有価証券報告書-第102期(2024/04/01-2025/03/31)
(1) 経営成績等の概要
当連結会計年度における当社グループ(当社、連結子会社及び持分法適用関連会社)の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下、「経営成績等」という。)の状況の概要は次のとおりであります。
① 経営成績の状況
当連結会計年度におけるわが国経済は、企業の設備投資や雇用所得環境は堅調に推移するものの、物価上昇や地政学的リスク等により、不確実性が高まり、先行き不透明な状況が続いております。
このような環境のなかで、当社グループが営業の基盤を置く名古屋港の港湾貨物は、輸出は鉄鋼等が増加しましたが、自動車部品等は減少しました。輸入は鉄鋼や原油等が増加しましたが、とうもろこし等は減少しました。
当社グループといたしましては、輸出貨物は、機械等の取扱いが減少しました。輸入貨物は、油脂原料等の取扱いが増加しましたが、とうもろこし等の取扱いは減少しました。輸出前梱包等の付帯作業は、増加しました。
これらの結果、当連結会計年度の当社グループの売上高は、814億85百万円と前年同期と比べ37億86百万円(4.9%)の増収となりました。
営業利益は、62億71百万円と前年同期と比べ10億5百万円(19.1%)の増益となりました。
経常利益は、79億81百万円と前年同期と比べ14億45百万円(22.1%)の増益となりました。
親会社株主に帰属する当期純利益は、53億80百万円と前年同期と比べ8億38百万円(18.5%)の増益となりました。
② 財政状態の状況
流動資産は、前連結会計年度末に比べて64億40百万円増加し、506億24百万円となりました。これは、現金及び預金が56億81百万円増加したことなどによります。
固定資産は、前連結会計年度末に比べて35億33百万円減少し、1,033億9百万円となりました。これは、投資有価証券が31億75百万円減少したことなどによります。
この結果、総資産は前連結会計年度末に比べて29億6百万円増加し、1,539億33百万円となりました。
流動負債は、前連結会計年度末に比べて2億95百万円増加し、119億57百万円となりました。これは、賞与引当金が2億15百万円増加したことなどによります。
固定負債は、前連結会計年度末に比べて19億34百万円減少し、156億39百万円となりました。これは、長期借入金が7億66百万円減少したことなどによります。
純資産は、前連結会計年度末に比べて45億45百万円増加し、1,263億37百万円となりました。これは、利益剰余金が40億95百万円増加したことなどによります。
③ キャッシュ・フローの状況
当連結会計年度の連結キャッシュ・フローは、営業活動によるキャッシュ・フローの収入、投資活動によるキャッシュ・フローの支出、財務活動によるキャッシュ・フローの支出、これに現金及び現金同等物に係る換算差額(7億61百万円の増加)があり、全体で36億9百万円の増加となり、現金及び現金同等物の期末残高は250億14百万円となりました。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
当連結会計年度の営業活動により得られたキャッシュ・フローは、86億55百万円(前年同期比13.6%減)となりました。これは、税金等調整前当期純利益が82億58百万円(前年同期比25.0%増)あったことが主な要因であります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
当連結会計年度の投資活動により支出されたキャッシュ・フローは、33億32百万円(前年同期比10.1%減)となりました。これは、有形固定資産の取得による支出が21億89百万円(前年同期比33.5%増)あったことが主な要因であります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
当連結会計年度の財務活動により支出されたキャッシュ・フローは、24億74百万円(前年同期比53.0%減)となりました。これは、配当金の支払額が12億85百万円(前年同期比23.1%増)、長期借入金の返済による支出が9億9百万円(前年同期比54.8%増)あったことが主な要因であります。
④ 生産、受注及び販売の状況
当社グループは、港湾運送事業を中核とした海・陸・空にわたる総合物流業を営んでおり、役務の提供を主体とする事業の性格上、生産、受注及び販売の状況を区分して把握することは困難であります。
これに代えて、当連結会計年度におけるセグメント毎の売上実績を示すと次のとおりであります。
(2) 経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容
