四半期報告書-第18期第3四半期(令和3年1月1日-令和3年3月31日)

【提出】
2021/05/14 16:11
【資料】
PDFをみる
【項目】
32項目
(1)財政状態及び経営成績の状況
当第3四半期連結会計期間において当社グループは、依然として新型コロナウイルス感染症が終息する見通しが立たない中、既存事業で徹底したコスト削減を進めながら、今後の成長の核となる再生樹脂製造販売事業の事業領域の拡大に向けて、持続的な成長のための事業基盤の強化に努めてまいりました。
2019年6月期より新規事業への先行投資による営業赤字が継続しておりましたが、当第3四半期連結会計期間では新規事業が軌道に乗り始めたこと及び既存事業の収益力の向上によって連結営業黒字に転換いたしました。
既存事業においてはカーペットリサイクル事業ではコロナ禍でコストコントロールを徹底してきたことによる原価低減効果および原状回復工事の増加により廃カーペットタイルの受入処理量が増加したことなどにより利益が増加しております。また産廃事業においては当第3四半期において過去最高の受注件数を獲得したことで売上、利益ともに大きく増加しております。
新規事業では高機能樹脂事業において工場の生産性が継続的に改善してきており、それに伴いリサイクルナイロン樹脂「REAMIDE(リアミド)」の生産高及び売上高が大きく伸びており、当事業における赤字が大幅に縮小しております。また漁網リサイクルに関するライセンス契約に伴う売上やリサイクルに関するコンサルティング受託による売上などソリューション事業の収益など各事業部門で売上・利益を伸ばした結果、当第3四半期連結会計期間において連結営業黒字に転換いたしました。
今後は新規事業においては先行投資フェーズから利益貢献フェーズへ移行する見込みとなっており、外部企業等との連携による取り組みも加速しており、更なる成長のための基盤は拡大しております。またカーペットリサイクル事業においては、オフィス等の原状回復工事の増加により廃タイルカーペットの受入処理量は増加していることに加えて2021年4月以降は処理受託の価格改定を行い安定した収益基盤の構築に努める予定です。また世界的なナイロン素材の不足の影響もあり、当社のリサイクルナイロン樹脂「REAMIDE(リアミド)」への引き合は増加しており、生産性改善による生産量の増加と原価低減を継続して進め、生産高及び売上高を更に増加させることで利益貢献事業へと進化させる予定です。さらに、ソリューション事業においてはライセンス契約やコンサルティング受託、設備販売、設備設計業務受託など収益源を広げた受注活動が進捗しており今後の収益増に貢献してまいります。
産業廃棄物処理事業においては、過去からの継続的な営業活動の強化が増加する原状回復工事の受注獲得につながり、四半期ベースでは過去最高の受注件数、売上、利益を達成し今後も積極的な営業活動を継続することで安定的な収益基盤の強化に努めてまいります。
この結果、当第3四半期連結累計期間の財政状態及び経営成績は以下のとおりとなりました。
a.財政状態
(資産)
当第3四半期連結会計期間末における流動資産は1,139,807千円となり、前連結会計年度末(以下「前年度末」という)と比べ184,350千円増加しております。これは、主として受取手形及び売掛金が139,093千円、未収還付法人税等が30,649千円増加したことによるものです。
当第3四半期連結会計期間末における固定資産は1,779,953千円となり、前年度末と比べ96,591千円減少しております。これは、主として有形固定資産が89,504千円減少したことによるものです。
当第3四半期連結会計期間末における繰延資産は26,495千円となり、前年度末と比べ13,535千円減少しております。これは、開業費の償却によるものです。
(負債)
当第3四半期連結会計期間末における流動負債は710,588千円となり、前年度末と比べ16,214千円増加しております。これは、主として支払手形及び買掛金が37,492千円増加、短期借入金が75,000千円減少、1年内返済予定の長期借入金が15,920千円増加、未払金が39,497千円増加したことによるものです。
当第3四半期連結会計期間末における固定負債は1,803,360千円となり、前年度末と比べ37,078千円減少しております。これは、主として返済により長期借入金が24,414千円減少したことによるものです。
(純資産)
当第3四半期連結会計期間末における純資産は432,308千円となり、前年度末と比べ95,087千円増加しております。これは、主として第三者割当増資及び減資により資本金が289,594千円、資本剰余金が296,607千円それぞれ減少し、利益剰余金が679,924千円増加したことによるものです。
b.経営成績
当第3四半期連結累計期間の経営成績は、売上高1,932,340千円(前年同期比12.0%減)、営業損失90,268千円(前年同期は営業損失78,607千円)、経常損失107,624千円(前年同期は経常損失96,533千円)、親会社株主に帰属する四半期純損失105,527千円(前年同期は親会社株主に帰属する四半期純損失98,599千円)となりました。
セグメントの経営成績は、次のとおりであります。
なお、記載のセグメント別の金額はセグメント間取引の相殺前の数値です。
(再生樹脂製造販売事業)
再生樹脂製造販売事業につきましては、当第3四半期会計期間において収益が大幅に改善いたしました。原状回復工事増加に伴う廃カーペットタイル受入処理量が増加し、廃棄漁網等をリサイクルしたナイロン樹脂「REAMIDE(リアミド)」の生産性を改善することにより生産量増加による売上拡大とともにコスト圧縮によって赤字が縮小しております。ソリューション事業において、ライセンス契約、コンサルタントの受託などにより収益は増加しております。また、大日本印刷株式会社(本社:東京都新宿区/代表取締役社長:北島義斉)やアライアンス・フォー・ザ・ブルー(ALLIANCE FOR THE BLUE)* などの外部企業との連携も拡大、深化しており将来の成長のための基盤は拡大しております。しかし第2四半期までの落ち込みもあるため当第3四半期連結累計期間では、売上高、営業利益ともに前年同期比で減少となりました。 この結果、売上高は657,200千円(前年同期比24.3%減)となり、セグメント損失は170,918千円(前年同四半期はセグメント損失118,030千円)となりました。
(産業廃棄物処理事業)
産業廃棄物処理事業につきましては、四半期ベースで受注件数及び売上、利益ともに過去最高を記録いたしました。解体工事から収集運搬・中間処理まで一括受注できる体制と小回りを利かしたサービスを強みに営業活動を強化してきたことが、増加する原状回復工事の受注獲得に大きく貢献しました。新型コロナウイルスの影響が未だ見通せない中、徹底したコストコントロールを実施したことにより収益力は向上しております。しかし第2四半期までの落ち込みもあり当第3四半期連結累計期間では売上高、営業利益ともに前年同期比で減少となりました。
この結果、売上高は1,285,234千円(前年同期比4.0%減)となり、セグメント利益は213,494千円(前年同期比15.7%減)となりました。
(2)優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題
当第3四半期連結累計期間において、当社グループが対処すべき課題について重要な変更はありません。
(3)会計上の見積もり及び当該見積りに用いた仮定
前事業年度の有価証券報告書に記載した「経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析」中の会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定の記載について重要な変更はありません。
(4)研究開発活動
当第3四半期連結累計期間におけるグループ全体の研究開発活動の金額は、32,540千円であります。
なお、第1四半期より引き続き、当社グループは当社リサイクルナイロン樹脂「REAMIDE(リアミド)」の拡大に取り組んでまいりました。これまで「REAMIDE(リアミド)」の製造は、廃棄漁網およびエアバッグ工程端材を主要な原料としておりましたが、今般、ナイロン製船舶係留用ロープについても弊社の開発したプロセスを用いてリサイクル可能であることを確認することができ、新たに船舶係留用ロープのマテリアルリサイクルを開始しております。また、これまでの使用用途は、主に自動車や家電の部材などとされてきましたが、アパレル産業などに向け繊維としての開発も進み、用途は広がりを見せています。
当第3四半期以降にも、様々なプロジェクトに参加し再生可能な社会の一端を担うべく邁進しており、自社以外にも業務提携にて生産能力の強化にも力を入れ海洋プラスチック問題解決へのさらなる貢献のため研究を進めております。
このように、リサイクルナイロン樹脂「REAMIDE(リアミド)」の原料ソース拡大、および材料開発・用途開発による再生素材の付加価値向上を進め、海洋ゴミ問題の解決をはじめとしたサステナブルな社会の構築に具体的に貢献しながら、事業拡大を推進しております。
* ALLIANCE FOR THE BLUE
石油化学をはじめ、日用品・飲食品・包装材メーカー・小売・リサイクル等、多業種が連携し、商品開発・共同研究等を促進するため、日本財団が発起人となり設立されたアライアンスです。新たな海洋ごみの発生防止、既に発生した海洋ごみの削減をテーマに、各企業と協働し、商品の企画から流通・製造・消費・処分・再利用といった一連の各過程で一貫した対策を行い、資源循環型社会・サーキュラーエコノミーを実現するモデル構築を目指しています。

