有価証券報告書-第98期(令和2年4月1日-令和3年3月31日)
(1) 経営成績等の概要
当連結会計年度における当社グループ(当社、連結子会社及び持分法適用関連会社)の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下、「経営成績等」という。)の状況の概要は次のとおりであります。
① 経営成績の状況
当連結会計年度におけるわが国経済は、新型コロナウイルス感染拡大による景気の悪化から、海外各国の経済活動再開による輸出の回復や、個人消費を中心とした持ち直しの動きが見受けられました。しかしながら、国内外において再び感染が拡大するなど、先行き不透明な状況となっております。
このような環境のなかで、当社グループが営業の基盤を置く名古屋港の港湾貨物は、輸出は自動車や自動車部品等が減少し、輸入はアルミニウム等が減少したことにより、前年実績を下回りました。
当社グループといたしましては、輸出貨物は、自動車部品等の取扱いが減少しました。輸入貨物は、非鉄金属やとうもろこしは減少しましたが、食糧の取扱いが増加しました。
これらの結果、当連結会計年度の当社グループの売上高は、670億54百万円と前年同期と比べ38億49百万円(5.4%)の減収となりました。
営業利益は、35億80百万円と前年同期と比べ13億30百万円(27.1%)の減益となりました。
経常利益は、43億22百万円と前年同期と比べ16億19百万円(27.3%)の減益となりました。
親会社株主に帰属する当期純利益は、43億18百万円と前年同期と比べ4億29百万円(11.1%)の増益となりました。
② 財政状態の状況
流動資産は、前連結会計年度に比べて27億45百万円増加し、349億85百万円となりました。これは、現金及び預金が17億84百万円増加したことなどによります。
固定資産は、前連結会計年度に比べて49億14百万円増加し、879億29百万円となりました。これは、設備投資等により建設仮勘定が32億20百万円増加したことなどによります。
流動負債は、前連結会計年度に比べて14億25百万円増加し、154億61百万円となりました。これは、未払法人税等が8億67百万円増加したことなどによります。
固定負債は、前連結会計年度に比べて8億10百万円増加し、99億64百万円となりました。これは、繰延税金負債が7億19百万円増加したことなどによります。
純資産は、前連結会計年度に比べて54億24百万円増加し、974億88百万円となりました。これは、利益剰余金が36億62百万円増加したことなどによります。
③ キャッシュ・フローの状況
当連結会計年度の連結キャッシュ・フローは、営業活動によるキャッシュ・フローの収入、投資活動によるキャッシュ・フローの支出、財務活動によるキャッシュ・フローの支出、これに現金及び現金同等物に係る換算差額(1億36百万円の減少)があり、全体で18億82百万円の増加となり、現金及び現金同等物の期末残高は174億95百万円となりました。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
当連結会計年度の営業活動により得られたキャッシュ・フローは、59億90百万円(前年同期比9.0%減)となりました。これは、税金等調整前当期純利益63億76百万円(前年同期比11.3%増)、減価償却費27億18百万円(前年同期比9.7%増)が反映された一方で、売上債権の増加が15億28百万円(前年同期は14億57百万円の減少)あったことが主な要因であります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
当連結会計年度の投資活動により支出されたキャッシュ・フローは、27億97百万円(前年同期比73.9%減)となりました。これは、有形固定資産の取得による支出が43億88百万円(前年同期比58.3%減)あった一方で、投資有価証券の売却による収入が17億61百万円(前年同期比38倍)あったことが主な要因であります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
当連結会計年度の財務活動により支出されたキャッシュ・フローは、11億73百万円(前年同期は33億79百万円の収入)となりました。これは、短期借入金返済による支出が18億円(前年同期比80.0%増)あったことが主な要因であります。
④ 生産、受注及び販売の状況
当社グループは、港湾運送事業を中核とした海・陸・空にわたる総合物流業を営んでおり、役務の提供を主体とする事業の性格上、生産、受注及び販売の状況を区分して把握することは困難であります。
これに代えて、当連結会計年度におけるセグメント毎の売上実績を示すと次のとおりであります。
(2) 経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容
経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。なお、文中における将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社が判断したものであります。
