専門性と品質管理機能を有する「医療・介護用食品専用センター」の本稼働。
・関東エリアにおける自動車部品取扱専用センターの開設ならびに本年5月の本稼働に向けた準備の実施。
・アセアン地域における更なる機能拡充に向け、タイ現地法人において倉庫増設。
・グローバル物流の最適化を図るフォワーディングシステムの導入および運用開始。
・収益性向上、経営基盤の強化に向けた組織機構の設計。
・GHG排出量削減に向けた四日市港におけるカーボンニュートラルポート実現のためのバイオディーゼル燃料実証実験への参画。
・多様な人財が活躍するために新たに制定した職群制度の確立および運用開始。
・社会インフラである物流サービスの持続的・安定的な提供のための初動・BCP体制の全社的再整備。
こうした施策のもと、当連結会計年度における業績は以下のとおりとなりました。
・売上高は、第2四半期まで海外における海上運賃の正常化の影響を受けたものの、国際複合輸送業の順調な取扱い推移ならびに三重朝日物流センターの年間を通じた安定稼働、医療・介護用食品専用センターやタイ現地法人の新倉庫の稼働、半導体関連材料を中心とする取扱量の増加が寄与し、前年同期比増収。
・経常利益は、三重朝日物流センター稼働に伴う準備費用、資金調達関連費用および退職給付費用の減少、料金適正化の継続的な取組み、効率的なオペレーションによる生産性向上とコスト最適化などにより、前年同期比増益。
・親会社株主に帰属する当期純利益は、上記の要因に伴い前年同期比増益。
セグメント・主要部門ごとの経営成績は、次のとおりであります。
※2023年8月より港湾運送業の業務の一部を倉庫業へ区分変更した影響額:908百万円
セグメント・主要部門ごとの取扱等の状況は、次のとおりであります。
(総合物流事業)
・倉庫業は、前年同期に比べ、期中平均保管残高は4.4%減少(54万6千トン)、貨物取扱数量は3.5%増加(894万4千トン)、保管貨物回転率は67.7%と上昇。
・港湾運送業は、前年同期に比べ、四日市港における海上コンテナの取扱量は2.4%減少(20万6千本(20フィート換算))、完成自動車の取扱量は増加、石炭・オイルコークスの取扱量は減少。
・陸上運送業は、前年同期に比べ、主力のトラック輸送の取扱量は3.5%減少(607万4千トン)、鉄道輸送の取扱量は4.6%減少(14万3千トン)、バルクコンテナ輸送の取扱量は3.7%増加(22万トン)。
・国際複合輸送業は、前年同期に比べ、海上輸送の取扱量は10.7%増加(202万トン)、海外現地法人における取扱量も増加、航空輸送の取扱量は14.7%減少(1,311トン)。
・その他は、前年同期に比べ、場内における附帯作業の取扱量が減少。
(その他の事業)
・自動車整備業は、前年同期と比べ、車検取扱台数は1.8%増加。
・ゴルフ場は、前年同期と比べ、入場者数は6.7%減少。
・建設事業は、前年同期と比べ、完成工事件数は4.7%減少。
(2)財政状態の状況
当連結会計年度末の総資産は、前連結会計年度末に比べ50億8千8百万円増加し、1,654億1千1百万円となりました。流動資産は、現金及び預金の増加50億3千9百万円を主な要因として28億1千9百万円増加し、固定資産は、投資有価証券の増加等を主な要因として22億6千9百万円増加しました。
負債は、短期借入金および長期借入金の減少を主な要因として12億8千万円減少し、698億3千7百万円となりました。
また、純資産は前連結会計年度末に比べ63億6千8百万円増加し、955億7千4百万円となりました。この結果、自己資本比率は前連結会計年度末の53.3%から55.1%となりました。
(3)キャッシュ・フローの状況
当連結会計年度末における連結ベースの現金及び現金同等物(以下「資金」という)は、有形及び無形固定資産の取得による支出37億2千万円などがあったものの、税金等調整前当期純利益89億8千万円、減価償却費52億7千7百万円の資金留保等による増加により、前連結会計年度末に比べ53億3千3百万円増加し、当連結会計年度末には268億4千1百万円となりました。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