経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。なお、文中における将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社が判断したものであります。
① 当連結会計年度の経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容
当社グループの経営成績につきましては、「4 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析(1)経営成績等の概要 ①経営成績の状況」に記載のとおりであります。
この結果、当社グループが目標とする経営指標である売上高経常利益率8%以上に対し、9.8%となりました。今後も、資源価格高騰に伴う物価上昇や地政学的リスク等により、不確実性が高まり、依然として先行き不透明な環境が見込まれますが、継続的な達成に向けて取り組んでまいります。
セグメント別の経営成績の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。
(単位:百万円)
a.港湾運送およびその関連
(港湾運送部門)
沿岸作業およびアジア地域における取扱いが増加したことにより、増収となりました。
(倉庫保管部門)
国内および欧米における保管貨物の取扱いが減少したことにより、減収となりました。
(陸上運送部門)
内国貨物輸送および欧州域内輸送の取扱いが減少したことにより、減収となりました。
(航空貨物運送部門)
国内外ともに航空貨物需要の回復により、輸出入ともに取扱いは増加し、増収となりました。
(その他の部門)
梱包作業等の増加により、増収となりました。
b.賃貸
倉庫賃貸面積の減少により、減収となりました。
② 当連結会計年度のキャッシュ・フローの分析
当社グループのキャッシュ・フローの分析につきましては、「4 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析(1)経営成績等の概要 ③キャッシュ・フローの状況」に記載しております。
③ 資本の財源及び資金の流動性
当社グループにおける資金需要は、物流事業を営む上での運転資金ならびに施設の新設および改修、荷役機器の購入、業務効率化および成長のための設備投資等に係るものであります。
これらの資金需要を適正水準に維持し、その資金調達は営業活動によるキャッシュ・フローおよび自己資金により賄うことを基本とし、必要に応じて金融機関から借り入れることを方針としております。
(参考) キャッシュ・フロー関連指標の推移
自己資本比率:自己資本/総資産
時価ベースの自己資本比率:株式時価総額/総資産
キャッシュ・フロー対有利子負債比率:有利子負債/キャッシュ・フロー
インタレスト・カバレッジ・レシオ:キャッシュ・フロー/利払い
(注) 1 いずれも連結ベースの財務数値により算出しております。
2 株式時価総額は自己株式を除く発行済株式数をベースに計算しております。
3 キャッシュ・フローは、営業キャッシュ・フローを利用しております。
4 有利子負債は連結貸借対照表に計上されている負債のうち利子を支払っている全ての負債を
対象としております。
④ 重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定
当社グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成しております。この連結財務諸表を作成するにあたって、資産、負債、収益及び費用の報告額に影響を及ぼす見積り及び仮定を用いておりますが、これらの見積り及び仮定に基づく数値は実際の結果と異なる可能性があります。
連結財務諸表の作成にあたって用いた会計上の見積り及び仮定のうち、重要なものは「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等(1)連結財務諸表 注記事項(重要な会計上の見積り)」に記載しております。
当連結会計年度における当社グループ(当社、連結子会社及び持分法適用関連会社)の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下、「経営成績等」という。)の状況の概要は次のとおりであります。
① 経営成績の状況
当連結会計年度におけるわが国経済は、企業の設備投資や雇用所得環境は堅調に推移するものの、物価上昇や地政学的リスク等により、不確実性が高まり、先行き不透明な状況が続いております。
このような環境のなかで、当社グループが営業の基盤を置く名古屋港の港湾貨物は、輸出は鉄鋼等が増加しましたが、自動車部品等は減少しました。輸入は鉄鋼や原油等が増加しましたが、とうもろこし等は減少しました。
当社グループといたしましては、輸出貨物は、機械等の取扱いが減少しました。輸入貨物は、油脂原料等の取扱いが増加しましたが、とうもろこし等の取扱いは減少しました。輸出前梱包等の付帯作業は、増加しました。
