有価証券報告書-第17期(2023/12/01-2024/11/30)

【提出】
2025/02/27 16:01
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【項目】
132項目
(1)経営成績等の状況の概要
当連結会計年度における当社グループの財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下「経営成績等」という。)の状況の概要は次の通りであります。
①財政状態及び経営成績の状況
当社グループは2007年の創業以来、一貫して飲食業界に特化した人材サービスを展開してまいりました。
当社グループは、創業20周年を見据えた2024年12月に、事業の方向性を明確化し、食産業の発展のためには「人」がもっとも大事である、という事業の原点に立ち返り、 新たなミッション・ビジョンを制定いたしました。
ミッション:「食」は「人」
ビジョン : Empower the Food People
当社グループは、「人」を起点に築いてきた事業をさらに成長させながら、2020年の新型コロナウイルス感染症(COVID-19)パンデミックによる影響を背景に進めてきた「人」ビジネスを礎とする事業の多角化を進め、新たな事業領域に挑戦し、積極的な投資を通じて事業規模を拡大させてまいります。
当連結会計年度におきまして、主要事業であるHR事業においては、人流の回復とインバウンド需要も増加し、飲食業界の人材採用ニーズの高まりは継続しております。この様な環境下、2024年4月に2012年以来となる求人サイトのリニューアルを実施し、技術的負債を解消するとともに、2019年に開始したスカウトサービスをリニューアルし、顧客の利便性向上に努めました。
また、事業再生・成長支援事業であるきゅういち株式会社においては、鮮魚およびボイルホタテの売上が堅調に推移いたしました。前連結会計年度末において、東京電力のALPS処理水問題に起因した中国による禁輸影響を受けたものの、当連結会計年度より、従前のホールセール販売だけではなく、飲食店への販売を強化した他、ECサイトを通じて一般消費者への直接販売を開始しております。
この結果、当連結会計年度の財政状態及び経営成績は以下のとおりとなりました。
(a)財政状態
(資産)
当連結会計年度末における総資産は、前連結会計年度末に比べ316,015千円増加し、3,757,554千円となりました。その主な要因は、投資有価証券が99,980千円減少したものの、現金及び預金が118,366千円、機械装置及び運搬具が175,860千円、ソフトウエア及びソフトウエア仮勘定が純額で112,665千円増加したことによるものであります。
(負債)
当連結会計年度末における負債は、前連結会計年度末に比べて349,648千円増加し、2,264,285千円となりました。その主な要因は、短期借入金が167,750千円減少したものの、1年内返済予定の長期借入金が150,728千円、長期借入金が334,666千円増加したことによるものであります。
(純資産)
当連結会計年度末における純資産は、前連結会計年度末に比べて33,633千円減少し、1,493,269千円となりました。その主な要因は利益剰余金が43,778千円減少したことによるものであります。
(b)経営成績
当連結会計年度の売上高は3,276,685千円(前連結会計年度比23.0%増)となりました。利益につきましては、前連結会計年度の下期から当連結会計年度の上期までの期間において、人材採用をはじめとした戦略投資を強化したため、当連結会計年度におきましては当該投資による費用増に伴い、営業利益は93,420千円(前連結会計年度比67.8%減)、経常利益は83,177千円(前連結会計年度比71.1%減)、親会社株主に帰属する当期純利益は2,778千円(前連結会計年度比99.0%減)となりました。
なお、連結子会社であるきゅういち株式会社において特別利益(補助金収入)を計上した一方で、当社が保有する投資有価証券について、財政状態や今後の見通しについて判定を行った結果、当連結会計年度において、減損処理による投資有価証券評価損99,980千円を特別損失として計上しております。また、今後の業績見通しを踏まえ、繰延税金資産を追加計上することを見込んでおりましたが、当連結会計年度の業績動向等を考慮し、繰延税金資産の回収可能性を慎重に検討した結果、当連結会計年度末において繰延税金資産を一部取り崩しております。
セグメント別の経営成績は、次のとおりであります。
(HR事業)
HR事業は、クックビズ株式会社において、飲食業界に特化した求人情報サイト「cookbiz」を運営しており、当該サイトを通じて、コンサルタントを介した有料職業紹介を行う「人材紹介サービス」、求人情報を求職者に提供する「求人広告サービス」、ダイレクトリクルーティングサービスを提供する「スカウトサービス」、「採用総合支援サービス」を展開しております。また、当連結会計年度より連結開始となる子会社ワールドインワーカー株式会社による特定技能外国人人材紹介・登録支援等の事業及び研修サービス、CAST事業等を「その他」に分類しております。
当連結会計年度におきましては、アフターコロナの人流回復に伴う飲食店の人材需要増の特需が、当初想定よりも早期に一巡したことに加え、前連結会計年度下期からの人員の積極採用・育成および4月に実施した求人サイトリニューアルによって営業現場の生産性が一時的に停滞した影響を受け、大幅な成長には至りませんでした。
その結果、当セグメントにおける売上高は2,063,036千円(前連結会計年度比8.2%増)となりました。セグメント損益は、戦略投資による費用増に伴い、セグメント利益1,915千円(前連結会計年度比99.1%減)となりました。
※cookbiz:当社は人材紹介サービス及び求人広告サービスともに「cookbiz」の同一ブランドにて展開しておりま
す。
(事業再生・成長支援)
事業再生・成長支援は、連結子会社であるきゅういち株式会社においてホタテ・ホッケ・サバ等の冷凍加工業を行っております。主に北海道道南エリアの漁業協同組合等から買付を行い、冷凍加工後、商社・大手水産加工会社等への販売を主要事業としております。
当連結会計年度におきましては、上期は季節性通り鮮魚が堅調に推移いたしました。また、下期におきましては、主に噴火湾でのボイルホタテおよびベビーホタテの仕入・加工・販売が堅調に推移し、単価も堅調に推移いたしました。
その結果、当セグメントにおける売上高は1,213,649千円(前連結会計年度比60.1%増)となりました。
セグメント利益につきましては、69,605千円(前連結会計年度比18.7%増)となりました。当連結会計年度より開始したECサイト運営に伴う発送費用等の諸経費が増加したことにより販管費が増加したものの、堅調な売上伸長により前連結会計年度比で増益となりました。
②キャッシュ・フローの状況
当連結会計年度末における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、前連結会計年度末と比較して119,003千円増加し、2,178,174千円となりました。当連結会計年度における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
当連結会計年度における営業活動の結果、獲得した資金は254,951千円(前連結会計年度比226,718千円の収入増)となりました。その主な要因は、補助金収入89,333千円による資金の減少に対し、税金等調整前当期純利益75,061千円、減価償却費98,253千円、投資有価証券評価損99,980千円、棚卸資産の減少額77,455千円等の資金の増加があったことによるものです。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
当連結会計年度における投資活動の結果、使用した資金は467,419千円(前連結会計年度比58,271千円の支出減)となりました。その主な要因は、有形固定資産の取得による支出253,800千円、無形固定資産の取得による支出170,980千円、敷金及び保証金の差入による支出54,955千円等による資金の減少があったことによるものです。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
当連結会計年度における財務活動の結果、獲得した資金は318,029千円(前連結会計年度比36,120千円の収入増)となりました。その主な要因は、長期借入れによる収入732,000千円の資金の増加に対し、長期借入金の返済による支出246,606千円による資金の減少があったことによるものです。
③生産、受注及び販売の実績
(a)生産実績
当社グループは、生産実績に重要性が乏しいため、記載を省略しております。
(b)受注実績
生産実績と同様の理由により、受注実績に関する記載はしておりません。
(c)販売実績
当連結会計年度の販売実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。
セグメントの名称当連結会計年度
(自 2023年12月1日
至 2024年11月30日)
金額(千円)前年同期比(%)
HR事業2,063,036108.2
事業再生・成長支援1,213,649160.1
合計3,276,685123.0