IRBANK 採用情報

フルスタックエンジニア

  • 10年以上蓄積したファイナンスデータとAIを掛け合わせて、投資の意思決定を加速させるポジションです。
  • UI からデータベースまで一貫して関われるポジションです。

プロダクトMLエンジニア

  • MLとLLMを掛け合わせ、分析から予測までをスピーディかつ正確な投資体験に落とし込むポジションです。

AI Agent エンジニア

  • 開示資料・決算・企業データを横断し、投資家の意思決定を支援するAI Agent機能を設計・実装するポジションです。
  • RAG・検索・ランキングを含む情報取得/推論パイプラインの設計から運用まで一気通貫で担います。

UI/UXデザイナー

  • IRBANK初の一人目デザイナーとして、複雑な金融情報を美しく直感的に届ける体験をつくるポジションです。

Webメディアディレクター

  • 月間500万PVを超える、大規模DBサイトを運営できます。
  • これから勢いよく伸びるであろうサービスの根幹部分を支えるポジションです。

クラウドインフラ & セキュリティエンジニア

  • Google Cloud 上でマイクロサービス基盤の信頼性・可用性・セキュリティを担うポジションです。
  • 大規模金融データを安全かつ高速に処理するインフラを設計・構築できます。

学生インターン

  • 月間500万PVを超える日本最大級のIRデータプラットフォームの運営に携わり、金融・データ・プロダクトの現場を学生のうちから体験できます。

マーケティングマネージャー

  • IRBANKのブランドと文化の構築。
  • 百万人の現IRBANKユーザーとまだIRBANKを知らない数千万人に対してマーケティングをしてみたい方。