有価証券報告書-第27期(2025/01/01-2025/12/31)

【提出】
2026/03/25 14:18
【資料】
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【項目】
160項目
(1) 経営成績等の状況の概要
① 経営成績の状況
当連結会計年度(2025年1月1日~2025年12月31日)における世界経済は、総じて底堅く推移いたしました。米国の関税政策の変化による世界経済の減速懸念、中国経済の低迷、地政学リスクの高まりもあり、先行きは不透明な状況が続いております。
このような状況の下、売上高は、光学領域の自動車向けディスプレイ・カメラ、光通信をはじめとした光学部品向け装置や、半導体光学の光電子向け装置が好調であったことにより、前年同期比で増収となりました。
営業利益は、利益率の高いALD装置販売の減少や棚卸資産評価損等計上により、前年同期比で減益となりました。
経常利益は、利息収入や補助金収入の計上があったものの、円高による為替差損の計上により、前年同期比で減益となりました。
その結果、売上高は33,861百万円(前年同期比4.5%増)、営業利益は3,334百万円(同49.2%減)、経常利益は3,202百万円(同60.9%減)、親会社株主に帰属する当期純利益は2,959百万円(同53.4%減)となりました。
② 財政状態の状況
(資産)
当連結会計年度末の流動資産は、56,775百万円と前連結会計年度末と比べ2,204百万円の増加となりました。増加した要因は、仕掛品や受取手形及び売掛金が増加したことなどによるものです。
固定資産は、29,370百万円と前連結会計年度末と比べ2,502百万円の増加となりました。増加した要因は、AIメカテック株式会社の株式を取得したことにより投資有価証券が増加したことなどによるものです。
(負債)
流動負債は、19,881百万円と前連結会計年度末と比べ5,115百万円の増加となりました。増加した要因は、支払手形及び買掛金や契約負債が増加したことなどによるものです。
固定負債は、8,658百万円と前連結会計年度末と比べ986百万円の増加となりました。増加した要因は、繰延税金負債が増加したことなどによるものです。
(純資産)
純資産は、57,606百万円と前連結会計年度末と比べ1,395百万円の減少となりました。減少した要因は、自己株式取得により自己株式数が増加したことなどによるものです。
③ キャッシュ・フローの状況
当連結会計年度における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、31,436百万円となり、前連結会計年度末に比べ3,401百万円の増加となりました。
当連結会計年度における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は以下のとおりであります。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動によるキャッシュ・フローは、仕入債務の増加2,897百万円や契約負債の増加2,057百万円などにより、8,528百万円の収入となりました。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動によるキャッシュ・フローは、投資有価証券の取得による支出3,426百万円があったものの、定期預金の払戻による収入4,945百万円などにより、256百万円の収入となりました。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動によるキャッシュ・フローは、自己株式の取得による支出4,188百万円や配当金の支払額2,163百万円などにより、6,258百万円の支出となりました。
④ 生産、受注及び販売の実績
(イ)生産実績
当連結会計年度の生産実績は、次のとおりであります。なお、当社グループは成膜装置事業の単一セグメントであります。
セグメントの名称生産高(千円)前年同期比(%)
成膜装置事業19,318,636140.1

(注) 金額は製造原価によっております。
(ロ)受注実績
当連結会計年度の受注実績は、次のとおりであります。なお、当社グループは成膜装置事業の単一セグメントであります。
セグメントの名称受注高(千円)前年同期比(%)受注残高(千円)前年同期比(%)
成膜装置事業40,993,117126.731,290,456129.5

(ハ)販売実績
当連結会計年度の販売実績は、次のとおりであります。なお、当社グループは成膜装置事業の単一セグメントであります。
セグメントの名称売上高(千円)前年同期比(%)
成膜装置事業33,861,286104.5

(注) 1.最近2連結会計年度の主な相手先別の販売実績及び当該販売実績の総販売実績に対する割合は次のとおりであります。
相手先前連結会計年度
(自 2024年1月1日
至 2024年12月31日)
当連結会計年度
(自 2025年1月1日
至 2025年12月31日)
金額(千円)割合(%)金額(千円)割合(%)
Largan Precision Co., Ltd5,842,93918.0--
Zhejiang Sunny Optics Co., Ltd.3,711,51411.5--

