有価証券報告書-第19期(2022/12/01-2023/11/30)
(1)経営成績等の状況の概要
① 経営成績の状況
当連結会計年度における我が国経済は、雇用・所得環境が改善する下で、各種政策の効果により景気は緩やかに回復しております。しかしながら、世界的な金融引き締めに伴う中国経済の先行き懸念、物価の高騰や金融資本市場の変動等の影響に注意が必要な状況であります。
当社グループが属する事業環境においては、サプライチェーンマネジメントの整備やESG投資・SDGs推進を考慮したリスクマネジメントへの取組みが進む等、GRC及びセキュリティ領域への対応に関心が高まる状況となりました。
このような環境の中、当社グループは、持続的な企業成長を支えていくため「進化に、加速を。」をミッション、「世の中を、テクノロジーでシンプルに。」をビジョンに掲げ、複雑に変化し続ける世の中で直面する多種多様なリスクへ敏感に迅速に対処するために常に新しいことに挑戦し、進化し続け社会的価値の向上に取り組んでおります。
2023年11月期において、GRCソリューション・プロダクトでは、当初想定していたパートナー企業(販売先)経由の大型案件を失注いたしました。また、人材を積極採用し労務費が概ね計画どおり推移した一方で、育成に時間を要し収益化できず稼働率が低下いたしました。フィナンシャルテクノロジーでは、一部案件の受注時期が翌期にズレ込む状況となりました。これらが要因となり売上高は前期実績を上回ったものの、期初の計画を下回りました。
利益面においては、金融テクノロジーソリューション事業の譲受により売上原価を低減し、売上高総利益率を改善することができたものの、稼働率の低下、M&Aに関連するアドバイザリー費用の計上、為替差損の計上、繰延税金資産の取崩し等が利益率を押し下げ、各段階利益が期初の計画を下回りました。
以上の結果、当連結会計年度の経営成績は、売上高2,783,909千円(前年同期比16.0%増)、売上総利益791,942千円(同81.4%増)、営業損失145,537千円(前年同期は営業損失187,526千円)、経常損失173,284千円(前年同期は経常損失187,299千円)、親会社株主に帰属する当期純損失280,157千円(前年同期は親会社株主に帰属する当期純損失209,019千円)となりました。
なお、当社グループはGRCソリューション事業の単一セグメントであり、セグメント別の記載を省略しております。
② 財政状態の状況
(資産)
当連結会計年度末における資産合計は、前連結会計年度末に比べ66,067千円減少し1,434,430千円となりました。
長期間の請負契約に係る債権の回収により、売掛金及び契約資産が58,841千円減少、プロダクトのライセンス仕入による前渡金が33,766千円増加いたしました。フィナンシャルテクノロジー、PCI DSS関連サービスを強化するための事業譲受を行い、譲受対価の支払等により現金及び預金が235,995千円減少、のれんが246,020千円増加いたしました。また、繰越欠損金等に対する税効果会計の適用額が減少したことにより繰延税金資産が84,455千円減少いたしました。
これらが主な要因となり、資産合計が減少いたしました。
(負債)
当連結会計年度末における負債合計は、前連結会計年度末に比べ197,517千円増加し1,216,311千円となりました。
事業譲受対価のうち譲受完了時点で将来的な支払が確定している債務を認識し、長期未払金が100,000千円増加いたしました。また、金融機関からの資金調達により短期借入金が70,835千円増加、社債の発行により社債(1年内償還予定の社債を含む)が90,000千円増加いたしました。一方で金融機関への約定返済により長期借入金(1年内返済予定の長期借入金を含む)が62,792千円減少いたしました。
これらが主な要因となり、負債合計が増加いたしました。
(純資産)
当連結会計年度末における純資産合計は、前連結会計年度末に比べ263,585千円減少し218,118千円となりました。
親会社株主に帰属する当期純損失の計上により利益剰余金が280,157千円減少いたしました。
以上の結果、自己資本比率は12.1%(前連結会計年度末29.6%)となりました。
③ キャッシュ・フローの状況
当連結会計年度における現金及び現金同等物(以下「資金」という)は、金融機関からの資金調達による収入により一部相殺されたものの、事業譲受による支出179,000千円、税金等調整前当期純損失が172,967千円(前年同期は税金等調整前当期純損失191,166千円)と減少したこと等により、前連結会計年度末に比べ235,995千円減少し当連結会計年度末には611,459千円となりました。
当連結会計年度における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動の結果、使用した資金は121,692千円(前年同期は251,891千円の支出)となりました。
資金の主な増加要因は、長期間の請負契約に係る債権の回収による売上債権の減少額58,841千円、プロダクトの販売によるサブスクリプション収入の契約負債の増加額51,430千円であります。
資金の主な減少要因は、税金等調整前当期純損失172,967千円であります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動の結果、使用した資金は214,245千円(前年同期は19,797千円の収入)となりました。
