有価証券報告書-第18期(2025/04/01-2026/03/31)
文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。
グループ中期経営計画 「Eureka!」の3年目に臨み、現中期経営計画の最終仕上げに加え、次期中期経営計画に織り込むべき戦略の検討、さらには2029年度に迎えるフォレストグループ150周年の先を見据えた長期ビジョンの策定にも着手しており、短期、中期、長期全てを視界に入れた重要な1年と位置づけています。
また、フォレストホールディングスでは発足以来、中期経営計画を経営の軸に掲げてきました。3年間の中期計画では、現状からの改善・改革主体の“フォーキャスト”の手法が中心となりますが、長期ビジョンは理想とする未来・在るべき姿から逆算して、今やるべきことを決める“バックキャスト”の手法を使うことができます。未来に備え、あらゆるリスクと可能性を想定して当社グループが対処すべき道筋を全てのステークホルダーに明示できるよう取り組んでまいります。
医療用医薬品分野におきましては、「健康に関わる<不>の打開」をさらに深化させ、従来の治療領域に留まらず、未病、予防、早期発見といった保険外領域であるウェルネス市場への挑戦を進めてまいります。あわせて、「流通改善ガイドライン」に基づく「別枠品」の製品価値維持や、メディカル部門とのシナジー創出を推進いたします。さらに、営業業務のタスクシフトを加速し、より質の高い提案活動に注力できる体制を構築してまいります。
医療機器等分野におきましては、器械品における案件不足が課題となっております。これに対し、案件進捗フェーズの見直しによる、よりきめ細やかな管理体制の構築とデータに基づいた意思決定プロセスの可視化により、組織的な案件掘り起こしを推進してまいります。また、商談開始前のフェーズも加味したエリア毎の提案プランを策定することで、潜在需要を確実に獲得し、事業収益の拡大を目指してまいります。
ロジスティクス分野におきましては、業務全体のさらなる適正化、効率化、標準化を進め、持続可能な体制を構築することで医療インフラへの貢献を果たしてまいります。また、医薬品の適正流通(GDP)ガイドラインの厳格な運用、労働力不足の深刻化を踏まえたロボットの導入、及び事業継続計画の強化を通じて、高効率、高品質、強靭性を兼ね備えた社会に最適なロジスティクス体制の構築を追求してまいります。さらに、大規模災害等の不測の事態に備え、定期的な訓練と見直しを通じて事業継続計画(BCP)を強化し、医療インフラとしての責任を確実に果たしてまいります。
一般用医薬品分野におきましては、成長が見込まれるウェルネス市場での事業拡大に優先的に取り組んでまいります。そのためには、高機能かつ新規性の高い製品開発が重要となることから、エビデンスに基づく新素材・新技術の活用と、生活者の潜在的価値観や行動特性を的確に捉えた製品開発に注力してまいります。加えて、多様な出口戦略を推進することで新たな市場を創造するなど、持続可能な成長の実現に向けた施策を着実に進めてまいります。また、収益性の観点から取引条件の見直しや赤字取引先の是正を進めることで、収益基盤の改善と事業効率の向上にも取り組んでまいります。
動物用医薬品及び食品分野では、「深掘」と「探索」を基軸に、収益基盤の強化と価値創出を進めてまいります。社内外との連携を強化し、エリア拡大を見据えた施策を推進するとともに、新たなサプライチェーン構築に挑戦します。さらに、輸出入ビジネスの拡大や品質保証体制の整備によりメーカー機能を高め、次世代事業の実装を加速してまいります。
加えて、顧客満足向上を目指したロジスティクス戦略の高度化や、システム基盤強化によるデジタルソリューションを通じて、生産性及び競争力を高め、持続的成長に向けた事業体制確立に取り組んでまいります。
経営管理面におきましては、サイバー攻撃が一層高度化する中、情報セキュリティリスクへの対応を経営上の重要課題の一つと捉え、サイバーセキュリティ対策の一層の強化に取り組んでおります。具体的には、インシデント発生時の迅速かつ的確な対応体制を確立するため、CSIRT(シーサート:Computer Security Incident Response Team)の構築を進めてまいります。加えて、当社単体のみならず取引先を含めたリスク低減を目的として、「サプライチェーン強化に向けたセキュリティ対策評価制度(経済産業省)」における☆(星)取得を目標とした取り組みを推進することで、サプライチェーン全体のセキュリティ水準の底上げを図ってまいります。また、大規模中核事業所におけるZEB(Net Zero Energy Building ネット・ゼロ・エネルギー・ビル)認証の取得、並びに医薬品卸業界では初となる配送車輌のEV転換に向けた実証実験を開始するなど、GHG(Greenhouse Gas 温室効果ガス)削減に向けた取り組みも着実に進めております。
人的資本経営においては、多様な雇用形態の人材が意欲を持って活躍できる環境整備を目的に、契約社員の評価制度を整備し、処遇の透明性と納得性の向上を図ってまいります。さらに、中長期的な企業価値向上を見据え、経営を担う人材の計画的育成を目的として、次世代経営人財養成プログラムを開始し、持続的成長を支える人材基盤の強化に取り組んでまいります。
