半期報告書-第111期(令和4年4月1日-令和5年3月31日)

【提出】
2022/12/23 13:48
【資料】
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【項目】
94項目

(1)経営成績等の状況の概要
当中間連結会計期間における当社グループの財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下、「経営成績等」という。)の状況の概要は次のとおりである。
①財政状態及び経営成績の状況
当中間連結会計期間におけるわが国の経済は、新型コロナウイルス感染症の影響が続く中、ワクチン接種率の向上もあり経済活動・社会活動とも回復基調で進み始めたが、新たな変異株の流行による感染再拡大により依然として先行き不透明な状況が続いている。また、ロシア・ウクライナ問題に伴うエネルギー、原材料価格の異常な高騰により異次元のコスト高に見舞われ厳しい状況で推移した。
繊維業界もウィズコロナが浸透し経済活動も回復基調で推移したが、原燃料高騰、円安が生産コスト増につながり依然として厳しい状況が続いている。
このような経済環境の下、当社グループにおいて、提出会社である岐セン株式会社は第2次GISEN中期経営計画の2年目として早期黒字化を図る基盤の確立を目標に掲げ、あるべき姿に向かって市況情報を的確に把握し、得意とする商品をタイムリーな開発とサスティナビリティをキーワードにした提案で受注強化すると共に、全社で3S・省エネプロジェクトを立上げ費用削減に取り組み、自助努力で吸収しきれないコスト増加分について加工料金の値上げ交渉を進めてきた。
この結果、当中間連結会計期間の財政状態及び経営成績は以下のとおりである。
a.財政状態
当中間連結会計期間末の資産合計は、前期末比794百万円減少し、9,409百万円となった。
当中間連結会計期間末の負債合計は、前期末比317百万円減少し、6,498百万円となった。
当中間連結会計期間末の純資産合計は、前期末比477百万円減少し、2,910百万円となった。
b.経営成績
当中間連結会計期間の経営成績は、売上高2,776百万円(前年同期比1.2%減)、営業損失92百万円(前年同期 営業利益71百万円)、経常損失16百万円(前年同期 経常利益148百万円)、親会社株主に帰属する中間純損失480百万円(前年同期 親会社株主に帰属する中間純利益66百万円)となった。
セグメントごとの経営成績は次のとおりである。
染色整理関連事業
織物・編物・不織布の染色加工においては、ファッション・ユニフォーム関係は、ニット起毛商品、ストレッチ商品は堅調に推移したが、綿花の高騰に伴い得意とする合繊複合は低調に推移した。人工皮革は電材関係がウレタンレス採用に伴い受注減となった。中東関係は為替の円安で堅調に推移した。この結果、売上高は前年同期比2百万円増(0.2%増)の1,239百万円となった。テキスタイル販売においては、非価格競争力を武器に品種拡大と中国向け輸出が受注増に繋がり、売上高は前年同期比65百万円増(50.8%増)の194百万円となった。また、木材突き板染色加工では、自動車用途・玩具用途共に苦戦し、売上高は前年同期比10百万円減(50.5%減)の10百万円となった。ステープル加工事業においては、昨年上期に立上げ後、需要増に伴う増産ができたことにより、今期の売上高は、計画値の36百万円に対し実測値39百万円と上振れとなった。
以上の結果、売上高は前年同期比82百万円増(5.9%増)の1,488百万円、セグメント損失は206百万円(前年同期 セグメント損失△108百万円)となった。
発電事業
発電事業においては、期初の設備トラブルに併せ燃料調達不足、また設備の安全管理審査があり、操業度は前年同期比低下した結果、売上高は前年同期比117百万円減(8.4%減)の1,287百万円となった。セグメント利益は、66百万円減(36.7%減)の114百万円となった。
②キャッシュ・フローの状況
当中間連結会計期間末における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、前年同期比262百万円減の852百万円となった。
当中間連結会計期間における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりである。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
当中間連結会計期間における営業活動による資金収支は193百万円(前中間連結会計期間775百万円)となった。
これは主に、税金等調整前中間純損失が441百万円、減価償却費が330百万円、減損損失が420百万円あったこと等によるものである。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
当中間連結会計期間における投資活動による資金収支は△110百万円(前中間連結会計期間△241百万円)となった。
これは主に、投資有価証券の取得による支出が310百万円、投資有価証券の償還による収入が210百万円あったこと等によるものである。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
当中間連結会計期間における財務活動による資金収支は△246百万円(前中間連結会計期間△392百万円)となった。
これは主に、長期借入金の約定返済が181百万円、リース債務の返済が85百万円あったこと等によるものである。
③生産、受注及び販売の実績
当社グループは、染色整理関連事業(織物・編物・不織布の染色加工と付帯業務及び木材突き板染色加工)、発電事業を営んでいる。
a.生産実績
当中間連結会計期間の生産実績をセグメントごとに示せば次のとおりである。
セグメントの名称区分当中間連結会計期間
(自 2022年4月1日
至 2022年9月30日)
前年同期比(%)
金額(千円)
染色整理関連事業織物の染色加工899,15699.3
編物の染色加工122,571117.5
不織布の染色加工162,56192.7
木材突き板染色加工10,38349.5
その他39,495276.2
1,234,166101.1
発電事業売電収入1,287,87791.6
合計2,522,04496.1

