四半期報告書-第202期第3四半期(令和3年10月1日-令和3年12月31日)
文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において当社グループ(当社及び連結子会社)が判断したものであります。
(1)業績の状況
当第3四半期連結累計期間におけるわが国経済は、新型コロナウイルス感染症対策により、ワクチン接種が始まるなどの明るい兆しが見られましたが、原材料やエネルギーコストの高騰とサプライチェーンの混乱による輸送費の上昇などが経済活動に影響を及ぼしました。一方で、感染力の強い新たな変異株が広がっており、景気の先行きは依然として不透明な状況が続いております。
このような経営環境の下、当フジボウグループは、中期経営計画『増強21-25』において、計画期間5年間の前半3年を「高収益体質への転換と種まき」ステージと位置づけ、収益の柱とする研磨材・化学工業品・生活衣料、第4の柱を目指す化成品を軸に高収益な業態に転換を図り、各事業の成長基盤の増強に取り組んでおります。
この結果、当第3四半期連結累計期間の売上高は前年同期比500百万円(1.8%)減収の26,921百万円となり、営業利益は455百万円(10.7%)増益の4,698百万円、経常利益は457百万円(10.5%)増益の4,838百万円となりました。これに特別損益、法人税等を加減した結果、親会社株主に帰属する四半期純利益は、前年同期比312百万円(10.2%)増益の3,377百万円となりました。
なお、「収益認識に関する会計基準」(企業会計基準第29号 2020年3月31日。以下「収益認識会計基準」という。)等を第1四半期連結会計期間の期首から適用したことにより、売上高は2,807百万円減少しております。これを勘案しますと、売上高は29,728百万円となり、前年同期比2,307百万円(8.4%)増収となります。
セグメント別の業績は以下の通りであります。
①研磨材事業
主力の超精密加工用研磨材のうち、シリコンウエハー用途および半導体デバイス用途(CMP)等は、5Gの普及拡大や新型コロナウイルスによる巣ごもり需要増加等を背景とした世界的な半導体不足の深刻化により、5G通信用、自動車、各種センサー用およびパソコン、スマートフォン、データセンター用の半導体向けの需要が拡大しました。ハードディスク用途は一部ユーザーからの受注が減少しましたが、液晶ガラス用途については、TV用大型パネル向けの需要が牽引し、堅調に推移しました。
この結果、売上高は前年同期比1,515百万円(15.4%)増収の11,325百万円となり、営業利益は112百万円(4.0%)増益の2,961百万円となりました。なお、収益認識会計基準等の適用による影響はありません。
②化学工業品事業
機能化学品および医薬中間体などの受託製造は、コロナ影響の一巡による国内需要の回復に加え、サプライチェーンの見直しや中国における環境規制の影響による化学工業品生産の日本国内回帰の傾向が続いており、農薬用、機能性材料用を中心に安定生産を継続することができました。また、原材料費の高騰や減価償却費が上昇しているものの、増設した生産ラインの効果もあり、増益となりました。
この結果、売上高は前年同期比1,290百万円(13.2%)減収の8,449百万円となり、営業利益は97百万円(10.1%)増益の1,059百万円となりました。なお、収益認識会計基準等の適用により、売上高は2,780百万円減少しております。これを勘案しますと、売上高は11,229百万円となり前年同期比1,490百万円(15.3%)増収となります。
③生活衣料事業(旧名称:繊維事業)
生活衣料事業は、コロナ禍による商業施設の臨時休業や営業時間短縮、再三の外出自粛要請等に伴う消費活動の制限に加え、国内市場の消費マインドの冷え込みの影響も続き、実店舗における衣料品の販売は総じて苦戦するなど、厳しい環境が続いております。そのため、顧客が購入する製品の構成を見直し、より収益性の高い製品・顧客への切り替えを行うことで、採算性が改善しました。一方でインターネットなどの新規チャネル販売は、巣ごもり消費の傾向や、消費者の「非接触」の意識の高まりにより、新たな消費行動が常態化しつつあるなか、堅調に推移しました。
この結果、売上高は前年同期比128百万円(2.3%)減収の5,375百万円となり、営業利益は374百万円(146.3%)増益の630百万円となりました。なお、収益認識会計基準等の適用により、売上高は26百万円減少しております。これを勘案しますと、売上高は5,402百万円となり、前年同期比101百万円(1.8%)減収となります。
④その他
化成品部門は、デジタルカメラ用部品では市場がスマートフォンの普及などで需要が落ち込むなか、コロナ禍により徐々に落ち込んでいた個人消費が回復傾向となり、堅調な動きが続いております。医療機器用部品についても回復基調に向かいました。金型部門は、自動車業界が長引く半導体部品不足と原材料価格の値上がりで生産調整を強いられている状況のなか、自動車・二輪車各メーカーのモデルチェンジに向けた量産用金型が苦戦しました。貿易部門は、収益性、安全性の高い取引に対象を絞り、体質改善を進めました。