グループ中期経営計画 「Eureka!」の3年目に臨み、現中期経営計画の最終仕上げに加え、次期中期経営計画に織り込むべき戦略の検討、さらには2029年度に迎えるフォレストグループ150周年の先を見据えた長期ビジョンの策定にも着手しており、短期、中期、長期全てを視界に入れた重要な1年と位置づけています。
また、フォレストホールディングスでは発足以来、中期経営計画を経営の軸に掲げてきました。3年間の中期計画では、現状からの改善・改革主体の“フォーキャスト”の手法が中心となりますが、長期ビジョンは理想とする未来・在るべき姿から逆算して、今やるべきことを決める“バックキャスト”の手法を使うことができます。未来に備え、あらゆるリスクと可能性を想定して当社グループが対処すべき道筋を全てのステークホルダーに明示できるよう取り組んでまいります。
| Eureka! |
| 1.成長戦略! "医療”を深く、"健康"に広く 2.インフレ対策! 生産性革命と評価・報酬革命 3.人的資本! 社員エンゲージメント確立 Think local, Act global. |
医療用医薬品分野におきましては、「健康に関わる<不>の打開」をさらに深化させ、従来の治療領域に留まらず、未病、予防、早期発見といった保険外領域であるウェルネス市場への挑戦を進めてまいります。あわせて、「流通改善ガイドライン」に基づく「別枠品」の製品価値維持や、メディカル部門とのシナジー創出を推進いたします。さらに、営業業務のタスクシフトを加速し、より質の高い提案活動に注力できる体制を構築してまいります。
医療機器等分野におきましては、器械品における案件不足が課題となっております。これに対し、案件進捗フェーズの見直しによる、よりきめ細やかな管理体制の構築とデータに基づいた意思決定プロセスの可視化により、組織的な案件掘り起こしを推進してまいります。また、商談開始前のフェーズも加味したエリア毎の提案プランを策定することで、潜在需要を確実に獲得し、事業収益の拡大を目指してまいります。
ロジスティクス分野におきましては、業務全体のさらなる適正化、効率化、標準化を進め、持続可能な体制を構築することで医療インフラへの貢献を果たしてまいります。また、医薬品の適正流通(GDP)ガイドラインの厳格な運用、労働力不足の深刻化を踏まえたロボットの導入、及び事業継続計画の強化を通じて、高効率、高品質、強靭性を兼ね備えた社会に最適なロジスティクス体制の構築を追求してまいります。さらに、大規模災害等の不測の事態に備え、定期的な訓練と見直しを通じて事業継続計画(BCP)を強化し、医療インフラとしての責任を確実に果たしてまいります。
一般用医薬品分野におきましては、成長が見込まれるウェルネス市場での事業拡大に優先的に取り組んでまいります。そのためには、高機能かつ新規性の高い製品開発が重要となることから、エビデンスに基づく新素材・新技術の活用と、生活者の潜在的価値観や行動特性を的確に捉えた製品開発に注力してまいります。加えて、多様な出口戦略を推進することで新たな市場を創造するなど、持続可能な成長の実現に向けた施策を着実に進めてまいります。また、収益性の観点から取引条件の見直しや赤字取引先の是正を進めることで、収益基盤の改善と事業効率の向上にも取り組んでまいります。
動物用医薬品及び食品分野では、「深掘」と「探索」を基軸に、収益基盤の強化と価値創出を進めてまいります。社内外との連携を強化し、エリア拡大を見据えた施策を推進するとともに、新たなサプライチェーン構築に挑戦します。さらに、輸出入ビジネスの拡大や品質保証体制の整備によりメーカー機能を高め、次世代事業の実装を加速してまいります。
加えて、顧客満足向上を目指したロジスティクス戦略の高度化や、システム基盤強化によるデジタルソリューションを通じて、生産性及び競争力を高め、持続的成長に向けた事業体制確立に取り組んでまいります。
経営管理面におきましては、サイバー攻撃が一層高度化する中、情報セキュリティリスクへの対応を経営上の重要課題の一つと捉え、サイバーセキュリティ対策の一層の強化に取り組んでおります。具体的には、インシデント発生時の迅速かつ的確な対応体制を確立するため、CSIRT(シーサート:Computer Security Incident Response Team)の構築を進めてまいります。加えて、当社単体のみならず取引先を含めたリスク低減を目的として、「サプライチェーン強化に向けたセキュリティ対策評価制度(経済産業省)」における☆(星)取得を目標とした取り組みを推進することで、サプライチェーン全体のセキュリティ水準の底上げを図ってまいります。また、大規模中核事業所におけるZEB(Net Zero Energy Building ネット・ゼロ・エネルギー・ビル)認証の取得、並びに医薬品卸業界では初となる配送車輌のEV転換に向けた実証実験を開始するなど、GHG(Greenhouse Gas 温室効果ガス)削減に向けた取り組みも着実に進めております。
人的資本経営においては、多様な雇用形態の人材が意欲を持って活躍できる環境整備を目的に、契約社員の評価制度を整備し、処遇の透明性と納得性の向上を図ってまいります。さらに、中長期的な企業価値向上を見据え、経営を担う人材の計画的育成を目的として、次世代経営人財養成プログラムを開始し、持続的成長を支える人材基盤の強化に取り組んでまいります。