当連結会計年度において、営業活動の結果増加した資金は、151億3千6百万円(前年同期比78億5千4百万円の収入増)となりました。これは主に、法人税等の支払額10億7千3百万円などがあったものの、税金等調整前当期純利益89億8千万円、減価償却費52億7千7百万円の資金留保等による増加の結果であります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
当連結会計年度において、投資活動の結果減少した資金は、31億1千3百万円(前年同期比149億2千1百万円の支出減)となりました。これは主に、有形及び無形固定資産の取得による支出37億2千万円等による減少の結果であります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
当連結会計年度において、財務活動の結果減少した資金は、74億2千9百万円(前年同期比196億3千3百万円の収入減)となりました。これは主に、短期借入金の返済による支出22億7千万円および長期借入金の返済による支出22億5千1百万円による減少の結果であります。
(4)生産、受注および販売の実績
セグメント別営業概況
① 総合物流事業
最近における倉庫保管貨物入出庫高ならびに期末保管残高を示せば次のとおりであります。
保管貨物残高を品目別に示せば次のとおりであります。
港湾運送業の最近の貨物取扱高を示せば次のとおりであります。
貨物自動車運送業および鉄道利用運送業の最近の貨物取扱高を示せば次のとおりであります。
② その他の事業
保険代理店の契約実績を示せば次のとおりであります。
ゴルフ場の入場者数を示せば次のとおりであります。
自動車整備台数を示せば次のとおりであります。
③ 販売実績
当連結会計年度における販売実績をセグメントごとに示せば次のとおりであります。
(注)1 セグメント間取引については、相殺消去しております。
2 主な相手先別の販売実績および当該販売実績の総販売実績に対する割合
経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容
経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識および分析・検討内容は次のとおりであります。なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において判断したものであります。
(1)今期の経営成績の分析
(営業収益)
当期の事業全体およびセグメント別の分析につきましては、「経営成績等の状況の概要(1)経営成績の状況」に記載のとおりです。
(売上原価)
売上高が増加したことなどから、1,096億8千6百万円(前年同期比0.6%増)となりました。
(販売費及び一般管理費)
WEB会議システム等のIT技術の利用促進など、継続的な業務改善により、一般管理費の増加抑制に努めたものの、物価上昇や営業活動などの活発化等により費用が増加したことなどから、72億7千3百万円(前年同期比0.2%増)となりました。
(営業利益)
継続してコスト管理の徹底や、業務の効率化、収支改善、働き方改革へ取り組んだことなどから、78億5百万円(前年同期比25.1%増)となりました。
(経常利益)
三重朝日物流センター稼働に伴う準備費用、資金調達関連費用および退職給付費用の減少、料金適正化の継続的な取組み、効率的なオペレーションによる生産性向上とコスト最適化などにより、88億6百万円(前年同期比19.8%増)となりました。
(親会社株主に帰属する当期純利益)
上記の要因に伴い、60億4千1百万円(前年同期比30.4%増)となりました。
上記のとおり、当期の当社グループの経営成績につきましては、営業収益は2期振りの増収、営業利益、経常利益および親会社株主に帰属する当期純利益は2期振りの増益となりました。
(2)キャッシュ・フローの状況の分析・検討内容ならびに資本の財源および資金の流動性に係る情報
当社グループの資金調達は、安定的な資金調達と調達コストの抑制を両立させ、自己資本比率や資産構成ならびに営業キャッシュ・フローの各種指標に配慮して、財務リスクを最小化することを基本方針としております。この基本方針に則り、資金調達の手段はその時々の市場環境を考慮したうえで、当社グループにとって最善の手段を選択しております。
