有価証券報告書-第9期(令和3年4月1日-令和4年3月31日)

【提出】
2022/06/28 13:43
【資料】
PDFをみる
【項目】
165項目

企業結合等関係

(企業結合等関係)
(事業分離(子会社株式の譲渡))
当社は、2021年12月22日に開催の取締役会において、当社の連結子会社である株式会社東急ハンズの発行済株式の全部及び株式会社東急ハンズに対して当社が有する貸付債権を株式会社カインズに譲渡することを決議し、同日付で本件譲渡に係る株式譲渡契約を締結しました。本件譲渡に伴い、株式会社東急ハンズは当社の連結の範囲から除外されております。
1.事業分離の概要
(1)分離先企業の名称
株式会社カインズ
(2)分離した事業の内容
子会社の名称:株式会社東急ハンズ(以下、「ハンズ」という。)
事業の内容:住まいと住生活・手づくり関連の製品・道具・工具・素材・部品の総合専門小売業
(3)事業分離を行った主な理由
ハンズは、1976年に当社グループの中核会社である東急不動産株式会社の100%子会社として創業しました。DIYを中心とした提案型ライフスタイルショップとして小売事業を行ってまいりましたが、小売業界の競争が激化する中、ハンズのお客さまへの提供価値及び事業価値の最大化を図るためには、株式会社カインズがベストオーナーであると判断し、譲渡することを決定いたしました。
当社は、長期ビジョン「GROUP VISION 2030」において、「2030年度に向けて強固で独自性のある事業ポートフォリオを構築し、株主価値・企業価値の向上をめざす」ことを掲げ、その実現に向けて、長期視点であらゆる事業の見直しを進めております。今後も既存事業の効率性向上を主眼とした事業ポートフォリオマネジメントを推進し、当社グループのサステナブルな成長と株主価値、企業価値向上をめざしてまいります。
(4)事業分離日
2022年3月31日
(5)法的形式を含む取引の概要に関する事項
受取対価を現金等の財産のみとする株式及び債権譲渡
2.実施した会計処理の概要
(1)移転利益の金額
関係会社株式売却益 4,047百万円
(2)移転した事業に係る資産及び負債の適正な帳簿価額並びにその主な内訳
流動資産 18,269百万円
固定資産 10,816百万円
資産合計 29,085百万円
流動負債 13,634百万円
固定負債 15,006百万円
負債合計 28,640百万円
(3)会計処理
当該譲渡株式の連結上の帳簿価額と売却価額の差額を「関係会社株式売却益」として特別利益に計上しております。
3.分離した事業が含まれていた報告セグメントの名称
管理運営事業

4.当連結会計年度の連結損益計算書に計上されている分離した事業に係る損益の概算額
売上高 55,681百万円
営業損失 4,422百万円