有価証券報告書-第68期(平成28年4月1日-平成29年3月31日)

【提出】
2017/06/22 15:02
【資料】
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【項目】
124項目

金融商品関係

(金融商品関係)
1. 金融商品の状況に関する事項
(1) 金融商品に対する取組方針
当社グループは、資金運用については、安全性の高い定期預金等で運用することを基本方針としており、金融商品を購入する場合は、資金運用方針等を遵守して実行しております。また、資金調達については、国内連結子会社を対象に、原則として外部からの直接借入を禁止しております。このため、国内連結子会社で必要な資金は当社から調達することとし、当社では、手元資金を勘案し場合によっては外部から調達する方針としております。デリバティブ取引については、為替変動リスクを回避するために利用し、投機的な取引は行わない方針であります。
(2) 金融商品の内容及びそのリスク並びにリスク管理体制
営業債権である受取手形及び売掛金は、顧客の信用リスクに晒されております。当該リスクに関しては、当社グループの与信管理規程に従い、取引先ごとの信用調査、期日管理及び残高管理を行っております。
有価証券であるコマーシャルペーパー及び合同運用指定金銭信託等は、短期的な資金運用として保有する安全性の高い金融商品であり、信用リスクは僅少であります。
投資有価証券である株式は、市場価格の変動リスク及び発行会社の財政状態の悪化リスクに晒されております。これらの投資有価証券は、主に業務上の関係を有する企業の株式であり、定期的に時価及び発行会社の財政状態の把握を行い、市況や取引先企業との関係等を勘案して保有状況を継続的に見直しております。
営業債務である支払手形及び買掛金、並びに未払金は、流動性リスクに晒されておりますが、当社グループでは、各社が月次に資金繰計画を作成する等の方法により管理しております。また、当社グループでは、国内関係会社を対象にキャッシュマネジメントシステムを導入し、資金の集中・管理を強化しております。
長期借入金(1年内返済予定の長期借入金を含む)は、設備投資に係る資金調達であり、支払金利の変動リスクを抑制するため、固定金利を採用しております。
デリバティブ取引は、外貨建金銭債権債務に係る為替相場の変動リスクに対するヘッジを目的として為替予約を行っております。デリバティブ取引の執行・管理については、取引権限を定めた資金運用方針等に従って取引を行っております。なお、デリバティブ取引の契約先は、いずれも信用度の高い国内の銀行であるため、相手先の契約不履行による、いわゆる信用リスクはほとんど無いと判断しております。
(3) 金融商品の時価等に関する事項についての補足説明
金融商品の時価には、市場価格に基づく価額のほか、市場価格がない場合には合理的に算定された価額が含まれております。当該価額の算定においては変動要因を織り込んでいるため、異なる前提条件等を採用することにより、当該価額が変動することもあります。
「デリバティブ取引関係」注記におけるデリバティブ取引に関する契約額等については、その金額自体がデリバティブ取引に係る市場リスクを示すものではありません。
2. 金融商品の時価等に関する事項
連結貸借対照表計上額、時価及びこれらの差額については、次のとおりであります。なお、時価を把握することが極めて困難と認められるものは、次表には含めておりません((注2)及び(注3)を参照ください。)。
前連結会計年度(平成28年3月31日)
(単位:百万円)
連結貸借対照表
計上額(※)
時価(※)差額
(1) 現金及び預金22,78422,784-
(2) 受取手形及び売掛金23,02123,021-
(3) 有価証券及び投資有価証券
満期保有目的の債券28,99929,0045
その他有価証券2,0742,074-
資産計76,88076,8855
(4) 支払手形及び買掛金( 10,350)( 10,350)-
(5) 短期借入金---
(6) 未払金( 6,121)( 6,121)-
(7) 長期借入金(1年内返済予定の長期借入金含む)( 366)( 366)-
負債計( 16,838)( 16,838)-
デリバティブ取引
ヘッジ会計が適用されていないもの169169-
デリバティブ取引計169169-