これは主に、事業譲受による支出179,000千円、香港支店設立に伴う有形固定資産の取得による支出28,397千円によるものであります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動の結果、獲得した資金は104,272千円(前年同期は204,230千円の収入)となりました。
これは主に、事業投資やM&A等に柔軟に対応することを目的とした、長期借入れによる収入100,000千円、短期借入金の純増額70,835千円、社債の発行による収入97,569千円、約定返済となる長期借入金の返済による支出162,792千円であります。
④ 生産、受注及び販売の実績
a.生産実績
当社グループはGRCソリューション事業の単一セグメントであります。事業部門ごとのサービスとしては、ソリューション部門において、専門人材によるコンサルティングを行い、プロダクト部門において、自社開発プロダクト又は他社プロダクトを提供しております。提供するサービスの性格上、生産実績の記載に馴染まないため、記載しておりません。
b.受注実績
生産実績と同様の理由により、記載しておりません。
c.販売実績
当社グループはGRCソリューション事業の単一セグメントでありますが、当連結会計年度の販売実績を事業部門ごとに示すと、次のとおりであります。
(注)1.事業部門間の取引については、ございません。
2.最近2連結会計年度の主な相手先別の販売実績及び当該販売実績の総販売実績に対する割合は次のとおりであります。
(2)経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容
経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において判断したものであります。
① 経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容
(売上高)
当連結会計年度における売上高は2,783,909千円(前期比16.0%増)となりました。これは主に、顧客ニーズの把握と提案により新規顧客、既存顧客ともに引き合いが増加したことによるものであります。また、プロダクトの売上高は前期比2倍となり順調に推移いたしました。
(売上原価、売上総利益)
当連結会計年度における売上原価は1,991,967千円(前期比1.5%増)となりました。これは主に、金融テクノロジーソリューションの事業譲受により内製化され労務費が減少したことによるものであります。
この結果、売上総利益791,942千円(前期比81.4%増)、売上高総利益率28.4%(同10.3pt増)となりました。
(販売費及び一般管理費、営業損失)
当連結会計年度における販売費及び一般管理費は937,479千円(前期比50.2%増)となりました。これは主に、人材育成、採用強化に伴う人材開発部の設立、提案サービス強化によるソリューション戦略部の設立による人件費の増加、専門人材獲得のため採用教育費が増加したことによるものであります。
この結果、営業損失145,537千円(前連結会計年度は営業損失187,526千円)となりました。
(営業外収益・費用、経常損失)
当連結会計年度における営業外収益は2,101千円(前期比87.6%減)、営業外費用は29,849千円(前期比79.1%増)となりました。営業外費用の増加要因は主に、為替の変動により為替差損が発生したことによるものであります。
この結果、経常損失173,284千円(前連結会計年度は経常損失187,299千円)となりました。
(特別利益・損失、親会社株主に帰属する当期純損失)
当連結会計年度は新株予約権の戻入益を計上したことにより特別利益は317千円を計上しております。また、特別損失はありません。
この結果、親会社株主に帰属する当期純損失280,157千円(前連結会計年度は親会社株主に帰属する当期純損失209,019千円)となりました。
② 資本の財源及び資金の流動性についての分析
当社グループの資金需要のうち主なものは、コンサルタントやエンジニアの労務費及びパートナー企業(外注先)への委託料、人材獲得に係る採用関連費用であります。資金需要に対する財源としては、営業活動によるキャッシュ・フローにより獲得した自己資金及び金融機関からの借入れにより調達することを基本方針とし、資金使途や資金需要額等に合わせて柔軟に検討を行う予定であります。
当連結会計年度末における現金及び現金同等物は611,459千円であり、事業継続のための充分な流動性を確保しております。
③ 経営方針、経営戦略等又は経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等の分析・検討内容
当社グループは経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標として、取引金額フェーズ別顧客数、売上高、売上総利益、売上高総利益率及び営業利益を重要な経営指標と位置付けております。
各指標の進捗状況については、以下のとおりであります。
(注)第18期より連結財務諸表を作成しているため、第18期以降については連結経営成績の数値を記載しております。
・売上高、売上総利益、売上高総利益率、営業利益
(注)第18期より連結財務諸表を作成しているため、第18期以降については連結経営成績の数値を記載しております。
④ 重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定
