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四半期報告書-第6期第3四半期(平成27年8月1日-平成27年10月31日)

【提出】
2015/12/11 15:00
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有報資料

文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において当社グループが判断したものであります。
(1)業績の状況
当第3四半期連結累計期間(平成27年2月1日~平成27年10月31日)におけるわが国経済は、政府経済対策の効果を背景に、雇用情勢や企業収益の改善等、緩やかな回復基調にあるものの、円安による輸入価格の上昇やそれに伴う物価の上昇等を受けた実質所得の伸び悩みや、海外経済の下振れリスクなど、引き続き厳しい状況が続いております。
また、出版流通業界におきましては、書籍・雑誌販売額は10年連続で前年割れし、書店数は減少傾向、大学図書館では紙による書籍の購買が減少するなか、モバイル・PC端末へのデジタルコンテンツの提供の拡大、更に円安による輸入書籍原価の上昇など、大変厳しい状況にあります。
このような状況のなか、当社グループはスクラップ&ビルドの継続などによる書店収益力の改善、大学向け事業の構造改革、図書館を核にした地域活性化事業の推進に取組んでおります。
その一環として当社の完全子会社であり、全国の高等教育機関、各社研究機関への営業ネットワークを有する丸善株式会社と専門性の高い研究者向けコンテンツの調達力・開発力を有する株式会社雄松堂書店の強みを効果的に発揮できる組織体制を構築し、一層価値あるコンテンツサービスを提供していくことを目指し、平成28年2月1日より両社を経営統合し、「丸善雄松堂株式会社」とすることにいたしました。
当第3四半期連結累計期間の業績につきましては、売上高は1,321億36百万円(前年同期比3.7%増)と増収となりましたが、比較的利益率の高い商品が減収になっていること、および図書館サポート事業におけるコスト増等もあり、営業利益は17億55百万円(前年同期比1.2%増)と微増にとどまりました。経常利益は17億55百万円(前年同期比4.9%増)、四半期純利益は9億19百万円(前年同期比6.5%増)となりました。
セグメント別の業績は次の通りであります。
[文教市場販売事業]
当事業は当社グループの中核をなし、以下の事業を行っております。
1.図書館(公共図書館・学校図書館・大学図書館)に対する図書館用書籍の販売、汎用書誌データベース「TRCMARC」の作成・販売及び図書装備(バーコードラベルやICタグ等の貼付等)や選書・検索ツール等の提供
2.大学などの教育研究機関や研究者に対する学術研究及び教育に関する輸入洋書を含む出版物(書籍・雑誌・電子ジャーナル、電子情報データベースほか)や英文校正・翻訳サービスをはじめとする研究者支援ソリューションの提供
3.教育・研究施設、図書館などの設計・施工と大学経営コンサルティングをはじめとする各種ソリューションの提供
4.大学内売店の運営や学生に対する教科書・テキストの販売等
当第3四半期連結累計期間の業績につきましては、教育・研究施設、図書館などの設計・施工案件が増加した結果、売上高は473億20百万円(前年同期比1.8%増)と増収となりましたが、大学及び研究機関向け書籍等販売事業において、専門性が高く比較的利益率が高い古書等の売上が減少したことおよび経費の増加等により、営業利益は15億25百万円(前年同期比3.2%減)と減益となりました。
[店舗・ネット販売事業]
当事業は、主に全国都市部を中心とした店舗網において和書・洋書などの書籍をメインに、文具・雑貨・洋品まで多岐にわたる商品の販売を行っており、より効率的な運営とブランド力の発揮による成長と収益拡大を図るため、管理業務・本部業務の統合による業務効率向上、及び出店戦略、ブランド戦略等の経営施策実行の迅速化を目的として、平成27年2月1日付で当グループ会社である丸善書店株式会社と株式会社ジュンク堂書店を合併し、株式会社丸善ジュンク堂書店に商号変更をいたしました。
