有価証券報告書-第95期(平成31年4月1日-令和2年3月31日)

【提出】
2020/06/29 9:39
【資料】
PDFをみる
【項目】
83項目

研究開発活動

研究開発活動の基本方針
当社グループでは、「お客様に信頼と満足をお届けする製品の開発」という基本的な考えのもと、当社独自の技術
や仕組みにより、世界のあらゆるお客様の期待に応えられる魅力的で高品質な商品開発に取り組んでおります。
そのために、年々高度化・多様化するお客様のニーズを先取りし、他社を凌駕する魅力的な技術・商品開発、及びコア技術の更なる熟成を図っております。また、各地域統括会社が、それぞれの地域のニーズに即した製品
開発を行うことで、グループをあげて、グローバルマーケットを視野に入れた最適な開発体制を構築しております。
また、新興国市場の急激な拡大にも対応できる徹底した良品廉価活動による競争力の強化を進めてまいります。
なお、無形資産に計上された開発費を含む当連結会計年度の研究開発費は、45,902百万円であり、セグメント別の
活動状況及び研究開発費は、次のとおりであります。
①日本
便利で快適なシート「運転席イージーリターン機能」を開発し、2020年2月に発売の新型コンパクトカーに採用さ
れました。運転席の足元スライドレバーでお好みのシートポジションを記憶しておき、乗車の際、シート横のメモ
リーレバーを操作することで、前回記憶した位置へ簡単に復帰できる機能で、特に、小柄な方など乗車するたびに
シートをスライドして位置を調整する方に便利な機構を新開発しました。
また、東京モーターショーにおいて、近未来の自動運転を想定した移動空間「近未来モデル MX191」を出品し
ました。自動車に対するお客様ニーズが大きく変化する中、自動運転時の多彩なシートアレンジや、乗員を守る安全
システム、リフレッシュ、リラックス、目覚めといったシーンに応じたモード切替えなど先進技術を搭載し、安全で
快適な移動空間を提案しました。
CES2020(米国ネバダ州ラスベガス市で開催)においては、「近未来モデル MX191」のほか、「MaaS空間モデル
MOOX」を出品しました。この「MaaS空間モデルMOOX」は、昨年のCESに出品したMOOXを進化させ、用途に応じてシー
トや内装アイテムを脱着交換して、ユーザーのニーズに合わせて空間をあつらえることができるテイラードスペース
システムを搭載するなど、ビジネスやエンターテインメントなど様々なサービスで空間活用されることを想定した
MaaS空間を提案しました。
当地域に係る研究開発費は、45,764百万円であります。
②北中南米
特に記載すべき活動状況はありません。
当地域に係る研究開発費は、137百万円であります。
③アジア・オセアニア
特に記載すべき事項はありません。
④欧州・アフリカ
特に記載すべき事項はありません。