これらの結果、当連結会計年度の当社グループの売上高は、814億85百万円と前年同期と比べ37億86百万円(4.9%)の増収となりました。
営業利益は、62億71百万円と前年同期と比べ10億5百万円(19.1%)の増益となりました。
経常利益は、79億81百万円と前年同期と比べ14億45百万円(22.1%)の増益となりました。
親会社株主に帰属する当期純利益は、53億80百万円と前年同期と比べ8億38百万円(18.5%)の増益となりました。
② 財政状態の状況
流動資産は、前連結会計年度末に比べて64億40百万円増加し、506億24百万円となりました。これは、現金及び預金が56億81百万円増加したことなどによります。
固定資産は、前連結会計年度末に比べて35億33百万円減少し、1,033億9百万円となりました。これは、投資有価証券が31億75百万円減少したことなどによります。
この結果、総資産は前連結会計年度末に比べて29億6百万円増加し、1,539億33百万円となりました。
流動負債は、前連結会計年度末に比べて2億95百万円増加し、119億57百万円となりました。これは、賞与引当金が2億15百万円増加したことなどによります。
固定負債は、前連結会計年度末に比べて19億34百万円減少し、156億39百万円となりました。これは、長期借入金が7億66百万円減少したことなどによります。
純資産は、前連結会計年度末に比べて45億45百万円増加し、1,263億37百万円となりました。これは、利益剰余金が40億95百万円増加したことなどによります。
③ キャッシュ・フローの状況
当連結会計年度の連結キャッシュ・フローは、営業活動によるキャッシュ・フローの収入、投資活動によるキャッシュ・フローの支出、財務活動によるキャッシュ・フローの支出、これに現金及び現金同等物に係る換算差額(7億61百万円の増加)があり、全体で36億9百万円の増加となり、現金及び現金同等物の期末残高は250億14百万円となりました。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
当連結会計年度の営業活動により得られたキャッシュ・フローは、86億55百万円(前年同期比13.6%減)となりました。これは、税金等調整前当期純利益が82億58百万円(前年同期比25.0%増)あったことが主な要因であります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
当連結会計年度の投資活動により支出されたキャッシュ・フローは、33億32百万円(前年同期比10.1%減)となりました。これは、有形固定資産の取得による支出が21億89百万円(前年同期比33.5%増)あったことが主な要因であります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
当連結会計年度の財務活動により支出されたキャッシュ・フローは、24億74百万円(前年同期比53.0%減)となりました。これは、配当金の支払額が12億85百万円(前年同期比23.1%増)、長期借入金の返済による支出が9億9百万円(前年同期比54.8%増)あったことが主な要因であります。
④ 生産、受注及び販売の状況
当社グループは、港湾運送事業を中核とした海・陸・空にわたる総合物流業を営んでおり、役務の提供を主体とする事業の性格上、生産、受注及び販売の状況を区分して把握することは困難であります。
これに代えて、当連結会計年度におけるセグメント毎の売上実績を示すと次のとおりであります。
| セグメントの名称 | 当連結会計年度 (自 2024年4月1日 至 2025年3月31日) | |
| 金額(千円) | 前年同期比(%) | |
| 港湾運送およびその関連 | 79,807,832 | 5.0 |
| 賃貸 | 1,677,489 | △1.3 |
| 合計 | 81,485,321 | 4.9 |
(2) 経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容
経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。なお、文中における将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社が判断したものであります。
① 当連結会計年度の経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容
当社グループの経営成績につきましては、「4 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析(1)経営成績等の概要 ①経営成績の状況」に記載のとおりであります。
