有価証券報告書-第71期(平成31年4月1日-令和2年3月31日)
(1) 経営成績等の状況の概要
当連結会計年度における当社グループ(当社及び連結子会社)の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下、「経営成績等」という。)の状況の概要は次のとおりであります。
① 財政状態及び経営成績の状況
当連結会計年度のわが国経済は、上半期については企業業績、個人消費ともに一進一退の状況で推移しておりましたが、10月に実施された消費増税の影響を主因として、下半期から経済指標が大きく下振れる結果となり、さらに年明けからの新型コロナウイルス感染症に伴う経済活動の縮小により、先行きの見通せない状況となっております。
建設業界におきましては、公共投資の増加により総建設投資は前年度と比べ増加いたしましたが、民間設備投資は、消費増税後に大きな落ち込みを見せるなど、受注環境は厳しい状況となりました。
このような状況のなか、当社グループといたしましては、中期3か年事業計画の基本方針を軸として、規模の拡大に捉われず、医薬品関連・食品をはじめとする産業設備工事を中心にバランスのとれた受注を推進し、景気動向に左右されない事業基盤の確保を目指してまいりました。
その結果、部門別工事受注高は、低調な設備投資需要の影響を受け、特に産業設備工事において大型物件の受注が減少したことから、産業設備工事32,833百万円(前連結会計年度39,540百万円)、一般ビル設備工事21,903百万円(前連結会計年度24,338百万円)、電気設備工事2,099百万円(前連結会計年度2,165百万円)となり、工事受注高合計は56,837百万円(前連結会計年度66,045百万円)となりました。これに兼業事業の受注高1,096百万円(前連結会計年度1,104百万円)を加えました受注総額は57,933百万円(前連結会計年度67,149百万円)となり、前連結会計年度と比べ13.7%減少いたしました。
次に完成工事高は、当連結会計年度の受注高が減少したことや完成が翌期となる大型工事が多かったことから、59,764百万円(前連結会計年度66,219百万円)となり、これに兼業事業の売上高1,162百万円を加えました売上高合計は60,926百万円(前連結会計年度67,391百万円)で、前連結会計年度と比べ9.6%減少いたしました。
利益につきましては、売上高の減少により、経常利益は4,505百万円(前連結会計年度4,857百万円)となりました。また、親会社株主に帰属する当期純利益は2,927百万円(前連結会計年度3,041百万円)となりました。
流動資産は、前連結会計年度末に比べて3,027百万円減少し、42,263百万円となりました。これは主に現金及び預金が1,462百万円増加し、受取手形・完成工事未収入金等が1,811百万円及び電子記録債権が3,102百万円減少したことによるものであります。
固定資産は、前連結会計年度末に比べて540百万円減少し、17,045百万円となりました。これは主に投資有価証券が528百万円減少したことによるものであります。
流動負債は、前連結会計年度末に比べて4,896百万円減少し、19,005百万円となりました。これは主に支払手形・工事未払金等が3,179百万円及び電子記録債務が1,541百万円減少したことによるものであります。
固定負債は、前連結会計年度末に比べて238百万円減少し、1,826百万円となりました。これは主に長期借入金が120百万円及び繰延税金負債が82百万円減少したことによるものであります。
純資産は、前連結会計年度末に比べて1,566百万円増加し、38,477百万円となりました。これは主に利益剰余金が2,418百万円増加し、その他有価証券評価差額金が391百万円及び退職給付に係る調整累計額が455百万円減少したことによるものであります。
② キャッシュ・フローの状況
当連結会計年度における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)の期末残高は、前連結会計年度に比べ1,505百万円増加し、14,899百万円となりました。
営業活動によるキャッシュ・フローは、2,502百万円の資金の増加(前連結会計年度は4,501百万円の資金の増加)となりました。これは主に税金等調整前当期純利益4,452百万円を計上したこと及び売上債権の減少4,928百万円が資金の増加要因となり、仕入債務の減少4,724百万円が資金の減少要因となったことによるものであります。
