有価証券報告書-第9期(平成31年4月1日-令和2年3月31日)

【提出】
2020/06/29 11:53
【資料】
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【項目】
127項目
(1)経営成績等の状況の概要
当連結会計年度における当社グループ(当社及び連結子会社)の財政状態、経営成績及びキャッシュフロー(以下、「経営成績等」といいます。)の状況の概要は次のとおりであります。
① 財政状態及び経営成績の状況
a.財政状態
(流動資産)
当連結会計年度末の流動資産は、前連結会計年度末と比較して23億78百万円増加し、47億68百万円となりました。
(固定資産)
当連結会計年度末の固定資産は、前連結会計年度末と比較して58億13百万円増加し、229億8百万円となりました。
(繰延資産)
当連結会計年度末の繰延資産は、前連結会計年度末と比較して399万円減少し、699万円となりました。
(流動負債)
当連結会計年度末の流動負債は、前連結会計年度末と比較して13億11百万円増加し、32億1百万円となりました。
(固定負債)
当連結会計年度末の固定負債は、前連結会計年度末と比較して63億91百万円増加し、152億71百万円となりました。
(純資産)
当連結会計年度末の純資産は、前連結会計年度末と比較して4億84百万円増加し、92億11百万円となりました。
b.経営成績
当連結会計年度における当社グループの業績は、売上高17億24百万円(前年同期比48.9%増)、営業利益10億69百万円(前年同期比66.3%増)、経常利益6億13百万円(前年同期比41.6%増)、親会社株主に帰属する当期純利益5億65百万円(前年同期比38.2%増)となりました。
貸金事業におきましては、前連結会計年度の3月に貸付先における事業譲渡の成約に伴い営業貸付金24億87百万円の返済により、前連結会計年度末の残高が15億41百万円に減少しましたが、期中を通して順調に残高が増加し、当連結会計年度末の営業貸付金残高は30億5百万円(前期末比95.0%増)となりました。
不動産賃貸事業におきましては、当連結会計年度において新たに賃貸用不動産を6物件取得いたしました。その結果、当連結会計年度末の主な賃貸用不動産の保有残高は、222億14百万円(前期末比34.0%増)となりました。
なお、新規取得した6物件のうち、北海道の三菱ふそうトラック・バス株式会社空知支店向けの賃貸用不動産は売却をしております。
当連結会計年度のセグメント別の業績は、以下のとおりであります。
・貸金事業
当事業部門におきましては、収益性及び担保価値等を十分に吟味し、回収可能性等を慎重に検討した上で取り組んでおります。貸付期間については、1年以内の短期の貸付を中心に行っているため、期中における営業貸付金残高は増減致します。
当連結会計年度において営業貸付金は、新規貸付53億1百万円、回収38億37百万円、純増14億64百万円により30億5百万円(前期末比95.0%増)まで増加しました。その結果、当事業部門における売上高は、3億65百万円(前年同期比3.8%増)、セグメント利益は2億53百万円(前年同期比0.1%減)と前連結会計年度とほぼ同等の結果となりました。
・不動産賃貸事業
当事業部門におきましては、前連結会計年度の3月に取得した3物件並びに当連結会計年度において新規取得した6物件が寄与し、当セグメントにおける売上高は13億58百万円(前年同期比83.1%増)、セグメント利益は4億28百万円(前年同期比66.6%増)となりました。
当社としては引き続き、長期・安定的な収益貢献が見込める案件については積極的に購入してまいります。
当社の収益不動産については、収益性の観点から購入依頼のご要望も多いことから、収益不動産の売却等も考慮し、収益不動産の入れ替えを図りながら、収益及び利益の増加に努めてまいります。
また、現在、売上高及び利益の増加に繋がる物流施設用不動産等の開発案件も手掛けており、来期以降の収益の増加に繋がる営業活動も行っております。
② キャッシュ・フローの状況
当連結会計年度における現金及び現金同等物は、前連結会計年度末と比較して2億12百万円減少し、1億94百万円となりました。当連結会計年度における各キャッシュ・フローの状況は以下のとおりです。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
