有価証券報告書-第76期(2025/06/01-2026/05/31)

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2026/08/18 15:49
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(1)経営成績等の状況の概要
当連結会計年度における当社グループの財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下、「経営成績等」という。)の状況の概要は以下のとおりであります。
①財政状態及び経営成績の状況
a.財政状態
当連結会計年度末の資産残高につきましては、前連結会計年度末と比較して現金及び預金が1億81百万円、売掛金が9億81百万円増加したこと等により、流動資産は全体で10億1百万円増加しました。一方固定資産は、土地が2億4百万円減少したものの、投資有価証券が3億32百万円増加したこと等により、全体で4億42百万円増加しました。その結果、資産総額は前連結会計年度末と比較して14億43百万円増加し、289億3百万円となりました。
負債残高につきましては、前連結会計年度末と比較して短期借入金が10億99百万円増加したこと等により、流動負債が全体で12億53百万円増加しました。一方固定負債は、長期借入金が2億5百万円増加したこと等により、全体で3億25百万円増加しました。その結果、負債総額は前連結会計年度末と比較して15億78百万円増加し、226億61百万円となりました。
純資産残高につきましては、自己株式の取得により自己株式が2億35百万円増加したこと等により、全体で1億34百万円減少し、62億41百万円となりました。
b.経営成績
当連結会計年度におけるわが国経済は、企業収益や雇用・所得環境などの改善により、景気は緩やかに回復しております。しかしながら、地政学リスクの高まりや米国の通商政策の動向、物価上昇による消費者の節約志向の継続など、先行きは依然として不透明な状況が続いております。
当社グループの主要販売先である外食産業におきましては、企業活動の活発化やインバウンド需要の高まりなどから堅調に推移しましたが、原材料価格や物流費の上昇、慢性的な人手不足は改善しておらず、消費者の生活防衛意識の高まりなどから予断を許さない状況が続いております。
このような環境のなか、当社グループでは業務用食品等の卸売事業である「外商事業」において、既存得意先との深耕を図るとともに、多様な外食産業に対する新規開拓に注力してまいりました。また、業務用食品等の小売事業である「アミカ事業」において、新規店舗を開業するとともに、品揃えの充実化や営業活動の強化など、来店客数の増加に向けた取り組みを進めてまいりました。
両事業におきましては、収益性の向上を図るため、当社プライベートブランド商品である「O!Marche(オーマルシェ)」、「プロの選択」や業務用食品販売事業者の共同オリジナルブランド商品である「JFDA(ジェフダ)」の販売強化と全社的な業務の効率化を継続して行ってまいりました。
さらに、水産品の卸売事業である「水産品事業」では、連結子会社である株式会社マリンデリカにおいて、既存得意先との深耕を図るとともに、輸出販売の推進や新規開拓の強化に取り組んでまいりました。
この結果、当連結会計年度の売上高は795億49百万円(前期比6.2%増)、営業利益は1億59百万円(前期比80.3%減)、経常利益は3億39百万円(前期比59.9%減)、減損損失2億55百万円を特別損失に計上したこと等から親会社株主に帰属する当期純利益は56百万円(前期比89.1%減)となりました。
なお、セグメントごとの販売実績は、次のとおりであります。
セグメントの名称第75期
(自 2024年6月1日
至 2025年5月31日)
第76期
(自 2025年6月1日
至 2026年5月31日)
増減
金額構成比金額構成比金額増減率
千円%千円%千円%
外商事業49,454,51566.053,217,44166.93,762,9257.6
アミカ事業23,245,20031.023,458,25129.5213,0500.9
水産品事業2,375,4233.23,026,7003.8651,27627.4
報告セグメント計75,075,139100.279,702,392100.24,627,2526.2
その他16,0970.016,0890.0△8△0.1
セグメント間の内部売上高又は振替高△210,706△0.2△169,136△0.241,569-
合計74,880,531100.079,549,345100.04,668,8136.2

