四半期報告書-第18期第3四半期(平成29年10月1日-平成29年12月31日)

【提出】
2018/02/14 12:13
【資料】
PDFをみる
【項目】
22項目

有報資料

文中の将来に関する事項は、当第3四半期会計期間の末日現在において当社が判断したものであります。
(1)業績の状況
当第3四半期累計期間(平成29年4月1日から平成29年12月31日まで)におけるわが国経済は、政府による各種経済政策等の効果により、企業収益の改善が続き、個人消費につきましても堅調な雇用・所得情勢を背景に底堅く、景気は緩やかな回復基調で推移いたしました。一方、海外経済は、米国、欧州ともに堅調な回復ペースを持続しておりますが、各国の政治政策動向及び地政学的リスクの高まりによる景気下振れ懸念は残っており、予断を許さない状況が続いております。
当社が属する出版業界におきましては、引き続き厳しい状況が続いております。出版科学研究所によると、平成29年(1月から12月まで)の紙の出版物の推定販売金額は、前年比6.9%減の1兆3,701億円で13年連続のマイナスとなりました。その内訳は、「書籍」が同3.0%減となる7,152億円、「雑誌」は同10.8%減の6,548億円となっており、「雑誌」が特に厳しい状況となっております。一方、電子出版物については、同16.0%増の2,215億円となり、堅調に成長を続けております。
こうした環境の中、インターネット発の出版の先駆者である当社は、「これまでのやり方や常識に全くとらわれず」、「良いもの面白いもの望まれるものを徹底的に追求していく」というミッションの下、インターネット時代の新しいエンターテインメントを創造することを目的とし、インターネット上で話題となっている小説・漫画等のコンテンツを書籍化する事業に取り組んでまいりました。
当第3四半期累計期間におきましては、特に当社投稿サイトからの新シリーズタイトルの出版が軒並み好調なうえ、漫画ジャンルの強化につきましても計画通り進捗いたしました。更に、漫画ジャンルの強化が進んだことで、漫画との親和性が高い電子書籍も売上を大きく伸ばし、出版事業の業績を底上げいたしました。また、平成29年12月には、ライトノベル・漫画に次ぐ、ジャンル育成に向けて絵本専門の投稿サイト「絵本ひろば」を正式オープンいたしました。その結果、「絵本ひろば」の投稿数は同12月末時点において、363作品となり、幸先の良いスタートとなりました。
以上の活動の結果、当第3四半期累計期間の売上高は2,990,779千円(前年同期比33.0%増)、営業利益は460,165千円(同171.3%増)、経常利益は460,283千円(同170.8%増)、四半期純利益は294,129千円(同174.7%増)となりました。
当第3四半期累計期間におけるセグメント別の業績は、次のとおりであります。
① 出版事業
1.ライトノベル
当第3四半期累計期間の刊行点数は前年同期とほぼ同等となる169点(前年同期比6点減)となりました。各書籍の売行きにつきましては、新シリーズ海自編をスタートした『ゲート』を筆頭に、『Re:Monster』や『とあるおっさんのVRMMO活動記』など、当社人気タイトルは引き続き堅調に推移いたしました。加えて、『異世界ゆるり紀行』など当社投稿サイトからの新シリーズタイトルの出版が軒並み好調であり、市場の競争が激しさを増す中でも、Webの人気作を自社サイトから確実に調達、出版し、ヒットさせる体制を構築することが出来ました。また、新サービス「レンタル」を含む電子書籍販売も好調であったことから、売上高は前年同期を大きく上回る結果となりました。
2.漫画
当第3四半期累計期間の刊行点数は前年同期を上回る48点(前年同期比3点増)となりました。各書籍の売行きにつきましては、『ゲート』、『とあるおっさんのVRMMO活動記』、『THE NEW GATE』などの既存人気タイトルが引続き順調であったことに加え、『ヤンキーは異世界で精霊に愛されます。』などの新規コミカライズタイトルの売行きも好調に推移いたしました。また、漫画ジャンル全体の強化が進んだことで、漫画と親和性の高い電子書籍の売行きも大きく伸長した結果、売上高は前年同期を大きく上回る結果となりました。特に、当第3四半期会計期間における四半期ベースの売上高は、過去最高を更新いたしました。
また、将来において書籍刊行の元となるWeb連載漫画については、当第3四半期累計期間では、新たに34本の新規連載を開始(前年同期比14点増)いたしました。なかでも、当社漫画投稿サイトの認知度・知名度向上により、当該新規連載には、当社投稿サイトから編集部がスカウトいたしました10名の漫画家による、10本の完全オリジナル漫画が含まれていることが特長的であり、かつ、将来の成長に繋がる成果であると考えております。
3.文庫
当第3四半期累計期間の刊行点数は前年同期をやや下回る95点(前年同期比6点減)となりました。また、1タイトル当たりの発行部数が徐々に低下していることから、売上高については、前年同期と比較して微増に留まる結果となりました。現在は、商品開発力や販売力の強化などの施策についての検討を進めております。
4.その他
当第3四半期累計期間の刊行点数は前年同期を下回る18点(前年同期比6点減)となりました。各書籍の売行きにつきましては、平成30年春にTVドラマ化が決定している『居酒屋ぼったくり』は、巻数を重ねても引き続き売行きは好調でありました。また、「絵本・児童書大賞」に応募された文字のみのストーリーであったものに、人気イラストレーターの絵を付けることで誕生した絵本『わたしのげぼく』についても、売行きは堅調に推移いたしました。一方、ビジネスジャンルを筆頭とした、その他のジャンル又はタイトルの強化が難航しており、売上高につきましては、前年同期比で微増に留まる結果となりました。
以上の結果、当第3四半期累計期間における出版事業の売上高は2,674,852千円(前年同期比36.1%増)、セグメント利益は927,884千円(同79.3%増)となり、収益性は大幅に回復いたしました。特に、当第3四半期会計期間においては初めて売上高が10億円を超え、四半期ベースで過去最高となりました。
② ゲーム事業
1.スマホアプリ
『リ・モンスター(Re:Monster)』につきましては、売上高は底堅く推移しております。特に、平成29年12月に実施した最高レア度のキャラクターが登場する「復刻グランフェスタ」や100万DL突破キャンペーンを実施した結果、当第3四半期会計期間は、過去3番目の売上高となりました。
『THE NEW GATE』につきましては、様々な新規コンテンツの投入やイベントの開催を行うことで、リリース直後の売上と比べると厳しい状況とはなりますが、比較的安定した売上で推移する結果となりました。
平成29年4月にリリースした『異世界でカフェを開店しました。』につきましては、様々な新規コンテンツの投入やイベントの開催を行うものの売上回復には直結せず、引き続き厳しい状況が続く結果となりました。
2.PCブラウザゲーム
『ワンモア・フリーライフ・オンライン』につきましては、様々な施策・イベントを開催することでユーザー回帰が進んだことに加え、チャネリング・サービス(他社ゲームプラットフォームでも、本ゲームをプレイすることができるようになるサービス)の提供先を拡大したことに伴い、売上高は徐々に改善いたしました。
一方、平成29年4月にリリースした『月が導く異世界道中』につきましては、様々な施策を講ずるものの、ユーザー獲得が想定通り進まず、平成30年3月19日をもってサービス提供を終了とさせて頂くことが決定いたしました。
以上の結果、当第3四半期累計期間におけるゲーム事業の売上高は315,927千円(前年同期比11.4%増)、セグメント損失は147,369千円(前年同期は85,030千円のセグメント損失)となりました。
(2)財政状態の分析
① 資産
当第3四半期会計期間末の流動資産は、前事業年度末と比較して453,905千円増加し、5,123,998千円となりました。これは主に、出版事業を中心に売上が好調であったことに伴い現金及び預金が大きく増加(前事業年度末比478,332千円増)したことによるものであります。
固定資産は、前事業年度末と比較して52,159千円減少し、237,550千円となりました。これは主に、無形固定資産の減少(同52,272千円減)によるものであり、その主な要因はスマホアプリ等に係るソフトウェア制作費を償却したことによるものであります。
② 負債
当第3四半期会計期間末の流動負債は、前事業年度末に比べ131,154千円増加し、1,124,262千円となりました。これは主に、返品率の改善に伴い返品調整引当金が減少(前事業年度末比23,946千円減)する一方で、出版事業売上高が堅調に推移したことに伴い未払法人税等が増加(同96,471千円増)、及び好調な業績に連動して賞与引当金が増加(同34,028千円増)したことによるものであります。
固定負債は、前事業年度末に比べ23,538千円減少し、29,690千円となりました。これは主に、借入金の返済に伴い長期借入金が減少(同27,897千円減)したことによるものであります。
③ 純資産
当第3四半期会計期間末の純資産は、前事業年度末に比べ294,129千円増加し、4,207,596千円となりました。これは全て、四半期純利益の計上に伴う利益剰余金の増加によるものであります。
(3)事業上及び財務上の対処すべき課題
当第3四半期累計期間において、当社が対処すべき課題について重要な変更はありません。
(4)研究開発活動
該当事項はありません。