当社グループの連結財務諸表は、我が国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成されております。この連結財務諸表の作成に当たりまして、経営者による会計方針の選択・適用、資産・負債及び収益・費用の報告金額及び開示に影響を与える見積りを必要としております。これらは過去の実績等を勘案し合理的な判断のもとに見積りを行っております。しかしながら、見積りは不確実性を伴うため、実際の結果が見積りと異なる場合があります。
当社グループの連結財務諸表で採用する重要な会計方針、会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定は、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等(1)連結財務諸表 注記事項(連結財務諸表作成のための基本となる重要な事項)、(重要な会計上の見積り)」に記載しております。
⑤ 経営成績に重要な影響を与える要因について
当社グループは、様々なリスク要因が当社グループの財政状態及び経営成績に重要な影響を与える可能性があると認識しております。そのため、当該リスク要因に対して、組織体制の整備、リスク管理及び情報管理体制の強化により、適切に対応していく方針であります。
なお、リスク要因については、「第2 事業の状況 3 事業等のリスク」に記載しております。
① 経営成績の状況
当連結会計年度における我が国経済は、雇用・所得環境が改善する下で、各種政策の効果により景気は緩やかに回復しております。しかしながら、世界的な金融引き締めに伴う中国経済の先行き懸念、物価の高騰や金融資本市場の変動等の影響に注意が必要な状況であります。
当社グループが属する事業環境においては、サプライチェーンマネジメントの整備やESG投資・SDGs推進を考慮したリスクマネジメントへの取組みが進む等、GRC及びセキュリティ領域への対応に関心が高まる状況となりました。
このような環境の中、当社グループは、持続的な企業成長を支えていくため「進化に、加速を。」をミッション、「世の中を、テクノロジーでシンプルに。」をビジョンに掲げ、複雑に変化し続ける世の中で直面する多種多様なリスクへ敏感に迅速に対処するために常に新しいことに挑戦し、進化し続け社会的価値の向上に取り組んでおります。
2023年11月期において、GRCソリューション・プロダクトでは、当初想定していたパートナー企業(販売先)経由の大型案件を失注いたしました。また、人材を積極採用し労務費が概ね計画どおり推移した一方で、育成に時間を要し収益化できず稼働率が低下いたしました。フィナンシャルテクノロジーでは、一部案件の受注時期が翌期にズレ込む状況となりました。これらが要因となり売上高は前期実績を上回ったものの、期初の計画を下回りました。
利益面においては、金融テクノロジーソリューション事業の譲受により売上原価を低減し、売上高総利益率を改善することができたものの、稼働率の低下、M&Aに関連するアドバイザリー費用の計上、為替差損の計上、繰延税金資産の取崩し等が利益率を押し下げ、各段階利益が期初の計画を下回りました。
以上の結果、当連結会計年度の経営成績は、売上高2,783,909千円(前年同期比16.0%増)、売上総利益791,942千円(同81.4%増)、営業損失145,537千円(前年同期は営業損失187,526千円)、経常損失173,284千円(前年同期は経常損失187,299千円)、親会社株主に帰属する当期純損失280,157千円(前年同期は親会社株主に帰属する当期純損失209,019千円)となりました。
なお、当社グループはGRCソリューション事業の単一セグメントであり、セグメント別の記載を省略しております。
② 財政状態の状況
(資産)
当連結会計年度末における資産合計は、前連結会計年度末に比べ66,067千円減少し1,434,430千円となりました。
長期間の請負契約に係る債権の回収により、売掛金及び契約資産が58,841千円減少、プロダクトのライセンス仕入による前渡金が33,766千円増加いたしました。フィナンシャルテクノロジー、PCI DSS関連サービスを強化するための事業譲受を行い、譲受対価の支払等により現金及び預金が235,995千円減少、のれんが246,020千円増加いたしました。また、繰越欠損金等に対する税効果会計の適用額が減少したことにより繰延税金資産が84,455千円減少いたしました。
これらが主な要因となり、資産合計が減少いたしました。
(負債)
当連結会計年度末における負債合計は、前連結会計年度末に比べ197,517千円増加し1,216,311千円となりました。
事業譲受対価のうち譲受完了時点で将来的な支払が確定している債務を認識し、長期未払金が100,000千円増加いたしました。また、金融機関からの資金調達により短期借入金が70,835千円増加、社債の発行により社債(1年内償還予定の社債を含む)が90,000千円増加いたしました。一方で金融機関への約定返済により長期借入金(1年内返済予定の長期借入金を含む)が62,792千円減少いたしました。
これらが主な要因となり、負債合計が増加いたしました。
(純資産)
当連結会計年度末における純資産合計は、前連結会計年度末に比べ263,585千円減少し218,118千円となりました。
親会社株主に帰属する当期純損失の計上により利益剰余金が280,157千円減少いたしました。