店舗の状況といたしましては、平成27年4月に「名古屋本店」「高島屋大阪店」「大泉学園店」、7月に「岐阜店」、8月に「京都本店」、10月に「桶川店」「高松店」の7店を開店しました。一方で2月に「パピエ田無店」「町田ジョルナ店」、5月に「水戸エクセル店」、7月に「京都朝日会館店」「京都四条烏丸店」を閉店しております。その結果、平成27年10月末時点で100店舗となっております。(内、3店舗は「MARUZEN」「ジュンク堂書店」の店舗名ではありません。)
当第3四半期連結累計期間の業績につきましては、売上高は554億51百万円(前年同期比1.2%増)と増収となったものの、新規開店に伴う初期費用及び店舗改装費用の計上もあったことから2億46百万円(前年同期は2億32百万円の営業損失)の営業損失となりました。
[図書館サポート事業]
当事業は、図書館の業務効率化・利用者へのサービス向上の観点から、カウンター業務・目録作成・蔵書点検などの業務の請負、地方自治法における指定管理者制度による図書館運営業務、PFI(Private Finance Initiative)による図書館運営業務及び人材派遣を行っております。
当第3四半期連結累計期間の業績につきましては、図書館受託館数は期初878館から170館増加し、平成27年10月末時点では1,048館となり順調に推移しております。
その結果、当事業の売上高は153億99百万円(前年同期比7.1%増)と増収となりましたが、新規受託館の準備費用及び人件費の上昇等によりコストが増加したため、営業利益は14億94百万円(前年同期比4.7%減)となりました。
[出版事業]
当事業は、『理科年表』をはじめとする理工系分野を中心とした専門書・事典・便覧・大学テキストに加え、絵本・童話などの児童書、図書館向け書籍の刊行を行っております。また医療・看護・芸術・経営など多岐にわたる分野のビデオ・DVDについても発売を行っております。
当第3四半期連結累計期間の業績につきましては、専門分野として『サイエンス・パレット コンピュータサイエンス~計算を通して世界を観る』『環境汚染化学~有機汚染物質の動態から探る』『東京大学工学教程 基礎系数学 線形代数Ⅰ』『低温科学便覧』『顔の百科事典』、児童書として『ほねほねザウルスシリーズ』『ルルとララシリーズ』『しずくちゃんシリーズ』『ビックリ3D図鑑 ジュラシック・ワールド』など、合計新刊206点(前年同期222点)を刊行いたしました。
その結果、当事業の売上高は新刊刊行遅れ及び映像メディア商品の取引減少等の影響で32億27百万円(前年同期比4.0%減)、営業利益は2億6百万円(前年同期比30.5%減)と減益となりました。
[その他]
当事業は、書店やその他小売店舗を中心に企画・設計デザインから建設工事・内装工事・店舗什器・看板・ディスプレーなどのトータルプランニング(店舗内装業)や図書館用図書の入出荷業務、Apple製品やパソコンの修理・アップグレード設定等の事業(株式会社図書館流通センターの子会社であるグローバルソリューションサービス株式会社による)、総合保育サービス(株式会社図書館流通センターの子会社である株式会社明日香による)を行っております。
当第3四半期連結累計期間の業績につきましては、Apple製品・パソコンの修理サービス等業務においては順調に売上高を伸ばし、また総合保育サービスの株式会社明日香を前年第3四半期より連結対象に加えたこともあり、売上高は107億38百万円(前年同期比28.8%増)と増収となり、営業利益は5億83百万円(前年同期比117.4%増)と増益となりました。
(2)財政状態の分析
① 資産
当第3四半期連結会計期間の総資産の残高は、前連結会計年度末と比べ62億15百万円減少し、1,243億97百万円となりました。主な要因は、前渡金、流動資産のその他の減少であります。
② 負債
当第3四半期連結会計期間の負債の残高は、前連結会計年度末と比べ75億48百万円減少し、893億64百万円となりました。主な要因は、短期借入金、一年以内返済予定を含む長期借入金の減少であります。
③ 純資産
当第3四半期連結会計期間の純資産の残高は、前連結会計年度末と比べ13億32百万円増加し、350億33百万円となりました。主な要因は、利益剰余金の増加であります。
(3)事業上及び財務上の対処すべき課題
当第3四半期連結累計期間において、事業上及び財務上の対処すべき課題に重要な変更及び新たに生じた課題はありません。

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