四半期報告書-第16期第3四半期(平成26年10月1日-平成26年12月31日)
財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析
(1) 業績の状況
当第3四半期連結累計期間におけるわが国経済は、経済政策や金融緩和を背景とした企業収益・雇用情勢の改善が見られるなど全体としては緩やかな回復基調にあるものの、新興国経済の成長鈍化や円安による原材料価格上昇などが懸念材料となり、先行き不透明な状況で推移しました。
インターネット関連業界におきましては、「平成26年版 情報通信白書」(総務省)によりますと、平成25年末のスマートフォン世帯普及率は62.6%(前年比13.1ポイント増)と急速に普及が進んでおり、今後もスマートフォン市場は更に拡大していくものと予測されます。
このような経済環境の中、当第3四半期連結累計期間の売上高は68,265百万円(前年同四半期比973.7%増)となり、営業利益は29,927百万円(前年同四半期は営業損失509百万円)、経常利益は29,979百万円(前年同四半期は経常損失636百万円)、四半期純利益は19,104百万円(前年同四半期は四半期純損失1,573百万円)となりました。
セグメント別の業績は、次のとおりであります。
なお、第1四半期連結会計期間から、報告セグメントの名称及び区分方法を変更しており、以下の前年同四半期比較及び分析については、変更後の区分に基づいて記載しております。
① メディア・コンテンツ事業
メディア事業:ソーシャル・ネットワーキング サービス「mixi」におきまして、コミュニティ・ニュース等の情報の一部をインターネット開放し、コンテンツへの導線を強化するなど、同じ趣味・関心を持つ人同士を「mixi」でつなげ、サービスの活性化を図っております。収益面では、ブラウザゲームにおいてデバイス環境の変化等の影響から売上高が減少しておりますが、アドネットワーク広告の運用強化等を進めております。
コンテンツ事業:スマートフォンネイティブゲーム「モンスターストライク」は、簡単な操作で誰でも楽しめること、一緒にいる友人と協力する仕組み(マルチプレイ)が特長であり、利用者が順調に増加してまいりました。国内では平成26年3月よりTVCMを開始し、海外においても台湾・北米・韓国・中国と展開を進めた結果、平成27年1月には全世界での利用者数が2,300万人を突破いたしました。収益面では、利用者増加に伴い売上高・利益ともに順調に拡大しております。
この結果、売上高は63,658百万円(前年同四半期比1,125.6%増)、セグメント利益は31,198百万円(前年同四半期比3,011.7%増)となりました。
② ライフイベント事業
求人広告事業、フォトブック事業、結婚支援事業を運営しております。
前第3四半期連結会計期間から結婚支援事業の連結を開始したこともあり、売上高は4,390百万円(前年同四半期比326.6%増)、セグメント利益は518百万円(前年同四半期比27.1%増)となりました。
③ その他
リサーチ事業やその他の新規事業を運営しております。
売上高は216百万円(前年同四半期比61.1%増)、セグメント損失は333百万円(前年同四半期はセグメント損失378百万円)となりました。
(2) 財政状態の分析
① 財政状態
当第3四半期連結会計期間の財政状態は、資産については流動資産が57,328百万円(前連結会計年度末比35,410百万円増加)となり、主な要因としては、現金及び預金と売掛金の増加があげられます。固定資産は5,098百万円(前連結会計年度末比522百万円増加)となり、主な要因としては、投資有価証券の増加があげられます。
負債については、流動負債が22,771百万円(前連結会計年度末比18,725百万円増加)となり、主な要因としては、未払法人税等や未払消費税等の増加があげられます。固定負債は4百万円(前連結会計年度末比14百万円減少)となりました。純資産は39,650百万円(前連結会計年度末比17,222百万円増加)となり、主な要因としては、利益剰余金の増加があげられます。
② キャッシュ・フローの状況の分析
当第3四半期連結累計期間における現金及び現金同等物(以下「資金」という)の残高は、前連結会計年度末と比べて25,247百万円増加し、42,065百万円となりました。各キャッシュ・フローの状況とその要因は以下のとおりであります。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
当第3四半期連結累計期間において営業活動により獲得した資金は26,303百万円(前年同四半期は570百万円の使用)となりました。これは主に、税金等調整前四半期純利益が29,939百万円となったことによるものであります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
当第3四半期連結累計期間において投資活動により使用した資金は53百万円(前年同四半期は1,231百万円の獲得)となりました。これは主に、定期預金の払戻による収入1,000百万円があったものの、投資有価証券の取得による支出914百万円や有形固定資産の取得による支出108百万円があったことによるものであります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
当第3四半期連結累計期間において財務活動により使用した資金は1,055百万円(前年同四半期は327百万円の使用)となりました。これは主に、短期借入金の純増額599百万円があったものの、配当金の支払額が1,754百万円となったことによるものであります。
前第3四半期連結累計期間 (自 平成25年4月1日 至 平成25年12月31日) | 当第3四半期連結累計期間 (自 平成26年4月1日 至 平成26年12月31日) | 前年同四半期比 増減率 | |
売上高(百万円) | 6,357 | 68,265 | 973.7% |
営業利益又は営業損失(△)(百万円) | △509 | 29,927 | -% |
経常利益又は経常損失(△)(百万円) | △636 | 29,979 | -% |
四半期純利益又は四半期純損失(△)(百万円) | △1,573 | 19,104 | -% |
当第3四半期連結累計期間におけるわが国経済は、経済政策や金融緩和を背景とした企業収益・雇用情勢の改善が見られるなど全体としては緩やかな回復基調にあるものの、新興国経済の成長鈍化や円安による原材料価格上昇などが懸念材料となり、先行き不透明な状況で推移しました。
