有価証券届出書(新規公開時)

【提出】
2018/09/25 15:00
【資料】
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【項目】
106項目
(2)【手取金の使途】
上記の手取概算額577,328千円及び「1 新規発行株式」の(注)3.に記載の第三者割当増資の手取概算額上限93,273千円の使途については、事業拡大を図るため、子会社の増資、アルゴリズム研究及びソフトウエア開発、優秀な人材の採用、要員増に対応した本社の拡張、連結会計システムの導入および海外展開の広告宣伝費に有効活用する方針であります。具体的には以下のとおりであります。
①子会社増資
現在、当社の米国子会社であるVALUENEX, Inc.の財務基盤を確固たるものとさせ、さらなる成長を図ることを目的に平成31年7月期に同社の資本金を150千米ドル(平成30年7月期)から1,000千米ドルに引き挙げる予定であり、この出資金に充てる予定であります。1ドル110円に換算した場合、日本円で93,500千円を見込んでおります。
②アルゴリズム(注1)研究体制の構築等
当社の成長ドライバーであるアルゴリズムの研究開発を進める社内体制の拡充をする予定であり、そのための人件費として、平成31年7月期9,000千円、平成32年7月期27,000千円、平成33年7月期40,500千円を充てる予定であります。
(注1)アルゴリズムとはコンピュータ上の解を得るための具体的手順
③ASP(注2)機能改善
平成31年7月期から平成33年7月期にかけて、顧客の要望に応じたASPの使い勝手の改良に毎年14,400千円を外注予定しており、この費用にも充てる予定であります。
(注2)ASPとはApplicatiom Service Providerの略であり、アプリケーションソフト等のサービス(機能)をネットワーク経由で提供する(=provide)事業者・人・仕組み等全般のこと。
④外部のクラウドサービス費用
現在、当社は外部のクラウドサービスを利用してASPを提供しており、クラウドサービスを継続的に利用するための費用として、平成31年7月期から平成33年7月期にかけて、毎年18,000千円を充てる予定であります。
⑤採用経費
経営基盤効果のために、優秀な人材の採用と継続的な育成を目的とした採用費として、平成31年7月期から平成33年7月期にかけて、毎年38,500千円を充てる予定であります。
⑥会計システム投資
決算業務をより円滑にする目的により、会計システムを導入し、開示体制のさらなる充実を図る予定であり、平成31年7月期に20,000千円にこれを充てる予定であります。
⑦本社拡張投資
本社機能の強化のため、本社拡張費用として平成31年7月期に40,000千円にこれを充てる予定であります。
⑧広告宣伝費
当社の知名度を上げるために、海外プロモーションも含めた広告宣伝費として、平成31年7月期24,000千円、平成32年7月期30,000千円、平成33年7月期30,616千円を充てる予定であります。
上記以外の残額は、事業規模拡大のための運転資金に充当する方針でありますが、具体化しているわけではありません。なお、具体的な充当時期までは、安全性の高い金融商品等で運用していく方針であります。