四半期報告書-第7期第1四半期(平成28年2月1日-平成28年4月30日)

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2016/06/14 15:00
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有報資料

文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において当社グループが判断したものであります。
(1)業績の状況
当第1四半期連結累計期間(平成28年2月1日~平成28年4月30日)におけるわが国経済は、企業収益と賃金・雇用環境の改善がみられ、緩やかな景気回復基調にあるものの、中国をはじめとする新興国、資源国経済の先行きへの懸念や個人消費についても名目賃金の伸びの鈍化、消費マインドの低下等から、依然として厳しい状況が続いております。
また、出版流通業界におきましては、書籍・雑誌販売額は11年連続で前年割れ(近年最大の減少率)し、書店数は減少傾向、電子書籍販売額の急速な拡大に伴う紙による書籍の購買の減少など、大変厳しい状況にあります。
このような状況のなか、当社グループはスクラップ&ビルドの継続などによる書店収益力の改善、大学市場の変化、教育への社会的ニーズに対応した事業の構造改革、図書館を核にした地域活性化事業の推進に取組んでおります。
その一環として当社の完全子会社であり、全国の高等教育機関、各社研究機関への営業ネットワークを有する丸善株式会社と専門性の高い研究者向けコンテンツの調達力・開発力を有する株式会社雄松堂書店の強みを効果的に発揮できる組織体制を構築し、一層価値あるコンテンツサービスを提供していくことを目指し、当期(平成28年2月1日)より両社を経営統合し、「丸善雄松堂株式会社」に商号変更しております。
当第1四半期連結累計期間の業績につきましては、売上高は各セグメントともに順調に推移した結果、508億98百万円(前年同期比3.6%増)と増収となりました。利益面では店舗の新規開店費用の計上、図書館サポート事業及び出版事業におけるコスト増等の影響もありましたが、文教市場販売事業の好調により、営業利益は22億円(前年同期比13.5%増)、経常利益は22億65百万円(前年同期比15.0%増)、親会社株主に帰属する四半期純利益は18億47百万円(前年同期比19.8%増)とそれぞれ増益となりました。
セグメント別の業績は次の通りであります。
[文教市場販売事業]
当事業は以下の事業を行っております。
1.図書館(公共図書館・学校図書館・大学図書館)に対する図書館用書籍の販売、汎用書誌データベース「TRC MARC」の作成・販売及び図書装備(バーコードラベルやICタグ等の貼付等)や選書・検索ツール等の提供
2.大学などの教育研究機関や研究者に対する学術研究及び教育に関する輸入洋書を含む出版物(書籍・雑誌・電子ジャーナル、電子情報データベースほか)や英文校正・翻訳サービスをはじめとする研究者支援ソリューションの提供
3.教育・研究施設、図書館などの設計・施工と大学経営コンサルティングをはじめとする各種ソリューションの提供
4.大学内売店の運営や学生に対する教科書・テキストの販売等
当第1四半期連結累計期間の業績につきましては、公共及び大学図書館、研究機関向け書籍販売や教育・研究施設、図書館などの設計・施工案件が順調に推移した結果、売上高は213億52百万円(前年同期比3.2%増)、営業利益は19億5百万円(前年同期比19.3%増)と増益となりました。
[店舗・ネット販売事業]
当事業は、主に全国都市部を中心とした店舗網において和書・洋書などの書籍をメインに、文具・雑貨・洋品まで多岐にわたる商品の販売を行っております。
店舗の状況といたしましては、平成28年2月に「立川高島屋店」を開店し、3月に「千日前店」を閉店しました。この結果、平成28年4月末時点で89店舗となっております。(内、4店舗は「MARUZEN」「ジュンク堂書店」の店舗名ではありません。また当期より同一施設内に併設している店舗につきましては1店舗としてカウントする方法に変更したため、前期末より店舗数が減少しております。)
当第1四半期連結累計期間の業績につきましては、売上高は190億62百万円(前年同期比0.02%減)とほぼ前年並みとなりましたが、新規開店に伴う初期費用の計上等もあったことから販管費が増加し、営業利益は1億円(前年同期比32.8%減)となりました。
[図書館サポート事業]