当連結会計年度の営業活動によるキャッシュ・フローは、16億77百万円の支出となりました。これは主に、税金等調整前当期純利益6億49百万円を計上した一方で、営業貸付金が14億64百万円、仕掛販売用不動産が8億64百万円増加したことなどによるものであります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
当連結会計年度の投資活動によるキャッシュ・フローは、56億59百万円の支出となりました。これは主に、新規賃貸借契約締結による預り保証金の受入により2億55百万円の収入及び三菱ふそう空知支店向けの賃貸用不動産売却により1億70百万円の収入を計上した一方で、賃貸事業用不動産6件の取得により59億45百万円及び賃貸事業用不動産新規購入として手付金57百万円を支出したことなどによるものであります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
当連結会計年度の財務活動によるキャッシュ・フローは、71億24百万円の収入となりました。これは主に、短期借入金の純増6億円、長期借入金の借入による収入72億10百万円、新株予約権行使による収入1億71百万円を計上した一方で、長期借入金の返済により6億5百万円を支出したことなどによるものであります。
③ 生産、受注及び販売の実績
a.生産実績及び受注実績
当社グループの事業内容は、提供するサービスの性格上、生産実績及び受注実績の記載になじまないため、当該記載を省略しております。
b.販売実績
セグメントの名称販売高(百万円)前年同期比(%)
貸金事業3653.8
不動産賃貸事業1,35883.1
その他0△98.8
合計1,72448.9

(注)1.上記の金額には、消費税等は含まれておりません。
2.最近2連結会計年度の主な相手先別の販売実績及び当該販売実績の総販売実績に対する割合は、次のとおりであります。
相手先前連結会計年度
(自 2018年4月1日
至 2019年3月31日)
当連結会計年度
(自 2019年4月1日
至 2020年3月31日)
金額(百万円)割合(%)金額(百万円)割合(%)
三菱ふそうトラック・バス株式会社44738.645626.4
株式会社正栄プロジェクト23220.0
株式会社マルハン19416.838122.1
株式会社ガイア20612.0

(2)経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容
経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は以下のとおりであります。
文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。
① 重要な会計方針及び見積り
当社グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められる企業会計の基準に基づいて作成されています。この連結財務諸表の作成にあたっては、当連結会計年度における財政状態、経営成績及びキャッシュフローの状況に影響を与えるような見積り、予測を必要としております。当社グループは、過去の実績値や状況を踏まえ合理的と判断される前提に基づき、継続的に見積り、予測を行っております。そのため実際の結果は、見積り特有の不確実性があるため、これらの見積りと異なる場合があります。
② 当連結会計年度の経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容
a.財政状態の分析
当連結会計年度末の流動資産は、前連結会計年度末と比較して23億78百万円増加し、47億68百万円となりました。これは主に、営業貸付金の回収と新規貸付により14億64百万円、来期以降の収益及び利益に貢献する物流施設用不動産取得のための仕掛販売用不動産が8億64百万円及びグループ間の配当などにより発生した未収還付法人税等が1億78百万円それぞれ増加し、一方で現金及び預金が1億91百万円減少したことなどによります。
固定資産は、前連結会計年度末と比較して58億13百万円増加し229億8百万円となりました。これは主に、山口県、岡山県岡山市の商業施設向けの賃貸用不動産が39億37百万円、三菱ふそうトラック・バス株式会社室蘭支店向けの賃貸用不動産が1億63百万円、大阪府堺市の中古車販売店向けの賃貸用不動産が7億28百万円、千葉県松戸市の老人ホーム向けの賃貸用不動産が9億12百万円増加したことなどによります。