※ 負債に計上されているものについては、( )で示しております。
※ デリバティブ取引によって生じた正味の債権・債務は純額で表示しており、合計で正味の債務となる項目については、( )で示しております。
当連結会計年度(平成29年3月31日)
(単位:百万円)
連結貸借対照表
計上額(※)
時価(※)差額
(1) 現金及び預金23,96123,961-
(2) 受取手形及び売掛金28,60028,600-
(3) 有価証券及び投資有価証券
満期保有目的の債券28,99928,998△0
その他有価証券2,0822,082-
資産計83,64383,643△0
(4) 支払手形及び買掛金( 9,668)( 9,668)-
(5) 短期借入金( 1,107)( 1,107)-
(6) 未払金( 6,595)( 6,595)-
(7) 長期借入金(1年内返済予定の長期借入金含む)---
負債計( 17,371)( 17,371)-
デリバティブ取引
ヘッジ会計が適用されていないもの4747-
デリバティブ取引計4747-

※ 負債に計上されているものについては、( )で示しております。
※ デリバティブ取引によって生じた正味の債権・債務は純額で表示しており、合計で正味の債務となる項目については、( )で示しております。
(注1)金融商品の時価の算定方法並びに有価証券及びデリバティブ取引に関する事項
資産
(1)現金及び預金、(2)受取手形及び売掛金
これらは短期間で決済されるため、時価は帳簿価額にほぼ等しいことから、当該帳簿価額によっております。
(3)有価証券及び投資有価証券
これらの時価について、株式は取引所の価格によっており、債券等は取引先金融機関から提示された価格によっております。
なお、保有目的ごとの有価証券に関する注記事項については、「有価証券関係」注記を参照ください。
負債
(4)支払手形及び買掛金、(5)短期借入金、(6)未払金
これらは短期間で決済されるため、時価は帳簿価額にほぼ等しいことから、当該帳簿価額によっております。
(7)長期借入金(1年内返済予定の長期借入金含む)
長期借入金(1年内返済予定の長期借入金含む)の時価については、元利金の合計額を、新規に同様の借入を行った場合に想定される利率で割り引いた現在価値により算定しております。
デリバティブ取引
「デリバティブ取引関係」注記を参照ください。
(注2)時価を把握することが極めて困難と認められる金融商品(非上場株式)の連結貸借対照表計上額
(単位:百万円)
区分平成28年3月31日平成29年3月31日
非上場株式88

上記については、市場価格がなく、かつ将来キャッシュ・フローを見積ること等ができず、時価を把握することが極めて困難と認められるため、「(3)有価証券及び投資有価証券」には含めておりません。また、実質価額が取得価額と比べて50%以上下落したものについては「著しく下落した」ものとし、回復可能性が十分な根拠により裏付けられる場合を除き減損処理を行っております。
なお、減損処理を行った非上場株式はありません。
(注3)時価を把握することが極めて困難と認められる金融商品(関係会社株式)の連結貸借対照表計上額
(単位:百万円)
区分平成28年3月31日平成29年3月31日
関係会社株式119

「(3)有価証券及び投資有価証券」以外に、関係会社株式を保有しておりますが、市場価格がなく、かつ将来キャッシュ・フローを見積ること等ができず、時価を把握することが極めて困難と認められるため、上記の表には含めておりません。
(注4)金銭債権及び有価証券のうち満期のあるものの連結決算日後の償還予定額
前連結会計年度(平成28年3月31日)
(単位:百万円)
1年以内1年超
5年以内
5年超
10年以内
10年超
現金及び預金19,414---
受取手形及び売掛金23,021---
有価証券及び投資有価証券
満期保有目的の債券
合同運用指定金銭信託25,000---
コマーシャルペーパー4,000---
合計71,436---

当連結会計年度(平成29年3月31日)
(単位:百万円)
1年以内1年超
5年以内
5年超
10年以内
10年超
現金及び預金22,743---
受取手形及び売掛金28,600---
有価証券及び投資有価証券
満期保有目的の債券
合同運用指定金銭信託21,000---
コマーシャルペーパー6,000--
リース債権信託受益権2,000---
合計80,344---

(注5)長期借入金、リース債務及びその他の有利子負債の連結決算日後の返済予定額
前連結会計年度(平成28年3月31日)
(単位:百万円)
1年以内1年超
2年以内
2年超
3年以内
3年超
4年以内
4年超
5年以内
5年超
長期借入金(1年内返済予定の長期借入金含む)5252525252104
リース債務64381913129
合計11690716664113

当連結会計年度(平成29年3月31日)
(単位:百万円)
1年以内1年超
2年以内
2年超
3年以内
3年超
4年以内
4年超
5年以内
5年超
短期借入金1,107-----
リース債務13910610180154
合計1,24610610180154