四半期報告書-第94期第3四半期(平成29年10月1日-平成29年12月31日)

【提出】
2018/02/07 9:04
【資料】
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【項目】
27項目

財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析

(1)経営成績の分析
当第3四半期連結累計期間におけるわが国経済は、底堅い内外需などによる雇用・所得環境や企業収益の改善、それを受けた設備投資も堅調に推移するなど、緩やかな回復基調が続いております。一方で、欧米各国の経済・通商政策の動向に引き続き留意を要する状況にあります。
このような状況下、当社グループは安全・安心を第一として各種砂糖製品と機能性素材製品をお客様にお届けすると共に、コスト削減による収益の向上に努めてまいりました。
その結果、当第3四半期連結累計期間の経営成績につきましては、売上高10,719百万円(前年同期比1.8%減)、営業利益593百万円(前年同期比9.1%増)、経常利益645百万円(前年同期比14.0%増)、親会社株主に帰属する四半期純利益521百万円(前年同期比9.8%増)となりました。
セグメントの業績は、次のとおりであります。
①砂糖事業
販売量は需要の伸び悩みと天候不順により前年同期を下回り、売上高は9,867百万円(前年同期比3.1%減)となりました。営業利益は、販売量の減少と諸コストの上昇により872百万円(前年同期比5.0%減)となりました。
②機能素材事業
販売量は飲料・健康食品向け及び化粧品原料が引き続き堅調に推移したため前年同期を上回り、売上高は851百万円(前年同期比15.0%増)となりました。営業利益は、生産効率の改善に伴う製造コストの低減により118百万円(前年同期比171.3%増)となりました。
(2)財政状態の分析
資産、負債及び純資産の状況
当第3四半期連結会計期間末の資産合計は、受取手形及び売掛金の増加があるものの、たな卸資産の減少などにより、前連結会計年度末に比べ11百万円減少し11,292百万円となりました。負債合計は、支払手形及び買掛金や借入金の減少などにより、前連結会計年度末に比べ392百万円減少し3,221百万円となりました。純資産合計は、配当金の支払があるものの、親会社株主に帰属する四半期純利益の計上による利益剰余金の増加などにより、前連結会計年度末に比べ381百万円増加し8,071百万円となりました。この結果、自己資本比率は前連結会計年度末の68.0%から71.5%となりました。
(3)キャッシュ・フローの状況の分析
当第3四半期連結累計期間末における現金及び現金同等物(以下「資金」という)は、前連結会計年度末に比べ、23百万円減少し2,297百万円(前連結会計年度末比1.0%減)となりました。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動の結果、獲得した資金は295百万円(前期は24百万円の獲得)となりました。主に売上債権の増加209百万円や仕入債務の減少286百万円及び法人税等の支払122百万円があったものの、税金等調整前四半期純利益635百万円及びたな卸資産の減少202百万円などがあったことによります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動の結果、使用した資金は85百万円(前期は408百万円の獲得)となりました。主に貸付金の回収による収入355百万円があったものの、貸付けによる支出380百万円などがあったことによります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動の結果、使用した資金は232百万円(前年同期比46.2%減)となりました。配当金の支払162百万円などがあったことによります。
(4)事業上及び財務上の対処すべき課題
当第3四半期連結累計期間において、事業上及び財務上の対処すべき課題について、重要な変更又は新たに発生したものはありません。
なお、当社では、会社の財務及び事業の方針の決定を支配する者の在り方に関する基本方針については特に定めておりません。
(5)研究開発活動
当第3四半期連結累計期間の研究開発費の総額は、82百万円であります。