四半期報告書-第37期第1四半期(令和4年6月1日-令和4年8月31日)
(1)経営成績の分析
① 経営環境
当第1四半期連結累計期間の世界経済は、欧米を中心とした物価上昇に伴う金融引締め、並びにウクライナ情勢に関する経済制裁に伴う食糧及び資源の供給不足に起因する価格上昇の影響で景気回復が鈍化しました。一方で、日本経済においては行動制限の緩和や個人消費の持ち直しを中心に経済の回復が継続しました。
当社においては、モバイル・インターネット気象事業では局地的な大雨などの気象災害の発生に伴い、人々の天気予報や防災への注目が高まりアプリのダウンロード数が増加しました。航海気象事業では中国や米国を中心とした港湾混雑に改善が見え始めたものの荷動きの回復は緩やかでした。航空気象事業ではエアライン市場において出入国制限の緩和及び国内の行動制限の解除もあり市況は回復傾向を見せました。
気象環境については、世界各地で極端気象や激甚災害の発生が継続しており、気象リスクに対する対応策ニーズが一層高まっています。当社は「いざというときに人の役に立ちたい」という理念を持つ企業として、気象技術を基にした日々のサービス提供を通じ、気象リスクの低減および深刻化する気候変動の緩和に向けて顧客のCO₂排出量の削減サポートなど環境負荷低減への取り組みを進めています。
② 当第1四半期連結累計期間の業績の状況
気象リスクへの関心の高まり、世界的なテーマである気候変動への適応策・緩和策ニーズの増加や情報通信技術の発展によって、気象サービス市場は今後も成長が続くと当社は考えています。
売上面では、モバイル・インターネット気象事業において、積極的な広告投資を通じた認知度向上、予報精度の改善、独自コンテンツの充実によりアプリ利用者数が増大し、サブスクリプションサービス売上及び広告収入が引き続き好調に推移しました。航海気象事業において、欧州顧客の売上が減少したものの、為替によるプラス影響を受けたことで売上が増加しました。航空気象事業において、国内ヘリコプター市場での動態管理システムの拡販が進み売上が増加しました。その結果、当第1四半期連結累計期間の連結売上高は5,225百万円(前年同期比4.8%増)となりました。
費用面では、ソフトウエア開発のインハウス化・アジャイル化による開発体制の効率化による最適化を継続しました。一方で、ソフトウエア開発能力の継続的強化に伴う人財投資や、テレビCMやネット広告等の積極的な広告投資を継続して行いました。その結果、営業利益は472百万円(前年同期比10.3%減)、経常利益は為替差益の影響で525百万円(前年同期比1.7%増)、親会社株主に帰属する四半期純利益は369百万円(前年同期比3.9%増)となりました。
(事業別の状況)
<航海気象>港湾混雑に伴う滞船状況に一定の改善が見られ、荷動きの回復も緩やかに推移しました。当社においては、欧州でのサービス提供数が減少した一方、日本を含むアジアでは増加したことに加えて為替のプラス影響もあり、航海気象事業全体の売上が増加しました。
<航空気象>エアライン市場ではコロナ影響による市況低迷から緩やかな回復が見られ、アジア顧客を中心に売上が増加しました。また、国内ヘリコプター市場では動態管理システムの拡販で顧客獲得が進み、航空気象事業全体の売上が増加しました。
<陸上気象>サービスの主要な提供先である国内の鉄道及び高速道路市況は緩やかな回復傾向を見せたものの、前期に発生した一時的な売上の反動減、及び一部顧客への売上の減少の影響が継続し、売上が減少しました。
<環境気象>エネルギー市場では、エネルギー供給の不安定化に伴う燃料価格高騰が継続し、日本、欧州において再生エネルギー発電量予測の引き合いが増えたことにより売上が増加しました。
<スポーツ気象>前期の大型スポーツ競技大会への気象情報提供に関する一時的な委託業務の反動により、売上が減少しました。
<気候テック>企業の気候変動対策に関する多様なニーズに対応するため、2022年6月に「気候テック事業部」を設立し、日本において気候変動リスク分析サービスの拡販を進めました。
<モバイル・インターネット気象>テレビCM放映やネット広告などの積極的な広告投資による認知度の向上によってアプリ利用者数が増加しました。また、日本国内における大雨などの気象災害が発生する中、自社配信コンテンツの充実、アプリのUI/UXの継続的な改善などを通じてユーザーのアプリ満足度や活用度を向上させる各種取り組みを行った結果、サブスクリプションサービス売上及び広告収入が増加しました。
