半期報告書-第65期(令和4年4月1日-令和4年9月30日)
(1) 経営成績等の状況の概要
当中間連結会計期間における当社グループ(当社、連結子会社及び持分法適用関連会社)の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下「経営成績等」という。)の状況の概要は次のとおりであります。
①経営成績の状況
当中間連結会計期間は、オフィス・住宅ともに高稼働・高単価を維持したほか、「虎ノ門ヒルズ レジデンシャルタワー」の住宅分譲が好調に推移したことから、営業収益は前年同期比+44.3%の156,160百万円、営業利益は、同+79.5%の39,116百万円、経常利益は、同+75.7%の38,809百万円、親会社株主に帰属する中間純利益は、同+91.2%の26,094百万円となりました。
セグメントごとの経営成績は、次の通りであります。
a. 賃貸
当中間連結会計期間においては、オフィス、住宅ともに高稼働・高単価を維持したほか、「虎ノ門ヒルズ レジデンシャルタワー」の新規稼働などから、当セグメントの営業収益は83,905百万円と前中間連結会計期間に比べ7,947百万円増収となり、営業利益は41百万円増の17,671百万円となりました。
〈営業収益の内訳〉 (単位:百万円)
| 前中間連結会計期間 | 当中間連結会計期間 | |
| 賃貸管理事業収益(注1) | 56,466 | 59,130 |
| 運営受託事業収益 | 10,952 | 12,371 |
| 請負工事事業収益(注2) | 3,254 | 4,466 |
| 地域冷暖房・電気供給事業収益(注3) | 2,883 | 4,174 |
| その他事業収益 | 2,401 | 3,763 |
| 計 | 75,958 | 83,905 |
(注1)貸付面積及び貸付戸数
| 前中間連結会計期間 | 当中間連結会計期間 | |
| (オフィス・店舗) | ||
| 貸付面積 | ||
| 所有面積 | 556,395.64㎡ | 529,242.60㎡ |
| 転貸面積 | 218,611.06㎡ | 211,884.98㎡ |
| 計 | 775,006.70㎡ | 741,127.58㎡ |
| (住宅) | ||
| 貸付戸数 | ||
| 所有戸数 | 1,144戸 | 1,453戸 |
| 転貸戸数 | 482戸 | 509戸 |
| 計 | 1,626戸 | 1,962戸 |
(注2)請負工事件数
| 前中間連結会計期間 | 当中間連結会計期間 | |
| 受注件数 | 370件 | 354件 |
| 完成件数 | 347件 | 323件 |
(注3)地域冷暖房・電気供給先
| 前中間連結会計期間 | 当中間連結会計期間 | |
| オフィスビル | 12棟 | 12棟 |
| 住宅 | 5棟 | 5棟 |
| ホテル | 2棟 | 2棟 |
| 地下鉄 | 1駅舎 | 1駅舎 |
| その他 | 2棟 | 2棟 |
b. 分譲
当中間連結会計期間においては、「虎ノ門ヒルズ レジデンシャルタワー」の住宅分譲が好調に推移したことから、当セグメントの営業収益は50,266百万円と前中間連結会計期間と比べ35,570百万円増収となり、営業利益は15,602百万円増の24,249百万円となりました。
c. 施設営業
当中間連結会計期間においては、新型コロナウイルス感染症の影響が続きましたが、ホテル事業の稼働率が改善したことから、当セグメントの営業収益は11,164百万円と前中間連結会計期間に比べ3,117百万円増収となり、営業損益は1,685百万円改善し、658百万円の営業損失となりました。
〈営業収益の内訳〉 (単位:百万円)
| 前中間連結会計期間 | 当中間連結会計期間 | |
| ホテル事業収益 | 5,361 | 7,620 |
| 会員制クラブ事業収益 | 1,688 | 2,516 |
| ゴルフ事業収益 | 997 | 1,028 |
| 計 | 8,047 | 11,164 |
d. 海外
当中間連結会計期間においては、「上海環球金融中心」が高稼働を維持したほか、円安元高による為替の影響から、当セグメントの営業収益は13,593百万円と前中間連結会計期間に比べ811百万円増収となり、営業利益は249百万円増の4,620百万円となりました。
②財政状態の状況
当中間連結会計期間の総資産は、前連結会計年度に比べ21,418百万円増加し、2,388,480百万円となりました。
流動資産は、「虎ノ門ヒルズ レジデンシャルタワー」の住宅分譲により、棚卸資産が減少したことなどから、15,457百万円減少しました。
固定資産は、長期貸付金の増加等により、36,875百万円増加しました。
当中間連結会計期間の負債は、長期借入金の減少等により、前連結会計年度に比べ5,664百万円減少し、1,733,774百万円となりました。
当中間連結会計期間の純資産は、親会社株主に帰属する中間純利益の計上や為替換算調整勘定の増加等により、前連結会計年度に比べ27,082百万円増加し、654,705百万円となりました。
③キャッシュ・フローの状況
