有価証券報告書-第24期(令和3年4月1日-令和4年3月31日)

【提出】
2022/07/27 11:30
【資料】
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【項目】
132項目
17 繰延税金資産及び繰延税金負債
繰延税金資産及び繰延税金負債の主な発生原因別の内訳及び増減は次のとおりであります。
前期(自2020年4月1日 至2021年3月31日)
期首残高損益で認識その他の包括利益で認識連結範囲
の変動等
直接資本
で認識
期末残高
百万円百万円百万円百万円百万円百万円
繰延税金資産
償却原価で測定される金融資産の減損845420---1,265
固定資産1,063470-33-1,566
未払事業税914428---1,342
税務上の繰越欠損金8,9621,224883--11,069
その他2,702(605)-113-2,210
合計14,4861,937883146-17,452
繰延税金負債
FVTPLで測定する金融資産及び負債17,63015,626---33,256
FVTOCIで測定する資本性金融資産3-5--8
FVTOCIで測定する負債性金融資産1,145(260)(66)--819
持分法で会計処理されている投資等1,940627---2,567
無形資産1,590(103)171,304-2,808
その他1,936(1,563)-701,1821,625
合計24,24414,327(44)1,3741,18241,083

当期(自2021年4月1日 至2022年3月31日)
期首残高損益で認識その他の包括利益で認識連結範囲
の変動等
直接資本
で認識
期末残高
百万円百万円百万円百万円百万円百万円
繰延税金資産
償却原価で測定される金融資産の減損1,265592-9,703-11,560
リース負債-560-12,312-12,872
有形固定資産及び無形資産1,56683-675-2,324
未払事業税1,342(477)-106-971
税務上の繰越欠損金11,069(2,692)1375,420-13,934
その他2,210(66)5653,805-6,514
合計17,452(2,000)70232,021-48,175
繰延税金負債
FVTPLで測定する金融資産及び負債33,2569,011-523-42,790
FVTOCIで測定する資本性金融資産8(168)394168-402
FVTOCIで測定する負債性金融資産819(99)(705)--15
持分法で会計処理されている投資等2,56713,611---16,178
有形固定資産及び無形資産2,8087737313,551-17,205
その他1,625(2,156)-11,38776511,621
合計41,08320,972(238)25,62976588,211

繰延税金資産の認識にあたり、将来加算一時差異、将来課税所得計画及びタックスプランニングを考慮しております。繰延税金資産が認識されていない将来減算一時差異、税務上の繰越欠損金は次のとおりであります。
前期末
(2021年3月31日)
当期末
(2022年3月31日)
百万円百万円
将来減算一時差異102,088461,325
繰越欠損金212,230214,198
(うち、繰越期限5年超)143,764127,497

当企業グループは、前期又は当期に損失に陥った企業において、繰延税金負債を超過する繰延税金資産をそれぞれ101百万円、125百万円認識しております。これは繰越欠損金が発生した要因は一過性なものであり、繰越税額控除及び将来減算一時差異を解消できるだけの課税所得を稼得する可能性が高いとする経営陣の評価に基づいております。
当企業グループは子会社への投資に係る将来加算一時差異については、原則、繰延税金負債を認識しておりません。これは、当企業グループが一時差異の取崩しの時期をコントロールする立場にあり、このような差異を予測可能な期間内に取り崩さないことが確実であるためであります。前期末及び当期末において、繰延税金負債を認識していない子会社への投資に係る将来加算一時差異はそれぞれ、288,165百万円及び472,469百万円であります。