投資活動によるキャッシュ・フローは、313百万円の資金の減少(前連結会計年度は1,105百万円の資金の減少)となりました。これは主に有形固定資産の取得による支出344百万円が資金の減少要因となったことによるものであります。
財務活動によるキャッシュ・フローは、629百万円の資金の減少(前連結会計年度は995百万円の資金の減少)となりました。これは主に配当金の支払額509百万円及び長期借入金の返済による支出120百万円が資金の減少要因となったことによるものであります。
③ 生産、受注及び販売の実績
(ア) 商品仕入実績
(イ) 受注実績
(ウ) 売上実績
(注) 1 当社グループでは設備工事業(空調衛生設備工事業及び電気設備工事業)以外は受注生産を行っておりません。
2 当社グループでは生産実績を定義することが困難であるため「生産の状況」は記載しておりません。
3 前連結会計年度及び当連結会計年度ともに売上高総額に対する割合が100分の10以上の相手先はありません。
なお、参考のため提出会社個別の事業の状況は、次のとおりであります。
受注工事高及び完成工事高の状況
a.受注工事高、完成工事高及び次期繰越工事高
(注) 1 前事業年度以前に受注した工事で、契約の変更により請負金額の増減がある場合については、当期受注工事高にその増減額が含まれております。したがって、当期完成工事高にもかかる増減額が含まれております。
2 次期繰越工事高は、(前期繰越工事高+当期受注工事高-当期完成工事高)であります。
3 当期受注高としては、上記当期受注工事高のほかに、冷熱機器販売事業に係るものとして、前事業年度1,618百万円、当事業年度1,735百万円があります。
4 当期売上高としては、上記当期完成工事高のほかに、冷熱機器販売事業及び太陽光発電事業に係るものとして、前事業年度1,630百万円、当事業年度1,747百万円があります。
b.受注工事高の受注方法別比率
工事の受注方法は、特命と競争に大別されます。
(注) 百分比は請負金額比であります。
c.売上高
完成工事高
(注) 1 前事業年度の完成工事のうち主なもの
当事業年度の完成工事のうち主なもの
2 前事業年度及び当事業年度ともに完成工事高総額に対する割合が100分の10以上の相手先はありません。
冷熱機器売上高
発電事業売上高
d.次期繰越工事高(2020年3月31日現在)
(注) 次期繰越工事のうち主なもの
(2) 経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容
経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において、当社グループが判断したものであります。
① 重要な会計方針及び見積り
当社グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成しております。その作成には経営者による会計方針の選択・適用、資産・負債及び収益・費用の報告数値及び開示に影響を与える見積りを必要とします。経営者は、これらの見積りについて過去の実績等を勘案し合理的に判断しておりますが、実際の結果は、見積り特有の不確実性があるため、これらの見積りと異なる場合があります。
当社グループの連結財務諸表で採用する重要な会計方針は、「第5 経理の状況」の連結財務諸表の注記事項(連結財務諸表作成のための基本となる重要な事項)に記載しておりますが、特に次の重要な会計方針が連結財務諸表作成における重要な見積りの判断に大きな影響を及ぼすと考えております。
(ア) 収益及び費用の計上基準
当社グループは、連結会計年度末までの進捗部分について成果の確実性が認められる工事について、工事進行基準を適用しております。連結会計年度末の工事活動の進捗率に応じて収益及び費用を計上しておりますが、将来原材料の急激な価格高騰により資材の価格が上昇し、当初予想した利益を確保できない可能性があります。
(イ) 貸倒引当金の計上基準
当社グループは、債権の貸倒損失に備えて回収不能となる見積額を貸倒引当金として計上しております。将来、顧客の財政状態が悪化し、その支払能力が低下した場合、追加引当が必要となる可能性があります。
(ウ) 工事損失引当金の計上基準
当社グループは、受注工事に係る将来の損失に備えるため、次期繰越工事のうち損失の発生が見込まれ、かつ、その金額を合理的に見積もることができる工事について、損失見込額を工事損失引当金として計上しております。工事施工途中において当初予想しえなかった追加原価等により不採算工事が発生した場合、追加損失が発生する可能性があります。