① 当連結会計年度の経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容
当社グループの経営成績につきましては、「3 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析(1)経営成績等の概要 ①経営成績の状況」に記載のとおりであります。
この結果、当社グループが目標とする経営指標である売上高経常利益率8%以上に対し、6.4%となりました。今後も新型コロナウイルス感染拡大等により、輸出入および国内輸送の低迷が懸念される等、先行き不透明な環境が見込まれますが、達成に向けて取り組んでまいります。
セグメントの経営成績の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。
a. 港湾運送およびその関連
(港湾運送部門)
当部門は、船内および沿岸作業が減少したことにより、取扱いは減少となりました。
売上高といたしましては、395億68百万円と前年同期と比べ30億79百万円 (7.2%)の減収となりました。
(倉庫保管部門)
当部門は、国内および海外保管貨物の取扱いが減少したことにより、取扱いは減少となりました。
売上高といたしましては、82億59百万円と前年同期と比べ3億39百万円 (4.0%)の減収となりました。
(陸上運送部門)
当部門は、鋼材を中心とした内国貨物輸送が減少したことにより、取扱いは減少となりました。
売上高といたしましては、102億96百万円と前年同期と比べ8億31百万円 (7.5%)の減収となりました。
(航空貨物運送部門)
当部門は、輸入は減少となりましたが、輸出は航空貨物需要の拡大により、増加となりました。
売上高といたしましては、40億19百万円と前年同期と比べ8億68百万円 (27.6%)の増収となりました。
(その他の部門)
当部門は、内航海上運送および梱包作業等の減少により、取扱いは減少となりました。
売上高といたしましては、33億15百万円と前年同期と比べ6億59百万円 (16.6%)の減収となりました。
これらの結果、港湾運送およびその関連の売上高は、654億58百万円と前年同期と比べ40億40百万円(5.8%)の減収、セグメント利益(営業利益)は27億34百万円と前年同期と比べ14億16百万円(34.1%)の減益となりました。
b. 賃貸
当事業は、倉庫賃貸面積の拡大により、増加となりました。
この結果、賃貸の売上高は、15億95百万円と前年同期と比べ1億91百万円(13.7%)の増収、セグメント利益(営業利益)は8億31百万円と前年同期と比べ86百万円(11.6%)の増益となりました。
② 当連結会計年度のキャッシュ・フローの分析
当社グループのキャッシュ・フローの分析につきましては、「3 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析(1)経営成績等の概要 ③キャッシュ・フローの状況」に記載しております。
③ 資本の財源及び資金の流動性
当社グループにおける資金需要は、物流事業を営む上での運転資金ならびに施設の新設および改修、荷役機器の購入、業務効率化および成長のための設備投資等に係るものであります。
これらの資金需要を適正水準に維持し、その資金調達は営業活動によるキャッシュ・フローおよび自己資金により賄うことを基本とし、必要に応じて金融機関から借り入れることを方針としております。
(参考) キャッシュ・フロー関連指標の推移
自己資本比率:自己資本/総資産
時価ベースの自己資本比率:株式時価総額/総資産
キャッシュ・フロー対有利子負債比率:有利子負債/キャッシュ・フロー
インタレスト・カバレッジ・レシオ:キャッシュ・フロー/利払い
(注1)いずれも連結ベースの財務数値により算出しております。
(注2)株式時価総額は自己株式を除く発行済株式数をベースに計算しております。
(注3)キャッシュ・フローは、営業キャッシュ・フローを利用しております。
(注4)有利子負債は連結貸借対照表に計上されている負債のうち利子を支払っている全ての負債を
対象としております。
④ 重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定
当社グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成しております。この連結財務諸表を作成するにあたって、資産、負債、収益及び費用の報告額に影響を及ぼす見積り及び仮定を用いておりますが、これらの見積り及び仮定に基づく数値は実際の結果と異なる可能性があります。
連結財務諸表の作成にあたって用いた会計上の見積り及び仮定のうち、重要なものは「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等(1)連結財務諸表 注記事項(重要な会計上の見積り)」に記載しております。
当連結会計年度における当社グループ(当社、連結子会社及び持分法適用関連会社)の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下、「経営成績等」という。)の状況の概要は次のとおりであります。
① 経営成績の状況
