有価証券報告書-第82期(平成27年4月1日-平成28年3月31日)

【提出】
2016/06/27 15:34
【資料】
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【項目】
111項目

業績等の概要

(1) 業績
当連結会計年度におけるわが国経済は、中国経済をはじめとする海外景気の減速懸念等による世界経済の先行き不透明感が継続しているものの、一方で雇用情勢や所得環境の改善もみられ景気は緩やかな回復基調で推移いたしました。
このような状況下、当社グループの連結業績の売上高は333億25百万円と前連結会計年度に比べ20億45百万円(5.8%)の減収となりましたが、営業利益は17億22百万円と前連結会計年度に比べ28百万円(1.7%)の増益、経常利益は18億60百万円と前連結会計年度に比べ20百万円(1.1%)の増益、親会社株主に帰属する当期純利益は10億56百万円と前連結会計年度に比べ28百万円(2.8%)の増益となりました。
なお、当連結会計年度より「企業結合に関する会計基準」(企業会計基準第21号 平成25年9月13日)等を適用し、「当期純利益」を「親会社株主に帰属する当期純利益」としております。
セグメント別業績の概況は、以下のとおりであります。
ガス関連事業
ガス関連事業におきましては、溶解アセチレンは公共工事向けの、酸素は鉄鋼・液晶関連向けの、窒素は自動車部品関連・半導体向けの需要が減少し、液化石油ガス及び石油類は輸入価格の大幅な下落による販売価格低下の影響を受け売上高は減少いたしました。
以上の結果、当部門の売上高は183億49百万円と前連結会計年度に比べ24億19百万円(11.7%)減少いたしましたが、営業利益は前連結会計年度に実施した多賀城工場の大規模定期修理がなかったこと等により、19億68百万円と前連結会計年度に比べ77百万円(4.1%)の増加となりました。
器具器材関連事業
器具器材関連事業におきましては、溶接切断器具及び生活関連器具の需要が増加したこと等により売上高は増加いたしました。
以上の結果、当部門の売上高は105億32百万円と前連結会計年度に比べ50百万円(0.5%)の増加、営業利益は1億78百万円と前連結会計年度に比べ24百万円(16.1%)の増加となりました。
その他事業
その他事業におきましては、自動車関連産業への設備投資及び製氷・冷凍機械等の需要が増加したことにより売上高は増加いたしました。
以上の結果、当部門の売上高は44億44百万円と前連結会計年度に比べ3億24百万円(7.9%)増加いたしましたが、販売費が増加したこと等により営業利益は3億22百万円と前連結会計年度に比べ29百万円(8.3%)の減少となりました。
(2) キャッシュ・フローの状況
当連結会計年度末における現金及び現金同等物(以下、「資金」という。)は、39億97百万円となり、前連結会計年度末より5億77百万円(12.6%)減少いたしました。
なお、各キャッシュ・フローの状況は、次のとおりであります。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動の結果得られた資金は、18億60百万円となりました。仕入債務の支払減少による増加及び売上債権の回収額の減少に伴い前連結会計年度に比べ5億74百万円(23.6%)減少しております。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動の結果使用した資金は、14億8百万円となりました。有形固定資産の取得による支出が増加したこと等により前連結会計年度に比べ3億38百万円(31.7%)増加しております。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動の結果使用した資金は、10億29百万円となりました。借入による収入の減少及び借入金の返済等により、前連結会計年度に比べ1億22百万円(13.5%)増加しております。