(エ) 有価証券の減損処理
当社グループは、金融機関及び重要な取引先の株式を保有しております。これらの株式には価格変動性が高い上場会社の株式と、時価のない非上場会社の株式が含まれます。これらの投資価値が下落した場合は、合理的な基準に基づいて有価証券の減損処理を行っております。減損処理に係る合理的な基準は「第5 経理の状況」の連結財務諸表の注記事項(有価証券関係)に記載しております。
② 当連結会計年度の経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容
(ア) 受注高の分析
当連結会計年度の受注高は、低調な設備投資需要の影響を受け、特に産業設備工事において大型物件の受注が減少したことから、前連結会計年度比13.7%減少の57,933百万円となりました。
セグメント別受注高の内訳は、空調衛生設備工事業のうち産業設備工事は32,833百万円(前連結会計年度比17.0%減少)となり、一般ビル設備工事は21,903百万円(前連結会計年度比10.0%減少)となりました。官庁民間別内訳は、官公庁工事6,876百万円(前連結会計年度比45.2%減少)、民間工事47,860百万円(前連結会計年度比6.8%減少)となりました。
電気設備工事業については、2,099百万円(前連結会計年度比3.0%減少)となりました。
また、冷熱機器販売事業については、1,096百万円(前連結会計年度比0.8%減少)となりました。
(イ) 売上高の分析
当連結会計年度の売上高は、当連結会計年度の受注高が減少したことや完成が翌期となる大型工事が多かったことから、前連結会計年度比9.6%減少の60,926百万円となりました。
セグメント別売上高の内訳は、空調衛生設備工事業のうち産業設備工事は30,250百万円(前連結会計年度比23.1%減少)となり、一般ビル設備工事は27,197百万円(前連結会計年度比13.0%増加)となりました。官庁民間別内訳は、官公庁工事10,422百万円(前連結会計年度比8.5%増加)、民間工事47,025百万円(前連結会計年度比12.6%減少)となりました。
電気設備工事業については、2,316百万円(前連結会計年度比17.4%減少)となりました。
また、冷熱機器販売事業については、1,096百万円(前連結会計年度比0.8%減少)となり、その他の事業については66百万円(前連結会計年度比1.8%減少)となりました。
(ウ) 販売費及び一般管理費の分析
当連結会計年度の販売費及び一般管理費は、前連結会計年度比0.7%増加の6,237百万円となりました。
これは主に、減価償却費が45百万円及びその他が49百万円増加し、人件費が76百万円減少したことによるものであります。
(エ) 経常利益、親会社株主に帰属する当期純利益の分析
当連結会計年度の経常利益は、前連結会計年度比7.2%減少の4,505百万円、親会社株主に帰属する当期純利益につきましては、前連結会計年度比3.7%減少の2,927百万円となりました。
これは主に、売上高の減少によるものであります。
(オ) 経営成績に重要な影響を与える要因について
当社グループの経営成績に重要な影響を与える要因につきましては、「第2 [事業の概況] 2 [事業等のリスク]」に記載しております。
(カ) 資本の財源及び資金の流動性についての分析
当社グループの主要な資金需要は、工事施工のための材料費、労務費、経費や販売費及び一般管理費等の営業費用であります。これらの資金需要につきましては、利益の計上により生み出された営業キャッシュ・フロー及び自己資金のほか、金融機関からの借入による資金調達にて対応しております。
また、手元の運転資金につきましては、地域別に設置された当社の事業所及び一部の子会社の余剰資金を当社の本社機構へ集中し、一元管理を行うことで資金効率の向上を図っております。また、突発的な資金需要に対しては、迅速かつ確実に資金を調達できるようにコミットメントライン契約を締結し、流動性リスクに備えております。
なお、当連結会計年度におけるキャッシュ・フローの分析については「第2 [事業の状況] 3 [経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析] ② キャッシュ・フローの状況」をご参照ください。
(キ) 経営方針・経営戦略、経営上の目標の達成状況を判断するための客観的指標等について