IRBANK 採用情報

フルスタックエンジニア

  • 10年以上蓄積したファイナンスデータとAIを掛け合わせて、投資の意思決定を加速させるポジションです。
  • UI からデータベースまで一貫して関われるポジションです。

プロダクトMLエンジニア

  • MLとLLMを掛け合わせ、分析から予測までをスピーディかつ正確な投資体験に落とし込むポジションです。

AI Agent エンジニア

  • 開示資料・決算・企業データを横断し、投資家の意思決定を支援するAI Agent機能を設計・実装するポジションです。
  • RAG・検索・ランキングを含む情報取得/推論パイプラインの設計から運用まで一気通貫で担います。

UI/UXデザイナー

  • IRBANK初の一人目デザイナーとして、複雑な金融情報を美しく直感的に届ける体験をつくるポジションです。

Webメディアディレクター

  • 月間500万PVを超える、大規模DBサイトを運営できます。
  • これから勢いよく伸びるであろうサービスの根幹部分を支えるポジションです。

クラウドインフラ & セキュリティエンジニア

  • Google Cloud 上でマイクロサービス基盤の信頼性・可用性・セキュリティを担うポジションです。
  • 大規模金融データを安全かつ高速に処理するインフラを設計・構築できます。

学生インターン

  • 月間500万PVを超える日本最大級のIRデータプラットフォームの運営に携わり、金融・データ・プロダクトの現場を学生のうちから体験できます。

マーケティングマネージャー

  • IRBANKのブランドと文化の構築。
  • 百万人の現IRBANKユーザーとまだIRBANKを知らない数千万人に対してマーケティングをしてみたい方。