四半期報告書-第47期第3四半期(平成29年10月1日-平成29年12月31日)

【提出】
2018/02/09 10:25
【資料】
PDFをみる
【項目】
28項目

財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析

文中の将来に関する事項は、当四半期報告書提出日現在において当社グループ(当社、連結子会社及び持分法適用会社)が判断したものであります。
(1)業績の状況
当第3四半期連結累計期間の国内外の経済は、英国のEU離脱問題や朝鮮半島情勢の緊迫化等の地政学リスクによる不透明感が残る一方で、欧米の景気は拡大基調を維持しており、国内経済についても企業収益の回復や堅調な雇用を背景とする所得環境の改善が進むなど、緩やかな景気拡大が続いております。こうした環境下、当社グループでは昨年4月より開始した中期経営計画“Breakthrough for the Next Decade~今を超え、新たなる10年へ~”に掲げる成長戦略と経営基盤強化戦略のもと、重点産業分野に定めている環境・エネルギー、ヘルスケア、不動産、グローバルアセット(モビリティ)、社会インフラの5分野の取り組みを一層強化するなど、国内外で積極的な事業展開を推し進めてまいりました。
当第3四半期連結累計期間の経営成績は次のとおりとなりました。
当第3四半期連結累計期間の売上高は、前年同期比4.9%増加の6,449億円となりました。また、売上総利益は前年同期比6.3%増加の1,192億円、営業利益は前年同期比4.3%増加の638億円、経常利益は前年同期比4.4%増加の684億円となりました。親会社株主に帰属する四半期純利益は前年同期比3.9%増加の451億円となり、第3四半期連結累計期間の最高益を更新いたしました。
契約実行高は、前年同期の複数の航空機リース取引の反動により、前年同期比5.8%減少して1兆892億円となりました。
事業の種類別契約実行高は、賃貸事業が前年同期比12.2%減少の5,259億円(うちファイナンス・リース取引3,485億円、オペレーティング・リース取引1,774億円)、割賦販売事業が前年同期比0.6%増加の725億円、貸付事業が前年同期比0.8%減少の4,522億円、その他の事業が前年同期比29.8%増加の384億円となりました。
セグメント別の業績は次のとおりとなります。(記載の売上高は外部顧客に対する売上高、セグメント利益は配賦不能営業費用控除前の営業損益を記載しております。)
カスタマーファイナンス事業の契約実行高は、前年同期比0.9%減少の8,317億円となりました。損益面では、売上高は前年同期比1.6%増加の4,380億円、セグメント利益は前年同期比6.3%減少の299億円となりました。
アセットファイナンス事業の契約実行高は、前年同期比18.8%減少の2,575億円となりました。損益面では、売上高は前年同期比12.4%増加の2,069億円、セグメント利益は前年同期比15.5%増加の413億円となりました。
(2)財政状態
当第3四半期連結会計期間末の総資産は、前期末比1,803億円増加して5兆5,692億円となりました。純資産は、親会社株主に帰属する四半期純利益の積上げ等により、前期末比370億円増加の7,233億円、自己資本比率は前期末比0.2ポイント上昇して12.4%となりました。
(3)事業上及び財務上の対処すべき課題
当第3四半期連結累計期間において、当社グループが対処すべき課題について重要な変更及び新たに生じた課題はありません。
(4)研究開発活動
該当事項はありません。