(外商事業)
当事業におきましては、調理の省力化につながる商品や、味や品質にこだわったプライベートブランド商品の提案など、顧客に選ばれる商品提案に注力するとともに、既存得意先との深耕や、給食、病院、中食など幅広い業態への新規開拓に注力してまいりました。また、提案型営業を強化するため商品知識の向上に取り組むほか、業務の効率化による人件費の削減や物流費をはじめとした経費の抑制に取り組み、収益性の向上を図ってまいりました。
この結果、外商事業の売上高は532億17百万円(前期比7.6%増)、営業利益は6億3百万円(前期比9.7%減)となりました。
(アミカ事業)
当事業におきましては、各店舗において品揃えの充実化や営業活動の強化を図るとともに、メーカーフェアー等の販売施策の展開、SNSやアプリ等を活用した販促活動の強化、家庭内消費に適したアイテム拡充など、外食事業者から一般消費者まで幅広いお客様にご利用しやすい店舗運営に努めてまいりました。新規出店については、2025年7月に松本店(長野県松本市)、同年10月に瑞浪店(岐阜県瑞浪市)を開業いたしました。
この結果、アミカ事業の売上高は234億58百万円(前期比0.9%増)、営業利益は9億70百万円(前期比24.2%減)となりました。
なお、当連結会計年度末の店舗数は、愛知県・岐阜県を中心として54店舗であります。
(水産品事業)
当事業におきましては、連結子会社である株式会社マリンデリカにおいて、大手水産会社をはじめとする既存得意先との深耕を図るとともに、輸出販売の推進や新規開拓の強化に努めてまいりました。また、採算管理の徹底や経費抑制に取り組み収益性の向上を図るとともに、外商事業及びアミカ事業と連携し当社グループの水産品ラインナップ強化を推進してまいりました。
しかしながら、中国への日本産水産物の輸出再開が不透明な状況にあり想定していたような輸出販売が実行できなかったことや、商品破損事故の発生に伴い該当する棚卸資産1億61百万円について滅失処理をしたことなどが影響し、水産品事業の売上高は30億26百万円(前期比27.4%増)、営業損失は2億94百万円(前期は営業利益32百万円)となりました。
②キャッシュ・フローの状況
当連結会計年度における営業活動によるキャッシュ・フローは66百万円の収入(前連結会計年度は1億65百万円の支出)となりました。これは、売上債権の増加9億81百万円があったものの、税金等調整前当期純利益1億84百万円、減価償却費6億46百万円、減損損失2億55百万円の計上等によるものであります。
投資活動によるキャッシュ・フローは6億61百万円の支出(前連結会計年度は21億56百万円の支出)となりました。これは、有形固定資産の売却による収入3億24百万円があったものの、有形固定資産の取得による支出10億51百万円等によるものであります。
財務活動によるキャッシュ・フローは7億76百万円の収入(前連結会計年度は22億71百万円の収入)となりました。これは、長期借入金の返済による支出16億52百万円があったものの、短期借入金の純増額10億99百万円、長期借入れによる収入18億50百万円等によるものであります。
これらに換算差額を合わせた結果、現金及び現金同等物は前連結会計年度末に比べ1億81百万円増加し、7億16百万円となりました。
③生産、受注及び販売の実績
a.生産実績
当社は生産活動を行っておりませんので、該当事項はありません。
b.仕入実績
当連結会計年度の仕入実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。
セグメントの名称当連結会計年度
(自 2025年6月1日
至 2026年5月31日)
前年同期比(%)
外商事業(千円)46,631,435108.4
アミカ事業(千円)15,734,924100.6
水産品事業(千円)2,432,64086.3
合計(千円)64,799,001105.4

(注)セグメント間の取引については相殺消去しております。
c.販売実績
当連結会計年度の販売実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。
セグメントの名称当連結会計年度
(自 2025年6月1日
至 2026年5月31日)
前年同期比(%)
外商事業(千円)53,217,441107.6
アミカ事業(千円)23,458,251100.9
水産品事業(千円)3,026,700127.4
報告セグメント計(千円)79,702,392106.2
その他(千円)16,08999.9
セグメント間の内部売上高又は振替高 (千円)△169,136-
合計(千円)79,549,345106.2