当社グループの経営方針・経営戦略、経営上の目標の達成状況を判断するための客観的指標等については、2018年5月11日に「中期3か年事業計画 2018年度(第70期)~2020年度(第72期)」を公表しております。
なお、最終年度である2020年度(第72期)の連結業績として売上高660億円、経常利益33億円を数値目標として掲げております。
当連結会計年度における当社グループ(当社及び連結子会社)の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下、「経営成績等」という。)の状況の概要は次のとおりであります。
① 財政状態及び経営成績の状況
当連結会計年度のわが国経済は、上半期については企業業績、個人消費ともに一進一退の状況で推移しておりましたが、10月に実施された消費増税の影響を主因として、下半期から経済指標が大きく下振れる結果となり、さらに年明けからの新型コロナウイルス感染症に伴う経済活動の縮小により、先行きの見通せない状況となっております。
建設業界におきましては、公共投資の増加により総建設投資は前年度と比べ増加いたしましたが、民間設備投資は、消費増税後に大きな落ち込みを見せるなど、受注環境は厳しい状況となりました。
このような状況のなか、当社グループといたしましては、中期3か年事業計画の基本方針を軸として、規模の拡大に捉われず、医薬品関連・食品をはじめとする産業設備工事を中心にバランスのとれた受注を推進し、景気動向に左右されない事業基盤の確保を目指してまいりました。
その結果、部門別工事受注高は、低調な設備投資需要の影響を受け、特に産業設備工事において大型物件の受注が減少したことから、産業設備工事32,833百万円(前連結会計年度39,540百万円)、一般ビル設備工事21,903百万円(前連結会計年度24,338百万円)、電気設備工事2,099百万円(前連結会計年度2,165百万円)となり、工事受注高合計は56,837百万円(前連結会計年度66,045百万円)となりました。これに兼業事業の受注高1,096百万円(前連結会計年度1,104百万円)を加えました受注総額は57,933百万円(前連結会計年度67,149百万円)となり、前連結会計年度と比べ13.7%減少いたしました。
次に完成工事高は、当連結会計年度の受注高が減少したことや完成が翌期となる大型工事が多かったことから、59,764百万円(前連結会計年度66,219百万円)となり、これに兼業事業の売上高1,162百万円を加えました売上高合計は60,926百万円(前連結会計年度67,391百万円)で、前連結会計年度と比べ9.6%減少いたしました。
利益につきましては、売上高の減少により、経常利益は4,505百万円(前連結会計年度4,857百万円)となりました。また、親会社株主に帰属する当期純利益は2,927百万円(前連結会計年度3,041百万円)となりました。
流動資産は、前連結会計年度末に比べて3,027百万円減少し、42,263百万円となりました。これは主に現金及び預金が1,462百万円増加し、受取手形・完成工事未収入金等が1,811百万円及び電子記録債権が3,102百万円減少したことによるものであります。
固定資産は、前連結会計年度末に比べて540百万円減少し、17,045百万円となりました。これは主に投資有価証券が528百万円減少したことによるものであります。
流動負債は、前連結会計年度末に比べて4,896百万円減少し、19,005百万円となりました。これは主に支払手形・工事未払金等が3,179百万円及び電子記録債務が1,541百万円減少したことによるものであります。
固定負債は、前連結会計年度末に比べて238百万円減少し、1,826百万円となりました。これは主に長期借入金が120百万円及び繰延税金負債が82百万円減少したことによるものであります。
純資産は、前連結会計年度末に比べて1,566百万円増加し、38,477百万円となりました。これは主に利益剰余金が2,418百万円増加し、その他有価証券評価差額金が391百万円及び退職給付に係る調整累計額が455百万円減少したことによるものであります。
② キャッシュ・フローの状況
当連結会計年度における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)の期末残高は、前連結会計年度に比べ1,505百万円増加し、14,899百万円となりました。
