四半期報告書-第94期第2四半期(平成29年7月1日-平成29年9月30日)

【提出】
2017/11/08 9:10
【資料】
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【項目】
29項目

財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析

(1)経営成績の分析
当第2四半期連結累計期間におけるわが国経済は、底堅い内外需などによる企業収益の改善、それを受けた設備投資の緩やかな回復が見られ、雇用・所得環境の改善により個人消費も堅調に推移するなど、緩やかな回復基調が続いております。一方で、欧米各国の経済・通商政策の動向によるわが国経済への影響にも引き続き留意を要する状況にあります。
このような状況下、当社グループは安全・安心を第一として各種砂糖製品と機能性素材製品をお客様にお届けすると共に、コスト削減による収益の向上に努めてまいりました。
その結果、当第2四半期連結累計期間の経営成績につきましては、売上高7,073百万円(前年同期比1.9%減)、営業利益338百万円(前年同期比4.8%減)、経常利益373百万円(前年同期比7.0%減)、親会社株主に帰属する四半期純利益307百万円(前年同期比8.5%減)となりました。
セグメントの業績は、次のとおりであります。
①砂糖事業
需要の伸び悩みと天候不順の影響を受けて販売量は前年同期を下回り、売上高は6,508百万円(前年同期比3.5%減)となりました。営業利益は、原料調達コストや製造コストの上昇により529百万円(前年同期比13.6%減)となりました。
②機能素材事業
飲料・健康食品向け及び化粧品原料が引き続き堅調に推移したため、売上高は565百万円(前年同期比20.0%増)となりました。営業利益は、生産効率の改善に伴う製造コストの低減により79百万円(前年同期比244.2%増)となりました。
(2)財政状態の分析
資産、負債及び純資産の状況
当第2四半期連結会計期間末の資産合計は、受取手形及び売掛金の増加があるものの、現金及び預金の減少などにより、前連結会計年度末に比べ256百万円減少し11,047百万円となりました。負債合計は、支払手形及び買掛金の減少などにより、前連結会計年度末に比べ414百万円減少し3,199百万円となりました。純資産合計は、配当金の支払があるものの、親会社株主に帰属する四半期純利益の計上による利益剰余金の増加などにより、前連結会計年度末に比べ158百万円増加し7,848百万円となりました。この結果、自己資本比率は前連結会計年度末の68.0%から71.0%となりました。
(3)キャッシュ・フローの状況の分析
当第2四半期連結累計期間末における現金及び現金同等物(以下「資金」という)は、前連結会計年度末に比べ、471百万円減少し1,849百万円(前連結会計年度末比20.3%減)となりました。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動の結果、使用した資金は245百万円(前年同期は108百万円の獲得)となりました。主に税金等調整前四半期純利益の計上373百万円があったものの、仕入債務の減少397百万円及び売上債権の増加179百万円などがあったことによります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動の結果、使用した資金は73百万円(前年同期比18.2%減)となりました。主に貸付金の回収による収入355百万円があったものの、貸付けによる支出380百万円などがあったことによります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動の結果、使用した資金は152百万円(前年同期比64.8%減)となりました。配当金の支払162百万円などがあったことによります。
(4)事業上及び財務上の対処すべき課題
当第2四半期連結累計期間において、事業上及び財務上の対処すべき課題について、重要な変更又は新たに発生したものはありません。
なお、当社では、会社の財務及び事業の方針の決定を支配する者の在り方に関する基本方針については特に定めておりません。
(5)研究開発活動
当第2四半期連結累計期間の研究開発費の総額は、56百万円であります。