有価証券報告書-第67期(2024/04/01-2025/03/31)

【提出】
2025/06/25 9:47
【資料】
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【項目】
102項目

有報資料

文中の将来に関する事項は、当事業年度末において、当社が判断したものであります。
2022年2月のロシアのウクライナへの軍事侵攻を発端に世界的なエネルギー価格の上昇が起こり、現在も物価の高騰傾向が続いております。また、少子化の影響が顕著に出始めている日本では労働力不足が深刻度を増し、多くの産業において事業継続に支障が出ていることが報告されております。
燃料、光熱費を中心とした物価の高騰、及び労働力不足はゴルフ場経営にも重大な影響を及ぼしており、今後も厳しい経営環境が続くことが予想されております。一方、当社の経営には、安定的成長と収益の確保が求められており、当クラブの価値の向上を図り難局を乗り越えていくことが必要であります。
その骨子は以下のとおりです。
① コース管理
コースは、ゴルフ場経営の最大の財産であり収益確保の柱であります。当クラブのコースの維持管理はコース委員会とコース管理部が主体となり、ベントとバミューダの2面のグリーンを上手く管理して年間を通して10フィートグリーンを提供するなどの地道な努力を続けております。
優れた景観とコースの状態につきましては、会員の皆様のみならず、ゲスト来場者、ゴルフ関係者からも大変高い評価をいただいております。
一方、コース価値の維持・向上には不断の努力が必要であり、本年度も引き続き最優先課題の一つとして、コース改善の基本施策を着実に遂行し、良好なコースコンディションの維持に努めてまいります。
② 要員確保の努力とセルフプレー、一部機械化の検討
労働力不足問題がゴルフ場経営に最も顕著に表れている仕事が、キャディとコース管理者の不足であります。キャディ付のゴルフを建前とする当クラブにとってキャディ不足は深刻な問題であり、コース管理職員の不足はコース価値の低下に繋がりかねない重大な問題であります。
当事業年度は、キャディ及びコース管理者の要員確保のために、新規採用の促進、離職防止に向けて定年延長、年間休暇取得日数の増加、立ち乗りキャディカートの導入等、処遇面の改善に取り組んでまいりました。また、キャディ不足の現状に対して、一部の会員の皆様にセルフプレーをお願いし、コース管理者の不足については、作業の一部を機械化により対応してまいりました。
今後も引き続き、キャディとコース管理者の要員確保を最優先課題の一つとして取り組み、従業員の処遇改善を継続して行い、安心して長期的に勤務できる職場環境の整備に努めてまいります。
③ 設備・施設の老朽化への対応と良好なプレー環境・職場環境の確保
ここ数年の施設関連の投資は、1999年の竣工から20余年が経過して大規模修繕が必要となったクラブハウスが中心でしたが、他の施設・設備についても老朽化が進んでおり、一部については強風や豪雨災害の激化傾向と耐震性に対する懸念が生じております。
特に、6番及び7番ホールの県道沿いに設置されている防球ネットは近年の強風の激化傾向を踏まえた点検が必要であり、キャディ棟につきましては漏水等の問題がございます。
防球ネットは場外球を回避するための重要な設備であり、キャディ棟はキャディの職場環境の問題であることから、できるだけ早い時期に対策を講じていく必要がございます。
④ ブランド力の強化
素晴らしいコース管理を行い、質の高いキャディサービスを提供し、フロント、食堂のサービスを充実させて当クラブの価値を高めていくことは、会員とゲストの皆様に当クラブに来場していただくための不可欠な要素であります。しかしながら、中長期的なクラブの存続と発展を図っていくためにはそれだけでは十分ではなく、さらに当クラブのブランド力を高めていく戦略が必要であります。
メンバーシップ制ゴルフ場の特性上、一般的な広告・広報活動の機会が限られますが、知名度の高い競技大会を開催することによって当クラブの認知度、さらにはブランド力と価値の向上を図っていくことができます。
2025年度は、5月に「関東グランドシニア選手権決勝」、11月に「日本シニア選手権決勝」の開催が予定されており、出場選手や大会関係者からコースに対する高評価を得ることができれば当クラブのブランド力を高めていくことができると考えております。
こうした大会の誘致活動を通じて当クラブのブランド力を強化していくことは重要な成長戦略であり、引き続き最重要課題の一つとして積極的に取り組んでまいります。
⑤ ハラスメント対策とコンプライアンス
セクハラ、パワハラ、カスハラなどのハラスメントが社会的な重大問題となっております。ゴルフ場においてもハラスメントの発生が多数報告されており、多くのゴルフ場が対策を急いでおります。
キャディサービスを主体とする当クラブにおきましてはハラスメント対策を講ずる必要性が高く、併せてコンプライアンス体制を整備していく必要がございます。
ハラスメントの排除と高い倫理観に基づくコンプライアンスは、クラブの品格と職場環境の改善に直結する重要な問題であることから積極的に取り組んでまいります。

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