なお、広告収入における地域別売上高の集計方法に関して、従来は顧客の会社所在地に紐づけて集計しておりましたが、ビジネスの展開地域の実態と合わせるために、前第1四半期連結累計期間及び当第1四半期連結累計期間ともに実際のサービス提供地域に紐づけた集計方法に変更しております。
<放送気象>放送局向けシステムの更新サイクルの影響に伴う売上の反動減、及び放送局の構造的変化によるコスト見直しの影響を受け、売上が減少しました。
(参考)地域別売上高
(注)トールゲート:高速道路の料金所に例えた当社独自の事業形態。サービス提供の対価として継続的に発生する売上
SRS(Stage Requirement Settings):将来のトールゲート売上につながる一時的な調査やシステム販売
BtoS事業:個人向け事業(Sはサポーターの意)を指す
(2)財政状態の分析
当第1四半期連結会計期間末の総資産は、契約資産などの減少により、前連結会計年度末に比べて124百万円減少し、19,003百万円となりました。また、負債合計額は未払法人税等などの減少により、前連結会計年度末に比べて48百万円減少し、2,234百万円となりました。純資産合計額は、親会社株主に帰属する四半期純利益369百万円を計上した一方で、前連結会計年度末の配当550百万円を行ったことなどにより、前連結会計年度末に比べて75百万円減少し16,768百万円となりました。
これらにより、自己資本比率は87.8%となりました。
(3)キャッシュ・フローの状況
営業活動によるキャッシュ・フローは、法人税等362百万円を支払う一方で、税金等調整前四半期純利益525百万円を計上したことなどにより317百万円の収入(前年同期586百万円の収入)となりました。
投資活動によるキャッシュ・フローは、保険積立金の解約による収入などにより52百万円の収入(前年同期104百万円の支出)となりました。
また、財務活動によるキャッシュ・フローは、配当金の支払などにより490百万円の支出(前年同期486百万円の支出)となりました。
現金及び現金同等物に係る換算差額89百万円を加算し、現金及び現金同等物の当第1四半期末残高は11,392百万円(前年同期9,258百万円)となりました。
(4)事業上及び財務上の対処すべき課題
当社グループでは、中期ビジョンをもとに事業に取り組んでおります。なお、当第1四半期連結累計期間において、対処すべき課題について重要な変更はありません。
①中長期的な会社の経営戦略
当社グループは「全世界79億人の情報交信台」という夢に向かって、サポーターとともに最多・最速・最新の気象コンテンツサービスにより気象・環境に関する社会的リスクに対応する「気象コンテンツ・メーカー」になることを基本コンセプトとしており、気象コンテンツ市場のフロントランナーとして、独創的に新たな市場を創造しながら「サポーター価値創造」と企業価値の最大化を目指します。
また、このコンセプトの実現のため、「世界最大のデータベース・世界No.1の予報精度・あらゆる市場でのRisk Communicator」をコアコンピタンスと考え、Full Service“Weather & Climate” Companyとなることが当社のミッションであると認識しています。
(事業分野別の戦略)
② 会社の支配に関する基本方針
1)当社の財務及び事業の方針の決定を支配する者の在り方に関する基本方針の内容の概要
当社グループは、民間の気象情報会社として「全世界79億人の情報交信台」という夢を掲げ、気象が水、エネルギー、交通、通信に続く第5の公共資産=公共インフラであると考え、世界中のあらゆる企業、個人の生命、財産に対するリスクを軽減し、機会を増大させることを実現する気象サービスを目指しております。また、当社グループは、サポーター自身が主体的に気象の観測(感測)、分析、予測、配信・共有に参加し、当社とともに価値を共創していく新しい気象サービスのあり方を追求していくことにより、社会や地球環境に貢献していきます。当社は、当社の財務及び事業の方針の決定を支配する者は、当社の企業価値の源泉を理解し、当社グループの企業価値及び株主の皆様の共同の利益を継続的かつ持続的に確保、向上していくことを可能とする者でなければならないと考えております。言うまでもなく、上場会社である当社の株券等については、株主及び投資家の皆様による自由な取引が認められており、当社取締役会としては、当社の財務及び事業の方針の決定を支配する者は、最終的には株主の皆様全体のご意思により決定されるべきであり、当社の株券等に対する大量取得行為の提案又はこれに類似する行為があった場合に、当社の株券等を売却するかどうかの判断も、最終的には当社の株券等を保有する株主の皆様の判断に委ねられるべきものであると考えます。