以上により、当連結会計年度末の総資産は、前連結会計年度末と比較して81億87百万円増加し、276億84百万円となりました。
当連結会計年度末の流動負債は、前連結会計年度末と比較して13億11百万円増加し32億1百万円となりました。これは主に、短期借入金が6億円、1年以内返済予定の長期借入金が4億63百万円及びソーシャルレンディングにおける匿名組合預り金が1億61百万円増加したことなどによります。
固定負債は63億91百万円増加し152億71百万円となりました。これは主に、長期借入金が61億40百万円、新規賃貸借契約により長期預り保証金が2億50百万円増加したことなどによります。
以上により、当連結会計年度末の負債残高は、前連結会計年度末と比較して77億3百万円増加し184億72百万円となりました。
当連結会計年度末の純資産は、前連結会計年度末と比較して4億84百万円増加し92億11百万円となりました。これは主に、自己株式の取得による自己株式1億98百万円の増加及び投資有価証券の時価の下落によるその他有価証券評価差額金52百万円の減少があったものの、親会社株主に帰属する当期純利益5億65百万円を計上し、かつ、新株予約権行使により資本金及び資本準備金がそれぞれ86百万円増加したことなどによります。
b.経営成績の分析
(売上高)
当連結会計年度の売上高については、前連結会計年度の3月に取得した3物件及び当連結累計期間に取得した収益不動産、並びに新規営業貸付金が寄与し、貸出金利息等の売上高が3億65百万円(前年同期比3.8%増)、不動産賃貸収入による売上高が13億58百万円(前年同期比83.1% 増)とそれぞれ増加したことなどにより、売上高は17億24百万円(前年同期比48.9%増)となりました。
(売上総利益)
当連結会計年度における売上総利益は14億18百万円(前年同期比45.5%増)となりました。これは主に、貸付金の増加及び前年度に取得した賃貸不動産の収益が満額計上されたこと等によるものであります。また、売上総利益率は、不動産賃貸事業において賃貸用不動産の増加に伴い、建物等による減価償却費が増加したことなどにより売上原価3億5百万円(前年同期比で67.1%増)を計上したことにより、前連結会計年度に比べ1.93ポイント減少し、82.27%となりました。
(営業利益)
当連結会計年度における販売費及び一般管理費は、概ね前連結会計年度同等の3億49百万円(前年同期比5.2%増)となりました。
以上の結果、当連結会計年度の営業利益は前連結会計年度に比べ4億26百万円増加し、10億69百万円(前年同期比66.3%増)となりました。
(経常利益)
当連結会計年度の経常損益については、新規不動産取得のために金融機関等からの資金調達の際に発生する借入手数料並びに支払利息が増加しましたが、経常利益は6億13百万円(前年同期比41.6%増)となりました。
(親会社株主に帰属する当期純利益)
当連結会計年度における親会社株主に帰属する当期純利益は、前述の三菱ふそうトラック・バス株式会社空知支店向けの賃貸用不動産を売却したことにより、特別利益として固定資産売却益40百万円を計上したことに加えて、法人税、住民税及び事業税1億16百万円、法人税等調整額△32百万円等を計上したことにより、親会社株主に帰属する当期純利益は5億65百万円(前年同期比38.2%増)となりました。
c.キャッシュ・フローの分析
キャッシュ・フローの分析については、「(1)経営成績等の状況の概要 ②キャッシュ・フローの状況」に記載しております。
③ 資本の財源及び資金の流動性
当社グループの資金の源泉は、主として営業活動からのキャッシュ・フローと金融機関等からの借入であります。一方、当社グループの主な資金需要は、主に賃貸用不動産を購入するための設備資金、並びに貸金事業における貸付資金であるため、基本的には設備資金は金融機関等からの長期借入金を充当し、貸付資金については短期借入金及び営業キャッシュ・フローで充当しております。
(3)経営成績に重要な影響を与える要因
経営成績に重要な影響を与える要因については、「2 事業等のリスク」に記載のとおりであります。

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