四半期報告書-第19期第1四半期(平成28年10月1日-平成28年12月31日)
財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析
(1) 業績の状況
当社グループの事業セグメントは、証券ディーリングシステム、外国為替証拠金取引システム、取引所外取引システム等の開発及び保守を中心とする「金融ソリューション事業」、ITサポート及びグループ経営管理ソリューションシステムの開発及び販売を中心とする「ビジネスソリューション事業」、健康食品や化粧品等の開発及び販売を中心とする「ヘルスケア事業」及び自己資金を運用する「自己資金運用事業」の4つです。
当第1四半期連結累計期間(以下、当第1四半期)の当社グループの連結経営成績は次の表のとおりです。
(注)各事業の売上高は、セグメント間の内部取引を含んでいません。
当社グループの連結売上高の7割以上は金融ソリューション事業の売上高であり、その中でも証券会社等のディーリング(自己資金運用)業務を行う法人への売上高は、連結売上高の約3分の2を占めます。
当第1四半期において、国内では雇用環境面で改善の動きも見られるなど、経済に回復の兆しがみえてきましたが、一方で国外では新興国経済の減速、EU諸国の不安定さ、米国新政権の不確実性等の影響により、株式や為替への影響が懸念されるなど、先行きは不透明な状況が続いております。
このような状況下で、当第1四半期の業績はヘルスケア事業において増収となったものの、主力の金融ソリューション事業及びビジネスソリューション事業の減収を補うには至らず、連結売上高は前年同期に比べて82百万円減少の508百万円となりました。また利益面においても費用削減等の施策を行いましたが、売上高減少の影響により営業損失、親会社株主に帰属する四半期純損失ともに前年同期から悪化し、それぞれ89百万円、90百万円となりました。
セグメント別の概況は以下のとおりです。
なお、各事業の売上高には、セグメント間の内部取引を含んでいません。
(金融ソリューション事業)
金融ソリューション事業は、当社の事業です。
当第1四半期の経営成績は次のとおりです。
売上高 381百万円(前年同期比 79.8%)
セグメント利益 80百万円(前年同期比 64.1%)
なお、金融ソリューション事業の売上内訳は、次の表のとおりです。
<製品区分別>
<売上区分別>
当第1四半期においては、製品区分別で前年同期に比べて取引所端末の売上増加があったものの、全体では20.2%の売上高が減少する結果となりました。これは、比較的取引額が大きい顧客の解約の影響によるものです。
一方で、費用削減に関する施策を行いましたが、売上高の減少分を補うには至りませんでした。
(ビジネスソリューション事業)
ビジネスソリューション事業は、当社及び株式会社ビーエス・ジェイの事業です。
当第1四半期の経営成績は次のとおりです。
売上高 41百万円(前年同期比 95.9%)
セグメント損失 16百万円(前年同期は19百万円のセグメント損失)
引き続き自社開発の経営統合管理プラットフォーム「GroupMAN@IT e²」の販売に注力し、営業活動を展開しております。売上高は前年同期とほぼ同水準で推移し、利益面も若干改善しました。
(ヘルスケア事業)
ヘルスケア事業は当社、株式会社らぼぉぐ及び株式会社健康プラザパルの事業です。
当第1四半期の経営成績は次のとおりです。
売上高 85百万円 (前年同期比 122.8%)
セグメント損失 66百万円 (前年同期は55百万円のセグメント損失)
自社ブランド品の重点的な販売や、前年度から開始した原料販売及びOEM、売れ筋商品の迅速な投入等の様々な施策を行い、前年同期に比べて売上高が22.8%増加しました。
費用面においては、学校法人東京女子医科大学及び国立研究開発法人産業技術総合研究所との産学官共同研究に伴う研究開発費が前年同期より増加した結果、セグメント損失が若干悪化しました。
(自己資金運用事業)
自己資金運用事業は、株式会社トレーデクスの事業です。
当第1四半期の経営成績は次のとおりです。
売上高 0百万円
セグメント損失 10百万円 (前年同期は0百万円のセグメント損失)
投資教育事業として、個人投資家向け投資セミナーの開催やTokyoMXで「TRADEX マーケット・アングル」の番組提供を行っています。当第1四半期は、10百万円のセグメント損失となりました。
(2) 財政状態の分析
当第1四半期末の総資産額(負債及び純資産の合計額)は、前連結会計年度末に比べ123百万円減少し、2,075百万円となりました。自己資本比率は80.4%、当座比率(当座資産÷流動負債、短期的安全性の指標)は407.8%であり、安定性の高い財務体質となっています。