(2) 経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容
経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において判断したものであります。
①財政状態及び経営成績の状況に関する認識及び分析・検討内容
当社グループの当連結会計年度の財政状態及び経営成績は次のとおりであります。
a.財政状態
財政状態の分析につきましては、「4 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 (1)経営成績等の状況の概要 ①財政状態及び経営成績の状況」に記載のとおりであります。
b.経営成績
当連結会計年度は、企業収益や雇用・所得環境の改善が続く中でインバウンド需要の拡大などを背景に、外食産業を取り巻く環境は堅調に推移しました。売上高については、外商事業における新規開拓などが寄与し、前連結会計年度と比較して46億68百万円増加し795億49百万円となりました。売上総利益は、売上高の増加に伴い2億69百万円増加し146億47百万円、営業利益は、人件費・運搬費等の経費増加の影響から6億51百万円減少し1億59百万円、経常利益は5億6百万円減少し3億39百万円、親会社株主に帰属する当期純利益は、減損損失2億55百万円を計上した結果、4億66百万円減少し56百万円となりました。
c.経営成績に重要な影響を与える要因について
「第2 事業の状況 3 事業等のリスク」に記載のとおりであります。
d.経営方針・経営戦略、経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等について
当社グループは、売上高経常利益率を主な経営指標とし、継続的な収益力の改善効果を測定し、経営判断を行うことが重要であると考えております。当連結会計年度における売上高経常利益率は0.4%(前期比0.7ポイント減)であり、引き続き、業務の効率化や物流費の抑制による販管費率の低下に取り組み、当該指標の向上に努めてまいります。
e.セグメントごとの財政状態及び経営成績の状況に関する認識及び分析・検討内容
セグメントごとの財政状態及び経営成績の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。
(外商事業)
当事業の売上高は、既存得意先との深耕や給食、病院、中食など幅広い業態への新規開拓に注力し532億17百万円(前期比7.6%増)となりました。営業利益につきましては、売上高の増加に伴い売上総利益が増加したものの運搬費が増加したことなどから、6億3百万円(前期比9.7%減)となりました。
財政状態につきましては、流動資産が10億99百万円増加したこと等により、セグメント資産は前連結会計年度と比較して12億38百万円増加し、115億97百万円となりました。
(アミカ事業)
当事業の売上高は、新規出店や既存店舗の活性化に取り組み234億58百万円(前期比0.9%増)となりました。営業利益につきましては、人件費や運搬費の増加など経費増加の影響から9億70百万円(前期比24.2%減)となりました。
財政状態につきましては、固定資産が2億56百万円増加したこと等により、セグメント資産は前連結会計年度と比較して3億67百万円増加し、87億12百万円となりました。
(水産品事業)
当事業の売上高は、中国以外の販売先への輸出販売に注力し、売上高は30億26百万円(前期比27.4%増)となりました。営業損失は、中国への日本産水産物の輸出再開が不透明な状況にあり想定していたような輸出販売が実行できなかったことや、商品破損事故の発生に伴い該当する棚卸資産1億61百万円について滅失処理をしたことなどが影響し、2億94百万円(前期は営業利益32百万円)となりました。
財政状態につきましては、固定資産が94百万円増加したこと等により、セグメント資産は前連結会計年度と比較して88百万円増加し、26億36百万円となりました。
②キャッシュ・フローの状況の分析・検討内容並びに資本の財源及び資金の流動性に係る情報
当連結会計年度における営業活動によるキャッシュ・フローは66百万円の収入(前連結会計年度は1億65百万円の支出)となりました。これは、売上債権の増加9億81百万円があったものの、税金等調整前当期純利益1億84百万円、減価償却費6億46百万円、減損損失2億55百万円の計上等によるものであります。
投資活動によるキャッシュ・フローは6億61百万円の支出(前連結会計年度は21億56百万円の支出)となりました。これは、有形固定資産の売却による収入3億24百万円があったものの、有形固定資産の取得による支出10億51百万円等によるものであります。
財務活動によるキャッシュ・フローは7億76百万円の収入(前連結会計年度は22億71百万円の収入)となりました。これは、長期借入金の返済による支出16億52百万円があったものの、短期借入金の純増額10億99百万円、長期借入れによる収入18億50百万円等によるものであります。
当社グループは、営業活動及び債務の返済などの資金需要に備え十分な資金を確保するために、資金調達及び流動性の確保に努めております。また、取引銀行とは良好な関係を築いており、必要な資金は、金融機関からの借入金などによって調達しております。設備投資資金につきましては、基本的に固定金利による長期借入金によって調達しております。
③重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定
当社グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成されております。この連結財務諸表の作成に当たり重要となる会計方針につきましては、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項(連結財務諸表作成のための基本となる重要な事項)」に記載のとおりですが、決算日における資産・負債の報告数値及び報告期間における収入・費用の報告数値に影響を与える見積りは、主に固定資産の減損、繰延税金資産の回収可能性、貸倒引当金、退職給付に係る負債であり、継続的な評価を行っております。
なお、見積り及び判断・評価につきましては、過去の実績や状況に応じて合理的と考えられる要因等に基づき行っておりますが、見積り特有の不確実性があるため、実際の結果は異なる場合があります。
また、会計上の見積りに用いた仮定については、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項(重要な会計上の見積り)」に記載のとおりであります。

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