有価証券報告書-第103期(2025/04/01-2026/03/31)
(1) 経営成績等の概要
当連結会計年度における当社グループ(当社、連結子会社及び持分法適用関連会社)の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下、「経営成績等」という。)の状況の概要は次のとおりであります。
① 経営成績の状況
当連結会計年度におけるわが国経済は、企業の設備投資や雇用所得環境は堅調に推移するものの、米国の通商政策や物価上昇、地政学的リスク等により、先行き不透明な状況が続いております。
このような環境のなかで、当社グループが営業の基盤を置く名古屋港の港湾貨物は、輸出は自動車や自動車部品、鉄鋼等が減少しました。輸入はとうもろこし等が増加しましたが、アルミニウム等は減少しました。
当社グループといたしましては、輸出貨物は、自動車部品等の取扱いが増加しました。輸入貨物は、とうもろこしや小麦等の取扱いが増加しました。なお、輸出前梱包等の付帯作業は、増加しました。
これらの結果、当連結会計年度の当社グループの売上高は、828億61百万円と前年同期と比べ13億75百万円(1.7%)の増収となりました。
営業利益は、61億15百万円と前年同期と比べ1億55百万円(2.5%)の減益となりました。
経常利益は、82億4百万円と前年同期と比べ2億23百万円(2.8%)の増益となりました。
親会社株主に帰属する当期純利益は、59億11百万円と前年同期と比べ5億31百万円(9.9%)の増益となりました。
② 財政状態の状況
流動資産は、前連結会計年度末に比べて5億99百万円増加し、512億23百万円となりました。これは、売掛金が5億67百万円増加したことなどによります。
固定資産は、前連結会計年度末に比べて251億72百万円増加し、1,284億81百万円となりました。これは、投資有価証券が141億80百万円増加したことに加え、土地が90億53百万円増加したことなどによります。
この結果、総資産は前連結会計年度末に比べて257億71百万円増加し、1,797億5百万円となりました。
流動負債は、前連結会計年度末に比べて67億59百万円増加し、187億16百万円となりました。これは、短期借入金が65億円増加したことなどによります。
固定負債は、前連結会計年度末に比べて33億30百万円増加し、189億69百万円となりました。これは、繰延税金負債が48億75百万円増加したことなどによります。
純資産は、前連結会計年度末に比べて156億81百万円増加し、1,420億19百万円となりました。これは、その他有価証券評価差額金が93億28百万円増加したことに加え、利益剰余金が75億78百万円増加したことなどによります。
③ キャッシュ・フローの状況
当連結会計年度の連結キャッシュ・フローは、営業活動によるキャッシュ・フローの収入、投資活動によるキャッシュ・フローの支出、財務活動によるキャッシュ・フローの収入、これに現金及び現金同等物に係る換算差額(5億56百万円の増加)があり、全体で12億76百万円の減少となりました。これに新規連結に伴う現金及び現金同等物の増加78百万円があり、現金及び現金同等物の期末残高は238億16百万円となりました。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
当連結会計年度の営業活動により得られたキャッシュ・フローは、91億49百万円(前年同期比5.7%増)となりました。これは、税金等調整前当期純利益が82億89百万円(前年同期比0.4%増)あったことが主な要因であります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
当連結会計年度の投資活動により支出されたキャッシュ・フローは、143億53百万円(前年同期比330.7%増)となりました。これは、有形固定資産の取得による支出が136億15百万円(前年同期比522.0%増)あったことが主な要因であります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
当連結会計年度の財務活動により得られたキャッシュ・フローは、33億71百万円(前年同期は24億74百万円の支出)となりました。これは、短期借入れによる収入が65億円(前年同期は無し)あったことが主な要因であります。
④ 生産、受注及び販売の状況
当社グループは、港湾運送事業を中核とした海・陸・空にわたる総合物流業を営んでおり、役務の提供を主体とする事業の性格上、生産、受注及び販売の状況を区分して把握することは困難であります。
これに代えて、当連結会計年度におけるセグメント毎の売上実績を示すと次のとおりであります。
(2) 経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容
