半期報告書-第113期(2024/04/01-2025/03/31)

【提出】
2024/12/23 10:27
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96項目

(1)経営成績等の状況の概要
当中間連結会計期間における当社グループの財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下、「経営成績等」という。)の状況の概要は次のとおりである。
①財政状態及び経営成績の状況
当中間連結会計期間におけるわが国の経済は、円安による物価高が消費へ影響したものの30年ぶりの高水準な賃上げの浸透とインバウンド需要もあり回復基調で進んだ。一方で中東とウクライナ紛争の長期化の影響により、原燃料価格高騰が継続している状況から依然として不透明な状況が続いている。
繊維業界も百貨店を中心に衣料販売が回復基調で推移した。しかしながら原材料の高止まりは生産コスト高となり業界を取り巻く環境は、依然予断を許さない状況が続いている。
このような経済環境の下、当社グループにおいて、提出会社である岐セン株式会社は、あるべき姿に向かって黒字化体質の維持強化を図る基盤の確立を目標に掲げ、市況情報を的確に把握し得意とする商品のタイムリーな開発とサスティナビリティをキーワードにした商品の提案強化、非価格競争力を磨き受注・生産を強化してきた。また、以上の取組を通じてSDGsも積極的に進めてきた。
この結果、当中間連結会計期間の財政状態及び経営成績は以下のとおりである。
a.財政状態
当中間連結会計期間末の資産合計は、前期末比408百万円減少し、8,870百万円となった。
当中間連結会計期間末の負債合計は、前期末比494百万円減少し、5,500百万円となった。
当中間連結会計期間末の純資産合計は、前期末比85百万円増加し、3,370百万円となった。
b.経営成績
当中間連結会計期間の経営成績は、売上高2,937百万円(前年同期比8.4%増)、営業利益41百万円(前年同期比1.7%増)、経常利益48百万円(前年同期比3.5%減)、親会社株主に帰属する中間純利益60百万円(前年同期比27.3%増)となった。
セグメントごとの経営成績は次のとおりである。
染色整理関連事業
ファッション関係は、先期に撤退した不採算商品の補完に苦戦する中、サステナブル商品の「バゼロ」と欧米向け輸出が牽引した。ユニフォーム関係は、企業別注及び官需品・難燃商品が堅調に推移した。中東民族衣装関係は、円安効果と新規商品が受注に繋がり好調に推移した。人工皮革関係は、新規案件があるも受注は低調だった。この結果、売上高は前年同期比26百万円減(1.8%減)の1,417百万円となった。テキスタイル販売においては、中国向け定番品の受注が止まり、売上高は前年同期比45百万円減(21.1%減)の168百万円となった。また、木材突き板染色加工では、前期にスポット受注したドアトリムが前期より半減したことで、売上高は前年同期比44百万円減(44.4%減)の55百万円となった。ステープル加工事業においては、一定受注で安定生産出来たが、売上高は、2百万円減(6.9%減)の38百万円となった。
以上の結果、売上高は前年同期比119百万円減(6.6%減)の1,683百万円、セグメント利益は21百万円減(68.1%減)の10百万円となった。
発電事業
発電事業においては、前年同期は燃料調達に苦慮したが、今期は営業努力もあり一昨年並みに回復した結果、売上高は前年同期比347百万円増(38.4%増)の1,253百万円となった。セグメント利益は、21百万円増(238.1%増)の30百万円となった。
②キャッシュ・フローの状況
当中間連結会計期間末における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、前年同期比27百万円増の973百万円となった。
当中間連結会計期間における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりである。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
当中間連結会計期間における営業活動による資金収支は349百万円(前中間連結会計期間339百万円)となった。
これは主に、税金等調整前中間純利益が70百万円、減価償却費が238百万円あったこと等によるものである。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
当中間連結会計期間における投資活動による資金収支は△63百万円(前中間連結会計期間△53百万円)となった。
これは主に、有形固定資産の取得による支出が62百万円、投資有価証券の取得による支出が200百万円、投資有価証券の償還による収入が200百万円あったこと等によるものである。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
当中間連結会計期間における財務活動による資金収支は△326百万円(前中間連結会計期間△241百万円)となった。
これは主に、長期借入金の約定返済が249百万円、リース債務の返済が66百万円あったこと等によるものである。
③生産、受注及び販売の実績
当社グループは、染色整理関連事業(織物・編物・不織布の染色加工と付帯業務及び木材突き板染色加工)、発電事業を営んでいる。
a.生産実績
当中間連結会計期間の生産実績をセグメントごとに示せば次のとおりである。
セグメントの名称区分当中間連結会計期間
(自 2024年4月1日
至 2024年9月30日)
前年同期比(%)
金額(千円)
染色整理関連事業織物の染色加工1,236,298109.1
編物の染色加工11,3547.9
不織布の染色加工112,73392.7
木材突き板染色加工55,34455.6
その他38,15593.1
1,453,88694.5
発電事業売電収入1,253,471138.4
合計2,707,357110.8