(注)セグメント間取引については、相殺消去しています。
(2)経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容
経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。
なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において判断したものであります。
①重要な会計上の見積りおよび当該見積りに用いた仮定
当社グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成しています。
この連結財務諸表を作成するにあたって、資産、負債、収益及び費用の報告額に影響を及ぼす見積り及び仮定を用いていますが、これらの見積り及び仮定に基づく数値は実際の結果と異なる可能性があります。
連結財務諸表の作成に当たって用いた会計上の見積り及び仮定のうち、重要なものは「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項(重要な会計上の見積り)」に記載のとおりであります。
②財政状態及び経営成績の状況に関する認識及び分析・検討内容
(a)財政状態の分析
「第2 事業の状況 4 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析(1)経営成績等の状況の概要①財政状態及び経営成績の状況(a)財政状態」に記載の通りであります。
(b)経営成績の分析
「第2 事業の状況 4 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析(1)経営成績等の状況の概要①財政状態及び経営成績の状況(b)経営成績」に記載の通りであります。
(c)キャッシュ・フローの分析
「第2 事業の状況 4 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析(1)経営成績等の状況の概要②キャッシュ・フローの状況」に記載の通りであります。
(d)経営成績に重要な影響を与える要因について
経営成績に重要な影響を与える要因については、「第2 事業の状況 3 事業等のリスク」に記載のとおり、事業環境、事業内容、事業体制等、様々な要因の変化の影響を受ける可能性があります。このため、事業環境を注視するとともに、新規事業の開拓、組織体制の整備及び内部統制システムの強化等により、経営成績に重要な影響を与えるリスク要因を分散し、リスクの発生を抑え、適切に対応するよう努めてまいります。
(e)経営戦略の現状と見通し
「第2 事業の状況 1 経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」に記載のとおりであります。
(f)経営者の問題認識と今後の方針について
当社グループが継続的に成長していくためには、経営者は「第2 事業の状況 1 経営方針、経営環境及び対処すべき課題等、3 事業等のリスク」に記載の様々な課題に対応していくことが必要であると認識しております。それらの課題に対応するために経営者は常に外部環境の構造や変化に関する情報の入手及び分析を行い、現在及び将来における事業環境を確認し、その間の課題を認識すると同時に最適な解決策を実施していく方針であります。

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