営業活動によるキャッシュ・フローは、2,502百万円の資金の増加(前連結会計年度は4,501百万円の資金の増加)となりました。これは主に税金等調整前当期純利益4,452百万円を計上したこと及び売上債権の減少4,928百万円が資金の増加要因となり、仕入債務の減少4,724百万円が資金の減少要因となったことによるものであります。
投資活動によるキャッシュ・フローは、313百万円の資金の減少(前連結会計年度は1,105百万円の資金の減少)となりました。これは主に有形固定資産の取得による支出344百万円が資金の減少要因となったことによるものであります。
財務活動によるキャッシュ・フローは、629百万円の資金の減少(前連結会計年度は995百万円の資金の減少)となりました。これは主に配当金の支払額509百万円及び長期借入金の返済による支出120百万円が資金の減少要因となったことによるものであります。
③ 生産、受注及び販売の実績
(ア) 商品仕入実績
| セグメントの名称 | 当連結会計年度 (自 2019年4月1日 至 2020年3月31日) (百万円) | 前期比(%) |
| 冷熱機器販売事業 | 1,527 | 111.2 |
| 合計 | 1,527 | 111.2 |
(イ) 受注実績
| セグメントの名称 | 当連結会計年度 (自 2019年4月1日 至 2020年3月31日) | ||||
| 受注高 (百万円) | 前期比 (%) | 受注残高 (百万円) | 前期比 (%) | ||
| 設備工事業 | 空調衛生設備工事業 | 54,737 | 85.7 | 31,166 | 92.0 |
| 電気設備工事業 | 2,099 | 97.0 | 255 | 54.1 | |
| 冷熱機器販売事業 | 1,096 | 99.2 | - | - | |
| 合計 | 57,933 | 86.3 | 31,422 | 91.5 | |
(ウ) 売上実績
| セグメントの名称 | 当連結会計年度 (自 2019年4月1日 至 2020年3月31日) (百万円) | 前期比(%) | |
| 設備工事業 | 空調衛生設備工事業 | 57,448 | 90.6 |
| 電気設備工事業 | 2,316 | 82.6 | |
| 冷熱機器販売事業 | 1,096 | 99.2 | |
| その他の事業 | 66 | 98.2 | |
| 合計 | 60,926 | 90.4 | |
(注) 1 当社グループでは設備工事業(空調衛生設備工事業及び電気設備工事業)以外は受注生産を行っておりません。
2 当社グループでは生産実績を定義することが困難であるため「生産の状況」は記載しておりません。
3 前連結会計年度及び当連結会計年度ともに売上高総額に対する割合が100分の10以上の相手先はありません。
なお、参考のため提出会社個別の事業の状況は、次のとおりであります。
受注工事高及び完成工事高の状況
a.受注工事高、完成工事高及び次期繰越工事高
| 期別 | セグメントの名称 | 前期繰越 工事高 (百万円) | 当期受注 工事高 (百万円) | 計 (百万円) | 当期完成 工事高 (百万円) | 次期繰越 工事高 (百万円) |
| 前事業年度 (自 2018年4月1日 至 2019年3月31日) | 空調衛生 設備工事業 | 32,277 | 60,010 | 92,287 | 60,128 | 32,158 |
| 当事業年度 (自 2019年4月1日 至 2020年3月31日) | 空調衛生 設備工事業 | 32,158 | 51,721 | 83,880 | 53,938 | 29,942 |
(注) 1 前事業年度以前に受注した工事で、契約の変更により請負金額の増減がある場合については、当期受注工事高にその増減額が含まれております。したがって、当期完成工事高にもかかる増減額が含まれております。
2 次期繰越工事高は、(前期繰越工事高+当期受注工事高-当期完成工事高)であります。
3 当期受注高としては、上記当期受注工事高のほかに、冷熱機器販売事業に係るものとして、前事業年度1,618百万円、当事業年度1,735百万円があります。
4 当期売上高としては、上記当期完成工事高のほかに、冷熱機器販売事業及び太陽光発電事業に係るものとして、前事業年度1,630百万円、当事業年度1,747百万円があります。
b.受注工事高の受注方法別比率
工事の受注方法は、特命と競争に大別されます。
| 期別 | セグメントの名称 | 特命(%) | 競争(%) | 計(%) |
| 前事業年度 (自 2018年4月1日 至 2019年3月31日) | 空調衛生 設備工事業 | 25.9 | 74.1 | 100.0 |