(注) 金額は販売価格によっている。

b.受注実績
当中間連結会計期間における受注実績をセグメントごとに示せば次のとおりである。
セグメントの名称区分受注高(千円)前年同期比
(%)
受注残高
(千円)
前年同期比
(%)
染色整理関連事業織物の染色加工1,374,13793.6473,86077.0
編物の染色加工2,9084.45598.0
不織布の染色加工108,50286.912,77594.8
木材突き板染色加工55,34455.6--
テキスタイル販売168,62978.9--
その他42,52391.9--
1,752,04586.7487,19476.6
発電事業売電収入1,253,471138.4--
合計3,005,516102.7487,19476.6

c.販売実績
当中間連結会計期間における販売実績をセグメントごとに示せば次のとおりである。
セグメントの名称区分当中間連結会計期間
(自 2024年4月1日
至 2024年9月30日)
前年同期比(%)
金額(千円)
染色整理関連事業織物の染色加工1,293,401109.5
編物の染色加工11,4558.1
不織布の染色加工112,60792.6
木材突き板染色加工55,34455.6
テキスタイル販売168,62978.9
その他42,52391.9
1,683,96193.4
発電事業売電収入1,253,471138.4
合計2,937,432108.4

(注)1 セグメント間の取引については相殺消去している。
2 最近2中間連結会計期間における主な相手先別の販売実績及び当該販売実績の総販売実績に対する割合は次のとおりである。
相手先前中間連結会計期間当中間連結会計期間
金額(千円)割合(%)金額(千円)割合(%)
中部電力パワーグリッド株式会社884,03232.61,233,63342.0
東レ株式会社523,65919.3503,00817.1


(2)経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容
経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりである。
なお、文中の将来に関する事項は、当中間連結会計期間の末日現在において判断したものである。
①当中間連結会計期間の経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容
a.経営成績等
1)財政状態の分析
(資産合計)
当中間連結会計期間末の総資産は、前期対比408百万円減の8,870百万円となった。
このうち、流動資産は、前期対比21百万円減少し、2,813百万円となった。これは主に、有価証券が198百万円、棚卸資産が51百万円増加したものの、現金及び預金が39百万円、受取手形及び売掛金が202百万円、その他が29百万円減少したこと等によるものである。
また、固定資産は、前期対比387百万円減少し、6,057百万円となった。これは主に、投資有価証券が166百万円減少し、減価償却費を238百万円計上したこと等によるものである。
(負債合計)
当中間連結会計期間末の負債合計は、前期対比494百万円減少し、5,500百万円となった。
これは主に、電子記録債務が34百万円、有利子負債が325百万円減少したこと等によるものである。
(純資産合計)
当中間連結会計期間末の純資産合計は、前期対比85百万円増加し、3,370百万円となった。
これは主に、親会社株主に帰属する中間純利益が60百万円となったこと等によるものである。
2)経営成績の分析
(売上高及び営業利益)
当中間連結会計期間における売上高は、前年同期比228百万円増の2,937百万円となった。セグメント別売上高については、「(1)経営成績等の状況の概要 ①財政状態及び経営成績の状況」に記載している。
売上原価は、染色整理関連事業では、提出会社である岐セン株式会社において、不採算品の撤退と国のエネルギー激変緩和措置による費用減少、省エネ・工程改善などの費用削減が利益確保に寄与した。結果、98百万円減となった。また、発電事業では、株式会社岐阜バイオマスパワーにおいて、燃料調達が営業努力もあり一昨年並みに回復し339百万円増となった。以上の結果、前年同期比240百万円増の2,677百万円となった。
販売費及び一般管理費は、前年同期比12百万円減の218百万円となった。
以上の結果、営業利益は前年同期比0百万円増の41百万円となった。
(経常利益)
経常利益は、営業外損益の純額が2百万円減少し、前年同期比1百万円減の48百万円となった。
(親会社株主に帰属する中間純利益)
親会社株主に帰属する中間純利益は、受取保険金23百万円等により、前年同期比12百万円増の60百万円となった。
3)キャッシュ・フローの状況の分析
当中間連結会計期間のキャッシュ・フローの状況の分析については、「(1)経営成績等の状況の概要 ②キャッシュ・フローの状況」に記載のとおりである。
b.経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容
当社グループとしては、これらの状況を踏まえて、黒字化体質を図る基盤の確立を目標に掲げ、あるべき姿に向かって市況情報を的確に把握して得意とする商品のタイムリーな開発とサステナブル商品(バゼロ、バゼッシュ、コモメリアJJ)の提案強化を計り受注確保に努めるとともに、当期は、利益体質の変革の年と位置付け、主力の染色委託加工事業の再構築を図るため、不採算品の縮小・撤退を念頭に置き価格交渉を進め、引続きコスト上昇分の価格転嫁を強化していく。取組として3S・省エネプロジェクトを強化して費用削減に努めて利益創出を図り通期での黒字化を目指す方針である。
また、木材染色事業において車両部材の品質安定化に努めて売上・利益を確保して収益基盤の強化を図る方針であり、ステープル加工事業は安定生産を継続して収益基盤強化を図る方針である。
なお、子会社である株式会社岐阜バイオマスパワー及び関連会社である株式会社バイオマスエナジー東海の発電事業においては、燃料調達に注力し、安定操業、安定販売を図る方針である。
②資本の財源及び資金の流動性
当社グループの運転資金需要のうち主なものは、染料、薬品などの原材料のほか、製造費、一般管理費等の営業
費用である。投資を目的とした資金需要は、主に設備投資によるものである。資金調達については、自己資金又は
金融機関からの借入により資金調達を行い、資金の安定化を図っている。
前事業年度の有価証券報告書に記載した「第3 設備の状況 3.設備の新設、除却等の計画」について、重要な変更はない。
③重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定
前事業年度の有価証券報告書「第2 事業の状況 4 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析」中の会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定の記載について重要な変更はない。

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