有価証券報告書-第18期(平成30年1月1日-平成30年12月31日)

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2019/03/29 14:43
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(1) 経営成績等の状況の概要
当連結会計年度における当社グループ(当社、連結子会社)の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下、「経営成績等」という。)の状況の概要は次のとおりであります。
① 経営成績の状況
当連結会計年度におけるわが国の経済は、底堅い内外需を背景に緩やかな景気の回復傾向が継続しており、雇用環境や個人消費も着実に改善が見られております。一方で、海外経済の不確実性や金融資本市場の変動等の影響により、先行きは不透明な状況が続いております。
なお、「第2 事業の状況 1 経営方針、経営環境及び対処すべき課題等 (4) 経営環境」の状況の下、当社グループは、引き続きソーシャルアプリサービスの位置情報連動型ゲームの拡大に向けて注力するとともに、ブロックチェーンサービスの開発及びコンプライアンス充足に向けての関係各所との協議を進めました。また、生産性向上やプロモーションの強化及び効率化等に取り組みました。
ソーシャルアプリサービスの位置情報連動型ゲームにつきましては、「ステーションメモリーズ!」において、他社IPとのコラボイベントの実施等を行いました。6月に4周年を迎え、様々な施策を盛り込んだキャンペーンを実施しており、8月から期間限定で「ステーションメモリーズ!4th Birthday Cafe」をオープンいたしました。また、各地方自治体等とのイベントも開催しており、地方創生や地域活性化等を通じた社会貢献にも取り組みました。それらの結果、第4四半期会計期間(2018年10月~2018年12月)において、ユーザー数及び売上高ともに過去最高を更新しました。その他の位置情報連動型ゲームの「駅奪取」においては、各種イベントの実施等、アプリ(ゲーム)を継続して遊んでいただけるような施策を行い、7周年を迎えることができました。一方で、「レキシトコネクト」においては、9月をもちましてサービスを終了いたしました。
コンテンツサービスにつきましては、ソフトバンク株式会社のアプリ取り放題サービス「App Pass」において、新たにスマホ初心者等を対象とした着信メロディサービス「らくメロ かんたんらくらく設定♪着信音・着メロとり放題」を6月にリリースいたしました。一方で、自社で運営している各着信メロディサービスは緩やかに課金会員数が減少しております。
ブロックチェーンサービスにつきましては、サービスの本格化にあたり、7月には当社の100%子会社である株式会社ビットファクトリーを設立いたしました。また、プロジェクトの第一弾となる分散型アプリケーション(DApps)モバイルブラウザ「Quragé」(クラゲ)Android/iOS版をリリースいたしました。その他にも、開発者向けDApps開発ツール「Uniqys Kit」正式版の公開に向けてベータ版をリリースいたしました。
上記の結果、売上高は前年同期比22.2%増の2,978,828千円となり、営業利益は同15.4%増の849,268千円、経常利益は同17.5%増の848,737千円、親会社株主に帰属する当期純利益は同14.4%増の585,002千円となりました。
なお、当社グループは、モバイルサービス事業の単一セグメントであるため、セグメント別の記載を省略しております。
② 財政状態の状況
(資産の部)
当連結会計年度末における資産合計は、前連結会計年度末に比べ111,717千円増加し、2,671,561千円となりました。
流動資産は、前連結会計年度末に比べ142,731千円増加し、2,573,961千円となりました。これは主に、回収の早期化に伴い売掛金が225,832千円減少した一方で、現金及び預金が369,166千円増加したものであります。その内訳としましては、売掛金の回収に伴う増加と第17期期末配当の実施、自己株式の取得、並びに法人税等の税金の納付に伴う減少であります。
固定資産は、前連結会計年度末に比べ31,014千円減少し、97,599千円となりました。これは主に、減価償却による有形固定資産の減少3,500千円、無形固定資産の減少5,330千円、並びに投資その他の資産の減少22,183千円によるものであり、その内訳としましては、繰延税金資産の減少と子会社であります株式会社ジーワンダッシュでの未消費ゲーム内通貨に係る資金決済法の供託金に伴う増加であります。
(負債の部)
当連結会計年度末における負債合計は、前連結会計年度末に比べ87,549千円増加し、424,002千円となりました。