当社は長年にわたり、主要な取引先金融機関と良好な関係を維持しており、経常的な資金調達の他、当座貸越契約により、緊急時の流動性を確保しております。さらに、多様な調達手段を確保するため、直接金融による資金調達も見据え、格付投資情報センターの格付けを取得、維持しており、現時点において、Aマイナス(安定的)となっております。
当連結会計年度においては、事業用資産の新規投資や維持更新には、主に営業活動で獲得した資金を充当いたしました。
この他、流動性マネジメントの一環として、キャッシュ・マネジメント・システムを国内で導入し、グループ内の企業相互間の余剰資金を当社が集中管理することで資金の効率化を推進しております。また、海外においては、各拠点の資金需要に対応するため、当社を起点にしたグループ内金融により必要な資金を供給する一方、余剰資金を当社へ還流させる体制を構築しております。
(参考)キャッシュ・フロー関連指標の推移
自己資本比率:自己資本/総資産
時価ベースの自己資本比率:株式時価総額/総資産
キャッシュ・フロー対有利子負債比率:有利子負債/キャッシュ・フロー
インタレスト・カバレッジ・レシオ:キャッシュ・フロー/利払い
(注)1 各指標は、いずれも連結ベースの財務数値により算出しております。
2 株式時価総額は、期末株価終値×期末発行済株式数(自己株式控除後)により算出しております。
3 キャッシュ・フローは、連結キャッシュ・フロー計算書の営業活動によるキャッシュ・フローを使用しております。
4 有利子負債は、連結貸借対照表に計上されている借入金等を対象としております。また、利払いについては、連結キャッシュ・フロー計算書の利息の支払額を使用しております。
当連結会計年度末の有利子負債残高は379億4千7百万円となりました。借入金の計画返済を進めておりますが、前連結会計年度末に比べて借入金が44億2千1百万円減少したこと等により、有利子負債残高は43億1千9百万円の減少となっております。
(3)重要な会計上の見積りおよび当該見積りに用いた仮定
当社においては、従業員の退職給付に備えるため、確定給付型の退職給付制度を設けておりますが、将来の退職給付見込額は、割引率や予想される昇給及び従業員の退職率、死亡率など、さまざまな変動要因を加味して見積られております。これらのうち、昇給及び退職率や死亡率は経済情勢による大きな変動は予想されませんが、割引率については、退職給付の支払見込期間を反映した国債の利回りに基づき決定しておりますので、外部の経済環境により大きく変動する要素だと考えております。
割引率の変動による感応度は次のとおりです。
当連結会計年度における当社グループの財政状態、経営成績およびキャッシュ・フローの状況の概要は次のとおりであります。
(1)経営成績の状況
当連結会計年度の決算の概要は次のとおりであります。
| (単位:百万円) | ||||
| 前期 | 当期 | 前年同期比 | ||
| 増減額 | 増減率(%) | |||
| 売上高 | 122,555 | 124,765 | 2,210 | 1.8 |
| 営業利益 | 6,241 | 7,805 | 1,564 | 25.1 |
| 経常利益 | 7,352 | 8,806 | 1,454 | 19.8 |
| 親会社株主に帰属する当期純利益 | 4,633 | 6,041 | 1,408 | 30.4 |
(経済環境)
当連結会計年度におけるわが国経済は、物価上昇の影響による個人消費の停滞感が見られたものの、年度半ば以降は堅調な設備投資を背景に非製造業を中心に緩やかな回復傾向となりました。一方で、エネルギーコストの高止まりや地政学的リスクの継続、更には米国政府の動向が不確実なこともあり、先行き不透明な状況が続きました。
(事業環境)
自動車関連の荷動きが年度後半より輸出入ともに鈍化に転じたものの、消費財の荷動きは回復傾向にあるなど国際貨物の輸送取扱いは堅調に推移し、物流業界全般としては堅調を維持しました。
(業績状況)
当社グループは中期経営計画に基づき、収益基盤の拡充によるトップラインの向上、TRANCYグループの経営基盤の強化、ESG経営/サステナビリティの取組み推進を図ることで、業績の確保に努めてまいりました。