経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。なお、文中における将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社が判断したものであります。
① 当連結会計年度の経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容
当社グループの経営成績につきましては、「4 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析(1)経営成績等の概要 ①経営成績の状況」に記載のとおりであります。
セグメント別の経営成績の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。
なお、当連結会計年度より、当社の非連結子会社であった名港海運興産株式会社は重要性が増したことにより、連結の範囲に含め、c.その他に記載しております。
(単位:百万円)
a.港湾運送およびその関連
(港湾運送部門)
船内作業および米国における取扱いが減少となりましたが、沿岸作業およびアジア地域における取扱いが増加したことにより、前年並みとなりました。
(倉庫保管部門)
国内保管貨物の取扱いが減少したことにより、減収となりました。
(陸上運送部門)
国内輸送および欧州域内輸送の取扱いが増加したことにより、増収となりました。
(航空貨物運送部門)
輸出入ともに取扱いが増加したことにより、増収となりました。
(その他の部門)
タンク事業等の取扱いが増加したことにより、増収となりました。
b.賃貸
倉庫賃貸面積の減少により、減収となりました。
② 当連結会計年度のキャッシュ・フローの分析
当社グループのキャッシュ・フローの分析につきましては、「4 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析(1)経営成績等の概要 ③キャッシュ・フローの状況」に記載しております。
③ 資本の財源及び資金の流動性
当社グループにおける資金需要は、物流事業を営む上での運転資金ならびに施設の新設および改修、荷役機器の購入、業務効率化および成長のための設備投資等に係るものであります。
これらの資金需要を適正水準に維持し、その資金調達は営業活動によるキャッシュ・フローおよび自己資金により賄うことを基本とし、必要に応じて金融機関から借り入れることを方針としております。
(参考) キャッシュ・フロー関連指標の推移
自己資本比率:自己資本/総資産
時価ベースの自己資本比率:株式時価総額/総資産
キャッシュ・フロー対有利子負債比率:有利子負債/キャッシュ・フロー
インタレスト・カバレッジ・レシオ:キャッシュ・フロー/利払い
(注) 1 いずれも連結ベースの財務数値により算出しております。
2 株式時価総額は自己株式を除く発行済株式数をベースに計算しております。
3 キャッシュ・フローは、営業キャッシュ・フローを利用しております。
4 有利子負債は連結貸借対照表に計上されている負債のうち利子を支払っている全ての負債を
対象としております。
④ 重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定
当社グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成しております。この連結財務諸表を作成するにあたって、資産、負債、収益及び費用の報告額に影響を及ぼす見積り及び仮定を用いておりますが、これらの見積り及び仮定に基づく数値は実際の結果と異なる可能性があります。
連結財務諸表の作成にあたって用いた会計上の見積り及び仮定のうち、重要なものは「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等(1)連結財務諸表 注記事項(重要な会計上の見積り)」に記載しております。
当連結会計年度における当社グループ(当社、連結子会社及び持分法適用関連会社)の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下、「経営成績等」という。)の状況の概要は次のとおりであります。
① 経営成績の状況
当連結会計年度におけるわが国経済は、企業の設備投資や雇用所得環境は堅調に推移するものの、米国の通商政策や物価上昇、地政学的リスク等により、先行き不透明な状況が続いております。
このような環境のなかで、当社グループが営業の基盤を置く名古屋港の港湾貨物は、輸出は自動車や自動車部品、鉄鋼等が減少しました。輸入はとうもろこし等が増加しましたが、アルミニウム等は減少しました。
当社グループといたしましては、輸出貨物は、自動車部品等の取扱いが増加しました。輸入貨物は、とうもろこしや小麦等の取扱いが増加しました。なお、輸出前梱包等の付帯作業は、増加しました。