当事業は、図書館の業務効率化・利用者へのサービス向上の観点から、カウンター業務・目録作成・蔵書点検などの業務の請負、地方自治法における指定管理者制度による図書館運営業務、PFI(Private Finance Initiative)による図書館運営業務及び人材派遣を行っております。
当第1四半期連結累計期間の業績につきましては、図書館受託館数は期初1,091館から125館増加し、平成28年4月末時点では1,216館(公共図書館509館、大学図書館175館、学校図書館他532館)となり順調に推移しております。
その結果、当事業の売上高は54億28百万円(前年同期比9.3%増)と増収となりましたが、他社との競争激化による利益率低下や人件費の上昇等により原価及び販管費が増加したため、営業利益は4億12百万円(前年同期比7.8%減)と減益となりました。
[出版事業]
当事業は、『理科年表』をはじめとする理工系分野を中心とした専門書・事典・便覧・大学テキストに加え、絵本・童話などの児童書、図書館向け書籍の刊行を行っております。また医療・看護・芸術・経営など多岐にわたる分野のDVDについても発売を行っております。
当第1四半期連結累計期間の業績につきましては、専門分野として『ジュニアサイエンスシリーズ 宇宙探査の歴史』『分子反応モデリング その理論と応用』『教養としての生命倫理』『肺HRCT 原書5版』『東京大学工学教程 情報工学 知識情報処理』、児童書として『どうぶつ あいうえお えほん』『しずくちゃんシリーズ』『ペネロペとハローキティ りんごケーキをつくる』『こばとちゃんとあひるちゃん』など、合計新刊93点(前年106点)を刊行いたしました。
その結果、当事業の売上高は11億86百万円(前年同期比8.5%増)と増収となりましたが、棚卸評価損の積み増し等原価が増加したため、営業利益は1億27百万円(前年同期比21.4%減)と減益となりました。
[その他]
当事業は、書店やその他小売店舗を中心に企画・設計デザインから建設工事・内装工事・店舗什器・看板・ディスプレーなどのトータルプランニング(店舗内装業)や図書館用図書の入出荷業務、Apple製品やパソコンの修理・アップグレード設定等の事業(株式会社図書館流通センターの子会社であるグローバルソリューションサービス株式会社による)、総合保育サービス(株式会社図書館流通センターの子会社である株式会社明日香による)を行っております。
当第1四半期連結累計期間の業績につきましては、店舗内装業の売上高が伸長したことにより、売上高は38億69百万円(前年同期比16.2%増)と増収となり、営業利益は2億23百万円(前年同期比18.4%増)と増益となりました。
(2)財政状態の分析
① 資産
流動資産は、前連結会計年度末に比べて6億45百万円増加し、998億16百万円となりました。これは、その他は27億39百万円減少しましたが、現金及び預金は14億14百万円、商品及び製品が19億98百万円増加したことなどによります。
固定資産は、前連結会計年度末に比べて19億99百万円減少し、333億99百万円となりました。これは、有形固定資産が19億54百万円減少したことなどによります。
繰延資産は、前連結会計年度末に比べて5百万円減少し、75百万円となりました。これは、社債発行費が5百万円減少したことによります。
この結果、総資産は前連結会計年度末に比べて13億60百万円減少し、1,332億91百万円となりました。
② 負債
流動負債は、前連結会計年度末に比べて41億31百万円減少し、729億69百万円となりました。これは、短期借入金は135億35百万円減少しましたが、支払手形及び買掛金が90億99百万円増加したことなどによります。
固定負債は、前連結会計年度末に比べて10億90百万円増加し、234億91百万円となりました。これは、長期借入金は1億95百万円、その他は10億35百万円増加したことなどによります。
この結果、負債合計は前連結会計年度末に比べて30億41百万円減少し、964億61百万円となりました。
③ 純資産
純資産合計は、前連結会計年度末と比べて16億81百万円増加し、368億30百万円となりました。これは、利益剰余金が18億47百万円増加したことなどによります。
(3)事業上及び財務上の対処すべき課題
当第1四半期連結累計期間において、事業上及び財務上の対処すべき課題に重要な変更及び新たに生じた課題はありません。

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