主な取組みは以下のとおりとなります。
・特殊化学品の取扱拡大に向けた積極的な営業展開ならびに拠点整備に向けた設計の推進。
・省人省力化を実現し、高い専門性と品質管理機能を有する「医療・介護用食品専用センター」の本稼働。
・関東エリアにおける自動車部品取扱専用センターの開設ならびに本年5月の本稼働に向けた準備の実施。
・アセアン地域における更なる機能拡充に向け、タイ現地法人において倉庫増設。
・グローバル物流の最適化を図るフォワーディングシステムの導入および運用開始。
・収益性向上、経営基盤の強化に向けた組織機構の設計。
・GHG排出量削減に向けた四日市港におけるカーボンニュートラルポート実現のためのバイオディーゼル燃料実証実験への参画。
・多様な人財が活躍するために新たに制定した職群制度の確立および運用開始。
・社会インフラである物流サービスの持続的・安定的な提供のための初動・BCP体制の全社的再整備。
こうした施策のもと、当連結会計年度における業績は以下のとおりとなりました。
・売上高は、第2四半期まで海外における海上運賃の正常化の影響を受けたものの、国際複合輸送業の順調な取扱い推移ならびに三重朝日物流センターの年間を通じた安定稼働、医療・介護用食品専用センターやタイ現地法人の新倉庫の稼働、半導体関連材料を中心とする取扱量の増加が寄与し、前年同期比増収。
・経常利益は、三重朝日物流センター稼働に伴う準備費用、資金調達関連費用および退職給付費用の減少、料金適正化の継続的な取組み、効率的なオペレーションによる生産性向上とコスト最適化などにより、前年同期比増益。
・親会社株主に帰属する当期純利益は、上記の要因に伴い前年同期比増益。
セグメント・主要部門ごとの経営成績は、次のとおりであります。
| (単位:百万円) | ||||
| 売上高 | 前年同期比 | |||
| 前期 | 当期 | 増減額 | 増減率 (%) | |
| 総合物流事業 倉庫業 港湾運送業 陸上運送業 国際複合輸送業 その他 | 120,539 48,445 21,245 18,366 30,810 1,670 | 122,710 51,893 20,882 19,789 28,511 1,633 | 2,171 3,447 △363 1,423 △2,298 △37 | 1.8 7.1 △1.7 7.7 △7.5 △2.3 |
| その他の事業 | 2,016 | 2,055 | 39 | 1.9 |
| 合 計 | 122,555 | 124,765 | 2,210 | 1.8 |
※2023年8月より港湾運送業の業務の一部を倉庫業へ区分変更した影響額:908百万円
セグメント・主要部門ごとの取扱等の状況は、次のとおりであります。
(総合物流事業)
・倉庫業は、前年同期に比べ、期中平均保管残高は4.4%減少(54万6千トン)、貨物取扱数量は3.5%増加(894万4千トン)、保管貨物回転率は67.7%と上昇。
・港湾運送業は、前年同期に比べ、四日市港における海上コンテナの取扱量は2.4%減少(20万6千本(20フィート換算))、完成自動車の取扱量は増加、石炭・オイルコークスの取扱量は減少。
・陸上運送業は、前年同期に比べ、主力のトラック輸送の取扱量は3.5%減少(607万4千トン)、鉄道輸送の取扱量は4.6%減少(14万3千トン)、バルクコンテナ輸送の取扱量は3.7%増加(22万トン)。
・国際複合輸送業は、前年同期に比べ、海上輸送の取扱量は10.7%増加(202万トン)、海外現地法人における取扱量も増加、航空輸送の取扱量は14.7%減少(1,311トン)。
・その他は、前年同期に比べ、場内における附帯作業の取扱量が減少。
(その他の事業)
・自動車整備業は、前年同期と比べ、車検取扱台数は1.8%増加。
・ゴルフ場は、前年同期と比べ、入場者数は6.7%減少。
・建設事業は、前年同期と比べ、完成工事件数は4.7%減少。
(2)財政状態の状況
当連結会計年度末の総資産は、前連結会計年度末に比べ50億8千8百万円増加し、1,654億1千1百万円となりました。流動資産は、現金及び預金の増加50億3千9百万円を主な要因として28億1千9百万円増加し、固定資産は、投資有価証券の増加等を主な要因として22億6千9百万円増加しました。
