四半期報告書-第38期第2四半期(令和3年4月1日-令和3年6月30日)
文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において判断したものであります。
(1)財政状態及び経営成績の状況
当第2四半期連結累計期間におけるわが国経済は、新型コロナワクチンの接種が始まり、コロナ禍収束に対する期待が一時的に高まりましたが、先行きの不安感は依然残っております。製造業を中心に、持ち直しの動きが見られますが、そのペースは横ばい、または鈍化しつつある状況にあります。また、鉄スクラップ等の資源価格は、2020年後半に高騰して以降、高止まりの状況が続いています。
このような経済情勢の下、当社グループは、前連結会計年度から注力して取り組んで来た新規営業を継続しており、解体・環境・金属の各事業が総合的にニーズを探り出し、解体事業及び工事現場から発生するスクラップの買取り、産業廃棄物収集運搬・中間処理サービスを提供する「ワンストップ・サービス」をさらに推進しています。
これらの結果、当第2四半期連結累計期間における売上高は4,245,642千円(前年同期比67.7%増)、営業利益は588,729千円(同208.2%増)、経常利益は599,157千円(同132.7%増)、親会社株主に帰属する四半期純利益は387,792千円(同126.8%増)となりました。
各セグメント別の状況は下記のとおりです。
<解体事業>解体工事については、完工件数は109件と微増に終わりましたが、大型案件が11件完工(前年同四半期は大型案件の完工は3件)したことにより、売上高と営業利益が伸長しました。
これらの結果、売上高は1,204,590千円(前年同期比79.4%増)、営業利益は302,389千円(同45.9%増)となりました。受注残高については、大型案件の完工による減少がありましたが、総合力を結集した営業活動の結果、527,927千円と依然高い水準を維持しております。
<環境事業>産業廃棄物処理受託の取扱量は13,554トン、再生資源販売の取扱量は7,596トンと堅調に推移しました。前年同四半期においては資源価格が下落傾向にあり、再生資源販売が伸び悩みましたが、当第2四半期連結累計期間においては資源価格が上昇したことで売上高、営業利益ともに伸長しました。
これらの結果、売上高は948,527千円(前年同期比36.2%増)、営業利益は148,459千円(前年同四半期は3,117千円)となりました。
<金属事業>スクラップの取扱量は31,660トンと堅調に推移しました。鉄スクラップ等の資源価格については、前連結会計年度の下半期に高騰して以降、高止まりの状況にあり、増収に寄与しました。前年同四半期においては鉄スクラップ価格が下落する傾向が続いたことにより売買差益が減少し、減益となっていましたが、当第2四半期連結累計期間においては、売買差益を確保することができました。
これらの結果、売上高は2,092,523千円(前年同期比79.9%増)、営業利益は137,880千円(前年同四半期は営業損失19,350千円)となりました。
財政状態は下記のとおりです。
当第2四半期連結会計期間末における総資産は5,759,971千円となり、前連結会計年度末に比べて587,694千円増加しました。流動資産は、現金及び預金の増加等により、前連結会計年度末に比べて554,346千円増加の3,279,222千円となりました。固定資産は、投資有価証券の増加等により、前連結会計年度末に比べて33,348千円増加の2,480,749千円となりました。
当第2四半期連結会計期間末における負債は2,328,483千円となり、前連結会計年度末に比べて154,621千円増加しました。流動負債は、買掛金の増加等により、前連結会計年度末に比べて126,137千円増加の1,651,563千円となりました。固定負債は、長期借入金の増加等により、前連結会計年度末に比べて28,484千円増加の676,919千円となりました。
当第2四半期連結会計期間末における純資産は、利益剰余金の増加等により、前連結会計年度末に比べて433,073千円増加し、3,431,488千円となりました。
(2)キャッシュ・フローの状況
当第2四半期連結累計期間における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、前連結会計年度末に比べ658,564千円増加し、2,135,637千円となりました。
当第2四半期連結累計期間における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動の結果得られた資金は829,877千円(前期は55,670千円の増加)となりました。
これは、資金の増加として、税金等調整前四半期純利益586,923千円、減価償却費93,522千円、仕入債務の増加177,980千円等があった一方、資金の減少として、未成工事受入金の減少185,505千円、法人税等の支払55,720千円、売上債権の増加52,974千円等があったことによるものであります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動の結果支出した資金は31,009千円(前期は47,984千円の支出)となりました。
これは、有形固定資産の取得による支出36,107千円、保険積立金の積立による支出4,033千円等によるものであります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動の結果支出した資金は140,303千円(前期は56,565千円の増加)となりました。
これは、短期借入金の純減少額100,000千円、長期借入による収入100,000千円、長期借入金の返済による支出82,101千円、配当金の支払50,861千円等によるものであります。
(3)会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定
前事業年度の有価証券報告書に記載した「経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析」中の会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定の記載について重要な変更はありません。
(4)経営方針・経営戦略等
当第2四半期連結累計期間において、当社グループが定めている経営方針・経営戦略等について重要な変更はありません。
(5)優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題
当第2四半期連結累計期間において、当社グループが優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題について重要な変更はありません。
