有価証券報告書-第28期(平成26年4月1日-平成27年3月31日)

【提出】
2015/06/24 15:32
【資料】
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【項目】
87項目

財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析

文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。
(1) 当連結会計年度の経営成績の分析
当社グループの当連結会計年度の経営成績は、売上高7,902,644千円(前年同期比5.2%減)、営業損失164,598千円(前年同期は営業利益155,963千円)、経常損失117,257千円(前年同期は経常利益191,456千円)、当期純損失129,489千円(前年同期は当期純利益154,569千円)となりました。
当社では、「人・街・元気」のビジョンに則り、紙媒体を中心とする「ぱど事業」を推進することによって、地場の広告需要を掘り起こし、外食産業への誘客や消費活動を推進するよう努めました。また主たる事業であるフ リーペーパー(情報誌関連)の収益回復に主眼を置き、客単価の増加・新規顧客開拓、売上原価の圧縮により収益回復に努めると同時に、ターゲットを意識した媒体品質の向上に取り組みました。
(2) 経営成績に重要な影響を与える要因について
当社グループの主力事業である地域密着型情報誌「ぱど」を始めとした紙媒体の発行においては、原油・紙などの価格高騰により原価の高騰が起こる可能性があります。
(3) 戦略的現状と見通し
従来からの情報誌商材において発行エリアを拡大すると共に市場別営業開発アプローチの強化により売上高の増加を目指します。また、情報誌事業の原価管理や掲載割付管理をさらに徹底させることにより、収益率をアップさせます。同時に固定費等コストの削減を積極的に行うことにより、損益分岐点の大幅な改善を見込み、ローコストな経営体質を確立させ、収益を確保します。さらにWebモバイルなどのネット商材においては、情報誌商材との複合的な販売をさらに推進し、販売手法の確立を行います。中規模都市圏のFCモデルの開発は引き続き行います。
(4) 資本の財源及び資金の流動性についての分析
[キャッシュ・フロー]
当社グループの資金状況は、前連結会計年度末に比べ174,579千円減少し、当連結会計年度末には、1,308,729千円となりました。
営業活動の結果減少した資金は140,993千円(前連結会計年度は179,635千円の資金増)となりました。これは、税金等調整前当期純損失121,072千円(前年同期は税金等調整前当期純利益185,046千円)の減少要因によるものです。
投資活動の結果減少した資金は54,506千円(前連結会計年度は19,619千円の資金減)となりました。これは、無形固定資産の取得による支出45,228千円(前年同期は25,109千円の支出)の減少要因によるものです。
財務活動の結果増加した資金は20,920千円(前連結会計年度は46,940千円の資金減)となりました。これは主に、長期借入れによる収入720,000千円(前年同期は350,000千円の収入)と、短期借入金の純減額320,000千円(前年同期は16,800千円の純減)、及び長期借入金の返済による支出366,179千円(前年同期は374,084千円の支出)の差額によるものです。
[資産、負債及び純資産]
当社グループの当連結会計年度末の資産合計は、前連結会計年度末に比べ47,635千円減少し、3,463,756千円となりました。減少の主な内訳は、現金預金の減少168,570千円と、工具、器具及び備品の増加4,618千円、投資有価証券の増加52,116千円などによるものです。
当連結会計年度末の負債合計は、前連結会計年度末に比ベ75,109千円増加し、2,884,523千円となりました。これは主として、短期借入金の減少320,000千円と、支払手形及び買掛金の増加53,929千円、長期借入金の増加323,574千円などによるものです。
当連結会計年度末の純資産合計は、前連結会計年度末に比べ122,745千円減少し、579,232千円となりました。これは主として、当期純損失129,489千円などによるものです。