流動負債は、前連結会計年度末に比べ87,473千円増加し、412,448千円となりました。これは主に、未払消費税及び未払法人税等の増加57,652千円、未払金の増加20,049千円、並びに賞与の支給に伴う賞与引当金の増加13,694千円によるものであります。
固定負債は、前連結会計年度末に比べ75千円増加し、11,553千円となりました。これは、資産除去債務の時の経過により増加したものであります。
(純資産の部)
当連結会計年度末における純資産合計は、前連結会計年度末に比べ24,167千円増加し、2,247,559千円となりました。これは主に、ストックオプションの行使により資本金及び資本剰余金がそれぞれ1,255千円の増加、自己株式の取得による自己株式の増加402,724千円、並びに利益剰余金の増加424,385千円によるものであります。利益剰余金の内訳としましては、第17期期末配当の実施による減少160,617千円と親会社株主に帰属する当期純利益の計上による増加585,002千円であります。
③ キャッシュ・フローの状況
当連結会計年度末における現金及び現金同等物(以下、「資金」という。)の残高は、前連結会計年度末に比べ369,166千円増加し、2,142,518千円となりました。
当連結会計年度における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は以下のとおりであります。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動により得られた資金は、前連結会計年度末に比べ395,907千円増加し、940,225千円となりました。主な収入要因は、税金等調整前当期純利益848,433千円、売上債権の減少225,832千円、未払金の増加20,049千円、減価償却費の計上17,169千円及び賞与引当金の増加13,694千円であり、主な支出要因は、法人税等の支払額175,286千円、未消費ゲーム内通貨に係る資金決済法上の保証金供託による支出15,000千円であります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動により支出した資金は、前連結会計年度末に比べ57,498千円減少し、11,921千円となりました。主な支出要因は、有形固定資産の取得による支出6,922千円、敷金の追加差入による支出3,225千円、当社サービスの開発に当たり発生したソフトウエア仮勘定の増加に伴う無形固定資産の取得による支出1,773千円であります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動により支出した資金は、前連結会計年度末に比べ425,080千円増加し、559,138千円となりました。支出要因は、自己株式の取得403,530千円、配当金の支払158,117千円であり、収入要因は、ストックオプションの行使に伴う新株の発行2,510千円であります。
④ 生産、受注及び販売の状況
イ. 生産実績
生産に該当する事項がありませんので、生産実績に関する記載はしておりません。
ロ. 受注実績
受注に該当する事項がありませんので、受注実績に関する記載はしておりません。
ハ. 販売実績
当連結会計年度の販売実績は次のとおりであります。なお、当社グループの事業セグメントは単一であるため、サービス別に記載しております。
サービスの名称販売高(千円)前年同期比(%)
ソーシャルアプリサービス2,246,121140.6
コンテンツサービス732,70687.2
合計2,978,828122.2

(注) 1.上記の金額には、消費税等は含まれておりません。
2.前連結会計年度及び当連結会計年度の主な相手先別の販売実績及び当該販売実績の総販売実績に対する割合は、次のとおりであります。
相手先前連結会計年度
(自 2017年1月1日
至 2017年12月31日)
当連結会計年度
(自 2018年1月1日
至 2018年12月31日)
販売高
(千円)
割合
(%)
販売高
(千円)
割合
(%)
Google Japan LLC70,8732.9888,83329.8
Apple Japan, Inc.54,3652.2811,79927.3
株式会社フジゲームス1,155,76947.4271,0579.1
株式会社コロプラ280,48811.5270,3559.1

3.前連結会計年度又は当連結会計年度の売上割合が、10%を超えた相手先を記載しております。
4.2018年3月に株式会社フジゲームスから当社100%子会社である株式会社ジーワンダッシュへ「ステーションメモリーズ!(Android/iOS)」の配信元変更を行った影響により、Google Japan LLC及びApple Japan, Inc.は前連結会計年度と比べ、販売高及び割合が多くなっております。