以上の結果、自己資本比率は12.1%(前連結会計年度末29.6%)となりました。
③ キャッシュ・フローの状況
当連結会計年度における現金及び現金同等物(以下「資金」という)は、金融機関からの資金調達による収入により一部相殺されたものの、事業譲受による支出179,000千円、税金等調整前当期純損失が172,967千円(前年同期は税金等調整前当期純損失191,166千円)と減少したこと等により、前連結会計年度末に比べ235,995千円減少し当連結会計年度末には611,459千円となりました。
当連結会計年度における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動の結果、使用した資金は121,692千円(前年同期は251,891千円の支出)となりました。
資金の主な増加要因は、長期間の請負契約に係る債権の回収による売上債権の減少額58,841千円、プロダクトの販売によるサブスクリプション収入の契約負債の増加額51,430千円であります。
資金の主な減少要因は、税金等調整前当期純損失172,967千円であります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動の結果、使用した資金は214,245千円(前年同期は19,797千円の収入)となりました。
これは主に、事業譲受による支出179,000千円、香港支店設立に伴う有形固定資産の取得による支出28,397千円によるものであります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動の結果、獲得した資金は104,272千円(前年同期は204,230千円の収入)となりました。
これは主に、事業投資やM&A等に柔軟に対応することを目的とした、長期借入れによる収入100,000千円、短期借入金の純増額70,835千円、社債の発行による収入97,569千円、約定返済となる長期借入金の返済による支出162,792千円であります。
④ 生産、受注及び販売の実績
a.生産実績
当社グループはGRCソリューション事業の単一セグメントであります。事業部門ごとのサービスとしては、ソリューション部門において、専門人材によるコンサルティングを行い、プロダクト部門において、自社開発プロダクト又は他社プロダクトを提供しております。提供するサービスの性格上、生産実績の記載に馴染まないため、記載しておりません。
b.受注実績
生産実績と同様の理由により、記載しておりません。
c.販売実績
当社グループはGRCソリューション事業の単一セグメントでありますが、当連結会計年度の販売実績を事業部門ごとに示すと、次のとおりであります。
| 事業部門の名称 | 当連結会計年度 (自 2022年12月1日 至 2023年11月30日) | 前期比 | ||
| 金額(千円) | 構成比(%) | 増減額(千円) | 増減率(%) | |
| ソリューション部門 | 2,556,623 | 91.8 | 268,786 | 11.7 |
| プロダクト部門 | 227,286 | 8.2 | 116,207 | 104.6 |
| 合 計 | 2,783,909 | 100.0 | 384,994 | 16.0 |
(注)1.事業部門間の取引については、ございません。
2.最近2連結会計年度の主な相手先別の販売実績及び当該販売実績の総販売実績に対する割合は次のとおりであります。
| 相手先 | 前連結会計年度 (自 2021年12月1日 至 2022年11月30日) | 当連結会計年度 (自 2022年12月1日 至 2023年11月30日) | ||
| 金額(千円) | 割合(%) | 金額(千円) | 割合(%) | |
| みずほ証券株式会社 | 617,713 | 25.7 | 575,195 | 20.7 |
(2)経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容
経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において判断したものであります。
① 経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容
(売上高)
当連結会計年度における売上高は2,783,909千円(前期比16.0%増)となりました。これは主に、顧客ニーズの把握と提案により新規顧客、既存顧客ともに引き合いが増加したことによるものであります。また、プロダクトの売上高は前期比2倍となり順調に推移いたしました。
(売上原価、売上総利益)
当連結会計年度における売上原価は1,991,967千円(前期比1.5%増)となりました。これは主に、金融テクノロジーソリューションの事業譲受により内製化され労務費が減少したことによるものであります。
この結果、売上総利益791,942千円(前期比81.4%増)、売上高総利益率28.4%(同10.3pt増)となりました。
(販売費及び一般管理費、営業損失)
当連結会計年度における販売費及び一般管理費は937,479千円(前期比50.2%増)となりました。これは主に、人材育成、採用強化に伴う人材開発部の設立、提案サービス強化によるソリューション戦略部の設立による人件費の増加、専門人材獲得のため採用教育費が増加したことによるものであります。
この結果、営業損失145,537千円(前連結会計年度は営業損失187,526千円)となりました。