(資産)
総資産合計2,075百万円のうち、現金及び預金が1,226百万円(構成比59.1%)を占めています
その他の主な資産は、受取手形及び売掛金199百万円(構成比9.6%)、棚卸資産(商品及び製品、仕掛品、原材料及び貯蔵品)179百万円(構成比8.7%)、投資有価証券165百万円(構成比8.0%)となっています。
(負債)
負債合計405百万円のうち、短期借入金、1年内返済予定の長期借入金及び長期借入金の合計が233百万円(負債及び純資産に対する構成比11.2%)を占めています。
(純資産)
純資産合計1,670百万円の内訳は、資本金1,478百万円、資本剰余金794百万円、利益剰余金△533百万円、自己株式△95百万円等となっています。
(3) 事業上及び財務上の対処すべき課題
当第1四半期連結累計期間において、当社グループの事業上及び財務上の対処すべき課題に重要な変更及び新たに生じた課題はありません。
(4) 研究開発活動
当第1四半期連結累計期間の研究開発費の総額は、41百万円です。
当社グループの事業セグメントは、証券ディーリングシステム、外国為替証拠金取引システム、取引所外取引システム等の開発及び保守を中心とする「金融ソリューション事業」、ITサポート及びグループ経営管理ソリューションシステムの開発及び販売を中心とする「ビジネスソリューション事業」、健康食品や化粧品等の開発及び販売を中心とする「ヘルスケア事業」及び自己資金を運用する「自己資金運用事業」の4つです。
当第1四半期連結累計期間(以下、当第1四半期)の当社グループの連結経営成績は次の表のとおりです。
平成28年9月期 (前第1四半期) | 平成29年9月期 (当第1四半期) | 対前年同期比 (%) | |||
金額 (百万円) | 百分比 (%) | 金額 (百万円) | 百分比 (%) | ||
売上高 | 590 | 100.0 | 508 | 100.0 | 86.1 |
金融ソリューション事業 | 478 | 80.9 | 381 | 75.0 | 79.8 |
ビジネスソリューション事業 | 43 | 7.3 | 41 | 8.2 | 95.9 |
ヘルスケア事業 | 69 | 11.8 | 85 | 16.7 | 122.8 |
自己資金運用事業 | ― | ― | 0 | 0.1 | ― |
営業損失(△) | △30 | ― | △89 | ― | ― |
親会社株主に帰属する四半期純損失(△) | △31 | ― | △90 | ― | ― |
(注)各事業の売上高は、セグメント間の内部取引を含んでいません。
当社グループの連結売上高の7割以上は金融ソリューション事業の売上高であり、その中でも証券会社等のディーリング(自己資金運用)業務を行う法人への売上高は、連結売上高の約3分の2を占めます。
当第1四半期において、国内では雇用環境面で改善の動きも見られるなど、経済に回復の兆しがみえてきましたが、一方で国外では新興国経済の減速、EU諸国の不安定さ、米国新政権の不確実性等の影響により、株式や為替への影響が懸念されるなど、先行きは不透明な状況が続いております。
このような状況下で、当第1四半期の業績はヘルスケア事業において増収となったものの、主力の金融ソリューション事業及びビジネスソリューション事業の減収を補うには至らず、連結売上高は前年同期に比べて82百万円減少の508百万円となりました。また利益面においても費用削減等の施策を行いましたが、売上高減少の影響により営業損失、親会社株主に帰属する四半期純損失ともに前年同期から悪化し、それぞれ89百万円、90百万円となりました。
セグメント別の概況は以下のとおりです。
なお、各事業の売上高には、セグメント間の内部取引を含んでいません。
(金融ソリューション事業)
金融ソリューション事業は、当社の事業です。
当第1四半期の経営成績は次のとおりです。
売上高 381百万円(前年同期比 79.8%)
セグメント利益 80百万円(前年同期比 64.1%)
なお、金融ソリューション事業の売上内訳は、次の表のとおりです。
<製品区分別>
平成28年9月期 (前第1四半期) | 平成29年9月期 (当第1四半期) | 対前年同期比 (%) | |||
金額 (百万円) | 構成比 (%) | 金額 (百万円) | 構成比 (%) | ||
証券ディーリングシステム | 332 | 69.6 | 263 | 69.0 | 79.0 |