しかしながら、近年わが国の資本市場においては、対象となる企業の経営陣の賛同を得ずに、一方的に株券等の大量取得行為の提案又はこれに類似する行為を強行する動きが顕在化しております。そして、かかる株券等の大量取得行為の中には、その目的等から見て企業価値及び株主共同の利益に対する明白な侵害をもたらすもの、株主に株券等の売却を事実上強要するおそれがあるもの、対象会社の取締役会や株主が株券等の大量取得行為の内容等について検討しあるいは対象会社の取締役会が代替案を提案するための十分な時間や情報を提供しないもの、対象会社が買収者の提示した条件よりも有利な条件をもたらすために買収者との協議・交渉を必要とするもの等、対象会社の企業価値及び株主共同の利益を毀損するものも少なくありません。そこで、当社としては、当社グループの企業価値及び株主の皆様の共同の利益を毀損する大量取得行為を行う者は、当社の財務及び事業の方針の決定を支配する者として不適切であり、このような者による大量取得行為に対しては必要かつ相当な対抗措置を講じることにより、当社グループの企業価値及び株主の皆様の共同の利益を確保する必要があると考えます。
2)基本方針の実現に資する特別な取り組みの内容の概要
当社は、中長期にわたり企業価値を持続・発展させていくことこそが株主の皆様の共同の利益の向上のために最優先されるべき課題であると考え、当社グループの企業価値及び株主の皆様の共同の利益の向上を目的に、上記1)記載の基本方針の実現に資する特別な取り組みとして、当社の中期経営計画の策定及びその実施、コーポレート・ガバナンスの強化、更に、業績に応じた株主の皆様に対する利益還元を進めてまいる所存です。
3)基本方針に照らして不適切な者によって当社の財務及び事業の方針の決定が支配されることを防止するための取り組みの内容の概要
当社は、上記1)記載の基本方針に照らして不適切な者によって当社の財務及び事業の方針の決定が支配されることを防止するための取り組みの一つとして、2020年8月15日開催の第34期定時株主総会において、当社株券等の大量取得行為に関する対応策(買収防衛策)の更新について株主の皆様のご承認をいただきました(当該更新により導入される買収防衛策を、以下「本プラン」といいます。)。本プランは、当社が発行者である株券等について、(ⅰ)保有者の株券等保有割合が20%以上となる買付けその他の取得若しくはこれに類似する行為、若しくは、(ⅱ)公開買付けに係る株券等の株券等所有割合及びその特別関係者の株券等所有割合の合計が20%以上となる公開買付け若しくはこれに類似する行為、又はこれらの提案(買付等)を行おうとする者(買付者等)に対し、当社取締役会が、事前に当該買付等に関する情報の提供を求め、当該買付等についての情報収集・検討等を行う時間を確保した上で、株主の皆様に当社経営陣の計画や代替案等を提示したり、買付者との交渉等を行っていくための手続を定めております。なお、買付者等は、本プランに係る手続の開始後、(ⅰ)当社取締役会による評価、検討、交渉及び意見形成のための期間が終了するまでの間、又は、(ⅱ)取締役会により株主意思確認手続が実施された場合には、同手続が完了するまでの間、買付等を開始することができないものとします。買付者等が本プランにおいて定められた手続に従うことなく買付等を行う場合等、当社の企業価値及び株主の皆様の共同の利益が毀損されるおそれがあると認められる場合には、当社は対抗措置(買付者等による権利行使は認められないとの行使条件及び当社が当該買付者等以外の者から当社株式と引換えに新株予約権を取得する旨の取得条項が付された新株予約権(本新株予約権)の無償割当ての実施)を講じることがあります。本プランにおいては、本新株予約権の無償割当ての実施又は不実施について、取締役の恣意的判断を排するため、対象となる買付等が本プランに定める手続を遵守しないものである場合、又は濫用的な買付行為であると明らかに認められる場合を除き、(ⅰ)株主意思確認手続を実施することにより株主の皆様のご意思を確認する手続を履践することとしております。また、対象となる買付等が濫用的な買付行為であると明らかに認められる場合であっても、(ⅱ)当社経営陣から独立した者のみから構成される独立委員会の判断を経る手続を履践することとしております。その上で、当社取締役会は、株主意思確認手続の結果に従い、又は、独立委員会の勧告を最大限尊重し、本新株予約権の無償割当ての実施又は不実施に関する会社法上の機関としての決議を速やかに行うものとします。
4)本プランに対する取締役会の判断及びその理由