インターネット関連業界におきましては、「平成26年版 情報通信白書」(総務省)によりますと、平成25年末のスマートフォン世帯普及率は62.6%(前年比13.1ポイント増)と急速に普及が進んでおり、今後もスマートフォン市場は更に拡大していくものと予測されます。
このような経済環境の中、当第3四半期連結累計期間の売上高は68,265百万円(前年同四半期比973.7%増)となり、営業利益は29,927百万円(前年同四半期は営業損失509百万円)、経常利益は29,979百万円(前年同四半期は経常損失636百万円)、四半期純利益は19,104百万円(前年同四半期は四半期純損失1,573百万円)となりました。
セグメント別の業績は、次のとおりであります。
なお、第1四半期連結会計期間から、報告セグメントの名称及び区分方法を変更しており、以下の前年同四半期比較及び分析については、変更後の区分に基づいて記載しております。
① メディア・コンテンツ事業
前第3四半期連結累計期間 (自 平成25年4月1日 至 平成25年12月31日) | 当第3四半期連結累計期間 (自 平成26年4月1日 至 平成26年12月31日) | 前年同四半期比 増減率 | |
売上高(百万円) | 5,194 | 63,658 | 1,125.6% |
メディア事業(百万円) | 4,932 | 3,632 | △26.3% |
コンテンツ事業(百万円) | 261 | 60,025 | 22,810.7% |
セグメント利益(百万円) | 1,002 | 31,198 | 3,011.7% |
メディア事業:ソーシャル・ネットワーキング サービス「mixi」におきまして、コミュニティ・ニュース等の情報の一部をインターネット開放し、コンテンツへの導線を強化するなど、同じ趣味・関心を持つ人同士を「mixi」でつなげ、サービスの活性化を図っております。収益面では、ブラウザゲームにおいてデバイス環境の変化等の影響から売上高が減少しておりますが、アドネットワーク広告の運用強化等を進めております。
コンテンツ事業:スマートフォンネイティブゲーム「モンスターストライク」は、簡単な操作で誰でも楽しめること、一緒にいる友人と協力する仕組み(マルチプレイ)が特長であり、利用者が順調に増加してまいりました。国内では平成26年3月よりTVCMを開始し、海外においても台湾・北米・韓国・中国と展開を進めた結果、平成27年1月には全世界での利用者数が2,300万人を突破いたしました。収益面では、利用者増加に伴い売上高・利益ともに順調に拡大しております。
この結果、売上高は63,658百万円(前年同四半期比1,125.6%増)、セグメント利益は31,198百万円(前年同四半期比3,011.7%増)となりました。
② ライフイベント事業
前第3四半期連結累計期間 (自 平成25年4月1日 至 平成25年12月31日) | 当第3四半期連結累計期間 (自 平成26年4月1日 至 平成26年12月31日) | 前年同四半期比 増減率 | |
売上高(百万円) | 1,029 | 4,390 | 326.6% |
セグメント利益(百万円) | 408 | 518 | 27.1% |
求人広告事業、フォトブック事業、結婚支援事業を運営しております。
前第3四半期連結会計期間から結婚支援事業の連結を開始したこともあり、売上高は4,390百万円(前年同四半期比326.6%増)、セグメント利益は518百万円(前年同四半期比27.1%増)となりました。
③ その他
前第3四半期連結累計期間 (自 平成25年4月1日 至 平成25年12月31日) | 当第3四半期連結累計期間 (自 平成26年4月1日 至 平成26年12月31日) | 前年同四半期比 増減率 | |
売上高(百万円) | 134 | 216 | 61.1% |
セグメント損失(△) (百万円) | △378 | △333 | -% |
リサーチ事業やその他の新規事業を運営しております。
売上高は216百万円(前年同四半期比61.1%増)、セグメント損失は333百万円(前年同四半期はセグメント損失378百万円)となりました。
(2) 財政状態の分析
① 財政状態
当第3四半期連結会計期間の財政状態は、資産については流動資産が57,328百万円(前連結会計年度末比35,410百万円増加)となり、主な要因としては、現金及び預金と売掛金の増加があげられます。固定資産は5,098百万円(前連結会計年度末比522百万円増加)となり、主な要因としては、投資有価証券の増加があげられます。
負債については、流動負債が22,771百万円(前連結会計年度末比18,725百万円増加)となり、主な要因としては、未払法人税等や未払消費税等の増加があげられます。固定負債は4百万円(前連結会計年度末比14百万円減少)となりました。純資産は39,650百万円(前連結会計年度末比17,222百万円増加)となり、主な要因としては、利益剰余金の増加があげられます。
② キャッシュ・フローの状況の分析
当第3四半期連結累計期間における現金及び現金同等物(以下「資金」という)の残高は、前連結会計年度末と比べて25,247百万円増加し、42,065百万円となりました。各キャッシュ・フローの状況とその要因は以下のとおりであります。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
当第3四半期連結累計期間において営業活動により獲得した資金は26,303百万円(前年同四半期は570百万円の使用)となりました。これは主に、税金等調整前四半期純利益が29,939百万円となったことによるものであります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
当第3四半期連結累計期間において投資活動により使用した資金は53百万円(前年同四半期は1,231百万円の獲得)となりました。これは主に、定期預金の払戻による収入1,000百万円があったものの、投資有価証券の取得による支出914百万円や有形固定資産の取得による支出108百万円があったことによるものであります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
当第3四半期連結累計期間において財務活動により使用した資金は1,055百万円(前年同四半期は327百万円の使用)となりました。これは主に、短期借入金の純増額599百万円があったものの、配当金の支払額が1,754百万円となったことによるものであります。