有価証券報告書-第53期(平成27年4月1日-平成28年3月31日)

【提出】
2016/06/27 13:03
【資料】
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【項目】
110項目

財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析

文中における将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。
なお、当連結会計年度より、「企業結合に関する会計基準」(企業会計基準第21号 平成25年9月13日)等を適用し、「当期純利益」を「親会社株主に帰属する当期純利益」としております。
1)重要な会計方針及び見積り
当社の連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づいて作成しております。その作成にあたっての重要な方針・見積りは、「連結財務諸表作成のための基本となる重要な事項」に記載のとおりであります。
2)財政状態
当連結会計年度末における資産は、未成工事支出金・預け金等が増加したことなどにより、前連結会計年度末より 776百万円増加し、21,507百万円(前年同期比 3.7%増)となりました。
負債は、未成工事受入金等が増加したことなどにより、前連結会計年度末より 931百万円増加し、9,744百万円(前年同期比 10.6%増)となりました。
また、純資産は、前連結会計年度末より 154百万円減少し、11,762百万円(前年同期比 1.3%減)となりました。
この結果、自己資本比率は、54.7%(前連結会計年度 57.5%)となりました。
なお、借入金等の有利子負債はありません。
3)経営成績
「業績等の概要」で述べましたとおり、当連結会計年度における売上高は、前期の増加要因であったエンジニアリング事業の非鉄金属プラント、金属加工プラント関連の大型工事案件及び大規模な定期修理工事の減少に伴い、前年同期比 15.3%減の 24,180百万円となりました。また、営業利益は前年同期比 32.2%減の 1,426百万円となりました。
この結果、売上高営業利益率は、前年同期比 1.5ポイント減の5.9%となりました。
総資産経常利益率につきましては、経常利益が前期より 685百万円減少となったことから、前年同期比 3.9ポイント減の 7.1%となりました。
また、自己資本当期純利益率も、親会社株主に帰属する当期純利益が前期より 370百万円減少となったことから、前年同期比 3.6ポイント減の 7.9%となりました。
なお、三井金属グループからの受注高、売上高は以下のとおりです。
三井金属グループからの受注高は、前期より 12,924百万円増加の 27,474百万円(前年同期比 88.8%増)となり、同受注高が連結受注高に占める比率は、前年同期比 7.4ポイント増の 64.9%となりました。
このうち、三井金属鉱業㈱からの受注高は、前期より 844百万円増加の 3,725百万円(前年同期比 29.3%増)となりました。
三井金属グループへの売上高は、前期より 1,201百万円減少の 12,739百万円(前年同期比 8.6%減)となり、同売上高が連結売上高に占める比率は、前年同期比 3.8ポイント増の 52.7%となりました。
このうち、三井金属鉱業㈱への売上高は、前期より 47百万円増加の 3,335百万円(前年同期比 1.4%増)となりました。
三井金属グループは、当社にとって主要な顧客でありますが、三井金属グループ以外の企業からの受注高を増やすことも重要な方針としております。
4)経営成績に重要な影響を与える要因について
「事業等のリスク」に記載のとおりであります。
5)経営戦略の現状と見通し及び経営者の問題意識と今後の方針について
「対処すべき課題」に記載のとおりであります。