(6)研究開発活動
該当事項はありません。
(1)財政状態及び経営成績の状況
当第2四半期連結累計期間におけるわが国経済は、新型コロナワクチンの接種が始まり、コロナ禍収束に対する期待が一時的に高まりましたが、先行きの不安感は依然残っております。製造業を中心に、持ち直しの動きが見られますが、そのペースは横ばい、または鈍化しつつある状況にあります。また、鉄スクラップ等の資源価格は、2020年後半に高騰して以降、高止まりの状況が続いています。
このような経済情勢の下、当社グループは、前連結会計年度から注力して取り組んで来た新規営業を継続しており、解体・環境・金属の各事業が総合的にニーズを探り出し、解体事業及び工事現場から発生するスクラップの買取り、産業廃棄物収集運搬・中間処理サービスを提供する「ワンストップ・サービス」をさらに推進しています。
これらの結果、当第2四半期連結累計期間における売上高は4,245,642千円(前年同期比67.7%増)、営業利益は588,729千円(同208.2%増)、経常利益は599,157千円(同132.7%増)、親会社株主に帰属する四半期純利益は387,792千円(同126.8%増)となりました。
各セグメント別の状況は下記のとおりです。
<解体事業>解体工事については、完工件数は109件と微増に終わりましたが、大型案件が11件完工(前年同四半期は大型案件の完工は3件)したことにより、売上高と営業利益が伸長しました。
これらの結果、売上高は1,204,590千円(前年同期比79.4%増)、営業利益は302,389千円(同45.9%増)となりました。受注残高については、大型案件の完工による減少がありましたが、総合力を結集した営業活動の結果、527,927千円と依然高い水準を維持しております。
<環境事業>産業廃棄物処理受託の取扱量は13,554トン、再生資源販売の取扱量は7,596トンと堅調に推移しました。前年同四半期においては資源価格が下落傾向にあり、再生資源販売が伸び悩みましたが、当第2四半期連結累計期間においては資源価格が上昇したことで売上高、営業利益ともに伸長しました。
これらの結果、売上高は948,527千円(前年同期比36.2%増)、営業利益は148,459千円(前年同四半期は3,117千円)となりました。
<金属事業>スクラップの取扱量は31,660トンと堅調に推移しました。鉄スクラップ等の資源価格については、前連結会計年度の下半期に高騰して以降、高止まりの状況にあり、増収に寄与しました。前年同四半期においては鉄スクラップ価格が下落する傾向が続いたことにより売買差益が減少し、減益となっていましたが、当第2四半期連結累計期間においては、売買差益を確保することができました。
これらの結果、売上高は2,092,523千円(前年同期比79.9%増)、営業利益は137,880千円(前年同四半期は営業損失19,350千円)となりました。
財政状態は下記のとおりです。
当第2四半期連結会計期間末における総資産は5,759,971千円となり、前連結会計年度末に比べて587,694千円増加しました。流動資産は、現金及び預金の増加等により、前連結会計年度末に比べて554,346千円増加の3,279,222千円となりました。固定資産は、投資有価証券の増加等により、前連結会計年度末に比べて33,348千円増加の2,480,749千円となりました。
当第2四半期連結会計期間末における負債は2,328,483千円となり、前連結会計年度末に比べて154,621千円増加しました。流動負債は、買掛金の増加等により、前連結会計年度末に比べて126,137千円増加の1,651,563千円となりました。固定負債は、長期借入金の増加等により、前連結会計年度末に比べて28,484千円増加の676,919千円となりました。
当第2四半期連結会計期間末における純資産は、利益剰余金の増加等により、前連結会計年度末に比べて433,073千円増加し、3,431,488千円となりました。
(2)キャッシュ・フローの状況
当第2四半期連結累計期間における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、前連結会計年度末に比べ658,564千円増加し、2,135,637千円となりました。
当第2四半期連結累計期間における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動の結果得られた資金は829,877千円(前期は55,670千円の増加)となりました。
これは、資金の増加として、税金等調整前四半期純利益586,923千円、減価償却費93,522千円、仕入債務の増加177,980千円等があった一方、資金の減少として、未成工事受入金の減少185,505千円、法人税等の支払55,720千円、売上債権の増加52,974千円等があったことによるものであります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動の結果支出した資金は31,009千円(前期は47,984千円の支出)となりました。
これは、有形固定資産の取得による支出36,107千円、保険積立金の積立による支出4,033千円等によるものであります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動の結果支出した資金は140,303千円(前期は56,565千円の増加)となりました。
これは、短期借入金の純減少額100,000千円、長期借入による収入100,000千円、長期借入金の返済による支出82,101千円、配当金の支払50,861千円等によるものであります。
(3)会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定
前事業年度の有価証券報告書に記載した「経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析」中の会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定の記載について重要な変更はありません。
(4)経営方針・経営戦略等
当第2四半期連結累計期間において、当社グループが定めている経営方針・経営戦略等について重要な変更はありません。
(5)優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題
当第2四半期連結累計期間において、当社グループが優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題について重要な変更はありません。
(6)研究開発活動
該当事項はありません。