(営業外収益・費用、経常損失)
当連結会計年度における営業外収益は2,101千円(前期比87.6%減)、営業外費用は29,849千円(前期比79.1%増)となりました。営業外費用の増加要因は主に、為替の変動により為替差損が発生したことによるものであります。
この結果、経常損失173,284千円(前連結会計年度は経常損失187,299千円)となりました。
(特別利益・損失、親会社株主に帰属する当期純損失)
当連結会計年度は新株予約権の戻入益を計上したことにより特別利益は317千円を計上しております。また、特別損失はありません。
この結果、親会社株主に帰属する当期純損失280,157千円(前連結会計年度は親会社株主に帰属する当期純損失209,019千円)となりました。
② 資本の財源及び資金の流動性についての分析
当社グループの資金需要のうち主なものは、コンサルタントやエンジニアの労務費及びパートナー企業(外注先)への委託料、人材獲得に係る採用関連費用であります。資金需要に対する財源としては、営業活動によるキャッシュ・フローにより獲得した自己資金及び金融機関からの借入れにより調達することを基本方針とし、資金使途や資金需要額等に合わせて柔軟に検討を行う予定であります。
当連結会計年度末における現金及び現金同等物は611,459千円であり、事業継続のための充分な流動性を確保しております。
③ 経営方針、経営戦略等又は経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等の分析・検討内容
当社グループは経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標として、取引金額フェーズ別顧客数、売上高、売上総利益、売上高総利益率及び営業利益を重要な経営指標と位置付けております。
各指標の進捗状況については、以下のとおりであります。
| ・フェーズ別顧客数 | (単位:社) | |||||
| 第17期 2021年11月期 | 第18期 2022年11月期 | 第19期 2023年11月期 | ||||
| 前期比 増減数 | 前期比 増減数 | 前期比 増減数 | ||||
| フェーズZ | 3 | +1 | 4 | +1 | 4 | - |
| フェーズC | 5 | -2 | 5 | - | 8 | +3 |
| フェーズB | 6 | +5 | 6 | - | 8 | +2 |
| フェーズA | 14 | +1 | 22 | +8 | 34 | +12 |
| フェーズA未満 | 74 | -8 | 129 | +55 | 153 | +24 |
| 合計 | 102 | -3 | 166 | +64 | 207 | +41 |
(注)第18期より連結財務諸表を作成しているため、第18期以降については連結経営成績の数値を記載しております。
・売上高、売上総利益、売上高総利益率、営業利益
| 第17期 2021年11月期 | 第18期 2022年11月期 | 第19期 2023年11月期 | ||||
| 前期比 | 前期比 | 前期比 | ||||
| 売上高 | 1,758,422千円 | 122.8% | 2,398,915千円 | 136.4% | 2,783,909円 | 116.0% |
| 売上総利益 | 476,818千円 | 140.0% | 436,459千円 | 91.5% | 791,942千円 | 181.4% |
| 売上高総利益率 | 27.1% | +3.3pt | 18.2% | -8.9pt | 28.4% | +10.3pt |
| 営業利益又は 営業損失(△) | 123,161千円 | 460.3% | △187,526千円 | - | △145,537千円 | - |
(注)第18期より連結財務諸表を作成しているため、第18期以降については連結経営成績の数値を記載しております。
④ 重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定
当社グループの連結財務諸表は、我が国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成されております。この連結財務諸表の作成に当たりまして、経営者による会計方針の選択・適用、資産・負債及び収益・費用の報告金額及び開示に影響を与える見積りを必要としております。これらは過去の実績等を勘案し合理的な判断のもとに見積りを行っております。しかしながら、見積りは不確実性を伴うため、実際の結果が見積りと異なる場合があります。
当社グループの連結財務諸表で採用する重要な会計方針、会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定は、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等(1)連結財務諸表 注記事項(連結財務諸表作成のための基本となる重要な事項)、(重要な会計上の見積り)」に記載しております。
⑤ 経営成績に重要な影響を与える要因について
当社グループは、様々なリスク要因が当社グループの財政状態及び経営成績に重要な影響を与える可能性があると認識しております。そのため、当該リスク要因に対して、組織体制の整備、リスク管理及び情報管理体制の強化により、適切に対応していく方針であります。
なお、リスク要因については、「第2 事業の状況 3 事業等のリスク」に記載しております。