| 当事業年度 (自 2019年4月1日 至 2020年3月31日) | 空調衛生 設備工事業 | 21.6 | 78.4 | 100.0 |
(注) 百分比は請負金額比であります。
c.売上高
完成工事高
| 期別 | 官公庁(百万円) | 民間(百万円) | 合計(百万円) |
| 前事業年度 (自 2018年4月1日 至 2019年3月31日) | 9,111 | 51,017 | 60,128 |
| 当事業年度 (自 2019年4月1日 至 2020年3月31日) | 9,719 | 44,218 | 53,938 |
(注) 1 前事業年度の完成工事のうち主なもの
| 港区 | ・ | 港区役所庁舎大規模改修工事 |
| ユーシービージャパン㈱ | ・ | 同社埼玉工場4号館改修工事 |
| 日清エンジニアリング㈱ | ・ | 名糖産業㈱瀬戸工場建設建築設備工事 |
| ㈱竹中工務店 | ・ | シスメックス㈱新診断薬拠点空気調和設備工事 |
| 鹿島建設㈱ | ・ | 仙台オープン病院救急センター棟等改築工事(空調設備工事) |
当事業年度の完成工事のうち主なもの
| ㈱フジタ | ・ | 駒澤大学開校130周年記念棟建設工事 |
| 清水建設㈱ | ・ | ㈱潤工社YOC第3期工事 |
| ㈱鴻池組 | ・ | 鈴鹿中央総合病院増改築工事 |
| ㈱三栄建設 | ・ | ㈱ジェイテクト国分工場南4工区空調設備工事 |
| ㈱大林組 | ・ | 双葉町減容化施設における廃棄物処理(建築機械設備)工事 |
2 前事業年度及び当事業年度ともに完成工事高総額に対する割合が100分の10以上の相手先はありません。
冷熱機器売上高
| 期別 | 冷熱機器売上高(百万円) |
| 前事業年度 (自 2018年4月1日 至 2019年3月31日) | 1,618 |
| 当事業年度 (自 2019年4月1日 至 2020年3月31日) | 1,735 |
発電事業売上高
| 期別 | 発電事業売上高(百万円) |
| 前事業年度 (自 2018年4月1日 至 2019年3月31日) | 11 |
| 当事業年度 (自 2019年4月1日 至 2020年3月31日) | 11 |
d.次期繰越工事高(2020年3月31日現在)
| セグメントの名称 | 官公庁(百万円) | 民間(百万円) | 合計(百万円) |
| 空調衛生設備工事業 | 7,324 | 22,618 | 29,942 |
(注) 次期繰越工事のうち主なもの
| 東京都市サービス㈱ | ・ | 横浜市北仲通南地区熱供給センター建設工事 |
| 鹿島建設㈱ | ・ | 中外製薬㈱中外ライフサイエンスパーク横浜建設工事 |
| 日本ガイシ㈱ | ・ | 同社小牧工場UTY整備工事 |
| 京都市 | ・ | 京都市中央卸売市場第一市場整備工事 水産棟ほか空調衛生設備改修工事 |
| ローム・アポロ㈱ | ・ | 同社筑後工場新棟機械設備工事 |
(2) 経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容
経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において、当社グループが判断したものであります。
① 重要な会計方針及び見積り
当社グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成しております。その作成には経営者による会計方針の選択・適用、資産・負債及び収益・費用の報告数値及び開示に影響を与える見積りを必要とします。経営者は、これらの見積りについて過去の実績等を勘案し合理的に判断しておりますが、実際の結果は、見積り特有の不確実性があるため、これらの見積りと異なる場合があります。
当社グループの連結財務諸表で採用する重要な会計方針は、「第5 経理の状況」の連結財務諸表の注記事項(連結財務諸表作成のための基本となる重要な事項)に記載しておりますが、特に次の重要な会計方針が連結財務諸表作成における重要な見積りの判断に大きな影響を及ぼすと考えております。
(ア) 収益及び費用の計上基準
当社グループは、連結会計年度末までの進捗部分について成果の確実性が認められる工事について、工事進行基準を適用しております。連結会計年度末の工事活動の進捗率に応じて収益及び費用を計上しておりますが、将来原材料の急激な価格高騰により資材の価格が上昇し、当初予想した利益を確保できない可能性があります。
(イ) 貸倒引当金の計上基準