これらの結果、当連結会計年度の当社グループの売上高は、828億61百万円と前年同期と比べ13億75百万円(1.7%)の増収となりました。
営業利益は、61億15百万円と前年同期と比べ1億55百万円(2.5%)の減益となりました。
経常利益は、82億4百万円と前年同期と比べ2億23百万円(2.8%)の増益となりました。
親会社株主に帰属する当期純利益は、59億11百万円と前年同期と比べ5億31百万円(9.9%)の増益となりました。
② 財政状態の状況
流動資産は、前連結会計年度末に比べて5億99百万円増加し、512億23百万円となりました。これは、売掛金が5億67百万円増加したことなどによります。
固定資産は、前連結会計年度末に比べて251億72百万円増加し、1,284億81百万円となりました。これは、投資有価証券が141億80百万円増加したことに加え、土地が90億53百万円増加したことなどによります。
この結果、総資産は前連結会計年度末に比べて257億71百万円増加し、1,797億5百万円となりました。
流動負債は、前連結会計年度末に比べて67億59百万円増加し、187億16百万円となりました。これは、短期借入金が65億円増加したことなどによります。
固定負債は、前連結会計年度末に比べて33億30百万円増加し、189億69百万円となりました。これは、繰延税金負債が48億75百万円増加したことなどによります。
純資産は、前連結会計年度末に比べて156億81百万円増加し、1,420億19百万円となりました。これは、その他有価証券評価差額金が93億28百万円増加したことに加え、利益剰余金が75億78百万円増加したことなどによります。
③ キャッシュ・フローの状況
当連結会計年度の連結キャッシュ・フローは、営業活動によるキャッシュ・フローの収入、投資活動によるキャッシュ・フローの支出、財務活動によるキャッシュ・フローの収入、これに現金及び現金同等物に係る換算差額(5億56百万円の増加)があり、全体で12億76百万円の減少となりました。これに新規連結に伴う現金及び現金同等物の増加78百万円があり、現金及び現金同等物の期末残高は238億16百万円となりました。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
当連結会計年度の営業活動により得られたキャッシュ・フローは、91億49百万円(前年同期比5.7%増)となりました。これは、税金等調整前当期純利益が82億89百万円(前年同期比0.4%増)あったことが主な要因であります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
当連結会計年度の投資活動により支出されたキャッシュ・フローは、143億53百万円(前年同期比330.7%増)となりました。これは、有形固定資産の取得による支出が136億15百万円(前年同期比522.0%増)あったことが主な要因であります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
当連結会計年度の財務活動により得られたキャッシュ・フローは、33億71百万円(前年同期は24億74百万円の支出)となりました。これは、短期借入れによる収入が65億円(前年同期は無し)あったことが主な要因であります。
④ 生産、受注及び販売の状況
当社グループは、港湾運送事業を中核とした海・陸・空にわたる総合物流業を営んでおり、役務の提供を主体とする事業の性格上、生産、受注及び販売の状況を区分して把握することは困難であります。
これに代えて、当連結会計年度におけるセグメント毎の売上実績を示すと次のとおりであります。
| セグメントの名称 | 当連結会計年度 (自 2025年4月1日 至 2026年3月31日) | |
| 金額(千円) | 前年同期比(%) | |
| 港湾運送およびその関連 | 81,283,895 | 1.8 |
| 賃貸 | 1,526,925 | △9.0 |
| その他 | 50,314 | - |
| 合計 | 82,861,134 | 1.7 |
(2) 経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容
経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。なお、文中における将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社が判断したものであります。
① 当連結会計年度の経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容
当社グループの経営成績につきましては、「4 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析(1)経営成績等の概要 ①経営成績の状況」に記載のとおりであります。