当連結会計年度におけるわが国経済は、新型コロナウイルス感染拡大による景気の悪化から、海外各国の経済活動再開による輸出の回復や、個人消費を中心とした持ち直しの動きが見受けられました。しかしながら、国内外において再び感染が拡大するなど、先行き不透明な状況となっております。
このような環境のなかで、当社グループが営業の基盤を置く名古屋港の港湾貨物は、輸出は自動車や自動車部品等が減少し、輸入はアルミニウム等が減少したことにより、前年実績を下回りました。
当社グループといたしましては、輸出貨物は、自動車部品等の取扱いが減少しました。輸入貨物は、非鉄金属やとうもろこしは減少しましたが、食糧の取扱いが増加しました。
これらの結果、当連結会計年度の当社グループの売上高は、670億54百万円と前年同期と比べ38億49百万円(5.4%)の減収となりました。
営業利益は、35億80百万円と前年同期と比べ13億30百万円(27.1%)の減益となりました。
経常利益は、43億22百万円と前年同期と比べ16億19百万円(27.3%)の減益となりました。
親会社株主に帰属する当期純利益は、43億18百万円と前年同期と比べ4億29百万円(11.1%)の増益となりました。
② 財政状態の状況
流動資産は、前連結会計年度に比べて27億45百万円増加し、349億85百万円となりました。これは、現金及び預金が17億84百万円増加したことなどによります。
固定資産は、前連結会計年度に比べて49億14百万円増加し、879億29百万円となりました。これは、設備投資等により建設仮勘定が32億20百万円増加したことなどによります。
流動負債は、前連結会計年度に比べて14億25百万円増加し、154億61百万円となりました。これは、未払法人税等が8億67百万円増加したことなどによります。
固定負債は、前連結会計年度に比べて8億10百万円増加し、99億64百万円となりました。これは、繰延税金負債が7億19百万円増加したことなどによります。
純資産は、前連結会計年度に比べて54億24百万円増加し、974億88百万円となりました。これは、利益剰余金が36億62百万円増加したことなどによります。
③ キャッシュ・フローの状況
当連結会計年度の連結キャッシュ・フローは、営業活動によるキャッシュ・フローの収入、投資活動によるキャッシュ・フローの支出、財務活動によるキャッシュ・フローの支出、これに現金及び現金同等物に係る換算差額(1億36百万円の減少)があり、全体で18億82百万円の増加となり、現金及び現金同等物の期末残高は174億95百万円となりました。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
当連結会計年度の営業活動により得られたキャッシュ・フローは、59億90百万円(前年同期比9.0%減)となりました。これは、税金等調整前当期純利益63億76百万円(前年同期比11.3%増)、減価償却費27億18百万円(前年同期比9.7%増)が反映された一方で、売上債権の増加が15億28百万円(前年同期は14億57百万円の減少)あったことが主な要因であります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
当連結会計年度の投資活動により支出されたキャッシュ・フローは、27億97百万円(前年同期比73.9%減)となりました。これは、有形固定資産の取得による支出が43億88百万円(前年同期比58.3%減)あった一方で、投資有価証券の売却による収入が17億61百万円(前年同期比38倍)あったことが主な要因であります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
当連結会計年度の財務活動により支出されたキャッシュ・フローは、11億73百万円(前年同期は33億79百万円の収入)となりました。これは、短期借入金返済による支出が18億円(前年同期比80.0%増)あったことが主な要因であります。
④ 生産、受注及び販売の状況
当社グループは、港湾運送事業を中核とした海・陸・空にわたる総合物流業を営んでおり、役務の提供を主体とする事業の性格上、生産、受注及び販売の状況を区分して把握することは困難であります。
これに代えて、当連結会計年度におけるセグメント毎の売上実績を示すと次のとおりであります。
| セグメントの名称 | 当連結会計年度 (自 2020年4月1日 至 2021年3月31日) | |
| 金額(千円) | 前年同期比(%) | |
| 港湾運送およびその関連 | 65,458,809 | △5.8 |
| 賃貸 | 1,595,516 | 13.7 |
| 合計 | 67,054,325 | △5.4 |
(2) 経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容
経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。なお、文中における将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社が判断したものであります。
① 当連結会計年度の経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容