負債は、短期借入金および長期借入金の減少を主な要因として12億8千万円減少し、698億3千7百万円となりました。
また、純資産は前連結会計年度末に比べ63億6千8百万円増加し、955億7千4百万円となりました。この結果、自己資本比率は前連結会計年度末の53.3%から55.1%となりました。
(3)キャッシュ・フローの状況
当連結会計年度末における連結ベースの現金及び現金同等物(以下「資金」という)は、有形及び無形固定資産の取得による支出37億2千万円などがあったものの、税金等調整前当期純利益89億8千万円、減価償却費52億7千7百万円の資金留保等による増加により、前連結会計年度末に比べ53億3千3百万円増加し、当連結会計年度末には268億4千1百万円となりました。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
当連結会計年度において、営業活動の結果増加した資金は、151億3千6百万円(前年同期比78億5千4百万円の収入増)となりました。これは主に、法人税等の支払額10億7千3百万円などがあったものの、税金等調整前当期純利益89億8千万円、減価償却費52億7千7百万円の資金留保等による増加の結果であります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
当連結会計年度において、投資活動の結果減少した資金は、31億1千3百万円(前年同期比149億2千1百万円の支出減)となりました。これは主に、有形及び無形固定資産の取得による支出37億2千万円等による減少の結果であります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
当連結会計年度において、財務活動の結果減少した資金は、74億2千9百万円(前年同期比196億3千3百万円の収入減)となりました。これは主に、短期借入金の返済による支出22億7千万円および長期借入金の返済による支出22億5千1百万円による減少の結果であります。
(4)生産、受注および販売の実績
セグメント別営業概況
① 総合物流事業
最近における倉庫保管貨物入出庫高ならびに期末保管残高を示せば次のとおりであります。
| 期間 | 入庫高 | 出庫高 | 期末保管残高 | |||
| 屯数(屯) | 金額 (百万円) | 屯数(屯) | 金額 (百万円) | 屯数(屯) | 金額 (百万円) | |
| 2024年4月1日から 2025年3月31日まで | 4,403,280 | 1,172,879 | 4,479,580 | 1,174,624 | 526,042 | 186,547 |
| 前年同期比増減(%) | 2.4 | 3.8 | 3.1 | 4.9 | △3.1 | △1.1 |
保管貨物残高を品目別に示せば次のとおりであります。
| 品目 | 2025年3月31日現在 | |||
| 屯数(屯) | 前年同期比増減 (%) | 金額(百万円) | 前年同期比増減 (%) | |
| 農水産品 | 28,275 | 32.4 | 5,744 | △17.7 |
| 金属 | 4,737 | △19.0 | 2,044 | △24.0 |
| 金属製品・機械 | 110,595 | △12.3 | 46,173 | △1.1 |
| 窯業品 | 136 | 19.3 | 9 | △47.1 |
| 化学工業品 | 202,212 | △3.0 | 74,932 | △4.3 |
| 紙・パルプ | 10,212 | △9.6 | 3,845 | △7.3 |
| 繊維工業品 | 282 | △45.3 | 134 | △19.0 |
| 食料工業品 | 28,263 | 12.0 | 8,154 | △3.9 |
| 雑工業品 | 65,415 | 12.5 | 29,151 | 28.5 |
| 雑品 | 75,915 | △11.5 | 16,358 | △11.0 |
| 合計 | 526,042 | △3.1 | 186,547 | △1.1 |
港湾運送業の最近の貨物取扱高を示せば次のとおりであります。
| 期間 | 船内荷役(屯) | 前年同期比増減 (%) | 沿岸荷役 (内 輸出貨物) (屯) | 前年同期比増減 (%) |