当社グループは、債権の貸倒損失に備えて回収不能となる見積額を貸倒引当金として計上しております。将来、顧客の財政状態が悪化し、その支払能力が低下した場合、追加引当が必要となる可能性があります。
(ウ) 工事損失引当金の計上基準
当社グループは、受注工事に係る将来の損失に備えるため、次期繰越工事のうち損失の発生が見込まれ、かつ、その金額を合理的に見積もることができる工事について、損失見込額を工事損失引当金として計上しております。工事施工途中において当初予想しえなかった追加原価等により不採算工事が発生した場合、追加損失が発生する可能性があります。
(エ) 有価証券の減損処理
当社グループは、金融機関及び重要な取引先の株式を保有しております。これらの株式には価格変動性が高い上場会社の株式と、時価のない非上場会社の株式が含まれます。これらの投資価値が下落した場合は、合理的な基準に基づいて有価証券の減損処理を行っております。減損処理に係る合理的な基準は「第5 経理の状況」の連結財務諸表の注記事項(有価証券関係)に記載しております。
② 当連結会計年度の経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容
(ア) 受注高の分析
当連結会計年度の受注高は、低調な設備投資需要の影響を受け、特に産業設備工事において大型物件の受注が減少したことから、前連結会計年度比13.7%減少の57,933百万円となりました。
セグメント別受注高の内訳は、空調衛生設備工事業のうち産業設備工事は32,833百万円(前連結会計年度比17.0%減少)となり、一般ビル設備工事は21,903百万円(前連結会計年度比10.0%減少)となりました。官庁民間別内訳は、官公庁工事6,876百万円(前連結会計年度比45.2%減少)、民間工事47,860百万円(前連結会計年度比6.8%減少)となりました。
電気設備工事業については、2,099百万円(前連結会計年度比3.0%減少)となりました。
また、冷熱機器販売事業については、1,096百万円(前連結会計年度比0.8%減少)となりました。
| 前連結会計年度 (自 2018年4月1日 至 2019年3月31日) | 当連結会計年度 (自 2019年4月1日 至 2020年3月31日) | 比 較 増 減 | ||||||
| 金 額 (百万円) | 構成比 (%) | 金 額 (百万円) | 構成比 (%) | 金 額 (百万円) | 比 率 (%) | |||
| 設備 工事業 | 空調衛生 設備工事業 | 産業設備工事 | 39,540 | 58.9 | 32,833 | 56.7 | △6,707 | △17.0 |
| 一般ビル設備工事 | 24,338 | 36.2 | 21,903 | 37.8 | △2,434 | △10.0 | ||
| 電 気 設 備 工 事 業 | 2,165 | 3.2 | 2,099 | 3.6 | △65 | △3.0 | ||
| 冷 熱 機 器 販 売 事 業 | 1,104 | 1.7 | 1,096 | 1.9 | △8 | △0.8 | ||
| 合 計 | 67,149 | 100.0 | 57,933 | 100.0 | △9,216 | △13.7 | ||
| (うち海外) | (1,057) | (1.6) | (1,150) | (2.0) | (92) | (8.7) | ||
| 空調衛生設備工事業の官庁民間別内訳 | 官 公 庁 工 事 | 12,548 | 19.6 | 6,876 | 12.6 | △5,672 | △45.2 | |
| 民 間 工 事 | 51,331 | 80.4 | 47,860 | 87.4 | △3,470 | △6.8 | ||
| 計 | 63,879 | 100.0 | 54,737 | 100.0 | △9,142 | △14.3 | ||
(イ) 売上高の分析
当連結会計年度の売上高は、当連結会計年度の受注高が減少したことや完成が翌期となる大型工事が多かったことから、前連結会計年度比9.6%減少の60,926百万円となりました。
セグメント別売上高の内訳は、空調衛生設備工事業のうち産業設備工事は30,250百万円(前連結会計年度比23.1%減少)となり、一般ビル設備工事は27,197百万円(前連結会計年度比13.0%増加)となりました。官庁民間別内訳は、官公庁工事10,422百万円(前連結会計年度比8.5%増加)、民間工事47,025百万円(前連結会計年度比12.6%減少)となりました。