5. 株式会社コロプラは決済代行事業者であり、ユーザーからの代金回収を代行しております。
(2) 経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容
経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。
なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。
① 重要な会計方針及び見積り
当社グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成されております。その作成には、経営者による会計方針の選択・適用、資産・負債及び収益・費用の報告金額及び開示に影響を与える見積りを必要としております。これらの見積りについては、過去の実績等を勘案し合理的に判断しておりますが、実際の結果は見積りによる不確実性のため、これらの見積りとは異なる場合があります。
② 当連結会計年度の経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容
(売上高)
当連結会計年度における売上高は2,978,828千円(前年同期比22.2%増)となりました。
ソーシャルアプリサービスは、位置情報連動型ゲームの「ステーションメモリーズ!」において、当第2四半期連結会計期間から配信元を変更した影響により、売上高が大幅に増加いたしました。また、DAU(デイリーアクティブユーザー)は過去最高を更新しております。
コンテンツサービスは、各着信メロディサービスの課金会員数が緩やかに減少となっており、リソースを縮小しております。
(売上原価)
当連結会計年度における売上原価は1,314,267千円(前年同期比53.5%増)となりました。
これは主に、位置情報連動型ゲームの「ステーションメモリーズ!」において、当第2四半期連結会計期間からネット売上からグロス売上への売上高表示方法の変更に伴い、システム利用料等の原価費用が増加いたしました。加えて、ブロックチェーンサービスにおいては、今後の収益化を目指しての開発及び運営費用が発生しております。
以上の結果、売上総利益は1,664,560千円(前年同期比5.2%増)となりました。
(販売費及び一般管理費)
当連結会計年度における販売費及び一般管理費は815,291千円(前年同期比3.6%減)となりました。
これは主に、位置情報連動型ゲームの「ステーションメモリーズ!」において、プロモーション効果の精査を行い効率性に着目した結果、広告宣伝費は昨年より減少いたしました。
以上の結果、営業利益は849,268千円(前年同期比15.4%増)となりました。
(親会社株主に帰属する当期純利益)
親会社株主に帰属する当期純利益は585,002千円(前年同期比14.4%増)となりました。
③ 資本の財源及び資金の流動性
当社グループの運転資金需要のうち主なものは、人件費を中心とした原価費用と広告宣伝費を中心とした販売費及び一般管理費等の費用であります。また、継続的なソフトウエアの開発に加えて、サーバー等の設備に関する投資を目的とした資金需要があります。
当該資金については、主に自己資金により充当しております。当連結会計年度末の現金及び現金同等物は2,142,518千円となり、将来に対して十分な財源及び流動性を確保しております。
当連結会計年度のキャッシュ・フローの概況につきましては、上記「(1) 経営成績等の状況の概要 ③ キャッシュ・フローの状況」に記載のとおりであります。
④ 経営成績に重要な影響を与える要因
当社グループは、「第2 事業の状況 2 事業等のリスク」に記載のとおり、事業環境、組織体制、法的規制等、様々なリスク要因が当社グループの経営成績に重要な影響を与える可能性があると認識しております。
そのため、当社グループは常に市場動向に留意しつつ、内部管理体制を強化し、優秀な人材を確保し、市場のニーズに合ったサービスを展開していくことにより、経営成績に重要な影響を与えるリスク要因を分散・低減し、適切に対応を行ってまいります。
⑤ 経営者の問題認識と今後の方針
当社グループの経営者は、「第2 事業の状況 1 経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」に記載のとおり、当社グループが今後さらなる成長と発展を遂げるためには、厳しい環境の中で様々な課題に対処していくことが必要であると認識しております。
そのために当社グループでは、事業面及び組織面の課題を整理し、各課題に対して適切且つ、効果的な対応を行ってまいります。

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