有価証券報告書-第44期(2025/03/01-2026/02/28)

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2026/05/28 11:17
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103項目
(1) 経営成績等の状況の概要
当事業年度における当社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下、「経営成績等」という。)の状況の概要は次のとおりであります。
① 財政状態及び経営成績の状況
当事業年度におけるわが国経済は、企業業績の改善や個人消費の持ち直しを背景に、全体として緩やかな回復基調で推移いたしました。一方で、米国の通商政策の動向や世界各地における地政学リスクなど、依然として景気の先行きが不透明な状況が続いております。
ホテル業界におきましては、全国的に客室稼働率の上昇や客室単価の改善が進み、今後も堅調な推移が見込まれているものの、資源価格の高騰や人出不足による労働需給の逼迫などの課題も継続しており、より一層柔軟で迅速な経営対応が求められております。
このような状況の中で当社は、2025年7月に社名を「株式会社ホテルニューオータニ長岡」に改め、ブランド力と顧客満足度の向上を目指し、高品質なサービスの提供に努めるとともにランドマークホテルとして地域の発展と文化の継承にも尽力してまいりました。
また、「健康経営優良法人2025」や「新潟県女性活躍実践企業(Ni-fulニーフル ゴールド)」に認定されるなど、労働環境整備を進めるとともに、給与をはじめとした従業員の待遇改善に取り組み、従業員の士気向上と人材育成を図り、生産性の向上に注力してまいりました。
この結果、当事業年度の財政状態および経営成績は以下のとおりになりました。
a. 財政状態
当事業年度末の総資産は、1,150,284千円となり、前事業年度末に比べ67,725千円増加しました。負債は、1,027,185千円となり、41,737千円増加し、純資産は、123,099千円となり、25,988千円増加しました。
b. 経営成績
当事業年度の売上高は1,852,409千円で前年対比101.4%となり、経常利益31,219千円(前年同期は4,324千円)、当期純利益25,988千円(前年同期は4,670千円)となりました。
セグメント別の業績は、次のとおりであります。
(ホテル事業)
主な部門の売上高は、宿泊部門では、錦鯉愛好家や機械・エネルギー関連企業などの外国人の宿泊が好調に推移いたしました。また、スポーツ関連団体の受け入れやホテル独自の季節宿泊プランの販売が伸長し客室単価および稼働率の向上につながりました。その結果、年間稼働率は61.5%(前年同期61.5%)、営業収入は、前年対比109.7%の481,681千円となりました。
レストラン部門においては、ご両家顔合わせや法事などの個人慶弔利用とスイーツビュッフェや季節イベントビュッフェなどの来客数が増加したことに加え、客単価の改善も進み、売上伸長につながりました。その結果、レストラン部門の営業収入は、前年対比107.7%の355,019千円となりました。
宴会部門は、コロナ禍以降、企業宴会の小規模化が進み、大型の周年記念、叙勲・褒章祝い、婚礼、お別れの会などの開催が例年に比べ減少するなか、ホテル主催のイベントなどの施策を積極的に実施いたしました。その結果、宴会部門の営業収益は、前年対比92.9%の692,412千円となりました。
外販事業部門では、「やすらぎホール」の葬祭宴会は、コロナ禍以前の水準に戻ってはいないものの、施工件数およびお斎の件数は増加いたしました。また、長岡中央綜合病院内レストラン「オアシス」ではテイクアウト商品の需要増や人間ドック利用者の食事の取り込みなどにより売上が増加いたしました。その結果、外販事業部門の営業収益は、前年対比112.2%の108,209千円となりました。
この結果、ホテル事業の売上高は、1,714,646千円(前年同期1,692,468千円)、営業利益は、25,842千円(前年同期は営業損失7,891千円)となりました。
(コンビニエンスストア事業)
コンビニエンスストアは、入院者への面会制限の影響により厳しい状況が続きましたが、新たに人間ドックの利用者の食事券利用などに取り組み、前期を上回る売上となりました。その結果、コンビニエンスストア部門の営業収益は、前年対比103.4%の137,762千円となり、営業利益は、445千円(前年同期1,677千円)となりました。
② キャッシュ・フローの状況
当事業年度における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、投資活動による資金流出があり、営業活動や、財務活動による資金獲得がありましたが、前年より減少いたしました。その結果、当事業年度末の資金残高は前事業年度末に比べ15,396千円減少し、90,251千円となりました。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
当事業年度の営業活動による資金の増加は、82,446千円(前事業年度は8,749千円の減少)となりました。主な要因は、税引前当期純利益28,278千円、減価償却費54,968千円の計上、未払費用の増加15,539千円等によるものであります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
当事業年度における投資活動による資金の減少は、127,283千円(前事業年度は130,023千円の減少)となりました。主な減少要因は、有形固定資産の取得による支出119,819千円であります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
当事業年度における財務活動による資金の増加は、29,439千円(前事業年度は54,280千円の増加)となりました。増加の要因は、関係会社短期借入金や長期借入金の返済はありましたが、設備投資資金の新規借入によるものであります。
③ 生産、受注及び販売の状況
(ホテル事業)
a. 収容能力及び収容実績
区分第43期
(自 2024年3月1日
至 2025年2月28日)
第44期
(自 2025年3月1日
至 2026年2月28日)
収容能力収容実績利用率一日平均収容能力収容実績利用率一日平均
客室64,970室39,955室61.5%109室64,605室39,736室61.5%108室
食堂90,885人84,918人0.9回232人90,885人84,896人0.9回232人
宴会259,150人96,289人0.4回264人259,150人87,077人0.3回238人