電気設備工事業については、2,316百万円(前連結会計年度比17.4%減少)となりました。
また、冷熱機器販売事業については、1,096百万円(前連結会計年度比0.8%減少)となり、その他の事業については66百万円(前連結会計年度比1.8%減少)となりました。
| 前連結会計年度 (自 2018年4月1日 至 2019年3月31日) | 当連結会計年度 (自 2019年4月1日 至 2020年3月31日) | 比 較 増 減 | ||||||
| 金 額 (百万円) | 構成比 (%) | 金 額 (百万円) | 構成比 (%) | 金 額 (百万円) | 比 率 (%) | |||
| 設備 工事業 | 空調衛生 設備工事業 | 産業設備工事 | 39,351 | 58.4 | 30,250 | 49.7 | △9,100 | △23.1 |
| 一般ビル設備工事 | 24,065 | 35.7 | 27,197 | 44.6 | 3,132 | 13.0 | ||
| 電 気 設 備 工 事 業 | 2,802 | 4.2 | 2,316 | 3.8 | △486 | △17.4 | ||
| 冷 熱 機 器 販 売 事 業 | 1,104 | 1.6 | 1,096 | 1.8 | △8 | △0.8 | ||
| そ の 他 の 事 業 | 67 | 0.1 | 66 | 0.1 | △1 | △1.8 | ||
| 合 計 | 67,391 | 100.0 | 60,926 | 100.0 | △6,464 | △9.6 | ||
| (うち海外) | (1,177) | (1.7) | (1,143) | (1.9) | (△33) | (△2.9) | ||
| 空調衛生設備工事業の官庁民間別内訳 | 官 公 庁 工 事 | 9,608 | 15.2 | 10,422 | 18.1 | 814 | 8.5 | |
| 民 間 工 事 | 53,808 | 84.8 | 47,025 | 81.9 | △6,782 | △12.6 | ||
| 計 | 63,416 | 100.0 | 57,448 | 100.0 | △5,968 | △9.4 | ||
(ウ) 販売費及び一般管理費の分析
当連結会計年度の販売費及び一般管理費は、前連結会計年度比0.7%増加の6,237百万円となりました。
これは主に、減価償却費が45百万円及びその他が49百万円増加し、人件費が76百万円減少したことによるものであります。
(エ) 経常利益、親会社株主に帰属する当期純利益の分析
当連結会計年度の経常利益は、前連結会計年度比7.2%減少の4,505百万円、親会社株主に帰属する当期純利益につきましては、前連結会計年度比3.7%減少の2,927百万円となりました。
これは主に、売上高の減少によるものであります。
(オ) 経営成績に重要な影響を与える要因について
当社グループの経営成績に重要な影響を与える要因につきましては、「第2 [事業の概況] 2 [事業等のリスク]」に記載しております。
(カ) 資本の財源及び資金の流動性についての分析
当社グループの主要な資金需要は、工事施工のための材料費、労務費、経費や販売費及び一般管理費等の営業費用であります。これらの資金需要につきましては、利益の計上により生み出された営業キャッシュ・フロー及び自己資金のほか、金融機関からの借入による資金調達にて対応しております。
また、手元の運転資金につきましては、地域別に設置された当社の事業所及び一部の子会社の余剰資金を当社の本社機構へ集中し、一元管理を行うことで資金効率の向上を図っております。また、突発的な資金需要に対しては、迅速かつ確実に資金を調達できるようにコミットメントライン契約を締結し、流動性リスクに備えております。
なお、当連結会計年度におけるキャッシュ・フローの分析については「第2 [事業の状況] 3 [経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析] ② キャッシュ・フローの状況」をご参照ください。
(キ) 経営方針・経営戦略、経営上の目標の達成状況を判断するための客観的指標等について
当社グループの経営方針・経営戦略、経営上の目標の達成状況を判断するための客観的指標等については、2018年5月11日に「中期3か年事業計画 2018年度(第70期)~2020年度(第72期)」を公表しております。
なお、最終年度である2020年度(第72期)の連結業績として売上高660億円、経常利益33億円を数値目標として掲げております。