当社は、中長期にわたる企業価値を持続・発展させていくことこそが株主の皆様の共同の利益の向上のために最優先されるべき課題であると考え、当社グループの企業価値及び株主の皆様の共同の利益の向上を目的に、上記2)記載の取り組みを行ってまいります。上記2)記載の取り組みを通じて、当社グループの企業価値及び株主の皆様の共同の利益を向上させ、その向上が株主及び投資家の皆様による当社株式の評価に適正に反映されることにより、当社グループの企業価値及び株主の皆様の共同の利益を毀損するおそれのある当社の株券等の大量取得行為は困難になるものと考えられます。したがって、これらの取り組みは、上記1)記載の基本方針に資するものであると考える所存です。また、本プランは、当社株券等に対する買付等が行われる場合に、当該買付等に応じるべきか否かを株主の皆様が判断し、あるいは当社取締役会が代替案を提案するために必要な情報や時間を確保し、株主の皆様のために買付者等と協議・交渉等を行うことを可能とすることにより、当社の企業価値及び株主の皆様の共同の利益を確保するための枠組みであり、上記1)記載の基本方針に沿うものであると考えております。さらに、本プランは、買収防衛策に関する指針の要件等を完全に充足していること、株主意思を重視するものであること、取締役の恣意的判断を排除するために本プランの発動及び廃止等の運用に際しての実質的な判断を客観的に行う機関として独立委員会が設置されていること、合理的かつ詳細な客観的要件が充足されなければ発動されないように設定されていること、独立委員会は外部専門家の意見を取得できる仕組みとなっていること、当社取締役の任期は1年であること、有効期間満了前であっても株主総会又は取締役会によりいつでも廃止することができるものとされていること等の理由から、株主の皆様の共同の利益を損なうものでなく、また、当社の会社役員の地位の維持を目的とするものではないと考えております。
(5)研究開発活動
当第1四半期連結累計期間の研究開発費の総額は136,719千円であります。
(6)従業員数
① 連結会社の状況
(注)1.従業員数は就業人員数であります。
2.従業員数欄の[外書]は臨時従業員の平均雇用人数であります。
3.上記のほか、派遣社員56名、委任・準委任の業務委託者114名が従事しております。
② 提出会社の状況
(注)1.従業員数は就業人員数であります。
2.従業員数欄の[外書]は臨時従業員の平均雇用人数であります。
3.上記のほか、派遣社員56名、委任・準委任の業務委託者114名が従事しております。
① 経営環境
当第1四半期連結累計期間の世界経済は、欧米を中心とした物価上昇に伴う金融引締め、並びにウクライナ情勢に関する経済制裁に伴う食糧及び資源の供給不足に起因する価格上昇の影響で景気回復が鈍化しました。一方で、日本経済においては行動制限の緩和や個人消費の持ち直しを中心に経済の回復が継続しました。
当社においては、モバイル・インターネット気象事業では局地的な大雨などの気象災害の発生に伴い、人々の天気予報や防災への注目が高まりアプリのダウンロード数が増加しました。航海気象事業では中国や米国を中心とした港湾混雑に改善が見え始めたものの荷動きの回復は緩やかでした。航空気象事業ではエアライン市場において出入国制限の緩和及び国内の行動制限の解除もあり市況は回復傾向を見せました。
気象環境については、世界各地で極端気象や激甚災害の発生が継続しており、気象リスクに対する対応策ニーズが一層高まっています。当社は「いざというときに人の役に立ちたい」という理念を持つ企業として、気象技術を基にした日々のサービス提供を通じ、気象リスクの低減および深刻化する気候変動の緩和に向けて顧客のCO₂排出量の削減サポートなど環境負荷低減への取り組みを進めています。
② 当第1四半期連結累計期間の業績の状況
気象リスクへの関心の高まり、世界的なテーマである気候変動への適応策・緩和策ニーズの増加や情報通信技術の発展によって、気象サービス市場は今後も成長が続くと当社は考えています。
売上面では、モバイル・インターネット気象事業において、積極的な広告投資を通じた認知度向上、予報精度の改善、独自コンテンツの充実によりアプリ利用者数が増大し、サブスクリプションサービス売上及び広告収入が引き続き好調に推移しました。航海気象事業において、欧州顧客の売上が減少したものの、為替によるプラス影響を受けたことで売上が増加しました。航空気象事業において、国内ヘリコプター市場での動態管理システムの拡販が進み売上が増加しました。その結果、当第1四半期連結累計期間の連結売上高は5,225百万円(前年同期比4.8%増)となりました。
