有価証券報告書-第50期(2024/04/01-2025/03/31)

【提出】
2025/06/25 11:30
【資料】
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【項目】
122項目
(1) 経営成績等の状況の概要
当事業年度における当社の財政状態、経営成績およびキャッシュ・フロー(以下「経営成績等」といいます。)の状況の概要は次のとおりであります。
① 経営成績の状況
当事業年度におけるわが国経済は、緩やかな回復基調が続くものの、不安定な世界情勢や為替の変動、物価の上昇による国内景気低迷への懸念等、先行きの不透明な状況が続いております。
当社が主たる事業としているリユース業界においては、物価上昇の影響を受けた節約志向や持続可能な社会に対する意識の向上からリユース品の需要は増加傾向が続いており、市場全体が継続して成長しております。
当社においても既存店の売上が引き続き好調に推移しており、当事業年度において当社としては5年ぶりに3店舗の新規出店を行なうことができました(増床を伴わない店舗を除く)。
また、リユース品の買取強化、人材不足解消に向けた採用活動、社内研修整備を中心とした人材育成等に取り組んでまいりました。
なお、当事業年度において、2024年5月に判明いたしました当社従業員による不正行為の疑いに伴い要した調査費用および会計監査に係る追加費用の合計額21,614千円を計上しております。
以上の結果、当事業年度の業績は、売上高4,765,462千円(前年同期比6.7%増)、営業利益246,417千円(前年同期比8.1%増)、経常利益203,041千円(前年同期比9.0%増)、当期純利益144,148千円(前年同期比39.1%増)となり、営業利益および経常利益においてはいずれも3期連続で過去最高益を更新しました。
セグメントごとの業績を示すと、次のとおりであります。
(リユース事業)
リユース事業におきましては、衣料品、宝飾品、フィギュア、ゲーム関連などのジャンルで需要が伸び、店頭販売、インターネット販売ともに前年度を上回る売上高となったことで、既存店の売上高が前年同期比4.8%増と好調に推移し、リユース品の買取についても前年同期比7.0%増となりました。
また、当事業年度において、2024年10月にホビーオフイオン札幌元町店、11月にハードオフ札幌清田店およびハードオフ工具館札幌清田店の合計3店舗を新規出店いたしました。
以上の結果、当事業年度の業績につきましては、売上高4,761,905千円(前年同期比6.7%増)、セグメント利益は517,649千円(前年同期比9.9%増)となりました。
当事業年度末現在におけるリユース事業の各業態別の店舗数は以下のとおりであります。
(単位:店)
ブックオフハードオフオフハウスホビーオフガレージオフ合計
店舗数1717
(+2)
1718
(+1)
170
(+3)

(注) 1.ブックオフ事業部の店舗数にはインターネット販売の1店舗を含みます。
2.( )内は期中増減数を表しております。
(その他)
本セグメントは報告セグメントに含まれない事業セグメントであり、主に不動産事業であります。
本セグメントの当事業年度の業績は前年同期並みの売上高3,556千円、セグメント利益3,004千円となりました。
② 財政状態の状況
(資産の部)
当事業年度末における流動資産は、1,796,246千円となり、前事業年度末と比べて99,064千円の増加となりました。これは、主に商品の増加104,479千円によるものです。
また、当事業年度末における固定資産は、1,086,936千円となり、前事業年度末と比べて43,120千円の増加となりました。これは、主に繰延税金資産の増加30,071千円によるものです。
以上の結果、資産合計は前事業年度末に比べて142,185千円増加の2,883,182千円となりました。
(負債の部)
当事業年度末における流動負債は、872,686千円となり、前事業年度末と比べて107,814千円の増加となりました。これは、主に短期借入金の増加120,000千円によるものです。
また、当事業年度末における固定負債は、1,114,534千円となり、前事業年度末と比べて78,843千円の減少となりました。これは、主にリース債務の減少52,993千円および長期借入金の減少35,482千円によるものです。
以上の結果、負債合計は前事業年度末と比べて28,970千円増加の1,987,221千円となりました。
(純資産の部)
当事業年度末における純資産は、895,960千円となり、前事業年度末と比べて113,215千円の増加となりました。これは、主に当期純利益144,148千円の計上および剰余金の配当32,961千円によるものです。
③ キャッシュ・フローの状況
当事業年度末における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、469,267千円となり、前事業年度末と比べて26,627千円の減少となりました。
当事業年度における各キャッシュ・フローの概況とそれらの要因は次のとおりであります。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動により増加した資金は98,034千円となりました。これは、主に税引前当期純利益の計上169,836千円、減価償却費の計上80,918千円、棚卸資産の増加額104,479千円および法人税等の支払額45,208千円によるものです。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動により減少した資金は124,080千円となりました。これは、主に有形固定資産の取得による支出98,234千円によるものです。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動により減少した資金は580千円となりました。これは、主に長期借入金による収入および長期借入金の返済による支出によるものです。
④ 生産、受注及び販売の実績
a.仕入実績
当事業年度における商品仕入実績をセグメントごとに示すと、以下のとおりであります。
セグメントの名称仕入高(千円)前年同期比(%)
リユース事業1,672,5298.1
合計1,672,5298.1