この結果、当社グループが目標とする経営指標である売上高経常利益率8%以上に対し、9.8%となりました。今後も、資源価格高騰に伴う物価上昇や地政学的リスク等により、不確実性が高まり、依然として先行き不透明な環境が見込まれますが、継続的な達成に向けて取り組んでまいります。
セグメント別の経営成績の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。
(単位:百万円)
| 前連結会計年度 (自2023年4月1日 至2024年3月31日) | 当連結会計年度 (自2024年4月1日 至2025年3月31日) | 増減 | |||
| 金額 | 増減率(%) | ||||
| 港湾運送部門 | 46,094 | 49,749 | 3,655 | 7.9 | |
| 倉庫保管部門 | 10,628 | 10,129 | △498 | △4.7 | |
| 陸上運送部門 | 12,538 | 12,307 | △230 | △1.8 | |
| 航空貨物運送部門 | 2,681 | 3,378 | 696 | 26.0 | |
| その他の部門 | 4,056 | 4,243 | 186 | 4.6 | |
| a.港湾運送およびその関連 (営業利益) | 75,999 (4,403) | 79,807 (5,550) | 3,808 (1,146) | 5.0 (26.0) | |
| b.賃貸 (営業利益) | 1,699 (842) | 1,677 (699) | △21 (△142) | △1.3 (△16.9) | |
a.港湾運送およびその関連
(港湾運送部門)
沿岸作業およびアジア地域における取扱いが増加したことにより、増収となりました。
(倉庫保管部門)
国内および欧米における保管貨物の取扱いが減少したことにより、減収となりました。
(陸上運送部門)
内国貨物輸送および欧州域内輸送の取扱いが減少したことにより、減収となりました。
(航空貨物運送部門)
国内外ともに航空貨物需要の回復により、輸出入ともに取扱いは増加し、増収となりました。
(その他の部門)
梱包作業等の増加により、増収となりました。
b.賃貸
倉庫賃貸面積の減少により、減収となりました。
② 当連結会計年度のキャッシュ・フローの分析
当社グループのキャッシュ・フローの分析につきましては、「4 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析(1)経営成績等の概要 ③キャッシュ・フローの状況」に記載しております。
③ 資本の財源及び資金の流動性
当社グループにおける資金需要は、物流事業を営む上での運転資金ならびに施設の新設および改修、荷役機器の購入、業務効率化および成長のための設備投資等に係るものであります。
これらの資金需要を適正水準に維持し、その資金調達は営業活動によるキャッシュ・フローおよび自己資金により賄うことを基本とし、必要に応じて金融機関から借り入れることを方針としております。
(参考) キャッシュ・フロー関連指標の推移
| 2023年3月期 | 2024年3月期 | 2025年3月期 | |
| 自己資本比率(%) | 75.2 | 77.3 | 78.5 |
| 時価ベースの自己資本比率(%) | 25.4 | 31.6 | 30.7 |
| キャッシュ・フロー対有利子負債比率(年) | 1.1 | 0.7 | 0.7 |
| インタレスト・カバレッジ・レシオ(倍) | 286.8 | 347.3 | 221.7 |
自己資本比率:自己資本/総資産
時価ベースの自己資本比率:株式時価総額/総資産
キャッシュ・フロー対有利子負債比率:有利子負債/キャッシュ・フロー
インタレスト・カバレッジ・レシオ:キャッシュ・フロー/利払い
(注) 1 いずれも連結ベースの財務数値により算出しております。
2 株式時価総額は自己株式を除く発行済株式数をベースに計算しております。
3 キャッシュ・フローは、営業キャッシュ・フローを利用しております。
4 有利子負債は連結貸借対照表に計上されている負債のうち利子を支払っている全ての負債を
対象としております。
④ 重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定
当社グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成しております。この連結財務諸表を作成するにあたって、資産、負債、収益及び費用の報告額に影響を及ぼす見積り及び仮定を用いておりますが、これらの見積り及び仮定に基づく数値は実際の結果と異なる可能性があります。
連結財務諸表の作成にあたって用いた会計上の見積り及び仮定のうち、重要なものは「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等(1)連結財務諸表 注記事項(重要な会計上の見積り)」に記載しております。