費用面では、ソフトウエア開発のインハウス化・アジャイル化による開発体制の効率化による最適化を継続しました。一方で、ソフトウエア開発能力の継続的強化に伴う人財投資や、テレビCMやネット広告等の積極的な広告投資を継続して行いました。その結果、営業利益は472百万円(前年同期比10.3%減)、経常利益は為替差益の影響で525百万円(前年同期比1.7%増)、親会社株主に帰属する四半期純利益は369百万円(前年同期比3.9%増)となりました。
(事業別の状況)
<航海気象>港湾混雑に伴う滞船状況に一定の改善が見られ、荷動きの回復も緩やかに推移しました。当社においては、欧州でのサービス提供数が減少した一方、日本を含むアジアでは増加したことに加えて為替のプラス影響もあり、航海気象事業全体の売上が増加しました。
<航空気象>エアライン市場ではコロナ影響による市況低迷から緩やかな回復が見られ、アジア顧客を中心に売上が増加しました。また、国内ヘリコプター市場では動態管理システムの拡販で顧客獲得が進み、航空気象事業全体の売上が増加しました。
<陸上気象>サービスの主要な提供先である国内の鉄道及び高速道路市況は緩やかな回復傾向を見せたものの、前期に発生した一時的な売上の反動減、及び一部顧客への売上の減少の影響が継続し、売上が減少しました。
<環境気象>エネルギー市場では、エネルギー供給の不安定化に伴う燃料価格高騰が継続し、日本、欧州において再生エネルギー発電量予測の引き合いが増えたことにより売上が増加しました。
<スポーツ気象>前期の大型スポーツ競技大会への気象情報提供に関する一時的な委託業務の反動により、売上が減少しました。
<気候テック>企業の気候変動対策に関する多様なニーズに対応するため、2022年6月に「気候テック事業部」を設立し、日本において気候変動リスク分析サービスの拡販を進めました。
<モバイル・インターネット気象>テレビCM放映やネット広告などの積極的な広告投資による認知度の向上によってアプリ利用者数が増加しました。また、日本国内における大雨などの気象災害が発生する中、自社配信コンテンツの充実、アプリのUI/UXの継続的な改善などを通じてユーザーのアプリ満足度や活用度を向上させる各種取り組みを行った結果、サブスクリプションサービス売上及び広告収入が増加しました。
なお、広告収入における地域別売上高の集計方法に関して、従来は顧客の会社所在地に紐づけて集計しておりましたが、ビジネスの展開地域の実態と合わせるために、前第1四半期連結累計期間及び当第1四半期連結累計期間ともに実際のサービス提供地域に紐づけた集計方法に変更しております。
<放送気象>放送局向けシステムの更新サイクルの影響に伴う売上の反動減、及び放送局の構造的変化によるコスト見直しの影響を受け、売上が減少しました。
| 事業区分 (Planning) | 前第1四半期連結累計期間 (自 2021年6月1日 至 2021年8月31日) (百万円) | 当第1四半期連結累計期間 (自 2022年6月1日 至 2022年8月31日) (百万円) | 増減率 (%) | |||||
| SRS | トールゲート | 合計 | SRS | トールゲート | 合計 | 合計 | ||
| 航海気象 | 1 | 1,305 | 1,306 | 1 | 1,377 | 1,378 | 5.5 | |
| 航空気象 | 11 | 209 | 221 | 15 | 319 | 334 | 51.4 | |
| 陸上気象 | 68 | 722 | 790 | 26 | 708 | 734 | △7.1 | |
| 環境気象 | 11 | 190 | 202 | 7 | 218 | 225 | 11.1 | |
| その他 BtoB | 4 | 29 | 34 | 4 | 3 | 7 | △77.1 | |
| BtoB事業 計 | 97 | 2,457 | 2,555 | 55 | 2,626 | 2,681 | 4.9 | |
| モバイル・インターネット気象 | 2 | 1,843 | 1,845 | 2 | 2,009 | 2,011 | 9.0 | |
| 放送気象 | 108 | 478 | 586 | 64 | 467 | 532 | △9.3 | |
| BtoS事業 計 | 111 | 2,321 | 2,432 | 67 | 2,476 | 2,544 | 4.6 | |
| 合 計 | 208 | 4,779 | 4,987 | 122 | 5,102 | 5,225 | 4.8 | |
(参考)地域別売上高
| 地域区分 | 前第1四半期連結累計期間 (自 2021年6月1日 至 2021年8月31日) (百万円) | 当第1四半期連結累計期間 (自 2022年6月1日 至 2022年8月31日) (百万円) | 増減率 (%) | |||||