(注) 1.金額は、実際仕入額によっております。
2.リユース事業の仕入実績を業態別に示すと以下のとおりであります。
業態別仕入高(千円)前年同期比(%)
ブックオフ374,2060.2
ハードオフ456,80516.2
オフハウス459,3465.9
ホビーオフ344,63211.0
ガレージオフ13,1444.9
ロジスティクス事業23,6052.6
3R事業78947.0
リユース事業合計1,672,5298.1

b.販売実績
当事業年度における販売実績をセグメントごとに示すと、以下のとおりであります。
セグメントの名称販売高(千円)前年同期比(%)
リユース事業4,761,9056.7
その他3,5560.0
合計4,765,4626.7

(注) リユース事業の販売実績を業態別に示すと以下のとおりであります。
業態別販売高(千円)前年同期比(%)
ブックオフ1,245,1532.5
ハードオフ1,014,3347.6
オフハウス1,430,5627.3
ホビーオフ934,29110.6
ガレージオフ35,7902.1
ロジスティクス事業29,90035.4
3R事業71,8710.5
リユース事業合計4,761,9056.7


(2) 経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容
経営者の視点による当社の経営成績等の状況に関する認識および分析・検討内容は次のとおりであります。
なお、文中の将来に関する事項は、当事業年度末現在において判断したものであります。
① 重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定
当社の財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成されております。この財務諸表の作成にあたり、決算日における資産・負債の報告数値、並びに報告期間における収益・費用の報告数値は、過去の実績や状況に応じて合理的と考えられる要因等に基づき、見積りおよび判断を行っているものであります。経営者は、これらの見積りについて過去の実績や状況に応じて合理的に判断しておりますが、見積り特有の不確実性があるため、実際の結果は異なる場合があります。
重要な会計上の見積りおよび当該見積りに用いた仮定は、「第一部 企業情報 第5 経理の状況 1 財務諸表等 (1) 財務諸表 注記事項 重要な会計上の見積り」に記載しております。
② 財政状態の分析
当事業年度の財政状態の分析につきましては、「第一部 企業情報 第2 事業の状況 4 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 (1) 経営成績等の状況の概要 ② 財政状態の状況」に記載のとおりであります。
③ 経営成績の分析
(売上高)
当事業年度における売上高は、4,765,462千円(前年同期比6.7%増)となりました。その主な要因は、リユース事業の既存店舗の売上高が前事業年度の売上高を上回ったことであります。
(営業利益及び経常利益)
当事業年度における営業利益は、246,417千円(前年同期比8.1%増)となりました。その主な要因は、売上が好調に推移したことと、コストコントロールの徹底に努めたことによるものであります。また、経常利益は、203,041千円(前年同期比9.0%増)となりました。
(当期純利益)
前事業年度において、当社従業員による不正行為の疑いに伴う特別損失28,550円が計上されていたこと、並びに繰延税金資産の計上額が増加したことにより、当事業年度における当期純利益は144,148千円(前年同期比39.1%増)となりました。
④ キャッシュ・フローの状況の分析
当事業年度のキャッシュ・フローの分析につきましては、「第一部 企業情報 第2 事業の状況 4 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 (1) 経営成績等の状況の概要 ③ キャッシュ・フローの状況」に記載のとおりであります。
⑤ 資本の財源及び資金の流動性
当社は中長期的に安定した事業展開および店舗運営を行うため、継続的で良質な資金を確保することを基本方針としております。
その財源につきましては、自己資金および金融機関からの借入を基本としております。
当事業年度末における現金及び現金同等物は469,267千円です。また、当事業年度末における借入金等につきましては、「第一部 企業情報 第5 経理の状況 1 財務諸表等 (1)財務諸表 ⑤ 附属明細表 借入金等明細表」に記載のとおりであります。
⑥ 経営戦略の現状と見通し
当社の属するリユース市場は、SDGsに対する意識の向上もあり、市場の成長が続くものと考えられており、当社もリユース市場の拡大に対応し、リユース事業において安定的な収益の成長を確保しながら、リユース関連の様々な事業等を拡大していきたいと考えております。
これらを達成するためにリユース事業においては既存店舗の売上拡大施策の強化と買取拡大施策の強化に加え、費用対効果の検証を強化し、店舗オペレーションの効率的な運用およびコストコントロールの徹底により収益率の向上に努めてまいります。
⑦ 経営者の問題意識と今後の方針について
「第2 事業の状況 1.経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」に記載のとおりであります。

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