この結果、売上高は前年同期比596百万円(25.2%)減収の1,771百万円となり、営業利益は127百万円(73.2%)減益の46百万円となりました。なお、収益認識会計基準等の適用による影響はありません。
(2)財政状態の分析
(資産)
資産合計は前連結会計年度末に比べて69百万円増加の55,858百万円となりました。
流動資産は1,391百万円増加の19,824百万円となりましたが、これはその他の流動資産が減少しましたが、現金及び預金などが増加したことによります。
固定資産は1,322百万円減少の36,033百万円となりましたが、これは減価償却により有形固定資産が減少したことなどによります。
(負債)
負債合計は前連結会計年度末に比べて1,980百万円減少の16,526百万円となりました。
流動負債は2,040百万円減少の9,842百万円、固定負債は60百万円増加の6,683百万円となりました。これは、設備関係支払手形などのその他流動負債や未払法人税等が減少したことなどによります。
(純資産)
純資産合計は前連結会計年度末に比べて2,049百万円増加し、39,331百万円となりました。これは、剰余金の配当による減少が1,260百万円ありましたが、親会社株主に帰属する四半期純利益の計上による増加が3,377百万円あったことなどによります。
(3)優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題
当第3四半期連結累計期間において、優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題に重要な変更および新たに生じた課題はありません。
(4)財務及び事業の方針の決定を支配する者の在り方に関する基本方針
当第3四半期連結累計期間において、当社の財務及び事業の方針の決定を支配する者の在り方に関する基本方針について重要な変更はありません。
(5)研究開発活動
当第3四半期連結累計期間の研究開発費の総額は790百万円であります。
なお、当第3四半期連結累計期間において当社グループの研究開発活動の状況に重要な変更はありません。
(6)主要な設備
当第3四半期連結累計期間において、新たに確定した重要な設備の新設計画は次の通りであります。
(1)業績の状況
当第3四半期連結累計期間におけるわが国経済は、新型コロナウイルス感染症対策により、ワクチン接種が始まるなどの明るい兆しが見られましたが、原材料やエネルギーコストの高騰とサプライチェーンの混乱による輸送費の上昇などが経済活動に影響を及ぼしました。一方で、感染力の強い新たな変異株が広がっており、景気の先行きは依然として不透明な状況が続いております。
このような経営環境の下、当フジボウグループは、中期経営計画『増強21-25』において、計画期間5年間の前半3年を「高収益体質への転換と種まき」ステージと位置づけ、収益の柱とする研磨材・化学工業品・生活衣料、第4の柱を目指す化成品を軸に高収益な業態に転換を図り、各事業の成長基盤の増強に取り組んでおります。
この結果、当第3四半期連結累計期間の売上高は前年同期比500百万円(1.8%)減収の26,921百万円となり、営業利益は455百万円(10.7%)増益の4,698百万円、経常利益は457百万円(10.5%)増益の4,838百万円となりました。これに特別損益、法人税等を加減した結果、親会社株主に帰属する四半期純利益は、前年同期比312百万円(10.2%)増益の3,377百万円となりました。
なお、「収益認識に関する会計基準」(企業会計基準第29号 2020年3月31日。以下「収益認識会計基準」という。)等を第1四半期連結会計期間の期首から適用したことにより、売上高は2,807百万円減少しております。これを勘案しますと、売上高は29,728百万円となり、前年同期比2,307百万円(8.4%)増収となります。
セグメント別の業績は以下の通りであります。
①研磨材事業
主力の超精密加工用研磨材のうち、シリコンウエハー用途および半導体デバイス用途(CMP)等は、5Gの普及拡大や新型コロナウイルスによる巣ごもり需要増加等を背景とした世界的な半導体不足の深刻化により、5G通信用、自動車、各種センサー用およびパソコン、スマートフォン、データセンター用の半導体向けの需要が拡大しました。ハードディスク用途は一部ユーザーからの受注が減少しましたが、液晶ガラス用途については、TV用大型パネル向けの需要が牽引し、堅調に推移しました。
この結果、売上高は前年同期比1,515百万円(15.4%)増収の11,325百万円となり、営業利益は112百万円(4.0%)増益の2,961百万円となりました。なお、収益認識会計基準等の適用による影響はありません。
②化学工業品事業