(注)当連結会計年度においては、総販売高に対する割合が10%未満であるため記載を省略しております。
(2) 経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容
文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において判断したものであります。
① 経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容
当連結会計年度の経営成績等は、以下のとおりであります。
(売上高)
売上高は、光学領域の自動車向けディスプレイ・カメラ、光通信をはじめとした光学部品向け装置や、半導体光学の光電子向け装置が好調であったことにより、前連結会計年度に比べ4.5%増加の33,861百万円となりました。
(営業利益)
売上原価は、売上高の増加に伴い、前連結会計年度に比べ25.2%増加し、22,420百万円となりました。調達コスト削減や作業効率改善等の原価改善活動の取り組んだものの、利益率が高いALD装置販売が減少したこと等により、売上原価率は11.0ポイント増加し、66.2%となりました。
販売費及び一般管理費は前連結会計年度に比べ2.2%増加し、8,105百万円となりました。
以上の結果、営業利益は前連結会計年度に比べ49.2%減少し、3,334百万円となりました。
(経常利益)
営業外損益は、持分法による投資損失127百万円や為替差損315百万円等があったことにより、経常利益は前連結会計年度に比べ60.9%減少し、3,202百万円となりました。
(親会社株主に帰属する当期純利益)
親会社株主に帰属する当期純利益は、法人税等1,375百万円の計上等があったことにより、前連結会計年度に比べ53.4%減少し、2,959百万円となりました。
今後の見通しにつきましては、米国の関税政策による貿易摩擦や各国の政治情勢、地政学リスクの高まりもあり、先行きは不透明な状況にあるものの、世界経済は総じて底堅く推移するものと想定しております。
当社関連市場の最終製品の動向は、以下のように見込んでおります。
スマートフォンは、AIサーバー向け需要増によるメモリ不足や部材価格高騰により、出荷台数は前年比で減少が予測されるものの、AI搭載モデルや折りたたみ型モデルの普及、さらなるカメラ機能高度化といったハイエンドモデルを中心に需要拡大を見込んでおります。
自動車は、自動運転技術の進展により、センシング機能の進化、表示機能のタッチパネル化による利便性向上、ヘッドアップディスプレイによる運転を妨げることなく、交通情報の視認性向上等、成膜需要は拡大が続くものと見込んでおります。
光通信は、生成AI・データセンター関連市場が急拡大しております。生成AI需要により、さらなる伝送速度の向上や消費電力低減が求められており、その解決策として半導体チップ間・データセンター間の光接続が不可欠です。光電融合技術進展や膨大な生成AIデータ処理により、光通信関連市場は高成長が続くものと見込んでおります。
これらの状況をふまえ、2026年12月期の連結業績見通しにつきましては、売上高38,200百万円(前年同期比12.8%増)、営業利益6,200百万円(同85.9%増)、経常利益7,400百万円(同131.1%増)、親会社株主に帰属する当期純利益5,600百万円(同89.2%増)を見込んでおります。
② キャッシュ・フローの状況の分析・検討内容並びに資本の財源及び資金の流動性に係る情報
当連結会計年度のキャッシュ・フローの状況については、「第2 事業の状況 4 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 (1) 経営成績等の状況の概要 ③ キャッシュ・フローの状況」に記載しております。
当社グループの資本の財源及び資金の流動性については、当社グループの運転資金需要のうち主なものは、材料の仕入のほか、製造費、販売費及び一般管理費等の営業費用であります。投資を目的とした資金需要は、設備投資や事業拡大を図るためのM&A等の投資であります。
運転資金については、自己資金の活用を行い、流動性が不足する見込みの場合は、短期長期ともに金融機関からの借入を基本としております。
また、原材料価格高騰や地政学リスクの高まり等により先行き不透明な中、不測の事態に備えるため、十分な手元流動性を確保するとともに、当座貸越枠を設定し、適時に必要資金を確保する体制としております。
③ 重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定
当社グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められる会計基準に基づき作成しております。この連結財務諸表作成には、資産、負債、収益及び費用の測定等に経営者の見積り及び仮定を含んでおります。詳細につきましては、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1) 連結財務諸表 注記事項 (連結財務諸表作成のための基本となる重要な事項)及び(重要な会計上の見積り)」に記載しております。

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