四半期報告書-第17期第1四半期(平成27年4月1日-平成27年6月30日)

【提出】
2015/08/14 9:55
【資料】
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【項目】
30項目

財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析

(1) 業績の状況
前第1四半期連結累計期間
(自 平成26年4月1日
至 平成26年6月30日)
当第1四半期連結累計期間
(自 平成27年4月1日
至 平成27年6月30日)
前年同四半期比
増減率
売上高(百万円)12,71850,080293.8%
営業利益(百万円)4,65424,345423.1%
経常利益(百万円)4,63624,338424.9%
親会社株主に帰属する四半期純利益(百万円)2,91915,960446.8%

当第1四半期連結累計期間におけるわが国経済は、政府の経済政策や日銀の金融政策を背景に、個人消費や企業業績の一部に持ち直しの動きが見られるものの、中国経済の減速やギリシャの債務問題などの懸念材料により、先行きに対しては不透明な状況が続いております。
インターネット関連業界におきましては、株式会社MM総研の調査によると、平成27年3月末のスマートフォン契約数は6,850万件で、携帯電話端末契約数全体の54.1%と過半数にまで達しており、今後もスマートフォン契約数は拡大するものと予測されます。
このような経済環境の中、当第1四半期連結累計期間の売上高は50,080百万円(前年同四半期比293.8%増)となりました。また、営業利益は24,345百万円(前年同四半期比423.1%増)、経常利益は24,338百万円(前年同四半期比424.9%増)、親会社株主に帰属する四半期純利益は15,960百万円(前年同四半期比446.8%増)となりました。
セグメントごとの業績は次のとおりであります。
なお、前連結会計年度末において、報告セグメントの名称及び区分方法を変更しております。
また、前連結会計年度から事業セグメントの利益の測定方法を、減価償却費及びのれん償却額を考慮しない営業利益ベースの数値(EBITDA)に変更しております。
以下の前年同四半期比較及び分析については、変更後の区分に基づいて記載しております。
① エンターテインメント事業
前第1四半期連結累計期間
(自 平成26年4月1日
至 平成26年6月30日)
当第1四半期連結累計期間
(自 平成27年4月1日
至 平成27年6月30日)
前年同四半期比
増減率
売上高(百万円)10,04447,002367.9%
セグメント利益(百万円)4,65325,024437.8%

スマートフォンネイティブゲーム「モンスターストライク」は、簡単な操作で誰でも楽しめること、一緒にいる友人と協力する仕組み(マルチプレイ)が特長であり、利用者が順調に増加してまいりました。国内では、TVCM、屋外広告等のプロモーション、動画コンテンツの充実、リアルイベントの実施、アーケードゲームやグッズの製作などに加え、ゲーム内での映画や人気アニメとのタイアップも継続して行ってまいりました。また、海外においても台湾・北米・韓国・中国・香港・マカオと展開を進めた結果、平成27年5月には全世界での利用者数が3,000万人を突破いたしました。収益面では、利用者の増加や様々なメディアを通じて露出するメディアミックスの効果に伴い売上高・利益ともに順調に拡大しております。
この結果、当事業の売上高は47,002百万円(前年同四半期比367.9%増)、セグメント利益は25,024百万円(前年同四半期比437.8%増)となりました。
② メディアプラットフォーム事業
前第1四半期連結累計期間
(自 平成26年4月1日
至 平成26年6月30日)
当第1四半期連結累計期間
(自 平成27年4月1日
至 平成27年6月30日)
前年同四半期比
増減率
売上高(百万円)2,6743,07815.1%
セグメント利益(百万円)58574327.0%

メディアプラットフォーム事業では、SNS「mixi」で培い、「モンスターストライク」を大きく飛躍させたマーケティング・アプリ開発・カスタマーサポートなどのノウハウを元に、B2C及びC2Cサービスにおいて新しい文化を創るサービスを生み出し続けることを目指しております。
前連結会計年度末に取得したチケットフリマサービス「チケットキャンプ」においては、「mixiコミュニティ」との連動企画を行うことで双方の事業拡大を図ってまいりました。また、社内発の新規事業においては、アーティストがユーザー1人のためにライブを行うコミュニケーションサービス「きみだけLIVE」や、家族に特化した子どもの写真・動画共有アプリ「家族アルバム みてね」などを立ち上げ、順調に利用者を拡大しております。
この結果、当事業の売上高は3,078百万円(前年同四半期比15.1%増)、セグメント利益は743百万円(前年同四半期比27.0%増)となりました。
(2) 財政状態の分析
① 財政状態
当第1四半期連結会計期間の財政状態は、資産については流動資産が77,331百万円(前連結会計年度末比6,038百万円減少)となり、主な要因としては、法人税等の支払による現金及び預金の減少があげられます。固定資産は21,390百万円(前連結会計年度末比581百万円増加)となり、主な要因としては、繰延税金資産の増加があげられます。
負債については、流動負債が33,929百万円(前連結会計年度末比16,678百万円減少)となり、主な要因としては、未払法人税等の減少があげられます。純資産は64,792百万円(前連結会計年度末比11,221百万円増加)となり、主な要因としては、利益剰余金の増加があげられます。
② キャッシュ・フローの状況の分析
当第1四半期連結累計期間における現金及び現金同等物(以下「資金」という)の残高は、前連結会計年度末と比べて8,593百万円減少し、56,819百万円となりました。各キャッシュ・フローの状況とその要因は以下のとおりであります。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
当第1四半期連結累計期間において営業活動により使用した資金は4,542百万円(前年同四半期は2,918百万円の獲得)となりました。これは主に、税金等調整前四半期純利益が24,329百万円となったものの、法人税等の支払による減少22,897百万円や売上債権の増加3,297百万円があったことによるものであります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
当第1四半期連結累計期間において投資活動により使用した資金は85百万円(前年同四半期は836百万円の獲得)となりました。これは主に、有形固定資産及び投資有価証券の取得による支出75百万円によるものであります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
当第1四半期連結累計期間において財務活動により使用した資金は3,970百万円(前年同四半期は155百万円の使用)となりました。これは主に、配当金の支払い3,982百万円によるものであります。