セグメント別の経営成績の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。
なお、当連結会計年度より、当社の非連結子会社であった名港海運興産株式会社は重要性が増したことにより、連結の範囲に含め、c.その他に記載しております。
(単位:百万円)
| 前連結会計年度 (自2024年4月1日 至2025年3月31日) | 当連結会計年度 (自2025年4月1日 至2026年3月31日) | 増減 | |||
| 金額 | 増減率(%) | ||||
| 港湾運送部門 | 49,749 | 49,791 | 42 | 0.1 | |
| 倉庫保管部門 | 10,129 | 9,920 | △208 | △2.1 | |
| 陸上運送部門 | 12,307 | 12,820 | 512 | 4.2 | |
| 航空貨物運送部門 | 3,378 | 4,241 | 863 | 25.6 | |
| その他の部門 | 4,243 | 4,509 | 266 | 6.3 | |
| a.港湾運送およびその関連 (営業利益) | 79,807 (5,550) | 81,283 (5,314) | 1,476 (△236) | 1.8 (△4.3) | |
| b.賃貸 (営業利益) | 1,677 (699) | 1,526 (776) | △150 (76) | △9.0 (11.0) | |
| c.その他 (営業利益) | - (-) | 50 (2) | 50 (2) | - (-) | |
a.港湾運送およびその関連
(港湾運送部門)
船内作業および米国における取扱いが減少となりましたが、沿岸作業およびアジア地域における取扱いが増加したことにより、前年並みとなりました。
(倉庫保管部門)
国内保管貨物の取扱いが減少したことにより、減収となりました。
(陸上運送部門)
国内輸送および欧州域内輸送の取扱いが増加したことにより、増収となりました。
(航空貨物運送部門)
輸出入ともに取扱いが増加したことにより、増収となりました。
(その他の部門)
タンク事業等の取扱いが増加したことにより、増収となりました。
b.賃貸
倉庫賃貸面積の減少により、減収となりました。
② 当連結会計年度のキャッシュ・フローの分析
当社グループのキャッシュ・フローの分析につきましては、「4 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析(1)経営成績等の概要 ③キャッシュ・フローの状況」に記載しております。
③ 資本の財源及び資金の流動性
当社グループにおける資金需要は、物流事業を営む上での運転資金ならびに施設の新設および改修、荷役機器の購入、業務効率化および成長のための設備投資等に係るものであります。
これらの資金需要を適正水準に維持し、その資金調達は営業活動によるキャッシュ・フローおよび自己資金により賄うことを基本とし、必要に応じて金融機関から借り入れることを方針としております。
(参考) キャッシュ・フロー関連指標の推移
| 2024年3月期 | 2025年3月期 | 2026年3月期 | |
| 自己資本比率(%) | 77.3 | 78.5 | 77.4 |
| 時価ベースの自己資本比率(%) | 31.6 | 30.7 | 40.2 |
| キャッシュ・フロー対有利子負債比率(年) | 0.7 | 0.7 | 1.3 |
| インタレスト・カバレッジ・レシオ(倍) | 347.3 | 221.7 | 161.5 |
自己資本比率:自己資本/総資産
時価ベースの自己資本比率:株式時価総額/総資産
キャッシュ・フロー対有利子負債比率:有利子負債/キャッシュ・フロー
インタレスト・カバレッジ・レシオ:キャッシュ・フロー/利払い
(注) 1 いずれも連結ベースの財務数値により算出しております。
2 株式時価総額は自己株式を除く発行済株式数をベースに計算しております。
3 キャッシュ・フローは、営業キャッシュ・フローを利用しております。
4 有利子負債は連結貸借対照表に計上されている負債のうち利子を支払っている全ての負債を
対象としております。
④ 重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定
当社グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成しております。この連結財務諸表を作成するにあたって、資産、負債、収益及び費用の報告額に影響を及ぼす見積り及び仮定を用いておりますが、これらの見積り及び仮定に基づく数値は実際の結果と異なる可能性があります。
連結財務諸表の作成にあたって用いた会計上の見積り及び仮定のうち、重要なものは「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等(1)連結財務諸表 注記事項(重要な会計上の見積り)」に記載しております。