(注) 金額は販売価格によっている。

b.受注実績
当中間連結会計期間における受注実績をセグメントごとに示せば次のとおりである。
セグメントの名称区分受注高(千円)前年同期比
(%)
受注残高
(千円)
前年同期比
(%)
染色整理関連事業織物の染色加工1,083,181104.3345,109124.0
編物の染色加工102,99894.812,021109.5
不織布の染色加工161,12096.114,896160.8
木材突き板染色加工10,38349.5--
テキスタイル販売194,620150.8--
その他44,421235.5--
1,596,725107.6372,026124.6
発電事業売電収入1,287,87791.6--
合計2,884,60299.8372,026124.6

c.販売実績
当中間連結会計期間における販売実績をセグメントごとに示せば次のとおりである。
セグメントの名称区分当中間連結会計期間
(自 2022年4月1日
至 2022年9月30日)
前年同期比(%)
金額(千円)
染色整理関連事業織物の染色加工953,54799.6
編物の染色加工122,944118.1
不織布の染色加工162,56192.7
木材突き板染色加工10,38349.5
テキスタイル販売194,620150.8
その他44,421235.5
1,488,478105.9
発電事業売電収入1,287,87791.6
合計2,776,35598.8

(注)1 セグメント間の取引については相殺消去している。
2 最近2中間連結会計期間における主な相手先別の販売実績及び当該販売実績の総販売実績に対する割合は次のとおりである。
相手先前中間連結会計期間当中間連結会計期間
金額(千円)割合(%)金額(千円)割合(%)
中部電力パワーグリッド株式会社1,021,84736.31,258,20945.3
東レ株式会社484,43417.2458,08916.5