| SRS | トールゲート | 合計 | SRS | トールゲート | 合計 | 合計 | ||
| 日本 | 88 | 1,407 | 1,496 | 52 | 1,476 | 1,523 | 1.8 | |
| アジア | - | 483 | 483 | - | 586 | 586 | 21.3 | |
| 欧州 | 8 | 489 | 498 | 2 | 474 | 476 | △4.4 | |
| 米州 | - | 77 | 77 | - | 89 | 89 | 15.0 | |
| BtoB事業 計 | 97 | 2,457 | 2,555 | 55 | 2,626 | 2,681 | 4.9 | |
| 日本 | 111 | 2,102 | 2,213 | 67 | 2,238 | 2,305 | 4.1 | |
| アジア | - | 218 | 218 | - | 238 | 238 | 9.1 | |
| 欧州 | - | 0 | 0 | - | - | - | - | |
| 米州 | - | - | - | - | 0 | 0 | - | |
| BtoS事業 計 | 111 | 2,321 | 2,432 | 67 | 2,476 | 2,544 | 4.6 | |
| 合 計 | 208 | 4,779 | 4,987 | 122 | 5,102 | 5,225 | 4.8 | |
(注)トールゲート:高速道路の料金所に例えた当社独自の事業形態。サービス提供の対価として継続的に発生する売上
SRS(Stage Requirement Settings):将来のトールゲート売上につながる一時的な調査やシステム販売
BtoS事業:個人向け事業(Sはサポーターの意)を指す
(2)財政状態の分析
当第1四半期連結会計期間末の総資産は、契約資産などの減少により、前連結会計年度末に比べて124百万円減少し、19,003百万円となりました。また、負債合計額は未払法人税等などの減少により、前連結会計年度末に比べて48百万円減少し、2,234百万円となりました。純資産合計額は、親会社株主に帰属する四半期純利益369百万円を計上した一方で、前連結会計年度末の配当550百万円を行ったことなどにより、前連結会計年度末に比べて75百万円減少し16,768百万円となりました。
これらにより、自己資本比率は87.8%となりました。
(3)キャッシュ・フローの状況
営業活動によるキャッシュ・フローは、法人税等362百万円を支払う一方で、税金等調整前四半期純利益525百万円を計上したことなどにより317百万円の収入(前年同期586百万円の収入)となりました。
投資活動によるキャッシュ・フローは、保険積立金の解約による収入などにより52百万円の収入(前年同期104百万円の支出)となりました。
また、財務活動によるキャッシュ・フローは、配当金の支払などにより490百万円の支出(前年同期486百万円の支出)となりました。
現金及び現金同等物に係る換算差額89百万円を加算し、現金及び現金同等物の当第1四半期末残高は11,392百万円(前年同期9,258百万円)となりました。
(4)事業上及び財務上の対処すべき課題
当社グループでは、中期ビジョンをもとに事業に取り組んでおります。なお、当第1四半期連結累計期間において、対処すべき課題について重要な変更はありません。
①中長期的な会社の経営戦略
当社グループは「全世界79億人の情報交信台」という夢に向かって、サポーターとともに最多・最速・最新の気象コンテンツサービスにより気象・環境に関する社会的リスクに対応する「気象コンテンツ・メーカー」になることを基本コンセプトとしており、気象コンテンツ市場のフロントランナーとして、独創的に新たな市場を創造しながら「サポーター価値創造」と企業価値の最大化を目指します。
また、このコンセプトの実現のため、「世界最大のデータベース・世界No.1の予報精度・あらゆる市場でのRisk Communicator」をコアコンピタンスと考え、Full Service“Weather & Climate” Companyとなることが当社のミッションであると認識しています。
(事業分野別の戦略)
| 事業分野 | 事業戦略 |
| 航海気象 | ・10,000隻へルーティングサービスを拡大 |
| 航空気象 | ・欧州、米州市場への展開 |
| 陸上気象 | ・国内向けを中心とした極端気象に伴うサービス開発及びその強化 ・道路鉄道分野におけるアジア市場への展開 |
| 環境気象 | ・環境エネルギー市場への需要予測サービスの展開 ・流通小売市場への販売量予測サービスの展開 ・日本、アジア、欧州市場への展開 |