(注) 収容能力は、営業期間の客室数及び椅子席として算出した。
当期における宿泊客の割合及び食堂、宴会の利用客数を示すと次のとおりである。
内訳第43期
(自 2024年3月1日
至 2025年2月28日)
比率(%)第44期
(自 2025年3月1日
至 2026年2月28日)
比率(%)
利用客数(人)宿泊利用客数(人)宿泊
宿泊外人客12,09824.35.210,55921.64.8
宿泊邦人客37,64575.716.338,30978.417.3
小計49,743100.021.548,868100.022.1
食堂客84,91836.884,89638.4
宴会客96,28941.787,07739.4
230,950100.0220,841100.0

b. 収入実績
最近2事業年度の売上高
内容第43期(2024年3月1日~2025年2月28日)第44期(2025年3月1日~2026年2月28日)
金額(千円)金額(千円)
室料収入395,204434,380
料理収入638,475642,326
飲料収入180,396181,773
サービス料収入119,438123,862
その他の収入302,904280,850
貸店舗収入56,04851,454
合計1,692,4681,714,646

(注) 1 その他の収入のうち主なものは宴会雑収入、宴会室料、外販事業収入等であります。
2 第43期、第44期ともに売上高総額に対する割合が100分の10以上の相手先はありません。
料金(サービス料・消費税等込)
区分料金
宿泊料金1人室16,940~18,150円
2人室26,620~29,040円
特別室39,930~18,150円
食事料金朝食2,800円より
昼食2,000円より
夕食3,800円より
宴会4,000円より

c. 主要材料の使用状況
区分第43期
(自 2024年3月1日
至 2025年2月28日)
第44期
(自 2025年3月1日
至 2026年2月28日)
期首残高
(千円)
仕入高
(千円)
消費額
(千円)
期末残高
(千円)
仕入高
(千円)
消費額
(千円)
期末残高
(千円)
料理材料9,901234,168232,77311,296242,503243,20210,597
飲料材料4,50945,46044,4705,50045,57445,4125,661
合計14,411279,629277,24316,796288,077288,61416,259


(コンビニエンスストア事業)
内容第43期 (自 2024年3月1日
至 2025年2月28日)
第44期(自 2025年3月1日
至 2026年2月28日)
店舗数1店1店
店舗売上133,230千円137,762千円
客数242,383人239,736人
単価549円574円

(2)経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容
経営者の視点による当社の経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討は次のとおりであります。
なお、文中の将来に関する事項は、当事業年度末現在において判断したものであります。
① 重要な会計方針及び見積り及び当該見積りに用いた仮定
当社の財務諸表は、我が国において一般に公正妥当と認められる会計基準に基づき作成されております。この財務諸表の作成にあたっては、当事業年度における財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に影響を与えるような見積り、予測を必要としております。当社は過去の実績値や状況を踏まえ合理的と判断される前提に基づき、継続的に見積り、予測を行っております。そのため実際の結果は、見積りの特有の不確実性があるため、これらの見積りと異なる場合があります。
② 当事業年度の経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容
a. 財政状態の分析
当事業年度末における資産の残高は、1,150,284千円(前事業年度末1,082,559千円)となり、67,725千円増加しました。うち流動資産は228,657千円(同235,402千円)と6,744千円減少、固定資産は921,626千円(同847,156千円)と74,470千円増加しました。流動資産減少は、主に現金及び預金が減少したものであります。
固定資産のうち、有形固定資産は913,960千円(同842,763千円)と71,196千円増加しました。
この増加の主な要因は、客室改装と変圧器機の入替によるものであります。
当事業年度末における負債の残高は、1,027,185千円(前事業年度末985,448千円)となり、41,737千円増加しました。うち流動負債は266,188千円(同277,544千円)と11,356千円減少、固定負債は760,996千円(同707,903千円)と53,093千円増加しました。
流動負債の減少要因は、短期借入金が減少したことなどによるものです。また固定負債の増加要因は、設備投資資金の借入によるものであります。
当事業年度末における純資産の残高は123,099千円(同97,111千円)となり、25,988千円増加しました。
純資産増加の要因は、当期純利益の計上によるものです。
b. 経営成績の分析
当事業年度の売上高は1,852,409千円(前事業年度1,825,699千円)となり、26,709千円(前年比101.4%)増加しました。
費用面では、原価管理の強化と諸経費の抑制に努め、営業費用は1,826,121千円(前事業年度1,831,913千円)となり、5,791千円減少しました。
当事業年度の営業利益は26,287千円(前事業年度は営業損失6,214千円)、経常利益は31,219千円(前事業年度は4,324千円)、当期純利益25,988千円(前事業年度は4,670千円)となりました。
その要因は、食材やエネルギーコストの高騰はありましたが、原価管理を徹底し、エネルギーコストの見直し等で費用が減少し前期と比べ純利益は増加いたしました。
c. キャッシュ・フローの分析
キャッシュ・フローの分析については、「(1)経営成績等の状況の概要、② キャッシュ・フローの状況」の記載のとおりであります。
d. 資本の財源及び資金の流動性
当社の主な資金需要は、仕入資金、人件費、販売費及び一般管理費等の営業経費に加えて、ホテル施設のリニューアルや維持更新投資であります。これらにつきましては、自己資金及び金融機関からの借入等による資金調達で対応していくこととしております。
なお、当事業年度末における借入金残高は759,199千円となっております。また当事業年度末における現金及び現金同等物の残高は90,251千円となっております。

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