当中間連結会計期間における現金及び現金同等物は、税金等調整前中間純利益、有形及び無形固定資産の取得等により、174,622百万円(前連結会計年度比△50,384百万円)となりました。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
当中間連結会計期間における営業活動によるキャッシュ・フローは、税金等調整前中間純利益等により、64,109百万円の収入(前年同期比+37,438百万円)となりました。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
当中間連結会計期間における投資活動によるキャッシュ・フローは、定期預金の預入による支出、有形及び無形固定資産の取得、貸付けによる支出等により、91,615百万円の支出(前年同期比△63,504百万円)となりました。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
当中間連結会計期間における財務活動によるキャッシュ・フローは、配当金の支払や長期借入金の返済により、23,946百万円の支出(前年同期比+1,685百万円)となりました。
④会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定
前事業年度の有価証券報告書に記載した「経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析」中の会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定の記載について重要な変更はありません。
⑤生産、受注及び販売の状況
生産、受注及び販売の状況については、「(1) 経営成績等の状況の概要 ①経営成績の状況」におけるセグメントごとの業績に関連付けて記載しております。
(2)経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容
経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次の通りであります。
なお、文中の将来に関する事項は、当中間連結会計期間の末日現在において判断したものであります。
当社グループの当中間連結会計期間は、新型コロナウイルス感染症の影響が継続する中、オフィス・住宅ともに高稼働・高単価を維持したほか、「虎ノ門ヒルズ レジデンシャルタワー」の住宅分譲が収益に貢献したため、営業収益及び営業利益は増収増益となりました。進行する再開発プロジェクトに向け資金調達を実行する一方、利益の積み立てにより自己資本比率を維持することで、引き続き安定的な財政状態を維持しております。
当社グループの経営成績に重要な影響を与える要因として、新型コロナウイルス感染症の動向、不動産市況動向、各種法制・税制等の変更、海外の経済情勢及び政治体制並びに為替変動、有利子負債に係る金利環境、自然災害や天災による保有資産の毀損等が考えられます。
当社グループの資本の財源及び資金の流動性については、六本木から新橋・虎ノ門にわたる一帯の戦略エリアにおいて、仕掛かり中の都市再開発プロジェクトへの投資がプロジェクトの進行により発生するため、営業キャッシュ・フローの積立、社債の発行及び借入の実行並びにビル売却等の調達手段を用いて、柔軟かつ安定的に資金調達を行っております。
経営方針・経営戦略、経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等については、国内外の仕掛かり中の都市再開発・都市開発プロジェクトを順調に推進し、また、エリア全体の価値の向上に寄与するタウンマネジメント及びエリアマネジメントの取り組みを推進することにより、快適で豊かな都市をつくり、育むことを継続的に実現し、グループ全体の価値を向上させることを図っております。さらに、中長期的に安定した成長を可能とする堅固な財務基盤を維持するために、利益の積立により自己資本比率を一定の水準に維持しております。
セグメントごとの財政状態及び経営成績の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。
国内、海外とも、賃貸事業においては、再開発事業の推進およびエリアマネジメントに取り組み、保有資産の競争力強化及び将来の開発価値向上に努めました。不動産市況動向や財務規律などを勘案し、オフィスビル・住宅等の売却を実行しています。しかしながら、新型コロナウイルス感染症の影響が継続したことから、商業施設やホテルを中心に業績に一定の影響が生じており、今後の状況は引き続き注視する必要があります。
賃貸
賃貸は、オフィス・住宅が高稼働・高単価を維持したほか、「虎ノ門ヒルズ レジデンシャルタワー」が新規に稼働したことなどから増収増益となりました。
分譲
分譲は、「虎ノ門ヒルズ レジデンシャルタワー」の住宅分譲が好調に推移したことから増収増益となりました。
施設営業
施設営業は、「グランドハイアット東京」や「アンダーズ東京」などの施設が新型コロナウイルス感染症の影響が継続する中、稼働率が改善したことなどから増収増益となりました。
海外
海外は、新型コロナウイルス感染症の影響が継続する中、「上海環球金融中心」のオフィスは高稼働を維持したほか、円安人民元高の為替の影響などから増収増益となりました。