当社グループの経営成績につきましては、「3 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析(1)経営成績等の概要 ①経営成績の状況」に記載のとおりであります。
この結果、当社グループが目標とする経営指標である売上高経常利益率8%以上に対し、6.4%となりました。今後も新型コロナウイルス感染拡大等により、輸出入および国内輸送の低迷が懸念される等、先行き不透明な環境が見込まれますが、達成に向けて取り組んでまいります。
セグメントの経営成績の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。
a. 港湾運送およびその関連
(港湾運送部門)
当部門は、船内および沿岸作業が減少したことにより、取扱いは減少となりました。
売上高といたしましては、395億68百万円と前年同期と比べ30億79百万円 (7.2%)の減収となりました。
(倉庫保管部門)
当部門は、国内および海外保管貨物の取扱いが減少したことにより、取扱いは減少となりました。
売上高といたしましては、82億59百万円と前年同期と比べ3億39百万円 (4.0%)の減収となりました。
(陸上運送部門)
当部門は、鋼材を中心とした内国貨物輸送が減少したことにより、取扱いは減少となりました。
売上高といたしましては、102億96百万円と前年同期と比べ8億31百万円 (7.5%)の減収となりました。
(航空貨物運送部門)
当部門は、輸入は減少となりましたが、輸出は航空貨物需要の拡大により、増加となりました。
売上高といたしましては、40億19百万円と前年同期と比べ8億68百万円 (27.6%)の増収となりました。
(その他の部門)
当部門は、内航海上運送および梱包作業等の減少により、取扱いは減少となりました。
売上高といたしましては、33億15百万円と前年同期と比べ6億59百万円 (16.6%)の減収となりました。
これらの結果、港湾運送およびその関連の売上高は、654億58百万円と前年同期と比べ40億40百万円(5.8%)の減収、セグメント利益(営業利益)は27億34百万円と前年同期と比べ14億16百万円(34.1%)の減益となりました。
b. 賃貸
当事業は、倉庫賃貸面積の拡大により、増加となりました。
この結果、賃貸の売上高は、15億95百万円と前年同期と比べ1億91百万円(13.7%)の増収、セグメント利益(営業利益)は8億31百万円と前年同期と比べ86百万円(11.6%)の増益となりました。
② 当連結会計年度のキャッシュ・フローの分析
当社グループのキャッシュ・フローの分析につきましては、「3 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析(1)経営成績等の概要 ③キャッシュ・フローの状況」に記載しております。
③ 資本の財源及び資金の流動性
当社グループにおける資金需要は、物流事業を営む上での運転資金ならびに施設の新設および改修、荷役機器の購入、業務効率化および成長のための設備投資等に係るものであります。
これらの資金需要を適正水準に維持し、その資金調達は営業活動によるキャッシュ・フローおよび自己資金により賄うことを基本とし、必要に応じて金融機関から借り入れることを方針としております。
(参考) キャッシュ・フロー関連指標の推移
| 2019年3月期 | 2020年3月期 | 2021年3月期 | |
| 自己資本比率(%) | 79.8 | 76.8 | 76.3 |
| 時価ベースの自己資本比率(%) | 31.3 | 27.7 | 28.0 |
| キャッシュ・フロー対有利子負債比率(%) | 23.7 | 102.0 | 108.9 |
| インタレスト・カバレッジ・レシオ(倍) | 2,357.7 | 362.2 | 313.7 |
自己資本比率:自己資本/総資産
時価ベースの自己資本比率:株式時価総額/総資産
キャッシュ・フロー対有利子負債比率:有利子負債/キャッシュ・フロー
インタレスト・カバレッジ・レシオ:キャッシュ・フロー/利払い
(注1)いずれも連結ベースの財務数値により算出しております。
(注2)株式時価総額は自己株式を除く発行済株式数をベースに計算しております。
(注3)キャッシュ・フローは、営業キャッシュ・フローを利用しております。
(注4)有利子負債は連結貸借対照表に計上されている負債のうち利子を支払っている全ての負債を
対象としております。
④ 重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定
当社グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成しております。この連結財務諸表を作成するにあたって、資産、負債、収益及び費用の報告額に影響を及ぼす見積り及び仮定を用いておりますが、これらの見積り及び仮定に基づく数値は実際の結果と異なる可能性があります。
連結財務諸表の作成にあたって用いた会計上の見積り及び仮定のうち、重要なものは「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等(1)連結財務諸表 注記事項(重要な会計上の見積り)」に記載しております。