機能化学品および医薬中間体などの受託製造は、コロナ影響の一巡による国内需要の回復に加え、サプライチェーンの見直しや中国における環境規制の影響による化学工業品生産の日本国内回帰の傾向が続いており、農薬用、機能性材料用を中心に安定生産を継続することができました。また、原材料費の高騰や減価償却費が上昇しているものの、増設した生産ラインの効果もあり、増益となりました。
この結果、売上高は前年同期比1,290百万円(13.2%)減収の8,449百万円となり、営業利益は97百万円(10.1%)増益の1,059百万円となりました。なお、収益認識会計基準等の適用により、売上高は2,780百万円減少しております。これを勘案しますと、売上高は11,229百万円となり前年同期比1,490百万円(15.3%)増収となります。
③生活衣料事業(旧名称:繊維事業)
生活衣料事業は、コロナ禍による商業施設の臨時休業や営業時間短縮、再三の外出自粛要請等に伴う消費活動の制限に加え、国内市場の消費マインドの冷え込みの影響も続き、実店舗における衣料品の販売は総じて苦戦するなど、厳しい環境が続いております。そのため、顧客が購入する製品の構成を見直し、より収益性の高い製品・顧客への切り替えを行うことで、採算性が改善しました。一方でインターネットなどの新規チャネル販売は、巣ごもり消費の傾向や、消費者の「非接触」の意識の高まりにより、新たな消費行動が常態化しつつあるなか、堅調に推移しました。
この結果、売上高は前年同期比128百万円(2.3%)減収の5,375百万円となり、営業利益は374百万円(146.3%)増益の630百万円となりました。なお、収益認識会計基準等の適用により、売上高は26百万円減少しております。これを勘案しますと、売上高は5,402百万円となり、前年同期比101百万円(1.8%)減収となります。
④その他
化成品部門は、デジタルカメラ用部品では市場がスマートフォンの普及などで需要が落ち込むなか、コロナ禍により徐々に落ち込んでいた個人消費が回復傾向となり、堅調な動きが続いております。医療機器用部品についても回復基調に向かいました。金型部門は、自動車業界が長引く半導体部品不足と原材料価格の値上がりで生産調整を強いられている状況のなか、自動車・二輪車各メーカーのモデルチェンジに向けた量産用金型が苦戦しました。貿易部門は、収益性、安全性の高い取引に対象を絞り、体質改善を進めました。
この結果、売上高は前年同期比596百万円(25.2%)減収の1,771百万円となり、営業利益は127百万円(73.2%)減益の46百万円となりました。なお、収益認識会計基準等の適用による影響はありません。
(2)財政状態の分析
(資産)
資産合計は前連結会計年度末に比べて69百万円増加の55,858百万円となりました。
流動資産は1,391百万円増加の19,824百万円となりましたが、これはその他の流動資産が減少しましたが、現金及び預金などが増加したことによります。
固定資産は1,322百万円減少の36,033百万円となりましたが、これは減価償却により有形固定資産が減少したことなどによります。
(負債)
負債合計は前連結会計年度末に比べて1,980百万円減少の16,526百万円となりました。
流動負債は2,040百万円減少の9,842百万円、固定負債は60百万円増加の6,683百万円となりました。これは、設備関係支払手形などのその他流動負債や未払法人税等が減少したことなどによります。
(純資産)
純資産合計は前連結会計年度末に比べて2,049百万円増加し、39,331百万円となりました。これは、剰余金の配当による減少が1,260百万円ありましたが、親会社株主に帰属する四半期純利益の計上による増加が3,377百万円あったことなどによります。
(3)優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題
当第3四半期連結累計期間において、優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題に重要な変更および新たに生じた課題はありません。
(4)財務及び事業の方針の決定を支配する者の在り方に関する基本方針
当第3四半期連結累計期間において、当社の財務及び事業の方針の決定を支配する者の在り方に関する基本方針について重要な変更はありません。
(5)研究開発活動
当第3四半期連結累計期間の研究開発費の総額は790百万円であります。
なお、当第3四半期連結累計期間において当社グループの研究開発活動の状況に重要な変更はありません。
(6)主要な設備
当第3四半期連結累計期間において、新たに確定した重要な設備の新設計画は次の通りであります。
| 会社名 | 事業所名 (所在地) | セグメント の名称 | 設備の 内容 | 投資予定金額 | 資金調達方法 | 着手及び完了予定年月 | 完成後の 増加能力 | ||
| 総額 (百万円) | 既支払額 (百万円) | 着手 | 完了 | ||||||
| フジボウ 愛媛㈱ | 本社工場 (愛媛県西条市) | 研磨材事業 | 研究開発 設備 | 2,068 | ― | 自己資金 | 2022年1月 | 2023年9月 | 研究開発設備のため、殆どなし |