(2)経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容
経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりである。
なお、文中の将来に関する事項は、当中間連結会計期間の末日現在において判断したものである。
①重要な会計方針及び見積り
当社グループの中間連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成されている。これらの中間連結財務諸表の作成にあたって、経営陣は過去の実績や状況に応じ合理的と考えられる様々な要因に基づき、見積り及び判断を行い、その結果は、他の方法では判定しにくい資産・負債の簿価及び収益・費用の報告数字についての判断の基礎となる。実際の結果は、見積り特有の不確実性があるため、これらの見積りと異なる場合がある。
②当中間連結会計期間の経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容
a.経営成績等
1)財政状態の分析
(資産合計)
当中間連結会計期間末の総資産は、前期対比794百万円減の9,409百万円となった。
このうち、流動資産は、前期対比240百万円減少し、2,291百万円となった。これは主に、棚卸資産が32百万円増加したものの、現金及び預金が162百万円、受取手形及び売掛金が100百万円減少したこと等によるものである。
また、固定資産は、前期対比553百万円減少し、7,117百万円となった。これは主に、投資有価証券が163百万円増加したものの、減損損失を420百万円、減価償却費を330百万円計上したこと等によるものである。
(負債合計)
当中間連結会計期間末の負債合計は、前期対比317百万円減少し、6,498百万円となった。
これは主に、有利子負債が219百万円、未払法人税等が46百万円減少したこと等によるものである。
(純資産合計)
当中間連結会計期間末の純資産合計は、前期対比477百万円減少し、2,910百万円となった。
これは主に、減損損失420百万円の計上により、親会社株主に帰属する中間純損失が480百万円となったこと等によるものである。
2)経営成績の分析
(売上高及び営業損失)
当中間連結会計期間における売上高は、前年同期比35百万円減の2,776百万円となった。セグメント別売上高については、「(1)経営成績等の状況の概要 ①財政状態及び経営成績の状況」に記載している。
売上原価は、染色整理関連事業では、提出会社である岐セン株式会社において、経費削減など自助努力をしたが、想定を上回るエネルギー、原材料価格の異常な高騰による生産コスト上昇等もあり、178百万円増となった。また、発電事業では、株式会社岐阜バイオマスパワーにおいて、期初の設備トラブルに併せ燃料調達不足、また設備の安全管理審査があり、操業度が低下したことにより、47百万円減となった。以上の結果、前年同期比130百万円増の2,641百万円となった。
販売費及び一般管理費は、前年同期比2百万円減の226百万円となった。
以上の結果、営業損失は、92百万円(前年同期 営業利益71百万円)となった。
(経常損失)
経常損益は、営業外収益として、持分法による投資利益が59百万円、助成金収入が19百万円があったものの、営業損失を埋めきれず、経常損失16百万円(前年同期 経常利益148百万円)となった。
(親会社株主に帰属する中間純損失)
親会社株主に帰属する中間純損益は、上記のほか、減損損失420百万円の計上等により、親会社株主に帰属する中間純損失は480百万円(前年同期 親会社株主に帰属する中間純利益66百万円)となった。
3)キャッシュ・フローの状況の分析
当中間連結会計期間のキャッシュ・フローの状況の分析については、「(1)経営成績等の状況の概要 ②キャッシュ・フローの状況」に記載のとおりである。
b.経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容
当社グループとしては、これらの状況を踏まえて、当社グループが業界において強固な地位を占める合繊複合織物の染色整理関連事業に特化し、あるべき姿に向かって市況情報を的確に把握し、得意とする商品のタイムリーな開発とサステナブル商品の提案を引続き強化して受注確保に努めるとともに、最重要課題として、①原燃料価格の高騰に対して加工料金の値上げ交渉強化、②3S・省エネプロジェクトを推進した自助努力による費用削減を図る方針である。
また、将来の事業の一角を担うため、関連事業部においては、木材染色事業において新規自工メーカー向け車両部材の量産開始により売上・利益の積上げを行い、ステープル事業において安定生産と事務効率化で収益基盤強化を図る方針であり、テキスタイル販売部においては、中国向けの低迷はあるものの非価格競争力を強化して成約確保に努める方針である。
なお、子会社である株式会社岐阜バイオマスパワー及び関連会社である株式会社バイオマスエナジー東海の発電事業においては、安定操業、安定販売を図る方針である。
c.資本の財源及び資金の流動性
当社グループの運転資金需要のうち主なものは、染料、薬品などの原材料のほか、製造費、一般管理費等の営業
費用である。投資を目的とした資金需要は、主に設備投資によるものである。資金調達については、自己資金又は
金融機関からの借入により資金調達を行い、資金の安定化を図っている。
前事業年度の有価証券報告書に記載した「第3 設備の状況 3.設備の新設、除却等の計画」について、重要な変更はない。
d.目標とする経営指標の達成状況等
当社グループは、経営基盤を確かなものとするため、事業活動の成果である連結売上高経常利益率を重要な指標として認識している。この指標を重要な指標と位置づけ、安定した収益確保が出来る経営基盤づくりを進め、企業価値を高めるための経営を行っている。
なお、当中間連結会計期間の連結売上高経常利益率は△0.6%(前中間連結会計期間5.3%)となっている。
e.重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定
前事業年度の有価証券報告書「第2 事業の状況 3 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析」に記載した会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定について変更していない。

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