| モバイル・ インターネット気象 | ・日本における圧倒的No.1の気象コンテンツプラットフォーム |
| 放送気象 | ・市場の維持とともに、放送局向け新サービスの検討 |
| スポーツ気象 | ・国内外のスポーツ大会の運営支援、代表チームへのサポート ・アスリート向け新サービスの検討 |
| 気候テック | ・グローバルを含む全ての企業を対象とした、気候変動への適応と緩和をサポートするサービスの開発および拡販 |
② 会社の支配に関する基本方針
1)当社の財務及び事業の方針の決定を支配する者の在り方に関する基本方針の内容の概要
当社グループは、民間の気象情報会社として「全世界79億人の情報交信台」という夢を掲げ、気象が水、エネルギー、交通、通信に続く第5の公共資産=公共インフラであると考え、世界中のあらゆる企業、個人の生命、財産に対するリスクを軽減し、機会を増大させることを実現する気象サービスを目指しております。また、当社グループは、サポーター自身が主体的に気象の観測(感測)、分析、予測、配信・共有に参加し、当社とともに価値を共創していく新しい気象サービスのあり方を追求していくことにより、社会や地球環境に貢献していきます。当社は、当社の財務及び事業の方針の決定を支配する者は、当社の企業価値の源泉を理解し、当社グループの企業価値及び株主の皆様の共同の利益を継続的かつ持続的に確保、向上していくことを可能とする者でなければならないと考えております。言うまでもなく、上場会社である当社の株券等については、株主及び投資家の皆様による自由な取引が認められており、当社取締役会としては、当社の財務及び事業の方針の決定を支配する者は、最終的には株主の皆様全体のご意思により決定されるべきであり、当社の株券等に対する大量取得行為の提案又はこれに類似する行為があった場合に、当社の株券等を売却するかどうかの判断も、最終的には当社の株券等を保有する株主の皆様の判断に委ねられるべきものであると考えます。しかしながら、近年わが国の資本市場においては、対象となる企業の経営陣の賛同を得ずに、一方的に株券等の大量取得行為の提案又はこれに類似する行為を強行する動きが顕在化しております。そして、かかる株券等の大量取得行為の中には、その目的等から見て企業価値及び株主共同の利益に対する明白な侵害をもたらすもの、株主に株券等の売却を事実上強要するおそれがあるもの、対象会社の取締役会や株主が株券等の大量取得行為の内容等について検討しあるいは対象会社の取締役会が代替案を提案するための十分な時間や情報を提供しないもの、対象会社が買収者の提示した条件よりも有利な条件をもたらすために買収者との協議・交渉を必要とするもの等、対象会社の企業価値及び株主共同の利益を毀損するものも少なくありません。そこで、当社としては、当社グループの企業価値及び株主の皆様の共同の利益を毀損する大量取得行為を行う者は、当社の財務及び事業の方針の決定を支配する者として不適切であり、このような者による大量取得行為に対しては必要かつ相当な対抗措置を講じることにより、当社グループの企業価値及び株主の皆様の共同の利益を確保する必要があると考えます。
2)基本方針の実現に資する特別な取り組みの内容の概要
当社は、中長期にわたり企業価値を持続・発展させていくことこそが株主の皆様の共同の利益の向上のために最優先されるべき課題であると考え、当社グループの企業価値及び株主の皆様の共同の利益の向上を目的に、上記1)記載の基本方針の実現に資する特別な取り組みとして、当社の中期経営計画の策定及びその実施、コーポレート・ガバナンスの強化、更に、業績に応じた株主の皆様に対する利益還元を進めてまいる所存です。
3)基本方針に照らして不適切な者によって当社の財務及び事業の方針の決定が支配されることを防止するための取り組みの内容の概要
当社は、上記1)記載の基本方針に照らして不適切な者によって当社の財務及び事業の方針の決定が支配されることを防止するための取り組みの一つとして、2020年8月15日開催の第34期定時株主総会において、当社株券等の大量取得行為に関する対応策(買収防衛策)の更新について株主の皆様のご承認をいただきました(当該更新により導入される買収防衛策を、以下「本プラン」といいます。)。本プランは、当社が発行者である株券等について、(ⅰ)保有者の株券等保有割合が20%以上となる買付けその他の取得若しくはこれに類似する行為、若しくは、(ⅱ)公開買付けに係る株券等の株券等所有割合及びその特別関係者の株券等所有割合の合計が20%以上となる公開買付け若しくはこれに類似する行為、又はこれらの提案(買付等)を行おうとする者(買付者等)に対し、当社取締役会が、事前に当該買付等に関する情報の提供を求め、当該買付等についての情報収集・検討等を行う時間を確保した上で、株主の皆様に当社経営陣の計画や代替案等を提示したり、買付者との交渉等を行っていくための手続を定めております。