| 2024年4月1日から 2025年3月31日まで | 12,547,358 | 0.9 | 4,456,743 (1,028,576) | 6.8 (△0.6) |
貨物自動車運送業および鉄道利用運送業の最近の貨物取扱高を示せば次のとおりであります。
| 期間 | 貨物自動車運送業 (屯) | 前年同期比増減 (%) | 鉄道利用運送業 (屯) | 前年同期比増減 (%) |
| 2024年4月1日から 2025年3月31日まで | 6,074,621 | △3.5 | 143,909 | △4.6 |
② その他の事業
保険代理店の契約実績を示せば次のとおりであります。
| 期間 | 契約件数(件) | 前年同期比増減 (%) | 契約保険金額 (千円) | 前年同期比増減 (%) |
| 2024年4月1日から 2025年3月31日まで | 3,473 | △1.0 | 508,077 | 1.3 |
ゴルフ場の入場者数を示せば次のとおりであります。
| 期間 | メンバー(人) | 前年同期比増減 (%) | ビジター(人) | 前年同期比増減 (%) |
| 2024年4月1日から 2025年3月31日まで | 6,339 | △6.8 | 28,437 | △6.6 |
自動車整備台数を示せば次のとおりであります。
| 期間 | 車検台数(件) | 前年同期比増減 (%) |
| 2024年4月1日から 2025年3月31日まで | 1,311 | 1.8 |
③ 販売実績
当連結会計年度における販売実績をセグメントごとに示せば次のとおりであります。
| セグメントの名称 | 売上高(百万円) | 前年同期比増減(%) | |
| 総合物流事業 | 倉庫業 | 51,893 | 7.1 |
| 港湾運送業 | 20,882 | △1.7 | |
| 陸上運送業 | 19,789 | 7.7 | |
| 国際複合輸送業 | 28,511 | △7.5 | |
| その他 | 1,633 | △2.3 | |
| その他の事業 | 2,055 | 1.9 | |
| 合計 | 124,765 | 1.8 | |
(注)1 セグメント間取引については、相殺消去しております。
2 主な相手先別の販売実績および当該販売実績の総販売実績に対する割合
| 相手先 | 前連結会計年度 | 当連結会計年度 | ||
| 売上高 (百万円) | 割合(%) | 売上高 (百万円) | 割合(%) | |
| 住友電装株式会社 | 13,501 | 11.0 | 14,316 | 11.5 |
経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容
経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識および分析・検討内容は次のとおりであります。なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において判断したものであります。
(1)今期の経営成績の分析
(営業収益)
当期の事業全体およびセグメント別の分析につきましては、「経営成績等の状況の概要(1)経営成績の状況」に記載のとおりです。
(売上原価)
売上高が増加したことなどから、1,096億8千6百万円(前年同期比0.6%増)となりました。
(販売費及び一般管理費)
WEB会議システム等のIT技術の利用促進など、継続的な業務改善により、一般管理費の増加抑制に努めたものの、物価上昇や営業活動などの活発化等により費用が増加したことなどから、72億7千3百万円(前年同期比0.2%増)となりました。
(営業利益)
継続してコスト管理の徹底や、業務の効率化、収支改善、働き方改革へ取り組んだことなどから、78億5百万円(前年同期比25.1%増)となりました。
(経常利益)
三重朝日物流センター稼働に伴う準備費用、資金調達関連費用および退職給付費用の減少、料金適正化の継続的な取組み、効率的なオペレーションによる生産性向上とコスト最適化などにより、88億6百万円(前年同期比19.8%増)となりました。
(親会社株主に帰属する当期純利益)