取引所端末 | 63 | 13.2 | 70 | 18.4 | 111.2 |
外国為替証拠金取引システム | 31 | 6.6 | 26 | 6.8 | 83.3 |
取引所関連システム | 43 | 9.0 | 13 | 3.6 | 31.6 |
その他 | 7 | 1.6 | 8 | 2.2 | 110.5 |
合 計 | 478 | 100.0 | 381 | 100.0 | 79.8 |
<売上区分別>
平成28年9月期 (前第1四半期) | 平成29年9月期 (当第1四半期) | 対前年同期比 (%) | |||
金額 (百万円) | 構成比 (%) | 金額 (百万円) | 構成比 (%) | ||
パッケージ売上 | 18 | 3.8 | 0 | 0.1 | 1.6 |
システムインテグレーション売上 | 19 | 4.2 | 7 | 2.1 | 39.8 |
ライセンスビジネス売上 | 292 | 61.3 | 278 | 73.0 | 95.0 |
カスタマーサポート売上 | 146 | 30.7 | 94 | 24.8 | 64.6 |
合 計 | 478 | 100.0 | 381 | 100.0 | 79.8 |
当第1四半期においては、製品区分別で前年同期に比べて取引所端末の売上増加があったものの、全体では20.2%の売上高が減少する結果となりました。これは、比較的取引額が大きい顧客の解約の影響によるものです。
一方で、費用削減に関する施策を行いましたが、売上高の減少分を補うには至りませんでした。
(ビジネスソリューション事業)
ビジネスソリューション事業は、当社及び株式会社ビーエス・ジェイの事業です。
当第1四半期の経営成績は次のとおりです。
売上高 41百万円(前年同期比 95.9%)
セグメント損失 16百万円(前年同期は19百万円のセグメント損失)
引き続き自社開発の経営統合管理プラットフォーム「GroupMAN@IT e²」の販売に注力し、営業活動を展開しております。売上高は前年同期とほぼ同水準で推移し、利益面も若干改善しました。
(ヘルスケア事業)
ヘルスケア事業は当社、株式会社らぼぉぐ及び株式会社健康プラザパルの事業です。
当第1四半期の経営成績は次のとおりです。
売上高 85百万円 (前年同期比 122.8%)
セグメント損失 66百万円 (前年同期は55百万円のセグメント損失)
自社ブランド品の重点的な販売や、前年度から開始した原料販売及びOEM、売れ筋商品の迅速な投入等の様々な施策を行い、前年同期に比べて売上高が22.8%増加しました。
費用面においては、学校法人東京女子医科大学及び国立研究開発法人産業技術総合研究所との産学官共同研究に伴う研究開発費が前年同期より増加した結果、セグメント損失が若干悪化しました。
(自己資金運用事業)
自己資金運用事業は、株式会社トレーデクスの事業です。
当第1四半期の経営成績は次のとおりです。
売上高 0百万円
セグメント損失 10百万円 (前年同期は0百万円のセグメント損失)
投資教育事業として、個人投資家向け投資セミナーの開催やTokyoMXで「TRADEX マーケット・アングル」の番組提供を行っています。当第1四半期は、10百万円のセグメント損失となりました。
(2) 財政状態の分析
当第1四半期末の総資産額(負債及び純資産の合計額)は、前連結会計年度末に比べ123百万円減少し、2,075百万円となりました。自己資本比率は80.4%、当座比率(当座資産÷流動負債、短期的安全性の指標)は407.8%であり、安定性の高い財務体質となっています。
(資産)
総資産合計2,075百万円のうち、現金及び預金が1,226百万円(構成比59.1%)を占めています
その他の主な資産は、受取手形及び売掛金199百万円(構成比9.6%)、棚卸資産(商品及び製品、仕掛品、原材料及び貯蔵品)179百万円(構成比8.7%)、投資有価証券165百万円(構成比8.0%)となっています。
(負債)
負債合計405百万円のうち、短期借入金、1年内返済予定の長期借入金及び長期借入金の合計が233百万円(負債及び純資産に対する構成比11.2%)を占めています。
(純資産)
純資産合計1,670百万円の内訳は、資本金1,478百万円、資本剰余金794百万円、利益剰余金△533百万円、自己株式△95百万円等となっています。
(3) 事業上及び財務上の対処すべき課題
当第1四半期連結累計期間において、当社グループの事業上及び財務上の対処すべき課題に重要な変更及び新たに生じた課題はありません。
(4) 研究開発活動
当第1四半期連結累計期間の研究開発費の総額は、41百万円です。