なお、買付者等は、本プランに係る手続の開始後、(ⅰ)当社取締役会による評価、検討、交渉及び意見形成のための期間が終了するまでの間、又は、(ⅱ)取締役会により株主意思確認手続が実施された場合には、同手続が完了するまでの間、買付等を開始することができないものとします。買付者等が本プランにおいて定められた手続に従うことなく買付等を行う場合等、当社の企業価値及び株主の皆様の共同の利益が毀損されるおそれがあると認められる場合には、当社は対抗措置(買付者等による権利行使は認められないとの行使条件及び当社が当該買付者等以外の者から当社株式と引換えに新株予約権を取得する旨の取得条項が付された新株予約権(本新株予約権)の無償割当ての実施)を講じることがあります。本プランにおいては、本新株予約権の無償割当ての実施又は不実施について、取締役の恣意的判断を排するため、対象となる買付等が本プランに定める手続を遵守しないものである場合、又は濫用的な買付行為であると明らかに認められる場合を除き、(ⅰ)株主意思確認手続を実施することにより株主の皆様のご意思を確認する手続を履践することとしております。また、対象となる買付等が濫用的な買付行為であると明らかに認められる場合であっても、(ⅱ)当社経営陣から独立した者のみから構成される独立委員会の判断を経る手続を履践することとしております。その上で、当社取締役会は、株主意思確認手続の結果に従い、又は、独立委員会の勧告を最大限尊重し、本新株予約権の無償割当ての実施又は不実施に関する会社法上の機関としての決議を速やかに行うものとします。
4)本プランに対する取締役会の判断及びその理由
当社は、中長期にわたる企業価値を持続・発展させていくことこそが株主の皆様の共同の利益の向上のために最優先されるべき課題であると考え、当社グループの企業価値及び株主の皆様の共同の利益の向上を目的に、上記2)記載の取り組みを行ってまいります。上記2)記載の取り組みを通じて、当社グループの企業価値及び株主の皆様の共同の利益を向上させ、その向上が株主及び投資家の皆様による当社株式の評価に適正に反映されることにより、当社グループの企業価値及び株主の皆様の共同の利益を毀損するおそれのある当社の株券等の大量取得行為は困難になるものと考えられます。したがって、これらの取り組みは、上記1)記載の基本方針に資するものであると考える所存です。また、本プランは、当社株券等に対する買付等が行われる場合に、当該買付等に応じるべきか否かを株主の皆様が判断し、あるいは当社取締役会が代替案を提案するために必要な情報や時間を確保し、株主の皆様のために買付者等と協議・交渉等を行うことを可能とすることにより、当社の企業価値及び株主の皆様の共同の利益を確保するための枠組みであり、上記1)記載の基本方針に沿うものであると考えております。さらに、本プランは、買収防衛策に関する指針の要件等を完全に充足していること、株主意思を重視するものであること、取締役の恣意的判断を排除するために本プランの発動及び廃止等の運用に際しての実質的な判断を客観的に行う機関として独立委員会が設置されていること、合理的かつ詳細な客観的要件が充足されなければ発動されないように設定されていること、独立委員会は外部専門家の意見を取得できる仕組みとなっていること、当社取締役の任期は1年であること、有効期間満了前であっても株主総会又は取締役会によりいつでも廃止することができるものとされていること等の理由から、株主の皆様の共同の利益を損なうものでなく、また、当社の会社役員の地位の維持を目的とするものではないと考えております。
(5)研究開発活動
当第1四半期連結累計期間の研究開発費の総額は136,719千円であります。
(6)従業員数
① 連結会社の状況
| 2022年8月31日現在 |
| 従業員数(名) | 1,115 [77] |
(注)1.従業員数は就業人員数であります。
2.従業員数欄の[外書]は臨時従業員の平均雇用人数であります。
3.上記のほか、派遣社員56名、委任・準委任の業務委託者114名が従事しております。
② 提出会社の状況
| 2022年8月31日現在 |
| 従業員数(名) | 974 [76] |
(注)1.従業員数は就業人員数であります。
2.従業員数欄の[外書]は臨時従業員の平均雇用人数であります。
3.上記のほか、派遣社員56名、委任・準委任の業務委託者114名が従事しております。