上記の要因に伴い、60億4千1百万円(前年同期比30.4%増)となりました。
上記のとおり、当期の当社グループの経営成績につきましては、営業収益は2期振りの増収、営業利益、経常利益および親会社株主に帰属する当期純利益は2期振りの増益となりました。
(2)キャッシュ・フローの状況の分析・検討内容ならびに資本の財源および資金の流動性に係る情報
当社グループの資金調達は、安定的な資金調達と調達コストの抑制を両立させ、自己資本比率や資産構成ならびに営業キャッシュ・フローの各種指標に配慮して、財務リスクを最小化することを基本方針としております。この基本方針に則り、資金調達の手段はその時々の市場環境を考慮したうえで、当社グループにとって最善の手段を選択しております。
当社は長年にわたり、主要な取引先金融機関と良好な関係を維持しており、経常的な資金調達の他、当座貸越契約により、緊急時の流動性を確保しております。さらに、多様な調達手段を確保するため、直接金融による資金調達も見据え、格付投資情報センターの格付けを取得、維持しており、現時点において、Aマイナス(安定的)となっております。
当連結会計年度においては、事業用資産の新規投資や維持更新には、主に営業活動で獲得した資金を充当いたしました。
この他、流動性マネジメントの一環として、キャッシュ・マネジメント・システムを国内で導入し、グループ内の企業相互間の余剰資金を当社が集中管理することで資金の効率化を推進しております。また、海外においては、各拠点の資金需要に対応するため、当社を起点にしたグループ内金融により必要な資金を供給する一方、余剰資金を当社へ還流させる体制を構築しております。
(参考)キャッシュ・フロー関連指標の推移
| 2021年 3月期 | 2022年 3月期 | 2023年 3月期 | 2024年 3月期 | 2025年 3月期 | ||
| 自己資本比率 | (%) | 51.5 | 54.1 | 55.9 | 53.3 | 55.1 |
| 時価ベースの自己資本比率 | (%) | 28.7 | 30.0 | 28.6 | 26.7 | 33.6 |
| キャッシュ・フロー対有利子負債比率 | (年) | 3.8 | 4.2 | 2.5 | 5.8 | 2.5 |
| インタレスト・カバレッジ・レシオ | (倍) | 60.8 | 62.2 | 104.6 | 50.2 | 75.8 |
自己資本比率:自己資本/総資産
時価ベースの自己資本比率:株式時価総額/総資産
キャッシュ・フロー対有利子負債比率:有利子負債/キャッシュ・フロー
インタレスト・カバレッジ・レシオ:キャッシュ・フロー/利払い
(注)1 各指標は、いずれも連結ベースの財務数値により算出しております。
2 株式時価総額は、期末株価終値×期末発行済株式数(自己株式控除後)により算出しております。
3 キャッシュ・フローは、連結キャッシュ・フロー計算書の営業活動によるキャッシュ・フローを使用しております。
4 有利子負債は、連結貸借対照表に計上されている借入金等を対象としております。また、利払いについては、連結キャッシュ・フロー計算書の利息の支払額を使用しております。
当連結会計年度末の有利子負債残高は379億4千7百万円となりました。借入金の計画返済を進めておりますが、前連結会計年度末に比べて借入金が44億2千1百万円減少したこと等により、有利子負債残高は43億1千9百万円の減少となっております。
(3)重要な会計上の見積りおよび当該見積りに用いた仮定
当社においては、従業員の退職給付に備えるため、確定給付型の退職給付制度を設けておりますが、将来の退職給付見込額は、割引率や予想される昇給及び従業員の退職率、死亡率など、さまざまな変動要因を加味して見積られております。これらのうち、昇給及び退職率や死亡率は経済情勢による大きな変動は予想されませんが、割引率については、退職給付の支払見込期間を反映した国債の利回りに基づき決定しておりますので、外部の経済環境により大きく変動する要素だと考えております。
割引率の変動による感応度は次のとおりです。
| 当連結会計年度末における退職給付債務への影響額 | |
| 割引率が1.0%上昇した場合 | 716百万円の減少 |
| 割引率が1.0%